エバラ食品工業グループ(エバラ食品工業及びエバラ食品工業の関係会社)は、エバラ食品工業、連結子会社10社及び持分法適用関連会社1社によって構成されており、その事業内容は、食品事業、物流事業及びその他事業のセグメントに分かれております。国内のグループ会社の経営管理業務を中間持株会社である株式会社エバラビジネス・マネジメントが担っております。国外のグループ会社の経営管理業務を中間持株会社であるEBARA SINGAPORE PTE. LTD.が担っております。
エバラ食品工業グループの事業内容及びエバラ食品工業と関係会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。なお、以下事業区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(1)食品事業
① 家庭用商品
・肉まわり調味料群(黄金の味、焼肉のたれ、おろしのたれ、生姜焼のたれ等)、鍋物調味料群(すき焼のたれ、キムチ鍋の素、プチッと鍋、なべしゃぶ等)、野菜まわり調味料群(浅漬けの素等)、その他群(横濱舶来亭カレーフレーク、プチッとうどん等)をエバラ食品工業が製造販売しております。また荏原食品香港有限公司、台灣荏原食品股份有限公司、EBARA SINGAPORE PTE. LTD.、EBARA FOODS (THAILAND) CO., LTD.、EBARA FOODS MALAYSIA SDN. BHD.は、エバラ食品工業より製品を仕入れ、販売しております。
② 業務用商品
・肉まわり調味料群(黄金の味、焼肉のたれ、やきとりのたれ等)、スープ群(ラーメンスープ、がらスープ、冷凍がら十五分湯等)、その他群(浅漬けの素、丼のたれ、マドラスカレー湿潤等)をエバラ食品工業が製造販売しております。また荏原食品香港有限公司、台灣荏原食品股份有限公司、EBARA SINGAPORE PTE. LTD.、EBARA FOODS MALAYSIA SDN. BHD.は、エバラ食品工業より製品を仕入れ、販売しております。
・EBARA FOODS (THAILAND) CO., LTD.は、エバラ食品工業より製品を仕入れ、販売することに加え、現地自社工場を利用した製造販売も行っております。
・荏原食品(上海)有限公司は現地委託生産した焼肉のたれ、ラーメンスープ等を販売しております。
・丸二株式会社は、その他群(麺用調味料、顆粒調味料等)を製造販売しております。
・エバラ食品工業は、株式会社スギショーテクニカルフーズが製造した製品を仕入れ、販売しております。
(2)物流事業
・倉庫業、貨物運送取扱業を株式会社エバラ物流が行っております。
(3)その他事業
・広告宣伝事業、人材派遣事業を株式会社横浜エージェンシー&コミュニケーションズが行っております。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
(注)無印 連結子会社 ※ 関連会社(持分法適用会社)
エバラ食品工業グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、エバラ食品工業グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
エバラ食品グループ経営理念・行動指針
≪経営理念≫
「こころ、はずむ、おいしさ。」の提供
わたしたちは、お客様への情熱とチャレンジ精神を力に、「人を惹きつける、新しいおいしさ」と「期待で胸が膨らむ、ワクワクするおいしさ」を通じて、人と人との絆づくりの機会を広げていきます。
≪行動指針≫
わたしたちは、「こころ、はずむ、おいしさ。」をお届けするために、以下の精神で行動していきます。
・ 顧客満足を最優先
お客様へのお役立ちを大切にし、価値ある商品、心の通ったサービスを通じてお客様の信頼、満足を最優先に行動します。
・ さらなる企業成長を目指す
お客様にとって必要な企業であり続けるために、革新的な商品、サービスをタイムリーに届け続け、お客様とともに成長していきます。
・ 冒険、反論、失敗の自由
自由な議論を通じた創造を重んじ、失敗を恐れず、常にチャレンジを続け、他に先駆けた面白さ、オリジナリティを大切にします。
・ 環境への取り組み
低負荷型社会、循環型社会の実現に貢献すべく、省エネルギー・省資源、リサイクルを推進し、環境対策に取り組みます。
・ 信頼される企業行動
わたしたち自身の透明性を高め、安全・安心と品質の追求、適切なコンプライアンス体制の確立などを通して、社会に信頼され、貢献できる企業となることを目指します。
エバラ食品グループは、これまでも、これからも「創業の思い」を大事にしていきます。
「おいしいものを、さらにおいしく。」
(2)中長期的な経営戦略と対処すべき課題
エバラ食品工業グループは、2033年度に向けた長期ビジョンを策定し、「おいしさ、たのしさ、あたらしさで食カテゴリーを創造する企業」を10年後のありたい姿と定めました。挑戦と成長のサイクルによる持続的な新価値の提供を通じて、独自性のある商品・サービスで人々の食生活に貢献し、社会に必要とされる存在となることを目指してまいります。
エバラ食品グループのありたい姿
ありたい姿を実現するためのミッションは以下の通りです。
①国内/海外における次代の中核を成す多様な人材が育成・登用され、エバラ食品グループが密接に連携した
ビジネスフォーメーションの実現
②製造体制の変革により、大量生産から多品種少量生産までの対応力UP、液体に加え粉末調味料分野でも
ビジネス領域を拡大
③自社の技術力、ニッチ&トップ戦略をベースにした健康分野を始めとする新たなビジネス確立と特定領域に
おけるリーダーカンパニーの地位獲得
④東南アジア地域における自社商品の浸透と、他グローバル地域への拡大
