飯田グループホールディングス(3291)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】飯田グループホールディングスグループ(飯田グループホールディングス及び飯田グループホールディングスの関係会社)は、飯田グループホールディングス、連結子会社81社及び持分法適用関連会社1社を中心として構成されており、飯田グループホールディングスは持株会社として、戸建分譲事業、マンション分譲事業、請負工事事業及びこれらに関連する事業を行う子会社等の経営管理並びにこれらに附帯する業務を行っております。なお、飯田グループホールディングスは連結子会社単位及び飯田グループホールディングスの事業単位を事業セグメントとして認識し、「一建設グループ」、「飯田産業グループ」、「東栄住宅グループ」、「タクトホームグループ」、「アーネストワングループ」及び「アイディホーム」を報告セグメントとしております。なお、各社の主要な事業の内容につきましては、「4 関係会社の状況」をご参照ください。また、飯田グループホールディングスは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 以上、述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。<事業系統図>※ 上記の他、持分法適用関連会社を1社有しておりますが、重要性が乏しいため記載を省略しております。
有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において飯田グループホールディングスグループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針飯田グループホールディングスグループは、「より多くの人々が幸せに暮らせる住環境を創造し、豊かな社会作りに貢献する」という経営理念のもと、「誰もがあたり前に家を買える社会」の実現を目指し、理想の住まいづくりを通じて社会の発展に貢献していくことを経営の基本方針としております。更に、今後展開を進める海外市場においては、「良質で安全、安価な住宅を供給して社会に貢献する」という経営方針を掲げ、「時代の変革をいち早く読み、素早く対応できる企業集団」として、常に変革に挑みながら、世界中により良い住まいを提供できるよう、更なる発展・成長を続けてまいります。 (2)目標とする経営指標飯田グループホールディングスグループの主要な事業である不動産事業は、景気等の影響を受けて業績が変動することから、中期的な視点で目標とする経営指標を設定し、経営を行っていくことが妥当であると考えます。この考え方に基づき、飯田グループホールディングスグループは資本収益性を意識しつつ、事業ポートフォリオの拡大を推進するための経営指標として、2030年3月期をターゲットとした下記の数値をガイドラインとして掲げ、収益構造の変革を推進してまいります。目標とする経営指標ガイドラインオーガニック成長率4.0%戸建分譲売上依存率70.0%自己資本利益率(ROE)10.0%以上(注)1.上記経営指標の各目標値については、有価証券報告書提出日現在において予測できる事情等を基礎とした合理的な判断に基づくものであり、その達成を保証するものではありません。2.オーガニック成長率とは、既存事業領域による売上高の平均成長率のこと。 (3)経営環境飯田グループホールディングスグループの主要な事業である不動産事業の経営環境は以下のとおりです。① マクロ環境国内における人口・世帯数の減少、特に住宅の一次取得者層である生産年齢人口が減少することにより住宅市場の縮小が懸念されます。他方、長寿命化の進展に伴い、長く健康でいたいというニーズは大きくなり、住宅に求められる機能は変化していくことが予想されます。また世界全体を見ると、人口・世帯数の増加により住宅需要の拡大が見込まれる国や、市場規模が大きく安定的な需要が見込まれる国があります。国内における経済環境は、政策金利が上昇傾向にあり、長く続いてきたデフレ経済からインフレ経済への転換期にあり、住宅ローン金利の動向は、住宅需要に対して影響を及ぼす可能性があります。 ② 市場動向中長期的には人口・世帯数の減少により住宅市場の縮小が懸念されますが、注文住宅市場、賃貸住宅市場、分譲マンション市場と比較すると、分譲戸建住宅市場は安定的な成熟市場であるといえます。近年、物価上昇に伴い建築コストが上がったことから、相対的に販売価格が低い地方圏から物件に割高感が出始めており、地域によって需要動向に差異が見られます。他方、優良な住宅ストック市場の拡大に伴い、今後は中古住宅市場とリフォーム市場の成長が予想されます。 ③ 競合動向戸建分譲業界は、中小事業者を含めた多数の競合企業が存在する業界構造です。また参入障壁が低いことから、注文住宅メーカーによる分譲戸建市場への参入や、分譲住宅メーカーの営業エリアの拡大により競争環境は厳しくなっております。 ④ 飯田グループホールディングスグループの構造飯田グループホールディングスグループは、持株会社である飯田グループホールディングスを中心に、戸建分譲事業を主業とする6つの事業会社と、機能別事業会社で構成されております。各事業会社は、グループ統一的な事業方針のもと、それぞれの自主性、独自性を尊重した事業運営を行っております。戸建分譲事業においては、各事業会社が販売する住宅の価格帯や仕様が異なるため、多様な顧客ニーズに対して全方位的に対応できる商品群を提供しております。 ⑤ 主要な製品・サービスの内容戸建分譲事業では、「誰もがあたり前に家を買える社会」を実現するために、住宅の一次取得者を主要ターゲットとして、耐震性能や断熱性能などに優れた住宅を、お買い求めしやすい適正な価格で提供しております。また、住宅を購入して頂いたお客様に対しては、定期的なメンテナンスを行うことにより、住宅の性能を維持し、長く安心して快適に暮らして頂けるようなサービスも提供しております。戸建分譲事業以外にも、マンション分譲事業、注文住宅事業、メンテナンス・リフォーム事業や、不動産賃貸事業、住宅設備機器販売事業、ホテル事業など幅広くお客様の人生や日常生活に寄り添う商品・サービスの提供を行っております。 ⑥ その他当連結会計年度においては、雇用・所得環境の改善がみられるなど景気回復への期待感が高まっている一方、長期化するウクライナ情勢や中東情勢に伴う原油調達不安、原材料価格の高騰など、経済環境の先行きに関する不確実性が高まっております。加えて、一部原材料の供給不安により、事業環境が大きく変化する可能性も否定できない状況です。また、住宅販売価格の高止まりや住宅ローン金利の上昇による消費マインドの低下等が住宅需要を抑制する懸念があり、引き続き注視が必要であります。 (4)中期的な経営戦略中核事業である戸建分譲事業は、エリア毎の需給バランスを考慮した上で、利益成長を重視した事業展開を行っていく方針です。また、収益構造を安定化させるために、飯田グループホールディングスグループの分譲戸建住宅を購入頂いた顧客を対象としたメンテナンス・リフォーム事業の拡大と、戸建賃貸をはじめとする収益不動産事業の拡大を図ると共に、マンション分譲事業や請負工事事業などの業容拡大によって事業ポートフォリオを拡げていく方針です。国内における不動産事業で創出したキャッシュは、今後の成長事業として位置付ける海外事業の拡大や、住宅の安全性能、環境性能、居住性能の向上に加え、施工の省力化に資する研究開発に投資をしていく方針です。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① コア事業の競争力強化雇用・所得環境の改善が進む一方、分譲戸建住宅の販売価格はインフレや建築資材コストの高騰等を背景に上昇傾向にあります。足元では、住宅ローン金利が上昇基調にあり、住宅需要を抑制する懸念があります。加えて、長く続いたデフレ経済からインフレ経済への移行局面にあると捉えております。このような事業環境下において、飯田グループホールディングスグループの強みであるコスト競争力の更なる強化に加え、ターゲットとなるお客様のニーズの変化を的確に捉え、マーケット・インの発想によって販売戦略の再構築を図ります。戸建分譲事業を展開する主要グループ6社が、それぞれの特長を活かして競争力を高め、飯田グループホールディングスグループ全体として、市場カバレッジの向上を図ってまいります。 ② 事業ポートフォリオの拡大事業ポートフォリオの分散と収益基盤の強化に向け、メンテナンス・リフォーム事業、収益不動産事業及び海外事業等の拡大に取り組んでまいります。メンテナンス・リフォーム事業については、既に確立されたビジネスモデルのグループ内展開を通じ、ストック型収益の拡大を推進してまいります。収益不動産事業及び戸建賃貸事業については、資本効率を踏まえ計画的に推進し、収益基盤の強化を図ってまいります。また、海外事業については、主に経済成長が見込まれるASEAN諸国及び市場規模の大きい北米において、事業機会の検討を進めてまいります。 ③ 事業環境変化に対する耐性の強化(財務基盤の安定性確保)原材料価格の高騰や一部原材料の供給不安、地政学的リスク等に起因するサプライチェーンへの影響は、政府主導により安定化が図られているものの、引き続き注視すべき事業上のリスクであると認識しております。飯田グループホールディングスグループは、事業環境の急変や原材料調達難が生じた場合であっても、事業活動の継続に支障を来さない財務耐性の確保に従前より計画的に取り組んでまいりました。安全資金の確保については、概ね目標水準に達しており、地政学的リスク等により一時的にサプライチェーンへ影響が及んだ場合においても、安定的かつ継続的に事業を遂行できる財務体制を構築しております。また、戸建分譲事業においては、適正な在庫保有水準の維持を重視し、エリアごとの需給特性や在庫状況を踏まえた機動的な土地仕入・販売を行っております。今後も、事業環境の不確実性に応じた、財務基盤の安定性確保とリスク耐性の維持に努めてまいります。 ④ サステナビリティ経営の推進飯田グループホールディングスグループは、「誰もがあたり前に」という事業コンセプトのもと、持続可能な社会の実現と企業の持続的成長の両立を重要な経営課題と位置付け、サステナビリティ経営を推進しております。「誰もが安全・快適・健康に暮らせる住環境の実現」と「地球環境保全・クリーンエネルギーへの貢献」を両立させる取組みを進めるとともに、健康経営の推進を通じて、働きがいのある職場環境の整備と人的資本の強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において飯田グループホールディングスグループが判断したものであります。 (1)市場・需要構造リスク① 国内人口、世帯数の減少について日本国内における人口、世帯数は減少していくことが予測されております。特に、飯田グループホールディングスグループの不動産分譲事業の主要ターゲットでもある生産年齢人口が減少することにより、中長期的には飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。飯田グループホールディングスグループでは、「事業ポートフォリオの拡大」を経営戦略の一つとして掲げており、住宅周辺分野への事業領域の拡大と、今後経済成長が見込まれる海外市場への事業展開を推進しております。 ② 住宅の需給動向について飯田グループホールディングスグループの売上高の約9割を占める不動産分譲事業の業績は、景気動向、金利動向、地価動向及び税制等に基づく購買者の購入意欲や需要動向に影響を受けやすいため、景気の見通しの悪化や大幅な金利の上昇、地価の上昇、税制の変更等があった場合には、購買者の購入意欲が減退し、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、供給に対して極端に需要が少なくなる場合や他社との競合が激化した場合は、大幅な価格引き下げによる対応が強いられる可能性があります。住宅需給動向は常に変化していることから、飯田グループホールディングスグループでは、建物の工事進捗状況、仕掛・完成在庫の販売状況、他社の供給動向や市場在庫の先行き見通し等に関する分析を定常的に行い、事業用地の仕入価格及び住宅販売価格、供給戸数及び時期等について、グループ全体の対応方針を決定しております。各事業会社においては、このグループ対応方針に基づき、事業エリア毎に異なる環境に応じた事業運営を行っております。 ③ 保有資産の価値下落について飯田グループホールディングスグループが保有している販売用不動産等の棚卸資産(2026年3月期9,660億39百万円)や有形固定資産(2026年3月期1,365億13百万円)について、不動産市況の著しい悪化等によってそれらの価値が下落し、評価損の計上や減損処理を行うことになった場合、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このような不動産市況によるリスクに対して飯田グループホールディングスグループでは、在庫回転率を重要な経営指標の一つとして事業運営を行っております。在庫回転率を高めることによって、市況変動による保有資産の価格下落の影響を極小化するべく対応を進めております。また、飯田グループホールディングスグループが行う輸出入及び外国間取引において外貨建決済を行うことに伴い、外貨レート変動のリスクがあります。これらの取引に対し、飯田グループホールディングスグループでは必要に応じて適切なヘッジを行っておりますが、予想を超える大幅な為替相場の変動が発生した場合には、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)供給・原価に関するリスク④ 労働力不足・人材確保について人口減少による影響は業績のみに留まらず、建設現場や事業運営に携わる人材獲得という点においても、影響を及ぼす可能性があります。具体的には、人材の獲得競争の激化や従業員の退職等によって十分な人材の確保及び育成ができなかった場合に、競争力の低下に繋がり、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。飯田グループホールディングスグループでは、優秀な人材を幅広く採用・育成することで、事業活動の推進と競争力の維持向上を図っており、社会環境の急速な変化や価値観の多様化を考慮しつつ「社員ひいては会社の繁栄につながる職場環境」の整備を進めております。また、建設現場におけるDX推進や大工等の内製化、事業運営における資格取得等のキャリア形成を促進することにより、グループ内人材育成の基盤作りも強化してまいります。 ⑤ 原材料・資材価格・人件費、物流費、外注費等について国内外の市場の動向等により、原材料・資材価格・人件費・物流費等の上昇、またそれによる外注先の原材料調達状況等に起因する外注費等の上昇は、その影響額を販売価格へ転嫁することが難しい場合に、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このような資材調達リスクに対しては、日常的に調達先の情報収集に努め、必要に応じて前倒しで確保する等、安定調達に努めるとともに、飯田グループホールディングスグループのスケールメリットを活かし、競争原理を活用した調達を行っております。また木材や内装建材、住設機器等主要な住宅資材の調達に関しては、グループ内での内製化を進めており、品質・コスト両面での安定的な調達体制を構築すると共に、外部の調達先に対する交渉力を高める取り組みを行っております。 (3)環境・外部環境リスク⑥ 海外事業について海外での事業活動には、経済状況の変化・景気の後退、為替レートの変動、法令・規制等の予期せぬ変更、政情の悪化、テロ・紛争・暴動等による社会的又は政治的混乱のリスクが存在するとともに、社会的慣習の違いが外国公務員等への贈賄等の法規制に問われるリスクも存在します。これらのリスクが顕在化した場合、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。海外事業の推進に当たって飯田グループホールディングスグループでは、事前の市場調査から把握されたリスク要因と想定する事業価値を総合的に考慮しながらコンプライアンス体制の構築と事業推進の判断を行うとともに、監督官庁や現地のグループ会社と連携し、状況の的確な把握と速やかな対策の協議等、管理体制の強化に取り組んでおります。ウクライナ情勢については、引き続き情勢を注視するとともに、事業活動に及ぼす影響の最小化に努め、適時適切な対応を進めてまいります。 ⑦ 気候変動について飯田グループホールディングスグループは、安全で高品質の住宅供給を通じて継続的に環境課題への取り組みを推進しており、中でも気候変動については重要な課題であると認識しております。気候変動における移行リスクとしては、炭素税など法規制の厳格化といった政策動向の変化、低炭素社会に対応できない企業に対する需要低下やレピュテーション毀損、物理的リスクとしては、自然災害の激甚化や異常気象の深刻化、降雨や気象パターンの変化、平均気温の上昇等による対応費用の発生や生産活動の停止による機会損失、建設作業員の熱中症等による健康被害などが想定され、これらのリスクが顕在化した場合には、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。飯田グループホールディングスグループは、分譲戸建住宅全棟で住宅性能表示制度の「断熱等性能等級」等級4を取得しており、温室効果ガス(CO2)排出削減に努めております。また、CO2を排出しないエネルギーシステムである人工光合成を利用した住宅の研究開発や、長く健康で暮らせるための未来型住宅の開発を推進するほか、供給する住宅の給排水設備に節水機能を積極的に導入する等、持続可能で豊かな社会づくりに貢献するサステナビリティ経営を推進しております。更に、気候変動に係るリスク及び機会が自社の事業活動や収益等に与える影響については、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の枠組みに基づき、各種取組みを進めております。しかしながら、将来において環境規制の変更や気候変動の影響等により、更に多くの対策コストが必要になった場合、あるいは想定外の経済・社会環境の変化が発生した場合には、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)IT・インフラ・事業継続リスク⑧ 情報セキュリティについて飯田グループホールディングスグループは、事業を展開する上で多くの個人情報や機密情報を有しております。これらの情報は、外部流出や改ざん等がないように、徹底した管理と従業員教育等の施策を展開し、ハード面・ソフト面を含めた適切なセキュリティ対策を講じております。しかしながら、予想を超えるサイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルス侵入等により、万一これら情報が流出した場合や重要データの破壊・改ざん、システム停止等が生じた場合には対応に多額の費用負担が生じ、あるいは社会的信用が低下することにより、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 自然災害、事故等について地震、台風、洪水等の大規模な自然災害のほか、飯田グループホールディングスグループの工場等において、火災・爆発等の産業事故が発生した場合、対応費用の発生や生産活動の停止による機会損失又は飯田グループホールディングスグループが所有する不動産価値の下落等により、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらの自然災害、事故等の発生可能性を予想することは困難でありますが、事象が発生した場合には大きな影響を被る可能性があることから、飯田グループホールディングスグループでは損害保険等の加入により対応を行っております。