アリアケジャパン(2815)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


アリアケジャパン(2815)の株価チャート アリアケジャパン(2815)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 アリアケジャパングループ(アリアケジャパンおよびアリアケジャパンの関係会社)は、アリアケジャパンおよび連結子会社8社と非連結子会社2社により構成され、主として天然調味料の製造販売を行っております。地域別にはアリアケジャパンおよび国内子会社が2社、海外子会社が8社となっております。その各社の事業内容は次のとおりであります。

 

アリアケジャパン㈱(連結財務諸表提出会社)

 アリアケジャパンは、天然調味料の製造を行い、主として国内の顧客に販売しております。

 

連結国内子会社

 ㈱エー・シー・シーは、アリアケジャパンより本社社屋の一部を賃借し、コンビニエンスストアを営業しております。

 

連結海外子会社

・青島有明食品有限公司は、天然調味料の製造を行い、この製品を中国内および海外ユーザーに販売するとともにアリアケジャパンへ供給しております。

・台湾有明食品股份有限公司は、天然調味料の製造を行い、この製品を主として台湾および中国・東南アジアに販売するとともに、アリアケジャパンへ供給しております。

・F.P. Natural Ingredients S.A.S. は、天然調味料の製造を行い、この製品を主として欧州地域のユーザーに販売するとともに、アリアケジャパンへ供給しております。

・Ariake Europe N.V. は、天然調味料の製造を行い、この製品を主として欧州地域のユーザーに販売するとともに、アリアケジャパンへ供給しております。

・PT.Ariake Europe Indonesiaは、天然調味料の製造を行い、この製品を主として東南アジアに販売するとともに、アリアケジャパンへ供給しております。

 

連結海外孫会社

・Henningsen Nederland B.V.は、天然調味料の製造を行い、この製品を主として欧州地域のユーザーに販売しております。

・日照有明食品有限公司は、天然調味料の製造を行い、この製品を中国内および海外ユーザーに販売するとともにアリアケジャパンへ供給する予定であります。

 

非連結子会社

・アリアケファーム㈱は、農産物の生産を行い、この製品をアリアケジャパンに供給するとともに国内消費者にも販売しており
ます。

・ARIAKE U.S.A., Inc.は、天然調味料の製造を行い、この製品を米国内および海外ユーザーに販売するとともにアリアケジャパンへ供給する予定であります。

 

 

有価証券報告書提出日(2025年6月18日)現在におけるアリアケジャパングループの主な企業群の相関図は次のとおりとなります。

 

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてアリアケジャパングループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

アリアケジャパングループは、天然調味料のリーディングカンパニーとして次の3点を経営理念としております。

1.天然調味料の生産を通して、健康で豊かな食文化に寄与し、広く世界に貢献する。

2.顧客第一主義を理念とし、時代のニーズに対応したより早く正確な事業展開を図る。

3.事業を通じて株式価値の最大化を目指し、株主にとって絶えず魅力ある会社とする。

アリアケジャパングループは、天然調味料の持つ「美味しく、健康に良く、使い易い」という特徴を十分生かした製品の開発・成長に長年努力し、技術改革による製品の高品質化を行うとともに、特に安全衛生管理を万全の体制とし「食の安全」を確保し、収益力向上に邁進してまいります。

 

(2)目標とする経営指標

アリアケジャパンは、投下資本に対するリターンの最大化を図ることにより、株主にとって魅力ある企業経営を行うため、中期的にROE(株主資本当期純利益率)およびDOE(株主資本配当率)を主な経営指標としております。このため、アリアケジャパングループでは長期経営計画による着実な経営を行い、DOEを3.0%、ROEを長期的に10%以上をそれぞれ目標としております。

 

(3)中期的な会社の経営戦略

アリアケジャパングループは、継続的に中長期的視野によって経営を行っております。日本国内における食品業界は成熟市場でありますが、天然調味料市場においてはアリアケジャパンの諸施策により拡大が期待できること、また、その拡大に対する国内原料が不足すること、更には世界的にこの事業の発展の可能性が高いこと等を経営戦略の基本としております。

この経営戦略に基づき、国内では長崎県佐世保市の九州第1工場、及び佐世保市郊外の九州第2工場において、天然調味料の製造、研究開発を行っております。

海外では、中国(青島有明食品有限公司)、台湾(台湾有明食品股份有限公司)、フランス(F.P. Natural Ingredients S.A.S.)、ベルギー(Ariake Europe N.V.)に子会社・工場を、オランダ(Henningsen Nederland B.V.)、中国(日照有明食品有限公司)に孫会社・工場を持ち、また、2016年3月にインドネシアにPT. Ariake Europe Indonesiaを設立し、「世界7極体制」を構築して最適地生産体制を実現しております。

中期的な会社の経営戦略のポイントは、

1.天然調味料専業メーカーから、総合調味料メーカーへ広く事業展開し、企業価値を高める。

2.国内マーケットの徹底的追求による需要拡大と、世界マーケットの開拓を行う。

3.技術革新によって、世界のリーディングカンパニーに成長する。

具体的には次の4点になります。

① 少子高齢化が進行し縮小する食品マーケットで、総合調味料メーカーとして国内需要を喚起する。

② 技術革新による積極的な設備投資と低コストで高品質な商品を実現する。

③ 海外戦略を積極的に進める。

④ 企業価値を高める有効な資本政策を実施する。

これらの長期ビジョンに基づいた年度計画の着実な業績の積み上げと収益基盤の確立により、長期安定的に株式価値を向上させることが、アリアケジャパンに投資していただいている投資家に対しての責務と考え、アリアケジャパンの最終的な経営方針としております。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

