ヒラキ(3059)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


ヒラキ(3059)の株価チャート ヒラキ(3059)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】ヒラキグループは、ヒラキ株式会社(ヒラキ)を企業集団の中核とし、連結子会社1社(上海平木福客商業有限公司)の計2社で構成されております。 ヒラキグループは、自社企画開発による靴・履物(直輸入商品)を中心として、衣料、日用雑貨品等の通信販売事業、店舗販売事業および卸販売事業を展開しております。  上海平木福客商業有限公司はヒラキの各事業セグメントで販売する商品を調達しております。  ヒラキグループの事業における位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。 セグメントの名称事業内容通信販売事業(ヒラキ)靴を中心としたカタログ、インターネット販売を行っております。店舗販売事業(ヒラキ)靴を中心とした総合ディスカウントストアならびに靴専門店の運営、店舗販売を行っております。卸販売事業(ヒラキ)大手小売店、量販店等への卸販売を行っております。   事業の系統図は次のとおりであります。

有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】ヒラキグループの経営方針、経営環境および対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、記載内容における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在においてヒラキグループが判断したものであります。 (1)経営方針ヒラキグループは、社訓「人の生命は限りがある。会社の生命を永遠のものにして、次の時代のための礎となろう。」に基づき、「お客様に支持され、社会に貢献し、世の中に必要とされ、そして従業員の拠り所となる会社であり続けること。」を経営の基本方針とし、持続的な成長を目指しております。この実現に向けて、「お客様が本当に欲しいと思われる商品を、気持ちよく買っていただくこと」をポリシーとした商品作りを行っております。商売の原点はお客様であり、品質を守りながら気軽に買える価格設定で商品開発を行い、お客様に「驚き」「楽しさ」「満足感」をお届けできるよう社員一丸となって取り組んでおります。この取り組みによって、お客様から支持をいただき、長期安定的な企業価値の向上を図ってまいります。 (2)中期経営計画ヒラキグループは、『2026中期経営計画(2024~2026年度)』を策定しております。今般の事業環境の変化に対応する収益モデルを作り上げ、強靭な企業体質を確立させる3か年と位置付けております。長期安定的な企業価値の向上には、資本収益性を高めることと為替変動等の影響に耐えうる財務基盤の強化が必要であり、そのため自己資本利益率(ROE)はヒラキグループが想定する株主資本コストを上回る5%以上を、そして自己資本比率47%を目指してまいります。ROE改善に向けては、自社企画開発商品(以下「オリジナル商品」という。)がヒットした過年度においてROEが高くなる傾向があり、オリジナル商品の開発強化を第一義に据え、売上拡大と収益力の向上に取り組んでまいります。またバランスシート上においては、在庫の適正化および固定資産の有効活用ならびに有利子負債の削減を図ってまいります。ROE向上の実効性を高めるため、ROEツリーにより要素分解することで、現場に適した重点課題(重点取組10テーマ)を設定し、それに基づくアクションプランを各部門が立案し自律的にPDCAを回していく取り組みを進めております。 (3)経営環境および対処すべき課題等今後の経済情勢は、米国政権の政策や中東情勢について不確実性が高まるほか、円安の継続やエネルギー価格・人件費の高騰による物価上昇によって、消費者の節約志向が継続・進行する懸念があるなど、景気の先行きは依然として不透明な状況が予想されます。このような状況の下、次期は「ローコスト経営の徹底」および「未来への土台づくり」を基本戦略として、固定費の削減や業務効率化を徹底し、無駄を省いて筋肉質な経営体質をつくるとともに、商品・サービスの見直し、新市場の開拓、人材育成など、将来の成長につながる投資を進め、価格以上の価値をお客様にお届けしてまいります。そのために、中期経営計画に掲げる重点取組10テーマを推進し、売上高の増加と持続可能な利益の創出に取り組んでまいります。通信販売事業におきましては、開発体制の見直しによるリードタイムの短縮とオリジナル商品の強化を進めるとともに、SNS等を活用した広告の強化によりWEBサイトへの集客増加を図り、新規顧客の受注増加に取り組んでまいります。さらに、広告宣伝費の効率的な運用を図るべくデータ分析に基づくカタログの構成・配布方法の最適化を進めてまいります。店舗販売事業におきましては、岩岡本店のおかし館・アーケード・アウトレット館の更なる活性化および各種イベントの開催頻度を上げることで賑わいの創出を図ってまいります。また、靴専門店モデルの標準化と継続的な出店および全店でのオリジナル商品の販売拡大に努めることによって、売上高増加および売上総利益率の向上に取り組んでまいります。卸販売事業におきましては、売上高増加を第一に、主要取引先との取引増加とこれに続く柱となる取引先へのODM営業の強化、売上総利益率の高い大卸しの新規取引先開拓および取引の継続化を図ってまいります。以上の取り組みを達成することによって、重点取組10テーマの推進を確たるものとし、持続的な業績向上につなげてまいります。 <中長期的な取り組み>① オリジナル商品力の強化a. 価格以上に価値のある商品の開発世界的な物価上昇や円安水準の影響により、絶対的低価格で商品を開発することが困難になってきており、お客様に価格以上の価値を感じていただける商品の開発が課題であります。これまでの低価格戦略に加えて、機能性等付加価値のある商品開発を行い、オリジナル商品の価値向上に取り組んでまいります。b. 商品バリエーションの充実ヒラキグループのコア事業である靴・履物市場の拡大が期待できない中、これまで以上にお客様に楽しんでお買い求めいただくには、品揃えの強化が課題であります。消費者の変化に対応した商品の開発を進め、実用的な商品の充実を一層図ってまいります。c. 商品原価の低減ヒラキグループの特長は「安さ」であり、品質を守りながら安さを実現していくことが課題であります。 開発・生産から販売まで一貫した体制を持つ強みを活かし、また海外生産委託メーカーとの協力体制を強化することにより、「良質」と「安さ」を実現してまいります。② 販売力の強化a. ECの強化カタログやチラシ等の紙媒体による広告宣伝は、コスト増およびレスポンス率の低下により費用対効果が悪化傾向にあり、とりわけ通信販売事業において、カタログ販売からECへのシフトが課題であります。ECを中心に消費者との接点を拡大し、ユーザーエクスペリエンスの向上を図ってまいります。b. 日本一の靴売場と特価商品等による店舗の差別化業態を越えた競争が激化しており、「靴のヒラキ」総合店の集客力の強化が課題であります。岩岡本店は販売足数日本一の靴売場を、支店は圧倒的な地域一番店を目指して取り組んでおります。また、主力の靴に加え、特価商品の仕入や地域最大級のお菓子売場などワクワクする売場づくりを行うことで他店との差別化を一層強化してまいります。c. 靴のマーケットシェア拡大「安さ」を維持するには、販売力を背景とした仕入力を強化していくことが課題であります。そのために、自社で販売するほか、卸販売事業において他業態の靴売場をプロデュースすることで、オリジナル商品の販売強化を図ってまいります。③ 靴に関連する事業展開収益の多様化と収益力の向上が課題であり、靴の部品製造から始まったヒラキグループは、時代の流れに合わせながら店舗販売事業、通信販売事業および卸販売事業と事業形態を広げてまいりました。現在は、店舗販売事業においてオリジナル商品を主体とする小商圏都市型店舗の開発を進めております。当連結会計年度は5か店出店し、当連結会計年度末現在、京阪神エリアにおいて18か店を展開しております。今後も靴関連事業から派生する新たなビジネスに挑戦し、ヒラキグループの存在意義を高めてまいります。④ ローコストオペレーションの徹底「安さ」を維持するため、ローコストオペレーションの強化が課題であり、あらゆる業務において常に「ムリ・ムダ・ムラ」をなくす取り組みを行い、合理化を進めております。ボラティリティの高い経営環境の中で着実に利益を確保する体制を構築するため、費用対効果を重視しコスト低減を徹底してまいります。