⑤ICTの利活用を通じた「データ活用型経営」「業務プロセス改革」の実現
長期ビジョンの実現に向け、10年の期間を3つのステップで区分し、最初の3年間(2024~2026年度)を投資実行・構造改革のステップとして定め、3ヵ年の新中期経営計画「Ebara Reboot 2026」を策定いたしました。
長期ビジョンのステップ
エバラ食品工業グループは、国内の人口減少や高齢化、お客さまの嗜好の多様化が進んでいくなか、現状の国内事業に依存した状況から、持続的な成長を実現できる企業体質への転換が必要と認識しています。前5ヵ年計画「Unique 2023」においてもその課題認識のもと、コア事業の収益強化と戦略事業基盤確立を実行し、連結数値目標である営業利益28億円、海外売上高20億円※、ROE6%のすべての項目を5ヵ年の中で達成しました。一方で昨今の世界的なインフレの進行により、商品の価格改定や各種コストの効率化に努めたものの、直近年度においては減益傾向となっております。
※海外売上高は海外現地法人と海外輸出取引の売上高を合算したものであり、海外輸出取引については、「収益認識に関する会計基準」適用前の売上高を使用しております。
新中期経営計画「Ebara Reboot 2026」では、「構造改革」と「成長投資」を通じて、再び利益拡大の軌道にのせていくため、適正な経営資源投下による売上形成・利益最大化に取り組むことを重要方針と捉えています。
その方針のもと、基本戦略を「既存事業/領域を磨き上げ、高収益化を追求」「新市場/新価値創造による新たな成長軌道の確立」「従来の枠組みに捉われない経営基盤改革の深化」としました。
新中期経営計画 Ebara Reboot 2026 (2024~2026年度)
「Ebara Reboot 2026」の1年目となる2024年度においては、以下の課題に取り組みます。
① 既存事業/領域を磨き上げ、高収益化を追求
・ポーション調味料をはじめとした基幹商品のさらなるシェア拡大
・業務用事業の収益性改善
② 新市場/新価値創造による新たな成長軌道の確立
・国内外のマーケティング能力の強化や品質基準の深化
・新ブランド、新市場展開を見据えた新技術の活用
・専門組織の運用による機動的なモノづくりの実現
③ 従来の枠組みに捉われない経営基盤改革の深化
・人的リソースの機能最大化に向けた組織設計・運用
・データ活用型経営に向けた基盤整備
・経営とサステナビリティの一体化
また、前述の各種施策を強力に推し進めつつ、取り巻く環境変化を踏まえた事業戦略の見直しを適宜検討・実行いたします。
(3)目標とする経営指標
エバラ食品工業グループの連結数値目標として、新中期経営計画「Ebara Reboot 2026」では「適正な経営資源投下による売上形成・利益最大化に取り組む」の方針に基づき、利益指標として営業利益に減価償却費を加えたEBITDAを採用しています。中計の最終年度となる2026年度において、EBITDA40億円、連結売上高に占める海外売上高比率5%以上を目指します。
また、株主還元に関しましては、総還元性向50%以上を目標に安定した株主還元を継続し、業績と連動した配当及び機動的な自社株買いの実行を検討してまいります。
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2026年度 |
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計画 |
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EBITDA |
4,000百万円 |
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海外売上高比率 |
5%以上 |
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総還元性向 |
50%以上 |
(リスク管理体制)
エバラ食品工業グループは、「経営危機管理規程」に基づき全社的な事業活動に伴うリスク及び危機管理対策からなるリスク管理体制を適切に整備し、適宜その体制を点検することによって管理の有効性を向上させております。経営理念及び持続的な企業価値の向上を実現するうえでの事業等のリスクについては、代表取締役社長を委員長とし、取締役、管掌部門の本部長等で構成する「内部統制委員会」にて認識評価し、平時における防止策の検討や事象発生時の対応についての手順を策定しております。
(重大リスクとして認識している事項)
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてエバラ食品工業グループが判断したものであり、全てのリスクが網羅されているわけではありません。
(リスク顕在化の影響について)
認識している重大リスクが現時点では顕在化する可能性の程度や時期、経営成績及び財政状態等に与える影響を合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。
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カテゴリー |
リスク項目 |
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1.事業に関するリスク |
1.1 食品の安全性について |
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1.2 市場動向について |
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1.3 原材料の価格変動及び調達について |
