わらべや日洋ホールディングスグループは、わらべや日洋ホールディングス、連結子会社11社、非連結子会社4社および関連会社1社で構成されております。
わらべや日洋ホールディングスグループの主な事業は、米飯群、調理パン群、調理麺群、焼きたてパン群、惣菜群、和菓子などの調理済食品の製造、販売および食品用材料の仕入、加工、販売です。このほか、食品関係の配送などの事業を展開しております。
わらべや日洋ホールディングスグループが営む事業内容と当該事業に係わる位置づけは、次のとおりであります。区分方法については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
なお、わらべや日洋ホールディングスは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
(食品関連事業)
食品関連事業は、米飯群、調理パン群、調理麺群、焼きたてパン群、惣菜群、和菓子などの調理済食品を製造・販売している事業であります。
わらべや日洋食品株式会社は、北海道から関西および四国までの地域でコンビニエンスストア向けに米飯群、調理パン群、惣菜群、和菓子などを製造・販売しております。
わらべやデリカ株式会社は、関東を中心にコンビニエンスストア向けに調理麺群、焼きたてパン群などを製造・販売しております。
わらべや日洋インターナショナル株式会社は、海外食品関連子会社の経営管理、調理済食品に関する技術指導等を行っております。
WARABEYA U.S.A.,INC.は、米国ハワイ州オアフ島を中心に主にコンビニエンスストア向けに米飯群、調理パン群などを製造・販売しております。
WARABEYA NORTH AMERICA,INC.は、米国テキサス州やバージニア州を中心にコンビニエンスストア向けに調理パン群などを製造・販売しております。
北京旺洋食品有限公司は、中国北京市、天津市を中心にコンビニエンスストア向けに米飯群、調理パン群、惣菜群などを製造・販売しております。
なお、わらべやデリカ株式会社は、2024年3月に株式会社ヒガシヤデリカよりコンビニエンスストア向け調理麺群、焼きたてパン群などの製造・販売の事業を譲受しております。
[連結子会社]
わらべや日洋食品株式会社 米飯群、調理パン群、惣菜群、和菓子などの製造・販売
わらべやデリカ株式会社 調理麺群、焼きたてパン群などの製造・販売
わらべや日洋インターナショナル株式会社 海外食品関連子会社の経営管理、調理済食品に関する技術指導等
WARABEYA U.S.A.,INC. 米飯群、調理パン群などの製造・販売
WPM FOODS,LLC WARABEYA NORTH AMERICA,INC.への出資および事業経営参加
WARABEYA NORTH AMERICA,INC. 調理パン群などの製造・販売
株式会社日洋フレッシュ 食品用材料の加工および惣菜群の製造・販売
[持分法適用関連会社]
北京旺洋食品有限公司 米飯群、調理パン群、惣菜群などの製造・販売
(食材関連事業)
食材関連事業は、食品用材料の仕入・販売を行っている事業であります。
株式会社日洋は、わらべや日洋食品株式会社や他の食品メーカー向けに食品用材料の販売を行っております。なお、株式会社日洋は、株式会社日洋フレッシュから紅鮭・秋鮭の切身およびほぐし身などの加工食材を仕入れております。
[連結子会社]
株式会社日洋 食品用材料の仕入・販売
株式会社日洋フレッシュ 食品用材料の加工および惣菜群の製造・販売
(物流関連事業)
物流関連事業は、食品関係の配送を行っている事業であります。
株式会社ベストランスは、わらべや日洋食品株式会社や他の食品メーカーの商品の仕分・配送事業を行っております。
株式会社トラスト・K・ポーターは、ネットスーパーなどの軽貨宅配や軽貨物配送を行っております。
[連結子会社]
株式会社ベストランス コンビニエンスストアなどへの商品の仕分・配送
株式会社トラスト・K・ポーター ネットスーパーなどの軽貨宅配、軽貨物配送
わらべや日洋ホールディングスグループの事業系統図は次のとおりです。
文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在においてわらべや日洋ホールディングスグループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
<グループ理念>
私たちは「安全・安心」と「価値ある商品・サービス」の提供を通じて、お客様の健康で豊かな食生活に貢献します。
<経営理念>
・お客様のニーズを追求し、変革を推進します。
・コンプライアンスを実践し、透明性の高い経営を行い、社会から信頼される企業を目指します。