事業等のリスク

3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあると考えております。リスクの重要性の判断にあたっては、社長執行役員を委員長とする内部統制委員会においてヒラキグループの将来の経営成績等に与える影響度および発生可能性を踏まえたリスク評価等を行い、中でもヒラキグループのコントロール外にある外的要因によって生じるリスクのうち優先的に対応を講ずるべきもの、もしくは内的要因によって生じるリスクのうち中長期的に大きな影響を及ぼすものを主要なリスクとして選定し、対応策の検討を行っております。管理対象としたリスクはリスクマップを作成し、年2回の更新により統制活動を見える化するとともに、それらの内容を取締役会に報告しております。なお、記載内容における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在においてヒラキグループが判断したものであります。また、以下の記載はヒラキグループの事業等およびヒラキ株式への投資に係るリスクを全て網羅するものではありません。 (1) 外的要因に関わるリスク① 生産国の経済情勢等による影響ヒラキグループは、通信販売事業、卸販売事業において主にオリジナル商品を販売しております。また、店舗販売事業においても一部オリジナル商品を販売しており、他社との差別化が図れるオリジナル商品はヒラキグループの事業の基盤であり、収益の源泉となっております。 オリジナル商品は、ヒラキグループが強みとする「安さ」を実現するために海外の工場に生産を委託しており、生産国は中国が中心であります。当連結会計年度において、全仕入高に占める中国からの仕入比率は37.8%でありますが、輸入取引に占める中国からの輸入比率は93.4%であり、中国への依存度が高くなっております。生産国リスクをヘッジするため、生産国の移転に取り組んでおります。衣料においてはその4分の1程度をバングラデシュなど中国以外の第三国で生産しておりますが、靴に関しては技術・資材調達等において中国に優位性があり、中国以外での生産委託は進んでいないのが現状です。このため、生産国、特に中国の政治情勢および経済環境、人民元相場等に著しい変化が生じた場合、ヒラキグループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ヒラキグループでは、コロナ禍以降、2023年度より海外生産委託工場への現地指導を部分的に再開し、当連結会計年度より本格的に実施しております。今後も、オンラインも活用しながら現地に出向くことで、委託先とのコミュニケーションを強化し、生産管理の精度を高めてまいります。また、「足で稼ぐ」商売の実践を通じて、現場の状況を直接把握し委託先との信頼関係を深めるとともに、新規開拓にも取り組んでいく方針です。② 為替相場変動の影響ヒラキグループのオリジナル商品は、海外での生産委託を行っており、その輸入取引は米ドル建て決済であります。そのため、米ドルの為替変動が仕入コストへ及ぼす影響を軽減するため、輸入取引については向こう1年内の為替予約取引等を行い、仕入コストの安定化を図っております。また、商品開発において社内基準レートを設定することで、為替の変動要因に左右されることなく、品質の確保を図っております。しかしながら、米ドルの円に対する為替相場が急激に変動した場合、ヒラキグループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。2022年4月以降、急激な円安の進行による影響が生じておりますが、原価低減によるオリジナル商品の適正な粗利益率の維持およびタイムリーな為替取引を行ってまいります。 ③ 金利変動の影響ヒラキグループは、過年度において店舗開発や物流センター(生野事業所)などの設備投資を行ってきたことにより2026年3月期の連結会計年度末において有利子負債残高は65億59百万円あり、連結総資産に占める比率は45.5%となっております。近年の資金調達コストは低位で推移してきたものの、金利上昇局面に入ってきており、将来の金利上昇リスクを軽減するため、中期経営計画に有利子負債の削減を掲げ財務内容の改善に取り組むとともに、基本方針として長期固定金利による調達を行っております。しかしながら、靴専門店の出店や設備の更改など今後の事業拡大による新規運転資金や設備投資資金、借換資金を調達する可能性があり、市場金利が大幅に上昇した場合、支払利息等の増加により、ヒラキグループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 内的要因に関わるリスク① 商品の長期滞留および評価減等に伴う影響ヒラキグループは、主にオリジナル商品を取り扱っております。オリジナル商品における在庫リスクはヒラキグループが負っております。靴・履物をはじめ衣料等において季節商品を数多く取り扱っているほか、主力である靴はサイズ、カラーとも多様なため、他のカテゴリーと比べてもSKU(最小管理単位)数が多いのが特徴であり、季節商品や端サイズの売れ残りなどを適切に処理し売り切ることが課題であります。 そのため、生産量の決定に際しては、ビッグデータ分析システムによる実績分析を行うなど販売予測の精度向上に努めております。さらに、単品管理による商品在庫の見える化を行い、適時適切な売価変更等を実施することにより、売上最大化および在庫最小化に取り組んでおります。また、通信販売事業、店舗販売事業および卸販売事業を擁するヒラキグループの多彩な販売網を活用し、商品在庫の適量水準の維持に努めておりますが、季節要因や流行の変化等の影響により、売上高が予想を下回りヒラキグループの販売力で吸収できない場合は適正水準を維持できない可能性があります。その場合、社内規程に基づき商品在庫の評価減を実施しておりますが、予想を上回る急激な販売減少が生じた場合、商品在庫の長期滞留や評価減が発生し、ヒラキグループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。② 顧客情報の取扱いによる影響ヒラキグループは、通信販売事業、店舗販売事業および卸販売事業におきまして、顧客情報を保有しております。顧客情報の保護に関しましては、個人情報保護委員会を設置して社内体制の整備を行い、プライバシーマークの取得および更新〔認定番号:20000485(09)〕、社内教育による従業員の意識啓蒙活動など細心の注意を払っております。また、セキュリティ対策ソフトやファイアウォール等の導入および更新を行い、常に新たな脅威に注意しながらシステムへの不正アクセスおよびウイルスに対する防御策ならびに情報漏洩防止対策を講じております。しかしながら、万一何らかの理由により外部漏洩や個人情報保護法等に抵触する事象が発生した場合、社会的信用問題や損害賠償責任等により、ヒラキグループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。③ 商品の品質に関するリスクヒラキグループは、「よい商品をどこよりも安く」をモットーに事業展開を行っております。ヒラキグループが販売するオリジナル商品は「安さ」が特長です。商売はお客様の信用が第一であり、価格と品質の両面に徹底的にこだわってまいります。品質を守りながら多くの方に気軽に使っていただける価格設定で作るのは大変難しく、そこに挑戦するために努力・工夫をすることがヒラキグループの使命であると考えております。ヒラキグループは、「価格」と「品質」の両面でお客様に喜んでいただけるモノづくりを目指してまいります。そのため、社長執行役員直轄の品質管理部を設置し、ヒラキグループ規定の品質基準に基づき、生産委託工場への技術指導や社内検品体制の強化、また外部の検査機関による検査などを行い、商品の品質管理体制の充実に取り組んでおります。また、お客様意見の活用や社内モニター制度などを通じて商品の改善を推し進めております。しかしながら、オリジナル商品に予測しえない安全上の問題が発生した場合には、当該商品の販売停止や回収が発生し、在庫処理や回収に係る費用等が発生する可能性があります。また、ヒラキグループ全体に対する社会的信用が低下し、ヒラキグループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。



※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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