物語コーポレーション(3097)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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物語コーポレーション(3097)の株価チャート 物語コーポレーション(3097)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 物語コーポレーショングループ(物語コーポレーションおよび物語コーポレーションの関係会社)は、物語コーポレーションおよび連結子会社11社で構成されており、直営およびフランチャイズによる外食事業を営んでおります。

 物語コーポレーショングループによる当連結会計年度末の店舗数は810店舗(直営店〔国内〕499店舗、フランチャイズ店〔国内〕252店舗、海外59店舗)を有しております。

 物語コーポレーションは国内において郊外型大型店を主とする14ブランドを展開しております。

『焼肉きんぐ』

 「きんぐカルビ」をはじめとする五大名物を看板商品とし、豊富なサイドメニューを取り揃えたテーブルオーダー形式の焼肉食べ放題店。ファミリー層の利用を中心とした郊外型大型店。

『丸源ラーメン』

 「熟成醤油ラーメン 肉そば」を看板商品とし、お子様メニューや季節商品を多数取り揃えたラーメン専門店。ファミリー層を中心に、おひとり様での利用もできる郊外型大型店。

『二代目丸源』

 「熟成醤油ラーメン きゃべとん」を看板商品とし、お子様メニューや季節商品を多数取り揃えたラーメン専門店。ファミリー層を中心に、おひとり様での利用もできる郊外型大型店。

『熟成醤油ラーメン きゃべとん』

 「熟成醤油ラーメン きゃべとん」を看板商品とし、お子様メニューや季節商品を多数取り揃えたラーメン専門店。ファミリー層を中心に、おひとり様での利用もできる郊外型中規模店。

『お好み焼本舗』

 「名物超贅沢玉」と串カツを看板商品とした食べ放題店。豊富なサイドメニューや季節商品を取り揃え、幅広い年代、利用シーンに対応した郊外型大型店。

『寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵』

 素材にこだわった寿司やしゃぶしゃぶを看板商品とし、和をコンセプトとしたテーブルオーダー形式の食べ放題店。ランチメニューも提供し、お祝いの席から日常使いまで、シニア層やファミリー層を中心とする幅広い利用シーンに対応した郊外型大型店。

『魚貝三昧 げん屋』

 創業の地豊橋に店舗を構え、豊富な日本酒と、産地直送の新鮮な食材を使った魚貝料理など、料理人が調理する本格的な和食を提供する割烹料理店。個室も構え、接待や宴会など、幅広い利用シーンに対応した繁華街型店舗。

『しゃぶとかに 源氏総本店』

 素材と産地にこだわった食材を使ったしゃぶしゃぶや和食懐石を提供する和食専門店。個室も構え、接待をはじめ大人数での宴会や慶弔事など、幅広い利用シーンに対応した郊外型大型店。

『牛たん大好き 焼肉はっぴぃ』

 牛タンを看板商品に和牛や国産牛を提供する焼肉専門店。ビジネスパーソンや近隣ファミリー層が気軽に利用できる繁華街型店舗。

『熟成焼肉 肉源』

 熟成肉と産地や品種にこだわった豊富なワインを提供する焼肉専門店。個室も構え、カジュアルな接待やカップルでの利用など幅広い利用シーンに対応した繁華街型大型店。

『焼きたてのかるび』

 「焼きたてのカルビ丼」と「ユッケジャンスープ」を看板商品としたファストカジュアル焼肉店。テークアウトやデリバリーの利用もできる郊外型中規模店。

『果実屋珈琲』

 厳選された四季折々の熟成された果実をふんだんに使用したサンドイッチやデザートを看板商品としたカフェ&ショップ。テークアウトにも対応した郊外型大型店。

『濃厚中華そば 餃子 丸福』

 「濃厚中華そば」と「丸福餃子」を看板商品とする中華そば専門店。ファミリー層を中心に、おひとり様での利用もできる郊外型中規模店。

『熟成肉とんかつ ロース堂』

 こだわりの熟成肉を使用した「ロースカツ定食」を看板商品としたとんかつ専門店。ファミリー層を中心に、おひとり様での利用もできる郊外型中規模店。

 

 また、フランチャイズ加盟企業からの売上歩合方式のロイヤルティ・加盟金・業務受託料などを徴収するフランチャイズ事業を行っております。

 子会社である「物語(上海)企業管理有限公司」は中国での飲食店運営、「PT.Agrapana Niaga Gemilang」はインドネシアでの飲食店運営、「物語香港有限公司」は香港での飲食店運営、「Storytellers USA, Inc.」はアメリカで子会社の統括、「Shin Nihon Kousan Inc.」他5社はアメリカでの飲食店運営を行っております。

 物語コーポレーショングループは飲食事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

 物語コーポレーショングループおよびフランチャイズ店を含めた事業の系統図は次のとおりであります。

 なお、連結子会社の1社につきましては、本格的な稼働を2025年10月以降に予定しているため、下記の「事業系統図」には含めていません。


有価証券報告書(2024年6月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において物語コーポレーショングループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 物語コーポレーショングループでは「Smile & Sexy(スマイル アンド セクシー)」という、“自己実現を目指す”経営理念のもと、素敵に自由に、正々堂々、人間味豊かな“物語人”が集う「個」が溢れる企業を目指しております。