アリアケジャパングループは、天然調味料事業が国内・海外とも、今後大きく成長する産業として、全世界に総額200億円の設備投資を実行しております。必要資金は自己資金および外部からの借入金によってまかなっておりますが、この事業を達成することが、広く食品マーケットに貢献し、アリアケジャパングループの収益基盤の安定成長に寄与すると考えております。

従いまして、これらの諸施策により、企業価値を高めると同時に事業を安定的に運営するために、多くの友好的な投資家作りを継続的に行えるような資本政策を立案・推進いたす所存であります。

 

(5)次期の業績の見通し

アリアケジャパングループは、引き続き独自の技術力と営業力を遺憾なく発揮して、既存商権の維持拡大と新規商権の開拓を進め、売上の増強と企業価値の向上に努めます。また、海外事業においては新たな規模の拡大を図り、更なる成長を目指します。

アリアケジャパンの競争優位の源泉として、次の3点があげられます。

①中国、ヨーロッパを始め海外に6箇所の生産拠点を有する、グローバルエンタープライズです。従って、良質で廉価な原料調達が可能となります。

②コンピューター生産方式による大規模工場を確立しています。製造原価は規模に比例して逓減します。

③約50年の長い会社の歴史の中で、経験曲線が生きています。スキルや工程の「カイゼン」等が蓄積されています。

これらの利点によって、高品質な製品を安価で生産する仕組みが出来上がっております。

アリアケジャパングループは、世界的な天然調味料の需要拡大、およびアリアケジャパンの国際市場浸透を図って、過去数年間全世界で200億円を超える大型設備投資を実施してまいりました。これら国内外の設備投資の果実は着実に実現しております。

2024年3月期の単体の売上高は44,700百万円と、2014年3月期(29,645百万円)から約50%増加、連結売上高は59,981百万円と、2014年3月期(37,201百万円)から約61%増加しております。

また、利益面では、2024年3月期のアリアケジャパンの当期純利益は5,556百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は7,353百万円となっております。

次期もまたアリアケジャパングループの独自技術と最新設備を最大限に活用し、上記の特色を生かして安定的な収益を確保すべく、全力を尽くします。

 

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてアリアケジャパングループが判断したものであります。

 

(1) 経済状況・消費動向について

アリアケジャパングループが製品を販売している市場は、その多くの部分を日本国内が占めております。金融緩和を背景として日本の景気に明るい兆しも出てきましたが、本格的な経済成長につながるか否か、更に見極めなければなりません。

景気動向、それに伴う需要の減少、または消費動向に影響を与えるような不測の事態の発生は、アリアケジャパングループの業績、および財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 市場環境について

アリアケジャパングループの売上高のかなりの部分は、顧客への原料として供給されていますが、その顧客は激しく変動する消費者の嗜好に対応して、厳しい競争に晒されております。

アリアケジャパングループは、こうした市場環境にあって、継続して「安全、安心」で「美味しく、健康に良く、使い易い」製品を提供できると考えております。

アリアケジャパングループが市場の変化を充分に予測できず、市場にマッチした商品やサービスを提供できない場合は、将来における売上を低迷させるとともに収益性を低下させ、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 新規事業について

アリアケジャパングループにとって、将来の成長のために新規事業は極めて重要であります。そのため過去数年間にわたり、全世界で200億円にのぼる設備投資を実施し、工場の新設・拡張を実行いたしました。これらの事業運営が不測の事態によって順調に進展しない場合、アリアケジャパングループの成長が計画どおり実現しない可能性があります。また、事業戦略の一環として企業買収等を行うことがありえますが、買収後に予期せぬ障害が発生して想定外の時間と費用がかかり、アリアケジャパングループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 海外の事業運営について

アリアケジャパングループは、複数の国で事業を運営しております。これらの運営にあたっては、下記のリスクが内在しております。

・予期しない法律または規制の変更

・政治、経済の混乱

・テロ、戦争等による社会的混乱

これらの要因は、アリアケジャパングループにおける事業運営の低下の原因となるリスクを孕んでおり、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 為替レートの変動リスクについて

アリアケジャパンは、海外子会社から原料を輸入しており、為替相場の急激な変動により、アリアケジャパンの業績、および経営状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 公的規制等について

アリアケジャパングループでは、事業活動を展開する各国において、様々な公的規制を受けております。これらの規制を遵守できなかった場合は、アリアケジャパングループの活動が制限される可能性や、コストの増加を招く可能性があり、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 個人情報漏洩に伴うリスクについて

2005年4月から施行された「個人情報保護法」に関しましては、同法の趣旨に沿った体制を構築し、遵守に心掛けております。

しかしながら、万が一、個人情報が漏洩し、お客様などに重大な損失を与えるような事態が発生した場合、アリアケジャパングループの社会的信用が大きく損なわれ、結果としてアリアケジャパングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 天災リスクについて

アリアケジャパングループでは、生産ラインの中断による潜在的なリスクを回避するため、必要だと考えられる定期的な災害防止検査と、設備点検を行っております。

しかしながら、天災等による生産整備における災害を完全に防止できる保証はありません。こうした影響は、売上高の低下、コストの増加を招く可能性があり、業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

アリアケジャパングループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針です。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー