アルファCo(3434)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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アルファCo(3434)の株価チャート アルファCo(3434)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

当連結会計年度末において、アルファCoグループ(アルファCo及びアルファCoの関係会社)は、アルファCo(株式会社アルファ)、連結子会社16社及び非連結子会社3社により構成されている総合ロックメーカーグループであります。事業内容は、キーとロックを自動車、住宅、産業機器、省力機器等様々な分野に提供するものであり、キーとロックに関連する製品やシステム商品、サービス分野にその業容を拡大してまいりました。

 

各事業の種類別セグメントの事業の内容及びアルファCoと関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

なお、次の2事業は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

自動車部品事業(日本・北米・アジア・欧州)

当事業における主要製品は、ステアリングロック、キーシリンダー等のメカ部品とキーレスエントリー、インテリジェントキーシステム等の電子部品とで構成されるキーセットをはじめ、アウトサイドドアハンドル、インサイドドアハンドル等であります。

自動車部品事業(日本)は、アルファCoの他、九州アルファ株式会社(連結子会社。以下同じ。)、自動車部品事業(北米)は米国のALPHA TECHNOLOGY CORPORATION、メキシコのALPHA INDUSTRY QUERETARO, S.A. DE C.V.、Alpha Industry Jalisco,S.A.DE C.V.及びALPHA INDUSTRY PUEBLA, S.A. DE C.V.、自動車部品事業(アジア)はタイのALPHA INDUSTRY  (Thailand) CO.,LTD.、中国のALPHA (GUANGZHOU) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.、ALPHA (XIANGYANG) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.、ALPHA ADVANCED AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.、インドのAlpha Security Instruments (India) Private Limited及びインドネシアのPT.ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIA、自動車部品事業(欧州)はチェコのAlpha Vehicle Security Solutions Czech s. r. o.、フランスのAlpha France SAS及びスロバキアのAlpha Slovakia s.r.o.です。各セグメントでキーセット、ドアハンドル等の製造、販売を行っております。

(注)1.ALPHA (XIANGYANG) AUTOMOTIVE PARTS CO.,LTD.は、2024年8月に解散し、2025年3月に清算結了しました。

2.PT. ALPHA AUTOMOTIVE INDONESIAは、2023年12月に解散し、清算手続き中です。

 

セキュリティ機器事業(日本・海外)

当事業における主要製品は、非接触認証技術を使った電気錠等の玄関錠や室内ドア錠等の住宅用ロック、自動販売機を含む産業機器向けの産業用ロック、駅、プール、スキー場、体育館に設置されるコインロッカー、ゴルフ場等向けの貴重品ロッカー、マンション・アパート・戸建住宅向け宅配ボックス等であります。

セキュリティ機器事業(日本)はアルファCoが住宅用ロック等の販売を行っている他、株式会社アルファロッカーシステム(連結子会社。以下同じ。)がコインロッカー等の製造・販売・賃貸・保守管理業務を行い、セキュリティ機器事業(海外)はタイのALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO.,LTD.が住宅用ロックの製造・販売を行っております。

 

 

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 


 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の記載内容のうち、歴史的事実でないものは、本報告書提出日現在におけるアルファCoグループの将来に関する見通し及び計画に基づいた将来予測であります。これらの将来予測には、リスクや不確定な要素などの要因が含まれており、実際の成果や業績などは、記載の見通しとは異なる可能性があります。

 

(1) アルファCoグループの現状認識

市場競争の激化や市場構造の変化、原材料市況や為替の変動等、かつてないスピードで起こる変革の時代において、社会や顧客の要望はますます複雑化・多様化しており、その変化への対応が強く要求されております。さらに、事業がグローバルに拡大し、さまざまな分野で変革が進む中、事業環境を取り巻くリスクにも対応していく必要があります。このような中、アルファCoグループは、以下のような課題に対し適切に対処してまいります。

 

① 自動車部品事業

アルファCoグループの主要関連産業であります自動車産業においては、半導体供給不足による生産調整は縮小してきているものの、中国においては自動車市場構造の急激な変化に伴う日系顧客での販売不振・減産の影響が進行しております。加えて、世界的なインフレ、各国での金利上昇などに伴う景気後退の懸念や急激な為替変動など、事業を取り巻く環境は目まぐるしく変化しております。

 

② セキュリティ機器事業

セキュリティ機器事業の主力市場である住宅市場においては、従来からの人口減少や低い経済成長率、住宅資材高騰により長期的な住宅着工戸数のダウントレンドは変わらないものの、リフォーム市場では住宅ストックの省エネ化の推進を図るために国や地方自治体からの支援事業が制度化されております。また、新たな住宅のニーズとしてスマートハウス化が顕在化し、住宅設備のIoT化により居住者へのサービス向上と新たな価値提供が求められてきております。一方、電子部品や原材料の供給不足と価格高騰、原油・エネルギーコスト・輸送コスト、為替の影響によるコストの上昇が、アルファCo及びサプライチェーンに引き続き影響を及ぼしております。

 

(2) 会社の経営の基本方針

アルファCoグループは、「個々の質を高め、お客様に喜ばれる価値を創造・提供します」の経営理念のもと、「Innovation for Access」を企業メッセージとして掲げております。

 

(3) 目標とする経営指標

アルファCoグループは、さらなる企業価値の向上を測る尺度として、2023年度~2026年度の中期経営計画において、成長・安定・持続をキーワードに「新事業・新商品開発」、「収益基盤の強化」、そして「サステナビリティ経営の推進」を3つの基本方針に掲げ、計画目標を達成させるべく推進してまいります。

以下の目標、経営指標を採用した理由は、投資家がアルファCoグループの経営方針・経営戦略等を理解するうえで重要な指標であり、経営方針・経営戦略等の進捗状況や、実現可能性の評価等を行うことが可能となるためであります。

・2026年度中期経営計画 目標値

(業績目標)

・売上高 850億円

・営業利益額(率) 55億円(6.5%)

 

(目標とする経営指標)

・新商品売上高比率 30.0%以上

・自己資本比率 50.0%

・ROIC 8.0%以上

 

 

(4) 中長期的な会社の経営戦略

アルファCoグループは、2023年度~2026年度の中期経営計画を遂行中です。ALPHA WAYに掲げる経営理念「個々の質を高め、お客様に喜ばれる価値を創造・提供します」をグループ全員で共有し実践してまいります。また、アルファCoグループに携わるすべての関係者のコンプライアンス意識を向上させることに努め、企業としての社会的責任を果たしてまいります。さらに、人の暮らしに関わるアクセスをもっと安心で便利にという意味を込めた企業メッセージ「Innovation for Access」を実現すべく、また、中長期経営構想『アルファビジョン2030』に向けグループ一丸となってさらなる努力と精進を重ね、お客様から信頼される『アルファブランド』の確立を目指します。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

① 自動車部品事業

アルファCoグループとしては、あらゆるロス削減や徹底した合理化活動等を通じて事業への影響を極小化していくとともに、中長期経営構想『アルファビジョン2030』に向け、戦略的な投資の実行と成長戦略の具現化に全力を挙げてまいります。

 

② セキュリティ機器事業

アルファCoの住設機器部門では、上記の状況・サプライチェーンの問題による影響を極小化していくとともに、居住者へのサービス、付加価値を向上させた電気錠の新商品開発を継続し、電気錠市場において国内シェアを拡大させてまいります。また、タイの製造拠点においては、引き続き自動化を推進し、生産能力の増強に取り組んでまいります。

ロッカーシステム部門では、ターミナルロッカーのさらなるキャッシュレス対応機器の導入、及び利用時間に応じた課金運用の拡大等によるお客様の利便性向上を一層進めてまいります。同時に、コロナ禍を経て、外出機会の増加やインバウンドの回復に伴う荷物預かり需要の急拡大に対応すべく、新たな製品やサービスの開発を行ってまいります。また、持続可能な社会に向けた取り組みとして、特にCO2削減、フードロス削減に適応した製品やサービスの開発も積極的に行ってまいります。

