フージャースホールディングス(3284)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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フージャースホールディングス(3284)の株価チャート フージャースホールディングス(3284)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

フージャースホールディングスグループは、フージャースホールディングス、連結子会社22社及び関連会社1社によって構成されております(2026年3月31日現在)。近年において多様化するニーズに対応し、市況に左右されない安定的な事業基盤を構築することに努めてまいりました。

 

フージャースホールディングスグループの各事業における位置づけなどは次の通りであります。

以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

(Ⅰ) 不動産開発事業

株式会社フージャースコーポレーション

新築マンション分譲事業、全国市街地再開発事業への参画、新築戸建分譲事業

株式会社ホームステージ

新築マンション分譲事業等

 

(Ⅱ) CCRC事業

株式会社フージャースコーポレーション

シニア向け新築マンション分譲事業

株式会社フージャースケアデザイン

シニア向けマンション管理・運営事業、介護保険事業

 

(Ⅲ) 不動産投資事業

株式会社フージャースアセットマネジメント

不動産投資事業、収益不動産開発事業、不動産賃貸業、リノベーションマンション分譲事業

株式会社フージャースキャピタルマネジメント

私募リート及び私募ファンドの運用、コンサルティング業

Hoosiers Asia Pacific Pte. Ltd.

アジア・太平洋地域における投資及び事業の経営・管理等

Hoosiers,Inc.

北米地域における投資及び事業の経営・管理等

 

(Ⅳ) 不動産関連サービス事業

株式会社フージャースリビングサービス

マンション管理事業、ビル管理事業、保険代理店事業、インテリア販売・リフォーム事業

ホテル運営事業、PPP 及び PFI事業の企画・マネジメント、コンサルティング業

株式会社フージャースウェルネス&スポーツ

スポーツクラブ運営事業

 

なお、フージャースホールディングスは有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

また、2026年5月公表の「報告セグメント変更に関するお知らせ」のとおり、フージャースホールディングスグループはこれまで「不動産開発事業」「CCRC事業」「不動産投資事業」「不動産関連サービス事業」の4つのセグメントで開示を行っておりましたが、事業ポートフォリオ管理の高度化を目的として2027年3月期第1四半期より、「不動産開発事業」「不動産投資事業」「不動産関連サービス事業」の3区分へ変更いたします。

 

フージャースホールディングスグループの事業系統図は、以下のとおりであります。

 

 


(注)1  フージャースホールディングス連結子会社である株式会社フージャースコーポレーションは、2026年4月1日付でフージャースホールディングスの連結子会社である株式会社フージャースアセットマネジメントを吸収合併いたしました。

2  フージャースホールディングス連結子会社である株式会社フージャースリビングサービスは、2026年4月1日付でフージャースホールディングスの連結子会社である株式会社フージャースケアデザインを吸収合併し、株式会社フージャースウェルビーイングパートナーズへ商号変更いたしました。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてフージャースホールディングスグループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。

 

(1)経営の基本方針

フージャースホールディングスグループは、経営の基本方針として、「Hoosiers WAY 私たちが大切にしていること」「Hoosiers PROMISE 私たちは何を約束するのか」「Hoosiers PURPOSE 私たちは何を目指すのか」の3つのグループメッセージを掲げています。「Hoosiers WAY」「Hoosiers PROMISE」には、企業活動において大切にしている価値観やお客様への想いが込められています。そして「Hoosiers PURPOSE」は、変化の激しい時代においても持続的に成長し、お客様、地域、社会にとって必要な存在であり続けるために、私たちが目指すべき姿を示しています。

フージャースホールディングスグループは、本グループメッセージの下、「これまでにない、に挑み続ける」姿勢を以て、お客様の「欲しかった暮らし」の実現に全力を尽くすとともに、変化に対応しながらさまざまな社会課題に向き合い、事業を通じて解決へと導く「ソーシャルデベロッパー」をめざしてまいります。

 


 

 