・人を育て、働きがいのある、環境にやさしい企業を目指します。
わらべや日洋ホールディングスグループは、グループ企業間の連携を強化しつつ、それぞれの企業が得意分野の機能を強化し、消費者、取引先、株主、従業員などの利害関係者の信頼に応えていきます。
(2)経営環境
わが国経済は、緩やかな回復が続くことが期待される一方、緊迫した世界情勢に加え、物価の上昇や金融資本市場の変動リスクなどに注意が必要であり、景気の先行きは不透明な状況が続くと考えられます。
食品業界では、消費者の多様化するニーズおよび節約志向の高まりへの対応が求められております。
(3)中長期的な経営戦略および優先的に対処すべき課題等
わらべや日洋ホールディングスグループを取り巻く経営環境は、“食”の安全・安心に対する社会的要請の高まり、少子高齢化による人口構成の変化、ライフスタイルの多様化など、大きく変化しています。わらべや日洋ホールディングスグループは、いかなる環境にも対応できる経営基盤を構築し、収益構造の強化を図るとともに、より企業価値を高め、持続的に成長する企業グループを目指します。
食品関連事業においては、消費者のニーズを的確に捉えた商品開発、コスト上昇に対応した原価管理の徹底、生産性向上を目的とした省力化機械の導入推進や生産体制の見直しにより、国内コンビニエンスストア向け事業の拡充と収益力の強化を図ります。また、国内事業で培った商品開発力、生産技術力および品質・衛生管理力を海外事業に活用していくことで、さらなる成長に向けたグローバルな事業基盤を構築します。食材関連事業および物流関連事業においても、ビジネスチャンスを的確に捉え、強みを生かした事業拡大を図ります。
品質管理と食品安全については、「衛生管理の徹底は他のいかなる業務よりも優先する」を合言葉に、衛生管理指導を徹底しています。わらべや日洋食品株式会社では、HACCPに沿った食品安全マネジメントシステム認証である「JFS-B」規格の適合証明を国内全工場で取得しています。また、わらべや日洋ホールディングスにグループ全体の品質保証体制に関する管理を担う品質保証部、わらべや日洋食品株式会社に生産工場における品質管理運用に関する業務を担う品質管理部を設置しています。今後も、品質管理と食品安全の一層の強化を図ります。
人材の活用については、従業員の処遇改善、働きやすい職場環境の提供、女性および外国人従業員のさらなる活躍推進などに努めています。また、中長期的な人材基盤の一層の強化を目的として2022年3月に多様化推進委員会を設置しています。
コーポレート・ガバナンスの基本としては、経営の監視機能および内部統制機能の充実、コンプライアンス経営の徹底を通じて、企業価値の向上に努めることとしています。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
わらべや日洋ホールディングスグループは、ROEを重要な経営指標と位置づけております。2028年2月期を最終年度とする中期経営計画において、連結ROE10%以上を目標としています。
当連結会計年度の連結ROEは8.2%(前期比2.5ポイント改善)となりました。国内既存事業における収益力の向上、成長分野と位置づけている海外事業の拡大などにより、中長期的に目標の達成を目指してまいります。
以下の記載事項は、わらべや日洋ホールディングスグループの事業に関するリスク要因と考えられ、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えています。ただし、以下は、わらべや日洋ホールディングスグループの全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外のリスクも存在します。
なお、文中における将来に関する事項は、本報告書提出日現在においてわらべや日洋ホールディングスが判断したものです。
わらべや日洋ホールディングスグループは、これらリスクの発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針です。
(1)特定の取引先への依存度が高いことについて
わらべや日洋ホールディングスグループの主な販売先は、株式会社セブン-イレブン・ジャパン(以下、セブン-イレブン)の加盟店および直営店であり、同社とは1978年6月以来、商品売買取引に関する契約に基づき継続的に取引を行っています。
わらべや日洋ホールディングスグループの連結会計年度における連結売上高のうち、セブン-イレブンへの売上高および連結売上高に対する割合は下表のとおりです。わらべや日洋ホールディングスグループは、今後ともセブン-イレブンとの安定した取引関係を継続していく方針です。