 

③ 財務上の課題

アルファCoグループの主な資金需要には、営業活動上の運転資金に加え、投資及び有形固定資産の取得等があります。アルファCoグループの資金に対する基本的な考え方は、新規投資の資金を、営業取引収入、資産の売却・回収、及び財務健全性を維持しながら借入金や社債等により調達することで賄うというものであります。

当連結会計年度は、財務健全性を担保しつつ、必要な投資案件には機動的に対応できる「攻めの財務」への転換を推進いたしました。翌連結会計年度以降も、同様の施策を進めてまいります。

 

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

アルファCoグループの事業及び財政状態等に影響を及ぼす可能性のある事項は以下のとおりです。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。なお、アルファCoグループは、これらのリスクを十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に最大限の努力をしてまいります。下記事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末においてアルファCoグループが判断したものです。

 

(1) アルファCoグループの各事業のリスク

アルファCoグループは、総合ロックメーカーとして、グローバルな事業展開を行っております。各事業セグメントにおけるリスクは以下のとおりです。

 

① 自動車部品事業(日本・北米・アジア・欧州)について

a.主要な販売先について

アルファCoグループ連結売上高に占める自動車部品事業の比率は、前連結会計年度で75.2%、当連結会計年度で76.4%となっております。また、連結売上高に占める日産自動車株式会社グループに対する販売比率は、前連結会計年度で31.3%、当連結会計年度で34.7%となっております。

今後は、同社グループ以外の自動車メーカーとの取引や自動車部品事業以外の売上高も拡大していく方針ですが、主要販売先をはじめとした自動車メーカーの生産動向、アルファCoグループ製品の装着率及び製品納入価格等によっては、アルファCoグループの経営成績が影響を受ける可能性があります。

 

b.自動車部品の品質について

アルファCoグループは、製品の不具合の発生防止には万全を期しておりますが、リコールやサービスキャンペーン等の重大不具合が発生した場合には、アルファCoグループの経営成績が悪影響を受ける可能性があります。

 

② セキュリティ機器事業(日本・海外)について
a.住宅関連事業における住宅新築着工件数の影響について

住宅用ロックについては、住宅の新築着工の動向により、アルファCoグループの経営成績が影響を受ける可能性があります。アルファCoグループは、住宅の新築着工の動向をモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において、生産・販売計画の修正等の検討を適時に行っております。

 

b.ロッカーシステム分野における市場動向について

ロッカーシステムは、国内外の旅行者の増減による駅・空港関連施設の利用状況、レジャー関連施設の新設数やレジャー・観光市場の動向などにより、アルファCoグループの経営成績が影響を受ける可能性があります。

アルファCoグループは、市場動向をモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において、生産・販売計画の修正等の検討を適時に行っております。

 

(2) 全社的リスク

① 世界経済の急激な変動

アルファCoグループでは、主要な事業分野であります自動車部品関連の製品をグローバルに供給していることから、世界的な景気の変動に強く影響されます。日本、アジア、北米及び欧州等世界の主要市場での予測を超える急激な景気後退と需要の縮小は、アルファCoグループの経営成績及び財政状態に多大な悪影響を与える可能性があります。

アルファCoグループは、世界経済全般のみならず、海外の特定地域に固有の経済動向に加え、近年の急速な技術革新等による産業構造等の変化がアルファCoグループにおける既存のビジネスモデルや将来の財政状態、業績にどのように影響するかをモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において検討を行っております。

 

 

② 為替及び金利変動の影響

アルファCoグループの連結売上高に占める海外拠点売上高は、前連結会計年度で67.7%、当連結会計年度で68.6%となっております。

従いまして、アルファCoグループの収益は、外国為替相場変動の影響を受けます。アルファCoの連結財務諸表は、日本円で表示されているため、換算リスクと取引リスクという形で為替変動の影響を受けます。アルファCoグループは、為替相場及び金利の変動リスクを軽減するために、現地調達や現地生産を拡大し為替リスクの低減を図るとともに、円建契約の推進やタイムリーな為替予約の実施等によるリスクヘッジに取り組んでおります。

 

③ 原材料価格の上昇

アルファCoグループは、製品製造に使用する原材料、部品等を外部より調達しております。市況の変化による原材料価格の大幅な変動については、購入部品代や製造コストの上昇につながり、これらのコストを製品の販売価格に転嫁できない、あるいは仕入先がこれらのコストを十分に吸収できない結果、将来の収益性に悪影響を与える可能性があります。アルファCoグループは、市況動向をモニタリングし、取締役会を含む各種会議体において、その影響度の確認を適時に行っております。

 

④ 海外事業展開のリスクについて

アルファCoグループは、グローバルに事業を展開しているため、様々なカントリーリスクにさらされています。これらのリスクとは、自然災害、事故などによるインフラの障害や、戦争、テロ、ストライキ、操業の中断等があげられます。アルファCoグループが製品を製造するための材料・部品・資材等を調達し、又はアルファCoグループの製品が製造・流通・販売される主な市場において、これらの事態が生じた場合は、事業運営に障害又は遅延をきたす可能性があり、アルファCoグループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

アルファCoグループでは、世界各国の動向について各拠点から情報を入手しモニタリングしたうえで、適時に必要な措置を取れる体制を整えております。

 

⑤ 法的規制・訴訟

アルファCoグループは国内外において、各種法令・規制に則り事業活動を行っております。グループ全体として法令遵守の徹底を図っておりますが、新たな法規制の導入や法規制の想定外の変更により、事業活動に対する制約、コストの増加等を通じ、アルファCoグループ業績に悪影響を与える可能性があります。また、アルファCoグループがこれらの法規制に抵触したと当局が判断した場合には、アルファCoグループが課徴金等の行政処分、刑事処分、訴訟等の対象となり、アルファCoグループの社会的評価が低下し、アルファCoグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥ 知的財産権

アルファCoグループは、知的財産を重要な経営資源と位置づけ、第三者の知的財産権に対する侵害の予防とアルファCoグループが保有する知的財産権の保護に努めております。しかし、見解の相違等の理由により、第三者からの特許等への抵触を理由として差止訴訟、損害賠償等を提起された場合、第三者による知的財産権侵害によりアルファCoグループの競争優位性が侵害を受けた場合等には、アルファCoグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 環境規制

アルファCoグループは、国内外において、大気汚染、水質汚濁、土壌・地下水汚染、廃棄物処理、省エネルギー・地球温暖化対策等に関し、様々な環境関連法規制の適用を受け、これに対応しております。将来、新たな環境に関する規制が導入された場合や既存の規制が厳格化された場合、アルファCoグループがこれらの法規制に抵触したと当局が判断した場合等には、アルファCoグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

⑧ ロシアによるウクライナ侵攻について

ロシアによるウクライナ侵攻による情勢については、金融市場への影響、エネルギー価格の上昇等、グローバルな政治的・経済的不確実性があります。この軍事的対立がさらに激化、長期化した場合にはエネルギー価格の高止まりだけでなく、地政学的リスクの高まりや世界的インフレーションの加速といったリスクが顕在化し、アルファCoの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑨ 固定資産に関する減損リスク

アルファCoグループが保有する有形固定資産、のれん及び無形資産等の固定資産は、減損リスクにさらされております。現時点において必要な減損等の処理を実施し、適時適切な各拠点の業績管理及び経営指導・助言を行っておりますが、今後、各種市況の悪化、需要の減退及び開発計画の変更等に伴い保有固定資産の経済価値が低下した場合には、さらに必要な減損処理を実施することになります。このような場合には、将来のアルファCoグループの財政状態や業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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