GMOペイメントゲートウェイ(3769)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


GMOペイメントゲートウェイ(3769)の株価チャート GMOペイメントゲートウェイ(3769)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】

GMOペイメントゲートウェイグループは、GMOペイメントゲートウェイ及びGMOペイメントゲートウェイ連結子会社のGMOイプシロン株式会社・GMOペイメントサービス株式会社・GMOフィナンシャルゲート株式会社・GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.等からなり、GMOインターネットグループ株式会社の連結子会社として、クレジットカード等の決済代行事業、金融関連事業、決済活性化事業を行っております。

GMOペイメントゲートウェイの親会社であるGMOインターネットグループ株式会社は、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、その企業グループ(以下、GMOインターネットグループという)においてインターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業、インキュベーション事業を行っており、GMOペイメントゲートウェイはインターネットインフラ事業に属しております

 

(1)事業の種類

① 決済代行事業

GMOペイメントゲートウェイグループは、主にオンライン課金分野・継続課金分野と対面分野における決済代行サービス、金融機関や事業者等に対するBaaS(Banking as a Service)支援の拡大に取り組んでおります。

オンライン課金分野においては、GMOペイメントゲートウェイ及びGMOイプシロン株式会社において、消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとしたオンラインで販売等を行う事業者(以下、「加盟店」という。)とクレジットカード会社等の各決済事業者との間の決済情報を繋ぎ、加盟店に対して、クレジットカード決済・コンビニ収納・電子マネー・QRコード決済・Pay-easy・代引・口座振替・PayPal・キャリア決済・ネット銀行決済・多通貨決済等の決済業務が効率よく実現できる決済代行サービスを提供しております。なお、GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.等において、海外各国の決済代行サービスを提供しております。

対面分野においては、GMOフィナンシャルゲート株式会社において、対面でのクレジットカード決済、デビットカード決済、バーコード決済、QRコード決済等の決済代行サービスを提供しております。

また、金融機関・金融サービス事業者等に向けたサービスにおいては、GMOペイメントゲートウェイにおいて株式会社横浜銀行と共同開発した銀行口座と連動したスマート決済サービス「銀行Pay」や、新たな決済事業の展開を行う際の各種サービスを一括提供する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を提供しております。

 

② 金融関連事業

加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者に向けたレンディングサービス、送金サービス、給与即時受け取りサービスの「即給 byGMO」、企業間取引(BtoB)の請求書カード払いを可能にする「請求書カード払い byGMO」のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じて「GMO後払い」やBtoB取引向け後払い決済サービス「GMO掛け払い」、三井住友カード株式会社との分割・対面取引にも対応するBNPLサービス「アトカラ」等の後払い決済サービスを提供しております。

 

③ 決済活性化事業

GMOペイメントゲートウェイグループ加盟店の売上向上に繋がるマーケティング支援サービスや、連結子会社であるGMOリザーブプラス株式会社を通じて医療受付現場の業務効率化に繋がる医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」等を提供しております。

 

 

(2)事業の主なビジネスモデル

① 決済代行事業

加盟店とクレジットカード会社等の決済事業者との契約の方法により2つに大別できます。

a.直接加盟店契約

GMOペイメントゲートウェイグループは加盟店に対して決済システムを提供し、加盟店と各決済事業者との決済データを処理しております。加盟店と各決済事業者との契約は加盟店が個別に締結し、加盟店の売上代金は各決済事業者から加盟店に直接入金されます。
GMOペイメントゲートウェイグループは、サービス利用料と対面分野における決済端末代金として以下を加盟店から得ます。

・サービス導入の際に得る当システムを利用するための接続用ソフトウェアのライセンス、初期設定、接続試験及びサポート、決済端末代金等の初期導入費用(イニシャルに計上)

・カスタマーサポート費用、管理費用の定額月次固定費(ストックに計上)

・データ処理の件数に応じて課金される従量費(フィーに計上)

 


 

b.代表加盟店契約

GMOペイメントゲートウェイグループは加盟店に対して決済システムを提供し、加盟店と各決済事業者との決済情報を繋ぐほか、GMOペイメントゲートウェイグループが加盟店と決済事業者との契約をまとめて締結し、加盟店への売上代金の入金も各決済事業者に代わり一括して請負います。
GMOペイメントゲートウェイグループはサービス利用料として、a.直接加盟店契約の記述の料金に加え、以下を加盟店から得ます。

・加盟店の売上代金を取りまとめて入金する際に得る、売上代金に対する手数料(スプレッドに計上)

 


 

② 金融関連事業

GMO後払い

連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社は、加盟店に後払い型の決済手段である「GMO後払い」を提供しており、決済事業者として消費者の与信を審査し、消費者に売上代金を請求します。また、同社は加盟店に対して消費者の売上代金を立て替えて支払い、消費者から売上代金を回収します。
GMOペイメントサービス株式会社は、サービス利用料として以下を加盟店から得ます。

・カスタマーサポート費用、管理費用の定額月次固定費(ストックに計上)

・当サービスの利用に関わる手数料(フィー・スプレッドに計上)

 


 

GMOペイメントゲートウェイグループは、GMOペイメントゲートウェイと連結子会社によって企業集団を構成しております。各セグメントにおいて提供する主なサービス及び会社は、以下のとおりです。

セグメント

提供する主なサービス

主な会社

決済代行事業

決済代行サービス

(オンライン課金・継続課金)

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMOイプシロン株式会社(連結子会社)

決済代行サービス

(対面)

GMOフィナンシャルゲート株式会社(連結子会社)

 

金融関連事業

 

GMO後払い

GMOペイメントサービス株式会社(連結子会社)

GMO掛け払い

GMOペイメントサービス株式会社(連結子会社)

送金サービス

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMOイプシロン株式会社(連結子会社)

トランザクションレンディング

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMOイプシロン株式会社(連結子会社)

海外レンディング

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.(連結子会社)

GMO-Z.com PAYMENT GATEWAY USA, Inc.(連結子会社)

GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY INDIA CREDIT FUND 1

(連結子会社)

早期入金サービス

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

GMOイプシロン株式会社(連結子会社)

即給 byGMO

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

請求書カード払い byGMO

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

決済活性化事業

マーケティング支援サービス

GMOペイメントゲートウェイ株式会社

メディカル革命 byGMO

GMOリザーブプラス株式会社(連結子会社)(注)

 

(注)GMO医療予約技術研究所株式会社は2025年2月14日付で「GMOリザーブプラス株式会社」に商号変更しております。


有価証券報告書(2024年9月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1)会社の経営の基本方針

GMOペイメントゲートウェイグループは、『社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する』を経営理念としております。

■市場を開拓・創造する強い意思と誠実かつ公明正大な事業展開により、社会の進歩発展に貢献します。

■同志とは、信じあえる高潔な役職員、お客様、及びお取引いただいている事業関連者を指します。

■GMOペイメントゲートウェイ役職員は、豊かな心、真の問題解決力、高い専門性を発揮し、お客様と価値の交換を行う事により、心物両面の豊かさを追求します。

この経営理念に基づいてGMOペイメントゲートウェイグループは、日本の決済プロセスのインフラとなり、消費者と事業者にとって安全で便利な決済の実現に貢献することを使命と考え、以下を基本方針として事業を推進しております。

・時流への適応

先進性 製品の技術的優位性の確保に努めます。

柔軟性 成長市場でのスピード感のある提案活動を実践します。

・存在価値の確立

独自性 お客様視点のサービスを通じて存在意義の確保に努めます。

収益性 収益性向上の追求により競合他社を圧倒し業界での地位を揺るぎないものといたします。

自主性・教育 自己完結度の高いビジネスマンを目指し、成果、姿勢、マインド全ての面で見本となります。

・利益の条件の追求

社会性 健全なビジネスに徹し、多様な決済手段における未開拓市場を積極的に開拓し続けます。

合理性 経済合理性を常に念頭に置き公平な立場で経営判断を迅速に下していきます。

・株主への責務

資本効率を意識し株主価値の向上に努めます。積極的なIR活動を行い、株主及び投資家の皆様向けに適宜、適切な情報提供を行います。

なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてGMOペイメントゲートウェイが判断したものであります。

 

(2)目標とする経営指標

GMOペイメントゲートウェイグループは、経営指標として年平均25%の営業利益成長を重視しております。

GMOペイメントゲートウェイグループは年平均25%の営業利益成長を継続するための投資を中長期的に行い、当連結会計年度の営業利益成長率は24.0%となりました。

GMOペイメントゲートウェイグループは電子商取引(EC)市場を中心としたオンライン決済及び対面決済のインフラを担う企業として、より安全で便利なEC・キャッシュレス環境を創造し、日本のEC化率の向上及びDX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進、キャッシュレス比率の向上に貢献してまいります。また、さらに新事業の展開、事業パートナー会社との業務・資本提携、子会社設立、並びに海外事業展開等により事業規模の拡大に努めてまいります。

 

(3)経営環境

①企業構造

GMOペイメントゲートウェイグループは、GMOペイメントゲートウェイ及び連結子会社13社により構成されており、決済代行事業、金融関連事業と決済活性化事業を行っております。GMOペイメントゲートウェイグループの事業全体の売上収益及び営業利益に対し、主力事業である決済代行事業の売上収益は約76%、営業利益は約85%を占めております。事業構成及び内容については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載しております。

 

②事業を行う市場の状況

GMOペイメントゲートウェイグループの事業が主として立脚する消費者向け電子商取引(BtoC EC)市場は、EC化率が欧米諸国に比して未だ低い水準にあり大きな拡大余地が残されております。物販領域において、主に小規模事業者は足元低成長にとどまるものの、大手事業者による販売チャネルの拡充や消費者の購買行動の変化等により成長の継続を見込んでおります。また、物販以外のサービス領域や、公共料金・税金等の公金、医療等の生活に密着した分野等における決済のオンライン化は着実に進行し、今後も高成長の継続が見込まれております。加えて、企業間取引(BtoB)のEC化や個人間取引(CtoC)のEC化等、ECの領域自体も拡大しております。

連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社が立脚する対面市場においては、クレジットカード及びそれ以外の手段も含めた決済のキャッシュレス化が加速しており、新たなビジネスチャンスが生まれると共に、GMOペイメントゲートウェイグループの事業領域もますます拡大する見込みとなっております。 

 

③競合他社との競合優位性

GMOペイメントゲートウェイグループの各事業がサービスを展開する市場には、複数の競合他社が存在します。競合他社との競合優位性の内容については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク (1)事業環境について ③競合について」に記載しております。

 

④主要製品・サービス内容

GMOペイメントゲートウェイグループの主力サービスである決済代行サービスは、GMOペイメントゲートウェイ及びGMOイプシロン株式会社より、主にオンライン課金分野・継続課金分野において、消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとしたオンラインで販売等を行う事業者とクレジットカード会社等の各決済事業者との間の決済情報を繋ぎ、加盟店に対して、クレジットカード決済・コンビニ収納・電子マネー・QRコード決済・Pay-easy・代引・口座振替・PayPal・キャリア決済・多通貨決済等の決済業務が効率よく実現できる決済代行サービスを提供しております。また、GMO-Z.COM PAYMENT GATEWAY PTE. LTD.等において、海外各国の決済代行サービスを提供しております。

対面分野については、GMOフィナンシャルゲート株式会社において、対面でのクレジットカード決済、デビットカード決済、バーコード決済、QRコード決済等の決済代行サービスを提供しております。

金融機関や事業者等に対するBaaS(Banking as a Service)支援においては、株式会社横浜銀行と共同開発した銀行口座と連動したスマート決済サービス「銀行Pay」や、新たな決済事業の展開を行う際の各種サービスを一括提供する「GMO-PG プロセシングプラットフォーム」を提供しております。また、金融関連サービスにおいては、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービスや、加盟店向け融資サービスであるトランザクションレンディング、海外FinTech事業者に向けたレンディングサービス、送金サービス、給与即時受け取りサービスの「即給 byGMO」のほか、連結子会社であるGMOペイメントサービス株式会社を通じ、消費者が商品を受け取った後に、コンビニや郵便局等から代金を支払う「GMO後払い」やBtoB取引向け後払い決済サービス「GMO掛け払い」、三井住友カード株式会社との分割・対面取引にも対応するBNPLサービス「アトカラ」等の後払い決済サービスを提供しております。

 

⑤顧客基盤

GMOペイメントゲートウェイグループの主力事業が主に対象とする顧客は、主に消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとしたオンラインや対面で販売等を行う事業者であり、当連結会計年度末現在において約15万の事業者にサービスを提供しており、加盟店の業種業態や事業規模は多岐に渡っております。

 

(4)優先的に対処すべき課題

①情報セキュリティの強化

GMOペイメントゲートウェイグループは、クレジットカード等の決済代行サービスを主とした事業を行っているため、クレジットカード情報等の重要な情報を管理しております。

情報流出を防止するため、リスク管理体制強化の一環として、GMOペイメントゲートウェイグループ事務所全てを対象範囲として、情報セキュリティ管理のグローバル・スタンダード基準とされるISO/IEC 27001:2013(国内規格JIS Q 27001:2014)への適合認証を、上場決済代行サービス会社として初めて取得しております。これにより、GMOペイメントゲートウェイグループの情報セキュリティマネジメントシステムが、厳格な国際基準に準拠し適切で安全であることと客観的に判定されております。

また、JCB・American Express・Discover・MasterCard・VISAの国際クレジットカードブランド5社が共同で策定した、クレジット業界におけるグローバルセキュリティ基準PCI DSSについては、2008年12月に最初の認証を取得した後、年次での再認証監査を毎年行っており、2023年12月に最新の認証を取得しております。

個人情報の取扱いに関しては、日本工業規格「JIS Q 15001:2017個人情報保護マネジメントシステム-要求事項」に適合して、個人情報について適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者等を認定するプライバシーマークを取得しており、法律への適合性に加え、自主性により高いレベルの個人情報保護マネジメントシステムを確立及び運用しております。

 

②システム開発力の強化

GMOペイメントゲートウェイグループは、事業分野においてインターネットと深く係わり合っており、競争力のある製品をお客様に提供するためには、その技術やサービスをタイムリーに採用していくことが重要と認識しております。

現状では、内部人員でシステム環境の変化やお客様の要望を吸収しシステムの設計を行い、外部にプログラミングを委託し効率よく質の高いサービスを提供すべく対応しております。高度な技術を有した開発要員の確保を継続し、更なるシステム開発力とサービス強化に努めてまいります。

 

③業務提携型ビジネスの強化

GMOペイメントゲートウェイグループは、安定的成長を確保するため、加盟店を多数抱える企業・各決済事業者・ECサイト構築支援事業者等に対し相互が利益享受可能な業務提携を確立し、効率的な加盟店獲得を進めていくことが不可欠と認識しております。

このような形態のビジネスはGMOペイメントゲートウェイグループの営業上の特徴であり、今後も業務提携型ビジネスを積極的に推進し、その進捗管理には経営陣が責任を持って対応いたします。

 

④事業ポートフォリオの拡大

GMOペイメントゲートウェイグループは、経営戦略として、消費者向け電子商取引(BtoC EC)を中心に、公金・公共料金やサービス・コマース、BtoB及びCtoC EC市場におけるオンライン課金、金融機関や事業会社等に対するBaaS(Banking as a Service)支援、またGMOペイメントサービス株式会社の設立により決済サービスに進出する等、常に新しい事業領域の拡大に努めてまいりました。また、海外拠点の連結子会社を通じ海外展開を強化、連結子会社であるGMOフィナンシャルゲート株式会社による対面市場での事業を拡大し、経営戦略の実行をさらに推し進めました。今後も決済代行サービスをコアとした多角的な事業ポートフォリオの拡張を進め、収益の継続的な拡大に努めてまいります。

 

⑤サステナビリティ経営の推進

GMOペイメントゲートウェイグループは、GMOインターネットグループで共有する「GMOイズム」のもと、経営理念「社会の進歩発展に貢献する事で、同志の心物両面の豊かさを追求する」を掲げ、決済業界のリーディングカンパニーとして、各種決済・金融関連のソリューションやプラットフォームの提供、決済インフラの構築等を行い、オンライン化・キャッシュレス化・ペーパーレス化・DX・金融包摂等を支援する事業活動を推進しております。主な取り組みとして、実質再生可能エネルギーの導入により前連結会計年度の自社オペレーションの温室効果ガス排出量(Scope1、2)を実質ゼロとするカーボンニュートラルを実現し、信頼性確保のため検証機関より第三者保証を取得しました。今後もサステナビリティ経営の高度化に努めてまいります。


事業等のリスク

3 【事業等のリスク】

以下については、GMOペイメントゲートウェイグループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。

また、GMOペイメントゲートウェイグループとして必ずしも特に重要なリスクとは考えていない事項についても投資判断の上で、あるいはGMOペイメントゲートウェイグループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項について、株主及び投資家の皆様に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。

GMOペイメントゲートウェイグループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の予防及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に関する投資判断は、以下の記載事項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行う必要があります。また、以下の記載は本株式への投資に関連するすべてのリスクを網羅するものではありませんのでご留意ください。

記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてGMOペイメントゲートウェイが判断したものであります。

 

(1)事業環境について

①業界動向について

GMOペイメントゲートウェイグループは、消費者向け電子商取引(BtoC EC)をはじめとした非対面販売を行う事業者及び対面販売を行う事業者とクレジットカード会社等の各決済事業者との間の決済情報を繋ぎ、加盟店に対して、クレジットカード等の決済業務が効率よく実現できるサービスを提供しており、一般的に「決済代行」と呼ばれる業界に位置しております。

当業界は、「インターネットという通信インフラの普及」「非対面取引の加盟店の増加」「消費者の非対面取引の利用拡大による非対面商取引市場の拡大」「決済のキャッシュレス化」等の各要素が相乗的に効果を生み、今日まで成長を続けてまいりました。当業界各社は、市場拡大のため更なる情報セキュリティ向上、取引の安全性向上、並びに導入時の簡便性向上に注力しておりますが、これらの要素の変化がGMOペイメントゲートウェイのビジネスに影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、引き続き消費者向け電子商取引(BtoC EC)の健全な拡大に資するべく、上記のような要素の変化をいち早く捉え、更なる情報セキュリティ向上、取引の安全性向上、並びに導入時の簡便性向上を図ってまいります。

 

②電子商取引(EC)の普及について

日本におけるEC市場は拡大を続けております。しかしながら、契約当事者の顔が見えず相手方の特定や責任追及が困難なこと等から悪質商法が行われやすい環境であり、ECをめぐる新たな法的規制や個人消費の減退等によりEC自体が消費者に受け入れられない場合、EC普及の低迷やEC市場の停滞が懸念されます。このとき、EC市場規模と密接な関係にある非対面決済代行事業のGMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、引き続き消費者向け電子商取引(BtoC EC)の健全な拡大に資するべく、情報セキュリティ対策を強化し、新たな法的規制等にも率先した対応を行ってまいります。

 

 

③競合について

GMOペイメントゲートウェイグループは、顧客である加盟店のニーズに合致した製品やサービスの開発・提供、決済代行サービスに加え顧客の売上向上に繋がる付加価値サービスの提供、サービス導入から運用までの一貫した加盟店サポート体制、最新技術を見据えた安定的な基幹システムの構築・運用、並びに東京証券取引所プライム市場の企業であることによる信頼性等により、継続的に競争力を高め、顧客満足度を向上し競合他社との差別化を実現しております。さらに顧客の問題を解決するサービスや顧客ニーズをきめ細かく反映した製品やサービスを継続して提供することで先行者メリットを継続して享受、非対面クレジットカード等の決済代行サービス事業最大規模の顧客基盤を背景に市場における価格支配力を確保、システムのOEM提供等を通じたクレジットカード会社等との営業協力関係の一層の緊密化、並びに関連サービスベンダー(各種決済に係わるサービス提供事業者)とのパートナーシップ構築やGMOペイメントゲートウェイ代理店の拡大を通じ事業規模の保持と拡大を推し進めております。

しかしながら、今後競合他社がGMOペイメントゲートウェイグループのサービスを模倣・追随し、これまでのGMOペイメントゲートウェイグループの特徴が標準的なものとなり差別化が難しくなること、これまでにない全く新しい技術を活用した画期的なサービスを展開する競合他社が出現すること、並びに競合他社が低価格を前面に打ち出した営業を展開する等の結果として、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、引き続き顧客である加盟店のニーズに合致した製品やサービスの開発・提供、決済代行サービスに加え顧客の売上向上に繋がる付加価値サービスの提供、サービス導入から運用までの一貫した加盟店サポート体制、最新技術を見据えた安定的な基幹システムの構築・運用等を強化し、継続的な競争力と顧客満足度の更なる向上により競合他社との差別化を図ってまいります。

 

④技術動向(革新)への対応について

インターネット・情報セキュリティの技術革新が著しく進み、消費者向け電子商取引(BtoC EC)においても決済手段の多様化やスマートフォン利用の拡大等常に進化しております。今後GMOペイメントゲートウェイグループが新たな技術やサービスへの対応が遅れた場合、GMOペイメントゲートウェイグループの加盟店に対するサービスが陳腐化し、その結果競合他社に対する競争力が低下する恐れがあり、場合によってはGMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、より堅牢なサービスの追求・新たなサービスの開発のためのマーケティング活動を強化すると共に、世界の先端技術及びサービスの発信地である米国シリコンバレーに拠点を置く等最新技術及びサービスに関する情報の入手や、それらを有するスタートアップへの出資活動等により技術革新への対応を行ってまいります。

 

⑤法令による規制について

GMOペイメントゲートウェイグループは、電子商取引(EC)市場に立脚し、クレジットカード等の決済代行事業、金融関連事業、決済活性化事業を行っております。決済代行事業においては、2018年6月1日に「割賦販売法の一部を改正する法律」(「改正割賦販売法」)が施行され、当改正に伴う加盟店に対する管理が強化されました。今後、同法及び監督官庁等の出すガイドライン等が改正された場合、その内容によってはGMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、金融関連事業においては、加盟店のキャッシュ・フロー改善に資する早期入金サービス、成長資金を融資するトランザクションレンディング、海外事業者に向けたレンディングサービス、送金サービスを提供しているため、これらのサービスに関連する法改正(貸金業法、出資法、資金決済法等)に伴う業務規制の変更等により、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、GMOペイメントゲートウェイグループがマネー・ローンダリングに関する法令及び規制を遵守できない場合、課徴金命令や業務改善命令等の行政処分を受ける可能性があります。これらにより、GMOペイメントゲートウェイグループのレピュテーションリスクが顕在化し、顧客やマーケット等の信頼を失った場合、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

上記に加え、GMOペイメントゲートウェイグループでは、弁護士や外部諸団体を通じて新たな規制の情報が直ちに入手できる体制を整えておりますが、今後GMOペイメントゲートウェイグループの事業環境でもあるEC・インターネットに関連する規制、クレジットカード業界に関する規制、並びにGMOペイメントゲートウェイグループのお客様である加盟店の事業に関連する規制等の制定により、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、法令改正や規制変更等に伴う業績への影響の可能性を排除できるよう、引き続き弁護士や外部諸団体を通じて新たな法令や規制に関する情報収集ができる体制を強化すると共に、法務部門の拡充を図り適正に対処してまいります。また、金融庁策定の「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」等に基づく遵守体制を構築し、定期的な体制見直しと従業員の知識理解を深めることによる強化を行っております。

 

⑥物価高騰の影響について

ウクライナ情勢の長期化、円安等に起因して物価が上昇しており、家計に与える影響が危惧される状況となっております。物価高騰により急激に消費行動が変化した場合、GMOペイメントゲートウェイグループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループの決済代行事業自体が安定的な収益基盤をベースにしたビジネスモデルであることや、多種多様な加盟店に向けてサービス提供していることにより過去より経済危機等有事の影響を受けにくい特徴がありますが、さらに事業や業績への影響を最小化するべく、GMOペイメントゲートウェイグループ全体でマクロ影響を受けにくいビジネスモデルを強化してまいります。

 

(2)事業活動について

①稼動店舗について

GMOペイメントゲートウェイグループは、これまでの営業活動の結果、順調に稼動店舗数が増加してまいりました。

しかしながら、競争の激化等により稼動店舗数が減少する可能性があります。GMOペイメントゲートウェイグループは稼動店舗に対して月次固定費等を課金するビジネスモデルであるため、このような事象が発生した場合にはGMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、他社への乗換えや内製化が容易ではないシステム・サービス特性に加え、今後とも変化するニーズに応え続けるきめ細かい顧客対応により継続的に取引関係を維持いたします。また、業務提携型ビジネスの強化等により、引き続き新規顧客獲得にも注力してまいります。

 

②情報処理センターネットワークの利用について

GMOペイメントゲートウェイグループのクレジットカード決済代行サービスは、株式会社NTTデータが運営するCAFISのネットワーク及び株式会社日本カードネットワークが運営するCARDNETのネットワークを利用するものであり、今後これらのネットワークシステム障害等の理由により、当サービス提供が困難になる可能性があります。

(対応策)

現在、クレジットカード会社の多くが決済情報の授受にCAFIS・CARDNETセンターを利用しており、いずれのネットワークも利用が困難になるという事態が発生する可能性は極めて低いと考えておりますが、万が一、どちらか片方のネットワークでそのような事態が生じた場合には、もう一方のネットワークやその他手段等を代替して接続いたします。

 

③経営上の重要な契約について
a.業務代行に関する契約

GMOペイメントゲートウェイグループは、クレジットカード会社と加盟店間の加盟店契約において発生するクレジットカード決済に係る売上承認請求業務及び売上請求業務等を事務代行するために、必要な提携契約を各クレジットカード会社と締結しております。

万が一、主要なクレジットカード会社から契約解除の申し出や条件変更等の接続制限がなされた場合は、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、常に主要なクレジットカード会社との連絡を密にすると共に、GMOペイメントゲートウェイグループが提供する機能をさらに強化し、より強固な関係を築いてまいります。

b.代表加盟に関する契約

GMOペイメントゲートウェイグループは、加盟店のクレジットカード決済業務に係る事務を代行する目的として、各クレジットカード会社と包括加盟に関する契約を締結しております。

但し、通常クレジットカード会社が加盟店に対して行う売上代金支払いをGMOペイメントゲートウェイグループの責任範