一方、セブン-イレブンの店舗展開、販売方針ならびに価格政策などの経営戦略が変更になった場合、同社店舗への商品納入に関して同業他社との競合が発生するなど取引関係が変化し、わらべや日洋ホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
|
(単位:百万円) |
|
|
2021年2月期 |
2022年2月期 |
2023年2月期 |
2024年2月期 |
||||
|
金額 |
売上比 (%) |
金額 |
売上比 (%) |
金額 |
売上比 (%) |
金額 |
売上比 (%) |
|
|
株式会社セブン-イレブン・ジャパンの加盟店および直営店への売上高 |
153,031 |
78.8 |
151,264 |
78.6 |
154,989 |
79.7 |
160,739 |
77.6 |
|
連結売上高 |
194,309 |
100.0 |
192,326 |
100.0 |
194,416 |
100.0 |
207,009 |
100.0 |
(2)事業環境について
わらべや日洋ホールディングスグループの中食事業は、食品スーパー、ドラッグストア、惣菜専門店、持ち帰り弁当店や事業所向け弁当宅配事業者などとの間において、価格、品質、利便性などをめぐって、競合が激化しているものと認識しています。
わらべや日洋ホールディングスグループは、「安全・安心」と「価値ある商品・サービス」の提供を通じて、お客様の健康で豊かな食生活に貢献し、「食」の喜びを提供していくことで、顧客満足度の向上に努めていきます。
しかしながら、原材料価格や人件費の上昇などに伴う製造コストの増加が、わらべや日洋ホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)食の安全性について
食品メーカーとして、食の安全・安心に対する社会的要請への対応は重要課題の一つであると認識しています。
わらべや日洋ホールディングスグループは、「衛生管理の徹底は他のいかなる業務よりも優先する」を合言葉に、業界独自のHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point:危害分析重要管理点/食品製造工程の衛生管理プログラムの一つ)の手法などに基づき、食材の調達から商品の製造、配送に至るフードチェーン全体で品質・衛生管理を徹底して商品の安全性を確保する体制を構築しています。
しかしながら、上記の取り組みにもかかわらず、わらべや日洋ホールディングスグループの想定を超えた事象が発生した場合、わらべや日洋ホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)法的規制等について
わらべや日洋ホールディングスグループの食品事業に関する主たる法的規制には、食品の規格、添加物、衛生監視、営業許可などを定めた「食品衛生法」、工場、事業場の排水規制を定めた「水質汚濁防止法」、欠陥製造物からの消費者保護を目的とした「製造物責任法(PL法)」などがあり、その遵守に万全を期しています。
一方で、現在予期しない法的規制などが実施された場合、その対応に新たな費用が発生するなど、わらべや日洋ホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)自然災害について
わらべや日洋ホールディングスグループの事業拠点が所在する地域において、大規模地震などの自然災害やそれに伴う電気、水道をはじめとするライフラインの停止、物流網の遮断などが発生した場合、わらべや日洋ホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。災害発生時は人命を第一と考え、政府や自治体の発表・要請を踏まえ、事業継続マニュアルに従い対応していくこととしております。
(6)気候変動リスク
気候変動リスクについては、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組(1)気候変動への対応」をご参照ください。
(7)感染症リスク
感染症が国内および事業展開している地域で拡大した場合は、外出の制限や経済活動の停滞の影響などにより、わらべや日洋ホールディングスグループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。わらべや日洋ホールディングスグループにおいては、上記リスクに対して、お客様、取引先および従業員の安全を第一に、政府や自治体の発表・要請を踏まえ、事業継続マニュアルに従い対応していくこととしております。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー