黒田グループグループは、黒田グループと連結子会社30社(製造事業会社14社、商社事業会社15社、管理事業会社1社)で構成されております。なお、黒田グループは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
製造事業会社については、それぞれの事業会社において、絞り込まれたニッチな事業分野で日本をはじめ、タイ、中国、ベトナムの各国の顧客に対して、長年培われた技術を活かした独自の製品の生産・供給体制を構築しております。
商社事業会社については、日本と海外12ヵ国に進出しており、独自のグループネットワークを構築することで、車載関連の顧客に対して、電子部品、電気材料等のグローバルな供給体制を構築しております。また、各国の顧客ごとにカスタマイズした供給体制を構築し、電気材料、一般電子部品、半導体、機器・装置等を納入しております。
なお、主な連結子会社、セグメント及び主な事業内容は以下のとおりであります。
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区分 |
会社名 |
主な事業の内容 |
セグメ ント |
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黒田グループ |
黒田グループ株式会社 |
グループ経営に関する、企画・調査・支援・業務の受託・管理並びにそれらに関するコンサルティング業務を行うこと及び製造事業、商社事業を営む会社の株式又は持分を所有することにより、当該会社の事業活動の支配及び管理することを、主な事業としております。 |
全社 |
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製造 事業 |
国内関係会社 |
日本 |
株式会社コムラテック |
製版事業においては、液晶用配向膜印刷版の製造販売を行っております。 設備事業においては、特許技術を有す超音波ハンダ付け装置、ハードディスクドライブ用の組立装置、その他各種自動化装置の製造販売を行っております。 |
製造 |
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日本 |
株式会社Sohwa & Sophia Technologies |
開発エンジニア向け製品開発、組込みボード・評価ボード開発及び製造、電子回路設計・基板設計・製造などの受託開発・製造を行っております。 |
製造 |
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日本 |
日動電工株式会社 |
電力会社、電材業者を主たる顧客とし、電設資材、電力資材等の製造販売を行っております。 |
製造 |
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日本 |
黒田データストレージ ジャパン株式会社 |
Z.クロダ(タイランド)CO., LTD.の子会社であり、主にハードディスクドライブ用の材料調達を行っております。 |
製造 |
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日本 |
黒田オートテック |
車載用樹脂成形品の製造・販売を行っております。 |
製造 |
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海外関係会社 |
タイ |
Z.クロダ |
主にハードディスクドライブメーカー向けにシール・ラベル、フィルター等の各種部品の製造販売、金属部品の表面処理加工を行っております。 |
製造 |
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中国 |
凱欣自動化技術 |
株式会社コムラテックの子会社であり、自動機械・その他製品の製造販売を行っております。 |
製造 |
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韓国 |
ハイバット グローバル CO., LTD. |
ボラムテック(ベトナム)CO., LTD. の親会社であり、中間持株会社のため、事業は行っておりません。 |
製造 |
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ベトナム |
ボラムテック |
車載及び産業モーター用アルミダイカスト製品の製造販売を行っております。 |
製造 |
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タイ |
クロダ オートテック |
主に自動車向け大型樹脂成形金型の製造販売を行っております。 |
製造 |
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ベトナム |
クロダ ベトナム CO., LTD. |
日系自動車部品メーカーに対する電子部品等の実装・加工を行っております。 |
製造 |
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中国 |
黒田過濾系統技術 |
Z.クロダ(タイランド)CO., LTD.の子会社であり、主にハードディスクドライブ用フィルター部品の製造・販売を行っております。 |
製造 |
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タイ |
クロダテクノ ツーリング マシン(タイランド)CO., LTD. |
株式会社コムラテックの子会社であり、自動機械・その他製品の製造販売を行っております。 |
製造 |
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中国 |
暁村科技(合肥) 有限公司 |
株式会社コムラテックの子会社であり、中国現地での液晶用配向膜印刷版の製造販売を目的に2025年2月に設立いたしました。 |
製造 |
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区分 |
会社名 |
主な事業の内容 |
セグメ ント |
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商社 事業 |
国内関係会社 |
日本 |
黒田電気株式会社 |
主に電気材料、一般電子部品、半導体、機器・装置等を仕入先及び関係会社から仕入れ、国内外の顧客に販売しております。 |
商社 |
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海外関係会社 |
シンガ ポール |
Z.クロダ(シンガポール) |
主に電気材料、一般電子部品等をシンガポールの顧客に販売しております。 |
商社 |
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香港 |
黒田電气(香港) |
主に中国華南地区顧客を中心とした中国輸出入貿易の重要なハブ拠点として、電気材料、一般電子部品、半導体、装置等の販売を行っております。 |
商社 |
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アメリカ |
クロダ エレクトリック U.S.A. INC. |
米国テネシー州で自動車関連企業に対し、主に電気材料、一般電子部品、半導体、機器・装置等を販売しております。 |
商社 |
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中国 |
上海黒田貿易有限公司 |
主に中国華東地区顧客を中心とした中国輸出入貿易の重要なハブ拠点として、電気材料、一般電子部品、半導体、装置等の販売を行っております。 |
商社 |
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フィリ |
クロダ エレクトリック |
フィリピン首都マニラから南方のラグナ工業団地内に位置し、主にハードディスクドライブメーカーや日系家電メーカーに対し、電気材料、一般電子部品、装置等の販売を行っております。 |
商社 |
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韓国 |
クロダ エレクトリック |
韓国ソウル市内に拠点があり、電気材料、一般電子部品、装置等の輸出入販売を行っております。 |
商社 |
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チェコ |
クロダ エレクトリック チェコ s.r.o. |
欧州地区のヘッドオフィスとして、主に電気材料、一般電子部品等の販売を行っております。 |
商社 |
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中国 |
黒田電子(深圳) |
中国華南地区の顧客に対し、電気材料、一般電子部品、装置等の販売を行っております。 |
商社 |
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マレー |
クロダ エレクトリック |
電気材料、一般電子部品等の販売会社で、マレーシア国内での販売、マレーシアを起点とした中国・アセアン地域への輸出入を行っております。 |
商社 |
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インド |
P.T.クロダ エレクトリック |
主に電気材料、一般電子部品等をインドネシアの顧客に販売しております。 |
商社 |
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インド |
クロダ エレクトリック |
主に日系企業を中心としたインド国内の顧客に対する電気材料、一般電子部品等の販売を行っております。 |
商社 |
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メキシコ |
クロダ エレクトリック |
メキシコでの電気材料、一般電子部品等の販売を行っております。 |
商社 |
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タイ |
クロダ トレーディング |
主に電気材料、一般電子部品等をタイ国内で販売、タイを起点とした各地域への輸出入を行っております。 |
商社 |
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韓国 |
エコ テックウェル |
不動産開発、不動産売買及び賃貸、不動産コンサルティングなどを行っております。 |
商社 |
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管理会社等 |
中国 |
上海黒田管理有限公司 |
中国におけるグループ会社に対し、管理・業務サービスの提供を行っております。 |
全社 |
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[事業系統図]
黒田グループグループのリスク管理体制及び財政状態、経営成績等に重要な影響を与える可能性があると考えられる主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において黒田グループグループが判断したものであります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に黒田グループグループの事業、業績及び財政状態に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。
(1) 需要動向等に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、顧客密着型のビジネス展開を行い、生産用部品・材料のサプライヤーとして広範囲な産業に供給しており、世界的な需給環境の変動や取引先の購買方針の変更等により、黒田グループグループの取扱商品あるいは取扱製品に対して、需要が短期間に減退する可能性があります。黒田グループグループは持続的に競争優位の確保に努めているものの、これら商品や製品の需要が急速に減少あるいは価格が下落した場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(2) 自然災害及び不測の事態に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループが事業活動を展開する国や地域において、大規模な自然災害(地震、水害等)、感染症の流行、テロ・紛争等の予期せぬ事態が発生し、サプライチェーンの混乱や業務の停止が生じた場合、顧客へのサービス提供や製・商品出荷等の停止など、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(3) 法規制、不正、内部統制に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、内部統制体制の整備・維持を図り各種法令等の遵守に努めていますが、新たな環境規制や環境税の導入、法人税率の変動等これらの法令の改変があった場合や各種法令に違反したと判定された場合、公正取引委員会等による行政処分を受けた場合や税務当局から更正通知を受領した場合、あるいは反社会的勢力との取引や従業員による不正行為、品質不正があった場合や財務報告に係る内部統制の有効性が維持できなかった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(4) 品質保証に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、国際品質マネジメント規格(ISO9001、IATF16949やその他の適用規格)や顧客が求める基準に従い、品質マネジメントを行っております。しかし、黒田グループグループが供給する製・商品について品質不良等が発生して顧客から求償を受けることがあり、仕入先に起因する要因については、仕入先に補填をしていただくように努めておりますが、顧客や仕入先との協議により黒田グループグループが損害賠償費用を負担せざるを得なくなった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。当該リスクについては、仕入先との取引開始時に、可能な限り取引基本契約書に加え、品質保証協定書等も取り交わし、顧客及び仕入先と取り交わす図面や仕様書等を踏まえて責任範囲を明確にするように努めております。
(5) 情報セキュリティに関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、事業活動を通じて取引先の機密情報を入手することがあります。情報セキュリティに関連する法令、規範、取引先との契約事項、規程類を遵守し、特定部門でのISMS認証基準の国際規格であるISO27001を取得しています。また、情報セキュリティ担当役員を責任者とする情報セキュリティマネジメント体制を確立しております。更に、ISO27001の取得拡大を通じ、情報セキュリティに関する規程類、情報セキュリティマネジメント体制について、継続的に見直し、改善を行う様にしておりますが、サイバー攻撃によるウイルス感染や不正アクセス等の不測の事態により、万一、黒田グループのシステムや通信ネットワークに重大な障害が発生し、正常に利用できない場合や機密情報が外部へ漏洩した場合、黒田グループグループの顧客へのサービス提供や製・商品出荷等の停止、業務処理の遅延などにより、信用失墜及びそれに伴う損害賠償費用が発生し、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(6) 重大な訴訟に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、業務の遂行にあたり法令順守などコンプライアンス経営に努めていますが、広範な事業活動を展開する中で、知的財産、労務、製造物責任、環境等、様々な訴訟の対象となるリスクがあり、重大な訴訟が提起された場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。当該リスクに関しては、外部弁護士等の活用を行うとともに、社内研修等を通じてコンプライアンス意識の醸成に努めています。
(7) 信用に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、「黒田グループ与信・債権管理規程」を定めて顧客と円滑な取引を実施し、顧客ごとに与信限度額を設定して与信管理を実施するとともに、グループ各社の営業部門が主要な顧客の状況を定期的にモニタリングし、担当経理部門が顧客ごとの期日管理及び残高管理を行い、貸倒れリスクの回避を図っております。しかしながら、各国の経済環境や景気の変化、取引先固有の事情等によって債権等が回収不能になった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(8) 為替相場の変動等に関するリスク
(顕在化の可能性:高/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの海外事業の現地通貨建て財務諸表の各項目は、円換算時の為替レート変動の影響を受けます。外国通貨建て取引については、月次単位で為替予約等によるリスク回避の措置を講じておりますが、予測を超えた為替変動が発生した場合、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(9) 人材の確保に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、「これから」の価値をつくり、事業の継続性を高めるために、既存の従業員に加え、各事業分野で十分な知識とマネジメントに精通した人材の確保・育成が不可欠であると認識しております。人材の育成と実務能力の向上のため、財務会計、語学、ビジネス教養、PCスキル等、各人の興味関心や能力に合う内容が豊富なeラーニングを従業員に提供し、「学び直し」をテーマに、従業員の自発的な能力開発を企業文化として定着させることを目的に、組織あるいは従業員が選択する教育ツールの費用負担、外部研修のさらなる活用、自己研鑽への取り組みを実施しております。しかし、少子高齢化や労働人口の減少、エンジニアなどの高度なスキルを持つ人材への需要増加により、優秀な人材の確保が難しくなっております。これにより、想定どおりに人材の確保及び育成が進まない場合、黒田グループグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)多額の借入れ、金利の変動及び財務制限条項への抵触に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、今後も、黒田グループグループの事業強化に資する投資資金や事業を継続するための運転資金の確保を必要とする可能性があります。しかし、金融市場の環境、金利動向、資金需給の状況等の変化が、黒田グループグループの資金調達に悪影響を及ぼす可能性があり、黒田グループグループが必要とする資金の調達を適時かつ好条件で行うことが出来ない場合には、黒田グループグループの事業、業績、財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、黒田グループグループでは、2018年3月に黒田電気株式会社が非公開化する際、金融機関を貸付人とするシンジケートローン契約を締結し多額の借入れを行っており、2024年3月31日現在での借入金残高は31,315百万円あり、IFRSに基づく総資産額に占める有利子負債比率は32.8%となっております。又、本書提出日現在、借入金残高は29,290百万円となっております。今後の金融市場等の動向により、金利が上昇局面となった場合、黒田グループグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該シンジケートローン契約には、財務制限条項が課せられており、当該条項違反が発生した場合は、貸付人の同意により、期限の利益を喪失する可能性があります。また、直ちに借入金を返済しなければならない等、黒田グループ財政状態及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。なお、契約の内容につきましては、「第2 事業の状況 5.経営上の重要な契約等」に記載のとおりであります。
(11)減損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:高/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、本書提出日現在、MBKパートナーズグループがKMホールディングス株式会社を通じて黒田電気株式会社の株式を取得することを目的として2017年12月15日まで実施された公開買付け及び黒田電気株式会社により2017年12月25日から2018年1月26日まで実施された自己株式公開買付けにより生じたのれん19,024百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の固定資産を有しております。今後、これらの固定資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該固定資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、黒田グループグループが認識している主なのれんは、内部報告目的で管理されている事業単位である「製造事業」「商社事業」を資金生成単位として配分されており、減損の兆候の有無に関わらず、年に1度減損テストを実施し、回収可能価額が帳簿価額を上回っていることを確認しております。黒田グループグループにて実施しているのれんの減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 15.のれん及び無形資産 (2)のれんの減損テスト」をご参照ください。
(12)配当政策について
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、株主への利益還元を経営上の重要な課題として認識しており、事業を継続・発展させていただくことが、長期にわたる株主への利益還元に繋がると考えております。事業の成長による中長期的な株式価値の向上とともに、業績推移や財政状態等を勘案しながら配当を継続的に実施していく方針でありますが、通期業績、財政状態及びその他の状況によっては、配当政策に影響を及ぼす可能性があります。
(13)大株主がファンドであること等について
(顕在化の可能性:低/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
本書提出日現在において、ケイエム・ツー・エルピー(MBKパートナーズグループが運営するファンドであり、「当該ファンド」という。) は、黒田グループの発行済株式数(自己株式除く42,449,980株)の100%を所有しております。また、黒田グループ取締役である金子哲也及び太田光俊は、MBKパートナーズ株式会社から派遣されており、黒田グループ取締役会において、事業セグメントの業績管理の精緻化、投資案件の検討、既存投資案件のリターンの検証等で黒田グループグループ企業価値向上のための建設的な意見・助言を行っております。
当該ファンドは上場時において、所有する黒田グループ株式の一部を売却する予定でありますが、上場後も相当数の黒田グループ株式を保有することとなった場合には、その保有・処分方針によって、黒田グループ株式の流動性及び価格形成等に影響を及ぼす可能性があります。