 今後とも、この経営理念の体現により持続的な企業価値向上に向けた諸施策に取り組んでまいります。

 

(2)経営環境

 外食業界におきましては、持続的な賃上げが下支えとなり、国内の消費活動は緩やかな回復が見込まれます。一方で、国際情勢の先行き不安や世界的なインフレの進行などによるエネルギー価格や原材料価格の上昇により、依然として厳しい経営環境が続くものと思われ、環境の変化に合わせた柔軟な経営が求められております。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略及び会社の対処すべき課題

 物語コーポレーショングループは中期経営計画「ビジョン2025」に定める「日本・海外における『業態開発型リーディングカンパニー』の実現」に向けて、国内においては主力ブランドの『焼肉きんぐ』、『丸源ラーメン』、『寿司・しゃぶしゃぶ ゆず庵』ならびに新業態の『焼きたてのかるび』を中心に積極的な出店を行います。また、既存店舗のリニューアルや商品、サービスなどの向上を中心とした継続的なフォーマット改善を推進し、選ばれるブランドづくりを目指しております。加えて、国内のみならず中国・インドネシアにおける新業態の開発や展開にも積極的に取り組んでまいります。さらに、物語コーポレーショングループの最大の差別化要素である人財への投資を積極的に行うとともに、新たな価値創造を加速させるDX(注1)と本社機能の整備を通して、経営基盤の充実を図ってまいります。

 これらを実現するためには、外部環境と内部環境のあらゆる変化にもスピーディに対応することにより、経営基盤をより強固なものとし、市場競争力を向上させていくことが大きな課題であると認識しております。このような状況のもと、以下の6施策を重要施策として認識し、企業価値をより一層高めることに繋げてまいります。

① 既存ブランドの事業拡大と収益性向上

 店舗ごとに収益性を重視した質の高い出店を積極的に推進し、郊外ロードサイド市場の寡占化を目指します。また、人財教育やフランチャイズ加盟店への支援をさらに加速させます。加えて、「差別化の積み重ね」にこだわり、ブランド力のさらなる向上、サプライチェーンの最適化や各種コスト削減を推進し、収益性の向上を図ります。

② 新業態・新事業を日本、海外でチャレンジ

 新たな収益の柱を育成するために、新業態開発への取り組みを強化し、また、持続的な成長を目指すために、新規事業開発や海外事業開発にもチャレンジします。

③ 多様な理念型人財の採用

 人種、国籍、セクシュアリティなどの垣根を超え、私たちの経営理念である「Smile & Sexy」に共感する人財を採用し、成熟・自立した「個」が集う集団を目指します。

④ 個の覚醒を促すD&I(注2)と人財育成の推進

 物語コーポレーショングループは「個」の尊厳を「組織」の尊厳より上位に置き、「個」の明言から生まれる議論を多くの差別化要素を生み出す源泉とし、組織の成長に繋げます。また、覚醒した「個」の発掘と人財育成を強く推進し、成熟・自立したリーダーを生み出すことで、「とびっきりの笑顔と心からの元気」で世の中をイキイキさせることを目指します。

⑤ 新たな価値創造を加速させるDXと本社機能強化の推進

 DXの推進をより加速させ、社会の大きな変化やお客様のニーズへの対応と新たな価値創造に取り組むとともに、業務そのものを変革することで、生産性のさらなる向上を目指します。

 

⑥ サステナビリティの推進

 「豊かな社会」と「お客様に必要とされるブランド・会社」の両立を目指し、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定し、事業戦略とサステナビリティの連動を深めることで、持続的な社会の実現と企業価値の向上を目指します。

 

(注1)DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略称であります。

(注2)D&Iとは、ダイバーシティ&インクルージョンの略称であります。

 

(4)目標とする経営指標

 物語コーポレーショングループは、2019年6月に2025年6月期を最終年度とした中期経営計画「ビジョン2025」を策定し、次期以降も増収増益を目指してまいります。

 そのうえで、2025年6月期までを対象とした以下の経営指標を目標としております。

① 2025年6月期のグループ店舗売上高(注)1,716億円

② 2025年6月期の連結売上高1,215億円

③ 連結決算における売上高、営業利益、経常利益の年間毎平均10%以上の成長

④ 既存店売上高のプラス成長

⑤ ROA(総資産経常利益率)15%以上の維持

⑥ ROE(自己資本利益率)15%以上の維持

⑦ ROIC(投下資本利益率)15%以上の維持

  ※ ROIC= 税引後経常利益 ÷ (自己資本 + 有利子負債)

(注)グループ店舗売上高とは、物語コーポレーション直営店とフランチャイズ店の店舗売上高の合計を指しております。

 

 なお、2024年6月期における物語コーポレーショングループの各項目についての状況は以下のとおりです。

項目

2023年6月期 実績

2024年6月期 実績

2025年6月期 目標値

グループ店舗

売上高

(注1)

1,325億円

1,550億円

1,716億円

既存店売上高の前期比

前期比17.0%増

前期比8.1%増

プラス成長

連結売上高

(前期比)