また、事象発生時における事業継続性を担保するための計画立案も行っております。一方、地震、台風、洪水等の大規模な自然災害は、飯田グループホールディングスが販売した住宅を損傷する可能性もあります。飯田グループホールディングスグループでは、分譲戸建住宅全棟で住宅性能表示制度の「耐震等級」「耐風等級」で最高等級を取得するとともに、住宅を引き渡した後のメンテナンス体制も強化しており、提供する住宅の基本性能の向上と維持に努めております。 (5)コンプライアンスリスク⑩ 法的規制について飯田グループホールディングスグループは、日本のみならず各国において事業活動を展開しており、各地域の法律・許認可等さまざまな法規制のもと、その改正動向を注視しつつ、適時適切に対応するよう努めております。また、法令遵守の徹底や不正行為の未然防止に向けた体制整備を行うとともに、教育啓発活動を随時実施し、全社的なコンプライアンス意識の向上に努めております。しかしながら、各種対策を行ったとしても、個人的な不正行為等を含めコンプライアンスに関するリスクを完全に回避できるものではなく、各種法令に抵触する事態が発生した場合には、行政処分やレピュテーションの毀損等により、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、国内外の行政・規制当局等による予期せぬ法令の制定・改廃、司法による予期せぬ法解釈の変更が行われる可能性や、社会・経済環境の著しい変化等に伴う各種規制の大幅な変更の可能性も否定できません。このような場合には、将来の飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)オペレーション・品質リスク⑪ 住宅品質保証について飯田グループホールディングスグループは、人生100年時代に向けた住宅品質の向上を経営戦略の一つとして掲げており、グループで供給する分譲戸建住宅全棟で住宅性能表示制度4分野の最高等級を取得する体制を整備する等、品質管理に万全を期しております。しかしながら、万一、飯田グループホールディングスグループの販売した物件に重大な問題があることが判明した場合には、その直接的な原因が飯田グループホールディングスグループの責めに帰すべきものでない場合であっても、売主としての契約不適合責任を負わなければならない場合があります。その結果として生じる保証工事費の引当金の増加や、飯田グループホールディングスグループの信用力低下等により、飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7)戦略・投資リスク⑫ M&Aについて飯田グループホールディングスグループは、既存事業の規模拡大や新規事業進出に際し、事業戦略の一環としてM&Aを実施しております。M&A実施に当たっては、飯田グループホールディングスグループの既存事業とのシナジー効果、事業計画、財務内容及び契約関係等を慎重に調査・検討し、将来の飯田グループホールディングスグループの業績に貢献すると判断した場合に実行しておりますが、市場環境や競争環境の著しい変化等により飯田グループホールディングスグループとの期待されたシナジー効果が出ないことや、当初計画された事業が予定通り展開できなくなることも考えられ、その場合にはグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8)財務リスク⑬ 事業資金の調達について事業用地の仕入資金の一部は金融機関からの借入金によって調達しております。事業資金の調達及び返済は、金融機関の経営状態や金利情勢その他の外的環境に左右されるため、これにより飯田グループホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を受ける可能性があります。また、飯田グループホールディングスグループの信用力低下等何らかの理由により調達に制約を受けた場合には、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。これらのリスクが長期間にわたり顕在化する可能性は高くないと考えておりますが、仮にリスクが顕在化した場合、その影響の程度は相応に大きくなることを想定し、飯田グループホールディングスグループとしては経営戦略に基づく財務方針に従い財務安全性を最優先しつつ、持株会社である飯田グループホールディングスと事業会社である子会社が、資金使途に応じて一体的に事業資金の調達・運用を行っております。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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