また、当該ファンドは、引受人の買取引受による売出しに関連して、共同主幹事会社に対し、ロックアップに関する書面を差し入れる予定ですが、ロックアップの除外事由として、一定の借入れに関する担保権の設定及び当該担保権の実行に伴う処分等を行うことができる旨が定められております。かかる借入れに係る借入金額、貸出人その他の条件によっては、当該ファンドが黒田グループ普通株式への担保権の設定等を行い、当該担保権の実行等に伴い黒田グループ普通株式の処分が行われる結果として、黒田グループ普通株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。
(14)海外販売に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの売上高の約39%はタイ及びインドネシア等のアセアン地区と中国に所在する会社の海外販売であります。各国の政治・経済状況等を常にモニタリングし、迅速に対応できる体制を整えておりますが、政治の不安定化によりビジネス環境が変わり、法律や税制の変更によってコストが増加したり、各国の政策変更によって競争環境が変わったりすることが考えられます。また、経済状況の急変や自然災害、戦争やテロの社会的な混乱は、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(15)在庫の評価損や廃棄損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、商社事業の重要な機能として顧客への継続的な安定供給を目的とした一定水準の在庫を保有しております。顧客の生産計画の変更、所要見込みの減少により、滞留在庫又は過剰在庫となり、棚卸資産の廃棄損や評価損を計上する場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
適正在庫水準は顧客要求や商品によって異なりますが、このようなリスクに対して黒田グループグループでは、日々顧客から発行される変動指示数について増減を確認し、変更があった場合には仕入先との調整を行うことで適切な在庫水準を保っております。また、滞留在庫の管理や定期的な在庫会議を通じて、顧客との協議を行い、過剰な在庫や不要な在庫を防止する対策に取り組んでおります。
(16)投資有価証券の評価損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、上場及び非上場の株式等の投資有価証券を保有しております。市場経済の動向や投資先の財政状態等により、株価及び評価額に著しい変動が生じる場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。対応策として発行体の財務内容を定期的に確認するための定量的な評価基準を設けております。
(17)仕入先に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの商社事業において、仕入先の事業戦略や市場戦略等により取引の商流が変更される可能性があります。現在の主要仕入先との取引は代理店契約のみによる取引ではないものの、主要仕入先との取引が変更となった場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。黒田グループグループの商社事業では、顧客の課題を読み取り、各仕入先の製品の最適な販売提案による拡販とともに信頼と企業価値の向上に取り組んでおります。
(18)新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、黒田グループ及びグループ会社の役員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日現在、これらの新株予約権による潜在株式数は1,273,500株であり、発行済株式数の約2.7%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
(19)黒田グループ株式の流動性について
(顕在化の可能性:低/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、株式会社東京証券取引所スタンダード市場への上場に際しては、売出しによって黒田グループ株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率について、新規上場時において26.08%にとどまる見込みです。今後は、大株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、黒田グループ株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより黒田グループ株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
黒田グループグループのリスク管理体制及び財政状態、経営成績等に重要な影響を与える可能性があると考えられる主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において黒田グループグループが判断したものであります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に黒田グループグループの事業、業績及び財政状態に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。
(1) 需要動向等に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、顧客密着型のビジネス展開を行い、生産用部品・材料のサプライヤーとして広範囲な産業に供給しており、世界的な需給環境の変動や取引先の購買方針の変更等により、黒田グループグループの取扱商品あるいは取扱製品に対して、需要が短期間に減退する可能性があります。黒田グループグループは持続的に競争優位の確保に努めているものの、これら商品や製品の需要が急速に減少あるいは価格が下落した場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(2) 自然災害及び不測の事態に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループが事業活動を展開する国や地域において、大規模な自然災害(地震、水害等)、感染症の流行、テロ・紛争等の予期せぬ事態が発生し、サプライチェーンの混乱や業務の停止が生じた場合、顧客へのサービス提供や製・商品出荷等の停止など、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(3) 法規制、不正、内部統制に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、内部統制体制の整備・維持を図り各種法令等の遵守に努めていますが、新たな環境規制や環境税の導入、法人税率の変動等これらの法令の改変があった場合や各種法令に違反したと判定された場合、公正取引委員会等による行政処分を受けた場合や税務当局から更正通知を受領した場合、あるいは反社会的勢力との取引や従業員による不正行為、品質不正があった場合や財務報告に係る内部統制の有効性が維持できなかった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(4) 品質保証に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、国際品質マネジメント規格(ISO9001、IATF16949やその他の適用規格)や顧客が求める基準に従い、品質マネジメントを行っております。しかし、黒田グループグループが供給する製・商品について品質不良等が発生して顧客から求償を受けることがあり、仕入先に起因する要因については、仕入先に補填をしていただくように努めておりますが、顧客や仕入先との協議により黒田グループグループが損害賠償費用を負担せざるを得なくなった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。当該リスクについては、仕入先との取引開始時に、可能な限り取引基本契約書に加え、品質保証協定書等も取り交わし、顧客及び仕入先と取り交わす図面や仕様書等を踏まえて責任範囲を明確にするように努めております。
(5) 情報セキュリティに関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、事業活動を通じて取引先の機密情報を入手することがあります。情報セキュリティに関連する法令、規範、取引先との契約事項、規程類を遵守し、特定部門でのISMS認証基準の国際規格であるISO27001を取得しています。また、情報セキュリティ担当役員を責任者とする情報セキュリティマネジメント体制を確立しております。更に、ISO27001の取得拡大を通じ、情報セキュリティに関する規程類、情報セキュリティマネジメント体制について、継続的に見直し、改善を行う様にしておりますが、サイバー攻撃によるウイルス感染や不正アクセス等の不測の事態により、万一、黒田グループのシステムや通信ネットワークに重大な障害が発生し、正常に利用できない場合や機密情報が外部へ漏洩した場合、黒田グループグループの顧客へのサービス提供や製・商品出荷等の停止、業務処理の遅延などにより、信用失墜及びそれに伴う損害賠償費用が発生し、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(6) 重大な訴訟に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、業務の遂行にあたり法令順守などコンプライアンス経営に努めていますが、広範な事業活動を展開する中で、知的財産、労務、製造物責任、環境等、様々な訴訟の対象となるリスクがあり、重大な訴訟が提起された場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。当該リスクに関しては、外部弁護士等の活用を行うとともに、社内研修等を通じてコンプライアンス意識の醸成に努めています。
(7) 信用に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、「黒田グループ与信・債権管理規程」を定めて顧客と円滑な取引を実施し、顧客ごとに与信限度額を設定して与信管理を実施するとともに、グループ各社の営業部門が主要な顧客の状況を定期的にモニタリングし、担当経理部門が顧客ごとの期日管理及び残高管理を行い、貸倒れリスクの回避を図っております。しかしながら、各国の経済環境や景気の変化、取引先固有の事情等によって債権等が回収不能になった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(8) 為替相場の変動等に関するリスク
(顕在化の可能性:高/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの海外事業の現地通貨建て財務諸表の各項目は、円換算時の為替レート変動の影響を受けます。外国通貨建て取引については、月次単位で為替予約等によるリスク回避の措置を講じておりますが、予測を超えた為替変動が発生した場合、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(9) 人材の確保に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、「これから」の価値をつくり、事業の継続性を高めるために、既存の従業員に加え、各事業分野で十分な知識とマネジメントに精通した人材の確保・育成が不可欠であると認識しております。人材の育成と実務能力の向上のため、財務会計、語学、ビジネス教養、PCスキル等、各人の興味関心や能力に合う内容が豊富なeラーニングを従業員に提供し、「学び直し」をテーマに、従業員の自発的な能力開発を企業文化として定着させることを目的に、組織あるいは従業員が選択する教育ツールの費用負担、外部研修のさらなる活用、自己研鑽への取り組みを実施しております。しかし、少子高齢化や労働人口の減少、エンジニアなどの高度なスキルを持つ人材への需要増加により、優秀な人材の確保が難しくなっております。これにより、想定どおりに人材の確保及び育成が進まない場合、黒田グループグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)多額の借入れ、金利の変動及び財務制限条項への抵触に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、今後も、黒田グループグループの事業強化に資する投資資金や事業を継続するための運転資金の確保を必要とする可能性があります。しかし、金融市場の環境、金利動向、資金需給の状況等の変化が、黒田グループグループの資金調達に悪影響を及ぼす可能性があり、黒田グループグループが必要とする資金の調達を適時かつ好条件で行うことが出来ない場合には、黒田グループグループの事業、業績、財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、黒田グループグループでは、2018年3月に黒田電気株式会社が非公開化する際、金融機関を貸付人とするシンジケートローン契約を締結し多額の借入れを行っており、2024年3月31日現在での借入金残高は31,315百万円あり、IFRSに基づく総資産額に占める有利子負債比率は32.8%となっております。又、本書提出日現在、借入金残高は29,290百万円となっております。今後の金融市場等の動向により、金利が上昇局面となった場合、黒田グループグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該シンジケートローン契約には、財務制限条項が課せられており、当該条項違反が発生した場合は、貸付人の同意により、期限の利益を喪失する可能性があります。また、直ちに借入金を返済しなければならない等、黒田グループ財政状態及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。なお、契約の内容につきましては、「第2 事業の状況 5.経営上の重要な契約等」に記載のとおりであります。
(11)減損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:高/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、本書提出日現在、MBKパートナーズグループがKMホールディングス株式会社を通じて黒田電気株式会社の株式を取得することを目的として2017年12月15日まで実施された公開買付け及び黒田電気株式会社により2017年12月25日から2018年1月26日まで実施された自己株式公開買付けにより生じたのれん19,024百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の固定資産を有しております。今後、これらの固定資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該固定資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、黒田グループグループが認識している主なのれんは、内部報告目的で管理されている事業単位である「製造事業」「商社事業」を資金生成単位として配分されており、減損の兆候の有無に関わらず、年に1度減損テストを実施し、回収可能価額が帳簿価額を上回っていることを確認しております。黒田グループグループにて実施しているのれんの減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 15.のれん及び無形資産 (2)のれんの減損テスト」をご参照ください。
(12)配当政策について
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、株主への利益還元を経営上の重要な課題として認識しており、事業を継続・発展させていただくことが、長期にわたる株主への利益還元に繋がると考えております。事業の成長による中長期的な株式価値の向上とともに、業績推移や財政状態等を勘案しながら配当を継続的に実施していく方針でありますが、通期業績、財政状態及びその他の状況によっては、配当政策に影響を及ぼす可能性があります。
(13)大株主がファンドであること等について
(顕在化の可能性:低/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
本書提出日現在において、ケイエム・ツー・エルピー(MBKパートナーズグループが運営するファンドであり、「当該ファンド」という。) は、黒田グループの発行済株式数(自己株式除く42,449,980株)の100%を所有しております。また、黒田グループ取締役である金子哲也及び太田光俊は、MBKパートナーズ株式会社から派遣されており、黒田グループ取締役会において、事業セグメントの業績管理の精緻化、投資案件の検討、既存投資案件のリターンの検証等で黒田グループグループ企業価値向上のための建設的な意見・助言を行っております。
当該ファンドは上場時において、所有する黒田グループ株式の一部を売却する予定でありますが、上場後も相当数の黒田グループ株式を保有することとなった場合には、その保有・処分方針によって、黒田グループ株式の流動性及び価格形成等に影響を及ぼす可能性があります。
また、当該ファンドは、引受人の買取引受による売出しに関連して、共同主幹事会社に対し、ロックアップに関する書面を差し入れる予定ですが、ロックアップの除外事由として、一定の借入れに関する担保権の設定及び当該担保権の実行に伴う処分等を行うことができる旨が定められております。かかる借入れに係る借入金額、貸出人その他の条件によっては、当該ファンドが黒田グループ普通株式への担保権の設定等を行い、当該担保権の実行等に伴い黒田グループ普通株式の処分が行われる結果として、黒田グループ普通株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。
(14)海外販売に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの売上高の約39%はタイ及びインドネシア等のアセアン地区と中国に所在する会社の海外販売であります。各国の政治・経済状況等を常にモニタリングし、迅速に対応できる体制を整えておりますが、政治の不安定化によりビジネス環境が変わり、法律や税制の変更によってコストが増加したり、各国の政策変更によって競争環境が変わったりすることが考えられます。また、経済状況の急変や自然災害、戦争やテロの社会的な混乱は、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(15)在庫の評価損や廃棄損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、商社事業の重要な機能として顧客への継続的な安定供給を目的とした一定水準の在庫を保有しております。顧客の生産計画の変更、所要見込みの減少により、滞留在庫又は過剰在庫となり、棚卸資産の廃棄損や評価損を計上する場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
適正在庫水準は顧客要求や商品によって異なりますが、このようなリスクに対して黒田グループグループでは、日々顧客から発行される変動指示数について増減を確認し、変更があった場合には仕入先との調整を行うことで適切な在庫水準を保っております。また、滞留在庫の管理や定期的な在庫会議を通じて、顧客との協議を行い、過剰な在庫や不要な在庫を防止する対策に取り組んでおります。
(16)投資有価証券の評価損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、上場及び非上場の株式等の投資有価証券を保有しております。市場経済の動向や投資先の財政状態等により、株価及び評価額に著しい変動が生じる場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。対応策として発行体の財務内容を定期的に確認するための定量的な評価基準を設けております。
(17)仕入先に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの商社事業において、仕入先の事業戦略や市場戦略等により取引の商流が変更される可能性があります。現在の主要仕入先との取引は代理店契約のみによる取引ではないものの、主要仕入先との取引が変更となった場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。黒田グループグループの商社事業では、顧客の課題を読み取り、各仕入先の製品の最適な販売提案による拡販とともに信頼と企業価値の向上に取り組んでおります。
(18)新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、黒田グループ及びグループ会社の役員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日現在、これらの新株予約権による潜在株式数は1,273,500株であり、発行済株式数の約2.7%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
(19)黒田グループ株式の流動性について
(顕在化の可能性:低/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、株式会社東京証券取引所スタンダード市場への上場に際しては、売出しによって黒田グループ株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率について、新規上場時において26.08%にとどまる見込みです。今後は、大株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、黒田グループ株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより黒田グループ株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
黒田グループグループのリスク管理体制及び財政状態、経営成績等に重要な影響を与える可能性があると考えられる主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において黒田グループグループが判断したものであります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に黒田グループグループの事業、業績及び財政状態に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。
(1) 需要動向等に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、顧客密着型のビジネス展開を行い、生産用部品・材料のサプライヤーとして広範囲な産業に供給しており、世界的な需給環境の変動や取引先の購買方針の変更等により、黒田グループグループの取扱商品あるいは取扱製品に対して、需要が短期間に減退する可能性があります。黒田グループグループは持続的に競争優位の確保に努めているものの、これら商品や製品の需要が急速に減少あるいは価格が下落した場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(2) 自然災害及び不測の事態に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループが事業活動を展開する国や地域において、大規模な自然災害(地震、水害等)、感染症の流行、テロ・紛争等の予期せぬ事態が発生し、サプライチェーンの混乱や業務の停止が生じた場合、顧客へのサービス提供や製・商品出荷等の停止など、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(3) 法規制、不正、内部統制に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、内部統制体制の整備・維持を図り各種法令等の遵守に努めていますが、新たな環境規制や環境税の導入、法人税率の変動等これらの法令の改変があった場合や各種法令に違反したと判定された場合、公正取引委員会等による行政処分を受けた場合や税務当局から更正通知を受領した場合、あるいは反社会的勢力との取引や従業員による不正行為、品質不正があった場合や財務報告に係る内部統制の有効性が維持できなかった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(4) 品質保証に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、国際品質マネジメント規格(ISO9001、IATF16949やその他の適用規格)や顧客が求める基準に従い、品質マネジメントを行っております。しかし、黒田グループグループが供給する製・商品について品質不良等が発生して顧客から求償を受けることがあり、仕入先に起因する要因については、仕入先に補填をしていただくように努めておりますが、顧客や仕入先との協議により黒田グループグループが損害賠償費用を負担せざるを得なくなった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。当該リスクについては、仕入先との取引開始時に、可能な限り取引基本契約書に加え、品質保証協定書等も取り交わし、顧客及び仕入先と取り交わす図面や仕様書等を踏まえて責任範囲を明確にするように努めております。
(5) 情報セキュリティに関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、事業活動を通じて取引先の機密情報を入手することがあります。情報セキュリティに関連する法令、規範、取引先との契約事項、規程類を遵守し、特定部門でのISMS認証基準の国際規格であるISO27001を取得しています。また、情報セキュリティ担当役員を責任者とする情報セキュリティマネジメント体制を確立しております。更に、ISO27001の取得拡大を通じ、情報セキュリティに関する規程類、情報セキュリティマネジメント体制について、継続的に見直し、改善を行う様にしておりますが、サイバー攻撃によるウイルス感染や不正アクセス等の不測の事態により、万一、黒田グループのシステムや通信ネットワークに重大な障害が発生し、正常に利用できない場合や機密情報が外部へ漏洩した場合、黒田グループグループの顧客へのサービス提供や製・商品出荷等の停止、業務処理の遅延などにより、信用失墜及びそれに伴う損害賠償費用が発生し、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(6) 重大な訴訟に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、業務の遂行にあたり法令順守などコンプライアンス経営に努めていますが、広範な事業活動を展開する中で、知的財産、労務、製造物責任、環境等、様々な訴訟の対象となるリスクがあり、重大な訴訟が提起された場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。当該リスクに関しては、外部弁護士等の活用を行うとともに、社内研修等を通じてコンプライアンス意識の醸成に努めています。
(7) 信用に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、「黒田グループ与信・債権管理規程」を定めて顧客と円滑な取引を実施し、顧客ごとに与信限度額を設定して与信管理を実施するとともに、グループ各社の営業部門が主要な顧客の状況を定期的にモニタリングし、担当経理部門が顧客ごとの期日管理及び残高管理を行い、貸倒れリスクの回避を図っております。しかしながら、各国の経済環境や景気の変化、取引先固有の事情等によって債権等が回収不能になった場合、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(8) 為替相場の変動等に関するリスク
(顕在化の可能性:高/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの海外事業の現地通貨建て財務諸表の各項目は、円換算時の為替レート変動の影響を受けます。外国通貨建て取引については、月次単位で為替予約等によるリスク回避の措置を講じておりますが、予測を超えた為替変動が発生した場合、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(9) 人材の確保に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、「これから」の価値をつくり、事業の継続性を高めるために、既存の従業員に加え、各事業分野で十分な知識とマネジメントに精通した人材の確保・育成が不可欠であると認識しております。人材の育成と実務能力の向上のため、財務会計、語学、ビジネス教養、PCスキル等、各人の興味関心や能力に合う内容が豊富なeラーニングを従業員に提供し、「学び直し」をテーマに、従業員の自発的な能力開発を企業文化として定着させることを目的に、組織あるいは従業員が選択する教育ツールの費用負担、外部研修のさらなる活用、自己研鑽への取り組みを実施しております。しかし、少子高齢化や労働人口の減少、エンジニアなどの高度なスキルを持つ人材への需要増加により、優秀な人材の確保が難しくなっております。これにより、想定どおりに人材の確保及び育成が進まない場合、黒田グループグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)多額の借入れ、金利の変動及び財務制限条項への抵触に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、今後も、黒田グループグループの事業強化に資する投資資金や事業を継続するための運転資金の確保を必要とする可能性があります。しかし、金融市場の環境、金利動向、資金需給の状況等の変化が、黒田グループグループの資金調達に悪影響を及ぼす可能性があり、黒田グループグループが必要とする資金の調達を適時かつ好条件で行うことが出来ない場合には、黒田グループグループの事業、業績、財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、黒田グループグループでは、2018年3月に黒田電気株式会社が非公開化する際、金融機関を貸付人とするシンジケートローン契約を締結し多額の借入れを行っており、2024年3月31日現在での借入金残高は31,315百万円あり、IFRSに基づく総資産額に占める有利子負債比率は32.8%となっております。又、本書提出日現在、借入金残高は29,290百万円となっております。今後の金融市場等の動向により、金利が上昇局面となった場合、黒田グループグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当該シンジケートローン契約には、財務制限条項が課せられており、当該条項違反が発生した場合は、貸付人の同意により、期限の利益を喪失する可能性があります。また、直ちに借入金を返済しなければならない等、黒田グループ財政状態及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があります。なお、契約の内容につきましては、「第2 事業の状況 5.経営上の重要な契約等」に記載のとおりであります。
