アヲハタ(2830)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


アヲハタ(2830)の株価チャート アヲハタ(2830)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

アヲハタグループは、アヲハタおよび子会社3社で構成され、食料品の製造および販売を主な内容とし、その他に食品製造設備の設計、販売等の事業活動をおこなっております。また、アヲハタは親会社であるキユーピー株式会社の企業集団に属しております。

アヲハタグループの事業に係わる位置づけは下記のとおりであります。

なお、アヲハタグループは、食品事業の単一セグメントであるため、製品等の区分により記載しております。

家庭用

ジャム、マーマレード、スプレッド等は、アヲハタが製造・販売しております。

産業用

フルーツ・プレパレーションおよびデザート類等は、アヲハタが製造・販売しております。フルーツなどの素材原料の販売は、アヲハタがおこなっております。

生産受託他

業務用ジャム類、介護食、調理食品等はアヲハタが製造しキユーピーグループへ販売しております。

(海外子会社)

杭州碧幟食品有限公司は、中国国内でフルーツ加工品の製造・販売をおこなっております。烟台青旗農業科技開発有限公司は、中国山東省にてイチゴの苗の育成・販売をおこなっております。Santiago Agrisupply SpAは、農産物の加工・販売をおこなっております。当連結会計年度において、非連結子会社でありました青島青旗食品有限公司は、清算結了しております。

  事業の系統図は下記のとおりであります。

 


有価証券報告書(2023年11月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

アヲハタグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2024年11月30日)現在においてアヲハタグループが判断したものです。

 

(1)経営方針・経営戦略等

アヲハタグループは、2021年12月からの3年間の中期経営計画が終了しました。厳しい逆風環境下ではありましたが、家庭用商品の2度の価格改定や生産革新、販管費抑制に取り組んでまいりました。

その中で積み重ねてきた経営体力や、明確になった経営課題を元に、新たに2024年12月から4年間の中期経営計画を策定しました。2018年の創立70周年を機に掲げた、2028年ビジョン「フルーツで世界の人を幸せにする」をめざし、私たちの強みとなるリソースを活用することで、ジャム一極集中から脱却していく足場を創造し、成長へと繋いでまいります。チェンジとしてビジネスモデル転換、チャレンジとしてブランド価値向上を、「フルーツの アヲハタ」の実現に向けて推進してまいります。なお、本計画における取り組み課題は以下のとおりです。

 

(2)経営環境

次期のアヲハタグループを取り巻く経営環境につきましては、気候変動の影響による果実原料需給のひっ迫、不安定な国際情勢による原油相場の高止まり、物流費や人件費の上昇など、コスト面では厳しい経営環境の常態化が想定されます。

このような状況のなか、アヲハタグループは、2024年12月からの4年間を対象とした中期経営計画を策定し、持続的にフルーツで世界の人を幸せにするために、ジャム一極集中から脱却していく足場を創造し、成長へつなげてまいります。

家庭用は、「アヲハタ・55」シリーズが発売55周年を迎えます。お客様への感謝の意を込めて、商品、プロモーションの両面から市場活性化策を展開します。また、冷凍フルーツ加工品にリソースを投入し、今後の成長への足場づくりを進めます。

産業用は、引き続き、利益体質の強化を進めてまいります。果実原料調達コストの上昇を抑えるとともに、生産革新によるコスト低減を進めてまいります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

1.基幹のジャム・スプレッド事業は、

マーケティングを強化、生産性と価値を磨き、シェアを盤石化します。

2.手応えを得ている冷凍フルーツ加工品を育成するとともに、

新領域に挑戦することで、国内2つめの柱を構築します。

3.国内向け原料供給拠点としてコストを磨くとともに、

3つめの柱として海外市場での成長に挑戦します。

 

あわせて、持続可能な経営基盤の強化として、環境への配慮、心身の健康への貢献、人的資本価値の向上を進めてまいります。


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要リスクは、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2024年11月30日)現在においてアヲハタグループが判断したものです。

 

(1) 経済状況・消費動向および市場競争力

国内における人口減少や高齢化、消費者の嗜好の変化などによる市場の縮小リスクがあります。

この対策として、新たなフルーツ加工品の開発含め食シーンの拡大と顧客の開拓を推進しています。また、受注、生産計画、製造、製品および原料の在庫管理、設備投資など生産に関する一連のプロセスを見直し最適化することにより、製品のコストダウンを行い、競争力の強化に努めております。

 

(2) 食の安全性

異物混入、表示不良品の流通、あるいは社会全般にわたる一般的な品質問題など、お客様の健康被害に繋がるリスクがあります。

この対策として、食品衛生法などの関連法規の遵守はもとより、購入先との密接な連携による原料・資材の履歴管理、残留農薬の調査分析、食品添加物・アレルギー物質・カビ毒等のチェックをおこなっております。また、危害分析やフードディフェンスの考え方を全社的に導入するとともに、FSSC22000などのマネジメントシステムを活用することで品質保証体制に万全を期しております。

 

(3) 為替変動の影響および海外進出のリスク

アヲハタグループは加工原料および商品(素材原料)の大部分を輸入品に依存しており、仕入価格は為替変動の影響を受けるリスクがあります。

また、アヲハタグループは中国およびチリに子会社を設立しておりますが、海外進出には、1)予期できない法律または規制の変更、2)事業活動に不利な政治または経済要因の発生、3)未整備な社会インフラによる影響、4)税制等の変更、5)戦争、テロ、デモ行為、伝染病、その他の要因による社会的混乱などのリスクが内在しており、これらはアヲハタグループの経営成績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

この対策として、為替リスクにつきましては、為替予約の実施等によりヘッジをおこなっておりますが、全てのリスクを回避するものではなく、経営成績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 気候変動等による原材料調達リスク

アヲハタグループでは、フルーツおよび農産加工品を原材料に使用した製品が多いため、産地の天候不順や自然災害は原料品質の劣化や調達価格の上昇、供給不足につながります。そのため、世界的な気候変動の問題により中・長期なリスクが高まってきています。

この対策として、アヲハタグループにおきましては主原料の調達にあたり、アヲハタグループの担当者が畑の管理から加工にいたるまで、現地指導をおこない安全で良質な原料を確保しています。また、産地の分散等を進めるとともに気候変動に適応した栽培技術の指導などにより、安定した原料の確保を進めていきます。

 

(5) 親会社であるキユーピー株式会社との関係

キユーピー株式会社はアヲハタ議決権の44.7%を所有する第1位の株主であり、実質支配力基準により、アヲハタの親会社に該当いたします。

アヲハタは、キユーピー株式会社の企業グループの中で、ジャム・ホイップ・スプレッド等のパン周り商品の生産・販売を担当しております。また、キユーピー株式会社より介護食を含むその他商品の製造の委託を受けており、キユーピー株式会社はアヲハタから商品を直接買い受けて、特約店等の第三者へ販売しております。

従って、アヲハタとキユーピー株式会社は営業取引上重要な関係を有していることから、キユーピー株式会社とアヲハタの関係の変化によって、アヲハタの経営成績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。ただし、目下のところ、キユーピー株式会社とアヲハタとの間で特に懸念される問題はなく、今後も安定的な営業取引を含めて良好な関係が維持されるものと考えております。

(6) 自然災害や感染症の蔓延等

アヲハタグループが生産するジャム類の大半は、広島県内で製造しており、当地において大規模な地震を含む天災や感染症等の蔓延、その他操業を停止せざるを得ない事象が発生した場合、当該製品の生産能力が低下するリスクがあります。

この対策として、防災、減災、適切な管理体制の構築を行うとともに、リスク発生時には、対策本部を設置し、迅速な判断・対応ができるよう体制を整備しております。

 

(7) 情報漏洩等

アヲハタグループでは、現在予期し得ない不正アクセス等により情報が漏洩、改ざんされるリスクがあります。また、コンピュータウイルスの感染等によって情報システムが一定期間使用できないリスクも考えられます。このような事態が発生した場合、事業活動に支障をきたし、アヲハタグループの経営成績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

この対策として、アヲハタグループは、個人情報を含む重要な情報の漏洩等を防ぐために、「アヲハタグループ プライバシーポリシー」を作成し個人情報の保護に努め、「アヲハタグループ ソーシャルメディアポリシー」を作成し、ソーシャルメディアの個人利用に関する社員教育を進めております。また、「情報セキュリティ委員会」を開催し、従業員の情報セキュリティの遵守状況を定期的にレビューするとともに、システムを含め情報管理に対して適切なセキュリティ対策を実施しております。

 

(8) 労働力の確保

国内の少子高齢化による労働力不足により計画通りに人材を確保できない場合、事業運営に影響を及ぼす可能性があります。

この対策として、アヲハタグループでは、スマートファクトリーの推進や、RPAやデジタルツールを活用した業務の効率化に取り組んでいます。また、仕事と生活の両立支援やキャリア採用の活用など多様な人材が活躍できる職場づくりを行うとともに、キャリア開発や挑戦行動の支援などの人材育成を通して、人材の確保に努めております。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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