922億円

(前期比25.9%増)

1,071億円

(前期比16.1%増)

1,215億円

(前期比平均10%以上の成長)

連結営業利益

(前期比)

72億円

(前期比150.6%増)

81億円

(前期比13.3%増)

-(注2)

(前期比平均10%以上の成長)

連結経常利益

(前期比)

71.7億円

(前期比16.4%増)

85.8億円

(前期比19.5%増)

95.3億円

(前期比平均10%以上の成長)

ROA

14.9%

15.3%

15%以上

ROE

19.9%

21.0%

15%以上

ROIC

14.2%

15.0%

15%以上

(注1)グループ店舗売上高とは、物語コーポレーション直営店とフランチャイズ店の店舗売上高の合計を指しております。
(注2)連結営業利益の2025年6月期の目標値については、外部への公表をしておりませんので記載を省略いた
    しました。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況などに関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において物語コーポレーショングループが判断したものであります。

 

(1)事業に関するリスクについて

① 市場環境について

 外食業界の外部環境は、国内人口の中長期的な減少や、弁当・惣菜などの中食市場の成長などにより、全体的な市場規模は縮小傾向にあり、外食業界の既存店売上高は、前年に比べ減少する傾向にあります。これら市場環境の悪化などが一層進む場合には、物語コーポレーショングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 この対策として、既存顧客の満足度向上や新たな顧客価値の創造のために、各ブランドにおける品質・サービスの向上、人財の育成、新メニュー開発、積極的な販売促進活動などの施策や店舗改装などにより既存店の増収を図ると同時に、直営店の新規出店とフランチャイズ展開を積極的に進めてまいります。

② ブランドコンセプトについて

 物語コーポレーショングループは、国内と海外において複数の外食ブランドを営んでおります。それぞれ、物語コーポレーショングループ独自の企画開発によるブランドコンセプトで差別化を図っておりますが、これらの施策がお客様のニーズの変化などによって物語コーポレーショングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 この対策として、お客様のニーズの変化を常に把握し、時代のニーズに応えた物語コーポレーショングループ独自の施策の立案に取り組んでまいります。

③ 新規出店計画について

 新規出店の用地確保については、物語コーポレーショングループのニーズに合致する条件の物件が必ずしも確保されるとは限りません。また、仮に物語コーポレーショングループの計画に沿った物件を確保しても当初計画された店舗収益を確保できない可能性があります。物語コーポレーショングループでは、新規出店の用地確保および収益性の検討など、新規出店計画の遂行に鋭意取り組んでまいりますが、新規出店が計画どおり遂行出来ない事態が発生した場合、物語コーポレーショングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 この対策として、従来の不動産業者などからの外部情報に加え、取引先銀行、取引先業者からも幅広く情報を入手するように努めており、さらに出店後に計画と実績を比較検討し、課題の分析及び分析に基づく対応策を講じてまいります。

④ 原材料の価格高騰について

 天候不順による野菜価格の高騰や政府によるセーフガード(緊急輸入制限措置)の発動や海外各地における紛争、需給関係の急激な変動による食材価格の高騰の可能性および為替変動による影響など、物語コーポレーショングループが購入している原材料には価格が高騰する可能性があるものが含まれております。このような事象が発生し原材料価格が高騰した場合、物語コーポレーショングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 この対策として、安心かつ安全な原材料の調達に向けた調達ルートの多様化等を推進しております。

 

(2)法的規制に関するリスクについて

食品衛生法への対応について

 物語コーポレーションは食品衛生法を遵守し、管轄保健所を通じて営業許可を取得しております。各店舗、『物語フードファクトリー』(製麺工場)、『物語フードラボ』(液体調味料製造工場)は、食品衛生責任者の設置を管轄保健所に届け出ており、さらに「HACCP(ハサップ)の考え方を取り入れた衛生管理手法」を用いて安定した品質管理を提供できる体制を整えております。しかしながら、今後、直営店舗およびフランチャイズ店舗において食中毒の発生の危険性を100%排除することはできず、万一、物語コーポレーショングループの店舗において食中毒が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 この対策として、各店舗では、店長による日常的なチェックおよびエリアマネジャーによる検査や改善指導などを実施しております。また『物語フードファクトリー』、『物語フードラボ』におきましても、厳正な品質管理および衛生管理を実施しております。さらに、各店舗、『物語フードファクトリー』、『物語フードラボ』におきまして、社内ルールに則した衛生管理を徹底するほか、専門業者による定期衛生検査を実施しております。

 

(3)財務に関するリスクについて

減損損失について

 物語コーポレーショングループは、店舗に係る多額の固定資産を保有しております。国内人口の減少や、弁当・惣菜などの中食市場の成長などによる外部環境の変化、または前述した(1)②にて記載したとおり、ブランドコンセプトがお客様のニーズと合わなくなった結果、店舗の収益性が低下し事業計画と大きく乖離する可能性があります。この場合、固定資産の減損に係る会計基準の適用により減損損失を計上し、物語コーポレーショングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 この対策として、計画と実績を比較検討し、課題の分析及び分析に基づく対応策を講じております。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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