テンポスホールディングス(2751)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


テンポスホールディングス(2751)の株価チャート テンポスホールディングス(2751)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】

テンポスホールディングスグループは、テンポスホールディングス及び連結子会社12社(株式会社テンポスバスターズ、株式会社テンポスフィナンシャルトラスト、株式会社テンポスドットコム、株式会社テンポス情報館、株式会社スタジオテンポス、株式会社あさくま、キッチンテクノ株式会社、株式会社ディースパーク、株式会社ドリームダイニング、株式会社テンポスフードプレイス、ウエスト厨機株式会社、ヤマトサカナ株式会社)、非連結子会社6社(株式会社テンポジンパーソナルエージェントなど他5社)、持分法適用関連会社2社(株式会社オフィスバスターズ、エスパー株式会社)、持分法を適用していない関連会社2社(株式会社天タコシステム他1社)により構成されており、店舗を構えての飲食店向け機器販売、フードビジネスプロデューサー改め「Dr.(ドクター)テンポス」として飲食店経営者の方への情報とサービスの提供、飲食店の経営を主たる業務としております。
 なお、テンポスホールディングスは特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められている数値基準について連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。
 

各事業におけるテンポスホールディングスグループの位置づけは以下の通りです。
 
(物販事業)
 物販事業においては、全国各地に店舗を構えて、飲食店を経営するお客様向けに新品及びリサイクル品の調理道具、食器、イス・テーブル、厨房機器等の販売を行っております。また、中堅・大手飲食企業に対しては、営業社員による厨房の設計・施工・管理等のサービスの提供を行っております。
 
(情報・サービス事業)
 情報・サービス事業においては、飲食店経営のための情報とサービスの提供として、居抜を中心とした不動産物件の紹介及び仲介、内装工事の請負、リース・クレジット等のファイナンス取扱、オーダーエントリーシステムの販売、販促コンサルティング、人材派遣、M&A紹介等を行っております。
 
(飲食事業)
 飲食事業においては、飲食店の経営及びFC加盟店開発を行っております。

 

テンポスホールディングスグループの事業系統図は下記の通りになります。

 



有価証券報告書(2024年4月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、提出日現在において、テンポスホールディングスグループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

<100年企業として成長分野に投資進出する>

テンポスホールディングスグループは、「飲食店の5年後の生存率を9割にする」を経営方針に掲げています。そのため、中小零細の飲食企業を利益追求と顧客満足の両面から経営サポートする「Dr.(ドクター)テンポス」に取り組んでおります。

また、当グループが目指す姿は「ビジネスサイエンティスト」です。テンポスが見つけたビジネス上の発明発見やノウハウが世の中に役立つように広めていくことがテンポスホールディングスグループの役目であると考えています。

 

(2)中長期的な経営戦略

テンポスホールディングスグループは売上高2,000億円、時価総額2,000億円企業を目指しております。その実現のための戦略は大きく4つです。

 

①業務用中古厨房機器の会社として圧倒的1位を確立する

主要子会社である株式会社テンポスバスターズは、M&Aも含めて10年で120店舗へと拡大してまいります。それに合わせ、テンポス再生センター12か所を拠点に全国メンテナンス網作りを行い、単なる安売り屋ではなく安心して使える中古厨房販売としての地位を高めてまいります。

 

②ネット通販およびWEB事業を次世代の中核と位置づけ人材と資金を投入する

WEB集客サービスやクラウドサービス等、WEBサービスの開発に注力致します。なお、これらのサービスは月額課金制のストック型ビジネスとして展開してまいります。ネット通販事業における厨房販売では業界第1位のシェアを、拡大して圧倒的な地位を築いてまいります。

 

③情報・サービス事業の収益を最大化させる子会社のプロ化

情報・サービス事業の子会社群は、「Dr.テンポス」事業のなかで「専門医」と位置づけ、事業の収益拡大に取り組んでまいります。一方で、売上高100億円を目指す子会社は、テンポスグループのシナジーに頼らない独立した事業体として個々の得意分野で収益の最大化に取り組みます。

 

④M&Aや資本業務提携の積極活用

厨房機器の販売におきましては、この業界はメーカー直販会社が上位を占めており、テンポスホールディングスが上位に食い込むことは長期的に見ても非常に困難を伴うものと思われます。テンポスホールディングスの戦略は厨房機器の販売で上位を目指すのではなく「Dr.テンポス」の名のもとに外食産業における中小中堅事業者に寄り添い、各種サービスを提供するサービス産業へと脱皮を図ることです。そのために、テンポスホールディングスで自力開発をするのではなく、外食産業にかかわる独自の商品、独自の開発力のある企業、変化に乗り切れず収益力の落ちている企業に対して、株式会社テンポスバスターズの全国68拠点(FC含む)の販売力、資金力、信用力を活かしたM&A、資本業務提携をしてまいります。

顧客支援という点で一致しているプライム市場の株式会社ぐるなびからのべ100名以上の人材の出向を受け入れを行い、テンポスホールディングスの「Dr.テンポス」化へ向けた活動をより成果に結びつけたものにしてまいります。また2023年9月にはヤマトサカナ株式会社(旧社名:株式会社ヤマト)を買収し、飲食事業を強化しております。

 

(3)目標とする経営指針

テンポスホールディングスグループは経営指標として経常利益率10%の確保とROE12%以上の維持を重点目標とし、売上および利益の拡大を目指します。

 

(4)経営環境及び対処すべき課題

テンポスホールディングスグループでは、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題と施策は以下のように考えております。

 

①М&A戦略

テンポスホールディングスグループは「業界シェア上位を獲得する」「全国展開する」「スペシャリスト集団にする」を経営方針に掲げており、その手段の一つにМ&Aを実施しています。そのため各事業会社では個々にМ&A案件を進めており、その中でも飲食事業では、2023年9月に年商70億円規模のヤマトサカナの子会社化を皮切りに、日々新たなМ&Aの検討を進めております。子会社化した事業で着実に収益をあげ、グループ全体のさらなる事業拡大に繋げていくために、経営戦略の策定や実行を担う子会社幹部の育成が急務であると考えております。また、子会社化した企業の飲食店経営ノウハウをさまざまな飲食店支援策や経営コンサル育成に活かし、大手に押され気味な飲食店経営を支援してまいります。加えて、ヤマトサカナ株式会社が持つ道の駅「房総の駅とみうら」などの新業態は、テンポスホールディングスに新たな事業の芽をもたらしました。今後はこれらの事業ノウハウも取込み、М&Aの効果を着実にあげてまいります。

 

②今後の出店拡大について

物販事業では今後5年で2倍の120店舗にすることを成長戦略に掲げています。しかし今期は「ぐるなび」のFC加盟による江戸川店の出店を含め4店舗の出店にとどまりました。そこで、今までの郊外に低コストで出店し早期の黒字化をはかるという出店モデルの他に、高コストでも駅前にある大型家電量販店の跡地に出店するという新たな出店方法を試したところ、オープン翌月には黒字化するという手ごたえを得ました。これは、単なる物売りではなく、飲食店経営に役立つ情報とサービスを提供することが徐々にかたちになっている成果だと言えます。今後は、自社で物件を探し出店をすると同時に、地元のリサイクル業者へのFC出店、業務提携を視野にいれ、より一層の早期120店体制づくりをいたします。

ただ出店するのではなく、経営コンサルを中心とした店舗、業種に特化した専門店を出店をする等、新たな業態での出店、新たな売り方を確立していくことを課題と考えております。経営コンサルにおきましては、現在社内で社員教育を強化しており、業種特化型の専門店におきましては、実験店として埼玉県にある既存店を、2023年9月に製菓・製パン専門店へ変更し、現在大阪府に2号店を計画しております。このように、既存店の拡大におきましても、新たな取り組みに挑戦してまいります。

なお、飲食店事業の「あさくま」「ヤマトサカナ」におきましても、それぞれ3~4店舗の出店を計画しております。

 

③情報サービス事業の難しさ

テンポスホールディングスグループでは、飲食店のかかりつけ医のような存在となることを目指し、経営支援を行う「Dr.テンポス」サービスを開始しました。そのサービスの確立に向けて、WEB集客支援や物件探しの支援など、様々なサービスを開始すると同時に、従業員は週5時間・年間240時間のオンライン研修を6年間継続してまいりました。これにより、曲がりなりにも飲食店の集客サービスや、物件紹介の知識・ノウハウを習得していきましたが、飲食店経営者の相談にのれる人材育成には時間がかかります。

テンポスホールディングスグループでは、物件紹介を行うことで新店オープン顧客の客単価を上げることを成長戦略に掲げ取り組んでまいりましたが、これが上手くいかなかったのは、営業トークや基礎知識は身に付いたけれども、まだまだ社員が知らないことが多くあり、飲食店経営においては素人だからです。そこで、2023年より飲食店のサービスや品質をチェックする「格付診断」サービスを開始しました。今後は、社員は一人5店舗ほどの格付診断の店舗をもち、毎月飲食店を訪問してチェックすることで、飲食店を見る目を養ってまいります。これにより、オンライン研修だけでは身に付かなかった飲食店経営支援のスキルを習得し、経営コンサルタントに育て上げてまいります。

 

テンポスホールディングスグループが将来にわたって、安定的・継続的に収益を確保するため、事業環境の変化に対して迅速かつ柔軟、的確な対応を実施してまいります。

 


事業等のリスク

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてテンポスホールディングスが判断したものであります。

 

(1)中古品買取及び販売について

テンポスホールディングス子会社の株式会社テンポスバスターズは厨房機器をはじめとする厨房用品の中古品の買取・販売を主な事業としており、各買取センターへの情報提供に基づき見積から買取までを一貫して行える体制を整えているだけではなく、各店舗においても顧客の持込みによる買取に加えて、店舗従業員が直接顧客のもとに出向き買取見積・買取を行う事により安定的に中古品を確保する体制を形成しております。
 しかしながら、今後の飲食店市場の景気の動向、強力な競合他社の出現動向、顧客の信頼・支持等の変化によって、仕入に影響を及ぼす可能性があります。また、必ずしも将来に渡って中古品を質・量ともに安定的に確保できるとは限らない為、中古品の仕入状況によっては、商品不足による販売機会の損失が生じ、テンポスホールディングスグループの業績に影響を与える可能性があります。
 中古品は新品と異なり、仕入量の調整が難しいという性質を有しております。テンポスホールディングスグループが過剰に大量の中古品を仕入れた場合、在庫の増加やロス率の上昇等が生じ、テンポスホールディングスグループの経営成績および財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(2)商品の欠陥、リコールなどについて

テンポスホールディングスブランドの商品に欠陥が続出した場合、または、リコールなどが必要となった場合には、修理及びその対応に多額の費用がかかる可能性があります。また、その製品設計や製造過程の見直し、販売への影響が考えられ、テンポスホールディングスグループの経営成績に影響を与える可能性があります。

 

(3)古物営業法に関する規制について

テンポスホールディングス子会社の株式会社テンポスバスターズは厨房機器をはじめとする厨房用品の中古品の買取・販売を主な事業としており、当事業を営む為には古物営業法により店舗の所在地を管轄する都道府県公安委員会より古物営業の許可を取得する必要があります。テンポスホールディングスは古物営業法(以下同法という)を順守し、古物台帳管理を徹底し適法に対処する社内体制を整えておりますので、事業継続に支障をきたす要因の発生懸念はありません。
 しかしながら、同法に抵触する様な不正事件が発生し、古物商の許可の取消等の処分がなされた場合は、テンポスホールディングスの事業活動に重要な影響を及ぼす可能性があります。
 同法および関連法令による規制の趣旨は次の通りです。
・古物の売買または交換を行う営業を営む場合には、所在地を管轄する都道府県公安委員会の許可を受けなければならない(同法3条)。
・古物の売買に際して、取引年月日、取引品目および数量、古物の特徴、相手方の住所・職業・年齢等を帳簿等に記録する事が義務づけられる(同法16条)。
・警視総監、道府県警察本部長または警察署長が盗品の発見の為に被害品を通知する「品触れ」を発見した場合に、その古物を所持していた場合には、その旨を警察に届け出る義務がある(同法19条)。

また、その他、同法では行政処分について、「許可の取り消し」、「営業の停止」、「指示」の3種類の処分が定められています。テンポスホールディングスにおきまして、取消事由、営業の停止事由等の懸念事由はありませんが、今後、取消事由、営業の停止事由等に関し、予想をはるかに超える同法の大幅な改正があった場合、テンポスホールディングスの事業継続に重大な支障をきたす場合があります。

 

(4)コンプライアンス体制について

テンポスホールディングスグループは、法令の順守と社会規範の尊重とを目的として、管理部を中心として内部監査体制の整備をすすめ、グループ全体の意識向上を通じたコンプライアンスの徹底を行っております。しかしながら、将来、管理体制上の問題が発生する可能性が皆無ではなく、その場合、社会的信頼性の低下に伴う売上高の減少により、テンポスホールディングスグループの経営成績が影響を受ける可能性があります。

 

(5)賃貸物件について

テンポスホールディングス子会社の株式会社テンポスバスターズの店舗は全て賃貸物件となっております。創業から賃貸を続けている店舗も多く、老朽化による移転や所有者変更による賃料の値上げ要求、退店などが求められる可能性があります。その場合、売上高の減少や販売費及び一般管理費の増加による営業利益への影響は避けられないものと考えられます。

 

(6)地震等自然災害に関して

大規模な自然災害等により店舗、商品が被害を受けた場合、テンポスホールディングスグループの経営成績および財務状況が影響を受ける可能性があります。

 

(7)関係会社に関して

テンポスホールディングスはグループとして横断的に利益を生み出す体制を整えておりますが、コロナ禍の影響を脱し切れていない子会社もあり、予測できない費用の発生等の影響により、テンポスホールディングスが計画した通りの事業展開や改善がなされず、期待した通りの成果を得られる保証はありません。その結果、テンポスホールディングスグループの経営成績および財務状況に影響を与える可能性があります。
 また、連結財務諸表において各関係会社の業績は反映されておりますが、関係会社各社の業績によっては、個別財務諸表において関係会社に対する債権の貸倒れおよび関係会社株式の評価損が認識される可能性があります。

 

(8)事実と異なる風説が流布する事に関して

インターネット等を通じてテンポスホールディングスグループに対する事実と異なる悪評・誹謗・中傷等の風説が流布された場合、テンポスホールディングスグループへの信頼および企業イメージが低下し、テンポスホールディングスグループの経営成績および財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(9)食品の安全性と仕入れ価格の上昇に関して

テンポスホールディングスグループの飲食事業におきましては、関係法令の規制に基づき、食品衛生に関わる設備の充実、取引先を含めた一貫した商品管理の徹底、チェック体制の確立など、お客様に安全な商品の提供に努めておりますが、テンポスホールディングスグループの取り組みを超えた問題が発生した場合には、それによるテンポスホールディングスグループの商品に対する信頼の低下、対応コストの発生、食材価格の上昇等により、テンポスホールディングスグループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、コーンスープ、お惣菜などのギフト商品等の取扱商品について重大な事故等が発生した場合、商品回収や製造物責任賠償が生じることもあり、テンポスホールディングスグループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)M&A(企業買収等)による事業拡大に関して

テンポスホールディングスは、事業拡大を加速する手段の一つとして、M&Aを有効に活用していく方針です。M&Aにあたっては、証券会社、M&A専業事業社、取引先の紹介など様々なルートからの情報を基に対象企業の財務内容や契約関係等についての詳細な事前調査を行い、十分にリスクを検討した上で決定しております。株式会社あさくまの上場など、グループ全体としてはプラス要素は多いものの、今後のM&Aについても同様の成果を残せる保証はありません。買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前調査で把握できなかった問題が生じた場合や事業の展開等が計画どおりに進まない場合、テンポスホールディングスグループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)個人情報の保護について

テンポスホールディングスグループ各社において、お客様、従業員ならびに株主の皆様に関する個人情報につきましては、適正に管理し、個人情報の漏洩防止に努めておりますが、万一、個人情報が漏洩した場合、社会的信用の失墜、損害賠償の支払い等により、業績に影響を与える可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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