小松マテーレ(3580)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


小松マテーレ(3580)の株価チャート 小松マテーレ(3580)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3【事業の内容】

当連結会計年度において、小松マテーレ及び小松マテーレの関係会社が営んでいる事業の内容に重要な変更はありません。また、主要な関係会社の異動は、以下のとおりであります。

当連結会計年度において、新たに設立した小松美特料(蘇州)咨詢有限公司を連結の範囲に含めております。

小松マテーレグループは小松マテーレ、子会社8社及び関連会社2社で構成され、「繊維事業」を主な事業として展開しております。小松マテーレグループの事業内容、及びセグメントは次のとおりであります。

 

 

当 社(※1)

合繊ファブリック、薄膜ファブリックの企画・開発・製造及び販売。

 

連結子会社

 

 

 

 

小松美特料(蘇州)貿易有限公司

(※1)

繊維製品、環境関連製品、繊維製品等の製造設備及び部品、染料・薬品の販売。

 

 

小松美特料(蘇州)咨詢有限公司

(※1)

繊維製品の染色後加工における技術指導。

 

 

㈱コマクソン(※1)

ナイロン素材の無地・捺染加工、並びに自動車内装表皮材、産業資材用特殊素材の開発生産。

 

 

㈱コマツインターリンク(※2)

生機・製品の保管・輸送等の物流、サービス及びその周辺事業。

 

 

マテーレトレーディング㈱(※1)

繊維製品・環境関連商品の販売。

 

 

吉田産業㈱(※1)

経編ニット生地及びニット製品の製造販売。

 

 

㈱エヌエスケーエコーマーク(※1)

スポーツ及びアパレル衣料のマークのデザイン製作・二次加工。

 

関連会社

 

 

 

 

㈱トーケン(※2)

土木建築工事の設計・施工・管理及び土地開発造成等の総合建設業。

 

 

根上工業㈱(※2)

樹脂・製品等の製造及び販売。

 

非連結子会社

 

 

 

 

合同会社アマイケ(※1)

自社ブランド織物の製造及び販売。

 

 

※1・・・繊維事業

※2・・・その他の事業

 

注:インターリンク金沢㈱は、2026年1月1日付でマテーレトレーディング㈱に社名を変更しております。

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 


注:上記会社名の◎は連結子会社(計7社)、○は関連会社〔持分法適用会社〕(計2社)、無印は非連結子会社(計1社)を示しております。


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、小松マテーレグループが判断したものであります。

(1)会社の経営の基本方針

小松マテーレは、「小松マテーレは人々の感動を創造します。」「小松マテーレは地球・社会に貢献します。」「小松マテーレは社員と共に成長します。」の三つの理念を基に、“驚き”と“感動”があふれる素材を創造し続ける「化学素材メーカー」を目指しております。

この実現に向けて、事業環境が急激に変化する現在、こうした環境変化をいち早く感知し柔軟に対応していくための組織体制の強化と積極的な経営投資を実行します。具体的には機能性素材開発、地球環境保護、人的資本経営の取り組みを強化してまいります。また、世界的にAI技術等の活用によるビジネスモデルの転換を迎える時代に合致させるために、継続的に企業価値を高められるような体制を構築してまいります。新規分野への開拓を含めて新商品開発を積極的に進め、社会に貢献できる企業経営を目指します。

さらに、小松マテーレグループ内においては、激しい経営環境の変化に適切に対応し、グループ企業全体の事業活動の効率化、収益性の向上、キャッシュ・フロー重視の経営を行うとともに、地球環境保護への対応や人的資本やコンプライアンスを重視した経営を行ってまいります。

 

(2)目標とする経営指標

小松マテーレグループは継続的な企業価値の向上を実現するためには、事業の成長性と収益性を高めることであると認識しています。なかでも収益性の追求は欠かせないものと考え、売上高営業利益率の更なる向上を目指して、たゆまぬ努力を継続してまいります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

今後、新型コロナウイルス感染症の影響が収束したことにより、景気は緩やかに回復していくことが期待されますが、小松マテーレを取り巻く事業環境は、物価上昇や原材料及びエネルギー価格の上昇が続いており、節約志向による衣料品に対する消費マインドの冷え込みなどから、先行き不透明な状況が続くことが想定されます。

このような変化の絶えない環境において、小松マテーレグループは、長年培った高度な繊維加工技術とファッション素材事業を通じて育んだ感性を強みに、社会に貢献する事業を展開しながら今後も成長し続けていくために、中期経営計画の達成に向けた中期的な課題や、足元の環境変化に即応する短期的な課題という両面の課題に対し、「社会にとって価値ある企業へ 変えよう!伸ばそう!力を合わせよう!」をスローガンに掲げ、グループ一丸となって対応してまいります。

 

①グローバルな事業拡大と開発体制の強化

海外売上高の拡大のため、今まで培ったブランド力と実績を活かして新規市場開拓を続け、また、販売体制・拠点を整備し、衣料分野及び資材分野において国内市場も含めてグローバルな事業展開を推し進めてまいります。

また、営業主導の戦略的マーケティング及び目的対象を明確にした攻略型マーケティングを実施していくため、生産・販売・技術開発が一体となった、強力かつ全社横断型の開発体制を強化してまいります。

 

 

②サステナブルな社会の実現に向けた取り組み

「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン(KSV)」に掲げた5つの課題への取り組みを加速させ、中でも地球環境にかかわる課題については、社会・顧客のニーズに応えるべく優先的に取り組みます。また、環境配慮型素材群「マテレコ」の売上比率について2030年度に50%にまで拡大する目標達成のため、「環境負担低減」と「機能性」を両立させる素材の拡充を図り、新たな価値を創造します。

また、持続的な事業活動を続けるためには社員一人一人を大切にする経営が必須であり、社員目線を重視した職場改革に取り組みます。研修プログラムによる人材開発、柔軟な働き方の推進、多様性の尊重、福利厚生の充実を中心に、社員が自ら学び成長できる環境を目指します。

 

③中長期的な収益力強化のための施策

生産性向上とトータルコスト削減のために中長期的な投資や施策を通して、収益構造の改善を図ってまいります。DX推進の一環として経営資源を一括管理し合理化を進める新たな基幹システムの導入や、エネルギーの有効利用のための原燃料及び電力使用量削減に向けた高効率設備の導入といった設備投資を進めます。また、従来からの加工ロス削減への取り組みや付加価値の高い商品の投入を継続・強化するとともに、「カボコーマ」や「べリフォーマー」をはじめとする先端材料・技術等の成長分野や、「スパイバー株式会社」との共同開発による新規事業への積極的な投資により収益力の強化を図ります。

 


事業等のリスク

 

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において小松マテーレグループが判断したものであります。

 

(1)経済状況

小松マテーレグループの製品は、製品を販売している国又は地域の経済状況の影響を受けます。従って、日本はもとより、小松マテーレグループの主要な市場であるアジア、中東、欧州及び北米における景気並びに需要が減少した場合、小松マテーレグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)国際的活動及び海外進出に関するリスク

小松マテーレグループの海外での生産及び販売活動は、アジア、中東、欧州及び北米を中心に行っております。これらの海外市場への進出の際には以下に掲げるようなリスクの検討を行いながら進めております。しかし、予期しないリスクが発生した場合、小松マテーレグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

政治又は経済上の不安

・法律又は規制の変更

・ストライキ等の労働争議

・人材の採用と確保の難しさ

・テロ、戦争、その他の要因による社会的混乱

 

(3)為替レートの変動

小松マテーレグループの事業には、全世界における製品の生産と販売が含まれております。各地域における売上、費用、資産を含む現地通貨建てでの取引による項目は、円換算し連結財務諸表を作成しております。円換算時の為替レートにより、これらの項目はもとの現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受ける可能性があります。また、外国通貨建て取引については、予測を超えた為替変動が小松マテーレグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)原油価格の変動

小松マテーレグループは主に合成繊維の加工及び販売を行っており、エネルギーコスト並びに原材料が売上原価における大きなウェイトを占めております。原油価格の高騰に伴いこれらの調達コストが上昇し、販売価格への転嫁や生産性向上といった内部努力による対処が困難な場合、小松マテーレグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)知的財産保護の限界

小松マテーレグループは、他社製品と差別化できるノウハウを保持しております。これらの技術とノウハウは今後の小松マテーレグループの発展には不可欠なものであり、これらの資産の保護には最善の努力を行っております。しかし、特定の地域においては、小松マテーレグループ保有の知的財産権による完全な保護が困難であったり、保護が限定的な状況にあります。そのため、第三者が小松マテーレグループの知的財産を使用し、類似製品の製造を防止できない可能性があります。

 

 

(6)環境汚染に関するリスク

小松マテーレグループは「小松マテーレ環境方針」に加え「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン(KSV)」を策定し、環境負荷の低減に努めておりますが、事業活動を通じて環境汚染が発生しない保証はありません。今後新たな環境汚染が発生した場合は、ブランド力低下や営業活動の停滞により、小松マテーレグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)自然災害等に関するリスク

小松マテーレグループの国内生産拠点は石川県に集中しております。当該地域において地震、台風等の大規模災害による生産設備の破損や、世界規模での感染症・伝染病等の発生によるサプライチェーンの寸断等のため、操業停止等が生じ、生産活動に重大な影響を与える可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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