(11)減損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:高/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、本書提出日現在、MBKパートナーズグループがKMホールディングス株式会社を通じて黒田電気株式会社の株式を取得することを目的として2017年12月15日まで実施された公開買付け及び黒田電気株式会社により2017年12月25日から2018年1月26日まで実施された自己株式公開買付けにより生じたのれん19,024百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の固定資産を有しております。今後、これらの固定資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該固定資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、黒田グループグループが認識している主なのれんは、内部報告目的で管理されている事業単位である「製造事業」「商社事業」を資金生成単位として配分されており、減損の兆候の有無に関わらず、年に1度減損テストを実施し、回収可能価額が帳簿価額を上回っていることを確認しております。黒田グループグループにて実施しているのれんの減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 連結財務諸表注記 15.のれん及び無形資産 (2)のれんの減損テスト」をご参照ください。
(12)配当政策について
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、株主への利益還元を経営上の重要な課題として認識しており、事業を継続・発展させていただくことが、長期にわたる株主への利益還元に繋がると考えております。事業の成長による中長期的な株式価値の向上とともに、業績推移や財政状態等を勘案しながら配当を継続的に実施していく方針でありますが、通期業績、財政状態及びその他の状況によっては、配当政策に影響を及ぼす可能性があります。
(13)大株主がファンドであること等について
(顕在化の可能性:低/影響度:大/顕在化の時期:特定時期なし)
本書提出日現在において、ケイエム・ツー・エルピー(MBKパートナーズグループが運営するファンドであり、「当該ファンド」という。) は、黒田グループの発行済株式数(自己株式除く42,449,980株)の100%を所有しております。また、黒田グループ取締役である金子哲也及び太田光俊は、MBKパートナーズ株式会社から派遣されており、黒田グループ取締役会において、事業セグメントの業績管理の精緻化、投資案件の検討、既存投資案件のリターンの検証等で黒田グループグループ企業価値向上のための建設的な意見・助言を行っております。
当該ファンドは上場時において、所有する黒田グループ株式の一部を売却する予定でありますが、上場後も相当数の黒田グループ株式を保有することとなった場合には、その保有・処分方針によって、黒田グループ株式の流動性及び価格形成等に影響を及ぼす可能性があります。
また、当該ファンドは、引受人の買取引受による売出しに関連して、共同主幹事会社に対し、ロックアップに関する書面を差し入れる予定ですが、ロックアップの除外事由として、一定の借入れに関する担保権の設定及び当該担保権の実行に伴う処分等を行うことができる旨が定められております。かかる借入れに係る借入金額、貸出人その他の条件によっては、当該ファンドが黒田グループ普通株式への担保権の設定等を行い、当該担保権の実行等に伴い黒田グループ普通株式の処分が行われる結果として、黒田グループ普通株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。
(14)海外販売に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの売上高の約39%はタイ及びインドネシア等のアセアン地区と中国に所在する会社の海外販売であります。各国の政治・経済状況等を常にモニタリングし、迅速に対応できる体制を整えておりますが、政治の不安定化によりビジネス環境が変わり、法律や税制の変更によってコストが増加したり、各国の政策変更によって競争環境が変わったりすることが考えられます。また、経済状況の急変や自然災害、戦争やテロの社会的な混乱は、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
(15)在庫の評価損や廃棄損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループでは、商社事業の重要な機能として顧客への継続的な安定供給を目的とした一定水準の在庫を保有しております。顧客の生産計画の変更、所要見込みの減少により、滞留在庫又は過剰在庫となり、棚卸資産の廃棄損や評価損を計上する場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。
適正在庫水準は顧客要求や商品によって異なりますが、このようなリスクに対して黒田グループグループでは、日々顧客から発行される変動指示数について増減を確認し、変更があった場合には仕入先との調整を行うことで適切な在庫水準を保っております。また、滞留在庫の管理や定期的な在庫会議を通じて、顧客との協議を行い、過剰な在庫や不要な在庫を防止する対策に取り組んでおります。
(16)投資有価証券の評価損に関するリスク
(顕在化の可能性:中/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、上場及び非上場の株式等の投資有価証券を保有しております。市場経済の動向や投資先の財政状態等により、株価及び評価額に著しい変動が生じる場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。対応策として発行体の財務内容を定期的に確認するための定量的な評価基準を設けております。
(17)仕入先に関するリスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループの商社事業において、仕入先の事業戦略や市場戦略等により取引の商流が変更される可能性があります。現在の主要仕入先との取引は代理店契約のみによる取引ではないものの、主要仕入先との取引が変更となった場合には、黒田グループグループの業績及び財政状態が悪影響を被る可能性があります。黒田グループグループの商社事業では、顧客の課題を読み取り、各仕入先の製品の最適な販売提案による拡販とともに信頼と企業価値の向上に取り組んでおります。
(18)新株予約権の行使による株式価値の希薄化リスク
(顕在化の可能性:低/影響度:小/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、黒田グループ及びグループ会社の役員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日現在、これらの新株予約権による潜在株式数は1,273,500株であり、発行済株式数の約2.7%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
(19)黒田グループ株式の流動性について
(顕在化の可能性:低/影響度:中/顕在化の時期:特定時期なし)
黒田グループグループは、株式会社東京証券取引所スタンダード市場への上場に際しては、売出しによって黒田グループ株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率について、新規上場時において26.08%にとどまる見込みです。今後は、大株主への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、黒田グループ株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより黒田グループ株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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