(2)経営環境、対処すべき課題及び中期経営計画

① 経営環境及び対処すべき課題

不動産業界では、建築費の高騰や金利上昇懸念など短期的な課題への対処に加え、中長期的な課題である人口減少や少子高齢化への対応、脱炭素社会実現への貢献、人的資本経営の推進など多角的な取り組みが企業に求められています。このような経営環境の下、中長期的な企業価値の向上に向けては、単なる利潤追求だけに留まらず、社会課題に積極的に取り組む姿勢が重要であると認識しています。

 

② 中期経営計画(2022年3月期~2026年3月期)

フージャースホールディングスグループは、2021年5月に中期経営計画(対象期間:2022年3月期~2026年3月期、以下「本計画」といいます。)を策定・公表しました。本計画は、創業以来の強みである住宅分野を軸に据えつつ、昨今の環境・社会要請に合わせて、基盤面・戦略面から抜本的に再構築しています。具体的には、前中期経営計画からの戦略キーワードである「地方・シニア・富裕層」を大方針として踏襲しつつ、以下の方針を掲げております。

 


 

また、本計画は、最終年度(2026年3月期)の利益計画として、連結経常利益100億円(経常利益率10%以上)、親会社株主に帰属する当期純利益65億円を達成することを目標としています。そして、利益率の改善とバランスシートの効率的な活用により、安定的な収益成長と財務健全性維持の両立を図るため、資本・財務方針としてROE15%以上、D/Eレシオ2.0倍程度維持、を掲げております。

 

<中期経営計画(2022年3月期~2026年3月期)※連結>

 

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

2025年3月期

2026年3月期

連結経常利益

50億円

65億円

75億円

85億円

100億円

親会社株主に帰属する

当期純利益

31億円

42億円

48億円

55億円

65億円

D/Eレシオ

2.0倍水準

ROE

10%以上

15%以上

配当性向

40%以上

DOE

4%以上

引渡戸数

1,500戸~1,700戸程度

 

 (注) 1 D/Eレシオ=有利子負債÷純資産

  2 ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷期中(平均)自己資本×100

  3 引渡戸数は、分譲マンション、分譲戸建及びシニア向け分譲マンションの合計

 

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

(1) フージャースホールディングスのリスクマネジメントにかかわる基本方針

フージャースホールディングスグループは、フージャースホールディングスを取り巻く経営環境を認識したうえで、フージャースホールディングスのリスク許容限度内で適切にリスク管理を行いながら、事業活動を通じて、持続的な成長、企業価値の最大化、社会課題解決を実現する経営を目指しております。

 

(2) フージャースホールディングスのリスク管理体制について

フージャースホールディングスグループは、コンプライアンス・リスク管理規程を制定し、コンプライアンス・リスク管理委員会を各部門及びグループ各社ごとのリスクを一元的かつ横断的に管理を行う管理主体として位置づけ、全社リスクを包括的に管理しております。

 

コンプライアンス・リスク管理規程において、フージャースホールディングスグループが管理すべきリスクを下記4種類に分類しております。

・災害リスク

  顧客及び事業継続等に大きな影響を与える災害に起因するリスク

・外部リスク                                                                                    

  事業に影響を及ぼす外的要因に関するリスク

・投資リスク

  個別の投資に関するリスク

・内部リスク

  フージャースホールディングスグループ内で発生するオペレーショナルなリスク

 

コンプライアンス・リスク管理委員会において、上記分類をもとに、内外環境の変化を踏まえて、各部門及びグループ各社ごとのリスクを網羅的に抽出しております。具体的には、下記一覧の通りとなります。

 

リスク分類

リスク分類定義

想定されるリスク

リスク詳細

災害リスク

顧客及び事業継続等に大きな影響を与える災害に起因するリスク

自然災害リスク

大規模自然災害によるフージャースホールディングス保有・運営・管理施設の営業休止や想定外の費用発生による業績への悪影響

感染症パンデミックリスク

パンデミック発生によるフージャースホールディングス運営施設の営業休止による業績への悪影響

 

外部リスク

 

事業に影響を及ぼす外的要因に関するリスク

気候変動リスク

前述「2サステナビリティに関する考え方及び取組(2)気候変動」に記載

金利変動リスク

①事業資金の調達コスト増加に伴う個別プロジェクトの収益率悪化
②住宅ローン金利上昇による潜在顧客の住宅取得需要の減退、フージャースホールディングス開発物件の販売鈍化