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1.4 業績の季節的変動について |
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2.サステナビリティに関するリスク |
2.1 気候変動、人権への対応について |
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2.2 人材の確保、育成について |
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3.経営基盤に関するリスク |
3.1 災害のリスクについて |
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3.2 カントリーリスクについて |
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3.3 情報管理、システムのリスクについて |
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3.4 法的規制について |
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3.5 保有資産の減損等について |
1.事業に関するリスク
1.1 食品の安全性について
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リスク概要と影響 |
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近年、食品業界におきましては、消費者の安全性に対する関心が一層高まっております。具体的なリスクとして、フードテロ等の企業犯罪、異物混入、製造ラインの衛生管理不良、アレルギー表示未記載等の誤表示とそれに伴う健康被害、また製品回収等事態収拾に要するコストの発生が考えられます。 万が一これらの問題が発生した場合には、エバラ食品工業グループのブランド価値の毀損を招くとともに、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは、経営理念「こころ、はずむ、おいしさ。」の提供、行動指針「顧客満足を最優先」「信頼される企業行動」等を掲げ、常に安全で高品質な商品をお客様へお届けすることに努めております。 エバラ食品工業は食の安全を確実にするため、品質管理に関わる審議・協議機関として品質管理委員会を設置し、エバラ食品工業商品の品質保証及び管理業務における基本事項を規定しております。原材料調達、商品設計、外部委託工場を含む製造工程、流通等の各段階における自主基準の設定、監査、指導、品質管理に関わる重要諸問題等の審議を行い、食の安全を含めた品質管理体制を整備しております。なお、食品製造を営むグループ子会社においても品質管理組織を整備しております。また、自社3工場においては「FSSC22000」(食品安全マネジメントシステムの国際規格)を取得しており、グループ子会社及び外部委託工場においても品質管理体制を整備していることをエバラ食品工業が確認しております。 |
1.2 市場動向について
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループの主力事業である食品事業におきましては、人口減少、少子高齢化、世帯人員数の減少等を背景として国内市場は縮小傾向にあり、厳しい競合環境におかれております。今後、消費者の嗜好の変化や一層の競争激化により市場占有率が著しく低下した場合には、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、「黄金の味」を主力とする肉まわり調味料群は、精肉価格の高騰や需要期である春先から夏場にかけての天候不順により消費が鈍り、鍋物調味料群は冬場の青果価格や気温の影響を受ける傾向があります。同様に「浅漬けの素」は降雨量や気温等に起因する青果価格の高騰により販売が鈍化する傾向があります。このように予測を大きく超える異常気象が生じた場合や、鳥インフルエンザ等の大規模な家畜の疾病が発生した場合には、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは、2033年度に向けた長期ビジョンに基づき、家庭用事業において、主力商品群の収益拡大、ポーション調味料のさらなる伸長を目指すとともに、新価値創造に向けた商品開発を行っております。また業務用事業においては、主力商品群のラインアップ拡充、中食市場への挑戦を含めた商品構成の見直しに着手する等、市場変化に応じた選択と集中、及び販路の拡大に尽力しております。海外事業も成長ドライバーとして注力しており、海外R&D体制・現地生産の基盤構築等に取り組んでおります。異常気象や家畜の疾病については、気象庁や農林水産省等の政府機関からの情報を収集し、早期に生産計画及び販売計画を見直しております。またお客様の購買意識・購買行動等を考慮し、受容性の高い食材を使用した汎用メニューの訴求に切り替える等、業績達成に向けた取り組みを進めております。 |
1.3 原材料の価格変動及び調達について
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループにおける商品の原材料等は、国内外における気候変動や季節的変動、国際的な需給動向、為替の変動、地政学的要因、エネルギーコスト、感染症の拡大等により、その価格が変動または調達量確保が困難となるものがあります。特に農畜産物に関しては、天候による収穫量の変動と海外需要の増大等の影響を受ける傾向があること、また原油価格の変動は包装材料の価格や光熱費等の製造コスト、運送費等に影響を与えます。原材料等の価格が急激かつ想定を大幅に超えて上昇した場合、または内外の情勢の変動を受け供給不足が生じた場合には、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは、複数企業からの購買や、計画的な購買によって原材料等の安定的な調達に努めております。具体的には、サプライヤーにおける在庫の分散、サプライヤー間の連携体制による供給確保、年間契約購買による供給量確保や産地の分散等の施策を実施しリスクを低減しております。また、企業努力だけでは吸収しきれない原材料価格や製造コストの上昇等については、商品価格の改定を行い収益性の改善に努めております。 |
1.4 業績の季節的変動について
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループは、継続的に安定した収益を確保するために、四半期毎の業績の平準化に努めておりますが、主力事業である食品事業における需要期が第1四半期から第3四半期(4月から12月)に偏重する傾向があり、相対的に第4四半期(1月から3月)の売上高が他の四半期と比較して低くなる傾向があります。 |
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対応策 |
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このような偏重する傾向に対し、エバラ食品工業グループとして事業ポートフォリオの再構築を目指すなか、通年販売型商品の拡充と、季節変動が大きい商品群(鍋物調味料等)の汎用メニュー訴求等による通年販売の促進に努めております。 |
2.サステナビリティに関するリスク
2.1 気候変動、人権への対応について
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リスク概要と影響 |
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地球温暖化対策等の規制が強まるなか、二酸化炭素の排出量に応じて課金をする制度「カーボンプライシング」の導入、省エネルギー政策の強化に伴う省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギーの使用拡大等により、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、エバラ食品工業グループの事業活動やサプライチェーンについて、労働環境・安全衛生の悪化といった人権に関わる問題が発覚した場合には、エバラ食品工業グループの社会的な信用が低下し、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
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環境面においては、関係会社の代表者及びエバラ食品工業各部門の本部長をメンバーとした「環境部会」において環境活動を推進しています。環境法令の遵守状況の確認や、2030年度までに達成すべき環境目標(CO2排出量及び食品ロス量の削減等)を設定し、燃焼効率のよいエネルギー利用、包装容器の軽量化・薄肉化、共同輸送等による輸送効率の向上や賞味期限の延長等に取り組んでおります。また、エバラ食品工業グループは、人権のテーマも含めたコンプライアンスに関する全従業員参加型の教育を毎年実施することで、コンプライアンス意識の向上を図っております。加えて、人権尊重の取り組みとして2023年5月に「エバラ食品グループ人権方針」の策定を行い、グループ会社を含めた推進体制のもと人権リスクを特定・評価し、2024年度からは、継続的に人権デューディリジェンスに取り組むべく、コンプライアンス委員会にてグループ内の人権リスク管理を、また新設したサプライチェーン部会でサプライチェーン上の人権リスク管理を実施しております。 |
2.2 人材の確保、育成について
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループが成長するためには、チャレンジ精神を持ち、自発的に価値を生み出し続ける人材が重要と考えております。日本国内においては少子高齢化による労働人口の減少が進んでおり、今後、人材獲得競争の激化やそれに伴う人材の流動化が一層進んでいくことが考えられます。適切な人材を確保できず、あるいは人材の流出が深刻化した場合、エバラ食品工業グループの事業戦略や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループでは、行動指針の一つに「冒険、反論、失敗の自由」を掲げ、自由な議論とチャレンジを奨励しています。新卒及び中途採用では性別や国籍を問わない選考を推進し優秀な人材確保に努めるとともに、能力ある人材の積極的な登用、キャリアアップの機会を提供しております。また、働きがいの向上につなげるための人事制度改定、社員の成長を支援する育成制度や新規事業等の社内提案制度の導入、働き方改革の推進等、社員一人ひとりが自らを高め、成長と働きがいを実感できる環境づくりを進めています。 |
3.経営基盤に関するリスク
3.1 災害のリスクについて
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループは、生産設備や物流設備等を保有しており、風水害や地震、噴火、火災、テロ、感染症の流行等、大規模な災害による施設への被害やサプライチェーンが寸断した場合は、生産や物流、販売等の事業活動が停滞し、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは従業員への防災教育や安全確保、事業所等の耐震診断や定期的な点検、システム機器のデータセンター利用、生産拠点や物流拠点の分散化、非常時の受注体制の整備、在宅勤務制度の導入等、被害を最小限に抑える対策を行い、安定した事業継続のための体制を整備しております。 また2023年12月に事業継続計画(BCP)の見直しを行い、実効性を高めるよう努めております。 |
3.2 カントリーリスクについて
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループは海外事業において現地法人による事業展開を行っており、各拠点において、予測できない政治・経済情勢の急激な変化、テロ・紛争等による社会的混乱により、事業展開及び取引に重大な支障が生じた場合、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは、各拠点の商慣行、法規制、雇用環境等の違いに十分配慮した事業運営を行っております。上記のようなリスクが発生した際には、現地における従業員の安全確保を最優先事項として取り組む体制を整備しております。また、当該子会社と協力のうえ情報収集を行う等、損害の拡大を防止するよう努めております。 |
3.3 情報管理、システムのリスクについて
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループは、マーケティング、研究開発、生産、販売、物流、管理業務等で取り扱う情報を情報システム部門及び管轄する本部にて管理しております。また、販売促進キャンペーン等を通じて取得したお客様の個人情報を委託会社にて管理・保有しております。コンピュータウイルスの感染や不正アクセス等のサイバー攻撃、過失等により、社内システムの停止、情報漏えい、破壊、改ざん等を引き起こす可能性があります。これらの問題が発生した場合には、ステークホルダーからの信用失墜、ブランド価値の毀損を招くとともに、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に多大な影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは、コンピュータウイルスやサイバー攻撃等に備えて情報管理体制を徹底し、システム機能の維持に努めております。また、主要なシステム機器は外部のデータセンターに設置するとともに、サーバーやPCには常に最新のセキュリティパッチを適用してハード面・ソフト面のセキュリティ強化を図っております。また、個人情報を含む重要情報は、「プライバシーポリシー」等の社内規程に基づき適切な管理体制を構築しております。 |
3.4 法的規制について
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループは食品事業を主力事業としており、食品表示法、食品衛生法、製造物責任法、環境関連法規等の各種規制や海外進出先における現地法令等の適用を受けております。また各種労働に関する法令、独占禁止法、産業財産権に関する法令、下請代金支払遅延等防止法、個人情報保護法等の法的規制を受けております。今後、これらの法令に関わる規制の強化や変更、法令違反、訴訟等によりエバラ食品工業の企業活動が制限された場合には、エバラ食品工業グループのブランド価値の毀損を招くとともに、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業は、「FSSC22000」及び自社品質保証システムを厳正に運用しており、グループ子会社及び外部委託工場においても食品製造における法令遵守を含めた品質管理体制を整備しております。また倫理面において、「エバラ食品グループ役員・社員行動規範」及び「コンプライアンス規程」に基づき、階層別の研修を実施する等、行動規範の遵守を推進しております。産業財産権においては、法務部門を主管として知的財産ポリシーを制定し、グループ全体で有効な管理と活用に努めております。また、関連部門が適宜、専門家との連携を行うことにより、これらの関連法令を遵守する体制を整備しております。 |
3.5 保有資産の減損等について
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リスク概要と影響 |
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エバラ食品工業グループは、持続的な成長に向けた国内外への様々な投資を行っています。事業の用に供する機械設備、土地、投資有価証券をはじめとする様々な資産において、時価の下落、収益性の低下等により投資額の回収が見込めなくなった場合には、減損会計等の適用を受けることになり、エバラ食品工業グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 |
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対応策 |
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エバラ食品工業グループは、取締役会や経営会議において設備投資等の事業計画策定に関する十分な審議をし、意思決定を行っております。また、取得後においても投資先の状況を定期的に検証しております。 |
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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