③キャップレート上昇による収益不動産の価格下落、売却時のキャピタルゲインの減少

為替変動リスク

①円換算の投資額・回収額の変動
②外貨建て資産・負債の円換算額の変動

賃料変動リスク

収益不動産の賃料収入減少に伴うNOI悪化と保有資産の価格下落

法規制・税制・会計制度等改正リスク

①資産取得・保有コストの増加に伴う不動産購入・投資意欲減退による潜在顧客の減少
②資産取得・保有コストの増加によるフージャースホールディングス保有資産の収益性悪化

人口動態リスク

日本の人口減少に伴う潜在顧客減少と事業機会の縮小

 

 

 

 

リスク分類

リスク分類定義

想定されるリスク

リスク詳細

 

外部リスク

事業に影響を及ぼす外的要因に関するリスク

ライフスタイル変化に伴うリスク

価値観の変化に伴うフージャースホールディングス分譲住宅への需要減少

デジタルテクノロジー進化への対応遅延リスク

生産性低下及びコスト競争力低下

人材確保リスク

少子高齢化による人材確保難とそれに伴う商品・サービス提供能力の低下

特定国の法規制・税制・会計制度等改正に伴うリスク

事業計画変更、想定外の追加コスト発生や事業リスク増加等に伴う財務・業績への悪影響

投資リスク

個別の投資(不動産投資・戦略投資(M&A)等)に関するリスク

開発用地取得リスク

競争激化に伴う優良開発用地取得機会の減少による収益機会逸失

建築コスト上昇リスク

個別プロジェクトの収益性悪化

開発許認可リスク

開発許認可取得遅延・不能による収益機会逸失、想定外損失の発生

取得資産の価値下落リスク

土壌汚染等の発覚による取得資産の価値下落、想定外損失の発生

戦略投資の期待効果未実現リスク

戦略投資(M&A)における期待利益成長やシナジー効果の未実現による財務・業績への悪影響

保有資産の塩漬けリスク

塩漬け不良資産の発生に伴い、手元流動性・資金調達力が悪化・フージャースホールディングスクレジットへの悪影響

新規事業の期待効果未実現リスク

新規事業における期待利益成長やシナジー効果の未実現による財務・業績への悪影響

内部リスク

 

フージャースホールディングス及びグループ各社で発生するオペレーショナルなリスク

法令違反リスク

行政処分リスク(含罰金支払等)事業停止、想定外の費用増加による業績への悪影響、信用失墜による資金調達能力の悪化、潜在顧客離反による業績悪化

建物・サービルの品質管理に伴うリスク

追加費用発生・事業計画変更リスク・レピュテーションリスク想定外の費用増加による業績悪化

サイバー攻撃・不正アクセスリスク

①情報システム利用不能による事業中断
②重要情報の外部流失による損害賠償リスク・レピュテーションリスク

役職員による不正・過失等発生リスク

①想定外費用増加による業績悪化
②信用失墜による資金調達能力の悪化、潜在顧客離反による業績悪化

 

 

 

上記を踏まえ、コンプライアンス・リスク管理委員会において、リスクの影響度(深刻度)と発生可能性等を分析し、リスクの重要度と対処すべき優先順位の高いリスクを「主要なリスク」と定めております。また、主要なリスクについては、コンプライアンス・リスク管理委員会において、定期モニタリングを通じて評価及び分析を行い、対応方針を適宜決定したうえで、各部門及びグループ各社に対して必要な指導及び助言を行っており、各部門及びグループ各社が対応する体制となっております。

なお、コンプライアンス・リスク管理委員会における審議事項・決定事項については、定期的に取締役会等に報告することとなっています。

 

 

(3) 主要なリスクと対応方針

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当連結会計年度末現在において経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクと対応方針は、以下のとおりであります。なお、気候変動リスクについては、主要なリスクと認識したうえ対応方針を定めておりますが、その内容については、前述「2サステナビリティに関する考え方及び取組(2)気候変動」の箇所に記載しております。

 

自然災害リスク

災害リスク

<リスク内容>

・大規模な自然災害による、営業活動の休止、仕掛プロジェクトの工事休止等に起因する工期の延長による竣工・売上計上時期の変更等、収益機会が先送りされる可能性

・大規模な自然災害によるフージャースホールディングス保有・運営・管理施設の滅失・棄損による営業休止と想定外の費用発生による業績への悪影響

・大規模な自然災害によるフージャースホールディングス社員への被害発生に伴うフージャースホールディングス事業休止による業績への悪影響

<対応方針>

・フージャースホールディングス保有・運営・管理施設の定期的な点検と補修

・策定されたBCPに従った適切な対応による早期の事業再開

 

 

マーケットにおける金利変動リスク

外部リスク

<リスク内容>

・事業資金の調達環境悪化に伴う個別プロジェクトの収益性悪化

・住宅ローンに対する金融機関の取組方針の変更による潜在顧客の住宅取得需要の減退、フージャースホールディングス開発物件の販売鈍化

・キャップレート上昇による保有資産価格の下落等

<対応方針>

・市場金利・住宅ローン金利・キャップレート動向のモニタリング・分析

・上記分析結果を踏まえての仕入・保有・販売戦略の立案と実行

・安定資金調達に向けた金融機関とのリレーション強化

 

 

人材確保リスク

外部リスク

<リスク内容>

・少子高齢化・人口減による人材確保難とそれに伴う商品・サービス提供能力の低下

・人事制度、職場環境を原因とした人材流出

<対応方針>

・採用力の強化

・社員教育による社員能力と生産性向上による商品力・サービス提供能力の維持

・社会の価値観変化に合わせた人事制度の見直しや職場環境の整備を通じた社員の定着率の向上

 

 

開発用地取得リスク

投資リスク

<リスク内容>

・競争激化に伴う優良開発用地取得機会の減少による収益機会逸失

<対応方針>

・戦略に基づいた用地取得方針の立案

・用地情報収集力の向上及び用地取得ルートの確保

 

 

 

建築コスト上昇リスク

投資リスク

<リスク内容>

・建築コスト上昇による収益性の悪化

<対応方針>

・顧客のニーズや物件所在地のエリア特性に合ったきめ細かい商品開発と付加価値提供により他社との差別化を図り、顧客に評価されるモノづくりを通じた適正利潤の追求

 

 

保有資産の劣化リスク

投資リスク

<リスク内容>

・保有資産の劣化による財務健全性への悪影響と資金の固定化

・上記を原因とする資金調達力の悪化・フージャースホールディングスの信用力低下

<対応方針>

・保有資産の定期的なモニタリングを通じた資産劣化の予兆把握

・劣化兆候のある資産についてはコンプライアンス・リスク管理委員会で対応方針を定め、同委員会で進捗状況をモニタリングする態勢を整備

 

 

法令違反リスク

内部リスク

<リスク内容>

・行政処分を受けることによる事業停止、想定外の費用増加による業績への悪影響

・信用失墜による資金調達能力の悪化、潜在顧客離反による業績悪化

<対応方針>

・遵守すべき法令一覧の作成・更新および法令一覧に基づいた各部門での自主点検、

各部門に対する内部監査部門による監査を通じた法令遵守意識の醸成

 

 

商品・提供サービスの品質管理リスク

内部リスク

<リスク内容>

・フージャースホールディングスが販売する不動産の品質不良を起因とする係争の発生や賠償金負担

・フージャースホールディングスが提供する不動産関連サービスの品質不良を起因とする契約解消や賠償金負担

・信用失墜による資金調達能力の悪化、潜在顧客離反による業績悪化

<対応方針>

・品質管理部門による工事監理の徹底

・契約に則った業務を履行するための業務フローの確立・業務マニュアルの整備

 

 

役職員による不正・過失等発生リスク

内部リスク

<リスク内容>

・役職員による不正・過失等発生による想定外費用増加による業績悪化

・信用失墜による資金調達能力の悪化、潜在顧客離反による業績悪化

<対応方針>

・役職員に対する定期的なコンプライアンス研修・業務研修の実施を通じた高い倫理観の醸成

・内部通報、相談窓口の設置等による不芳事案の捕捉体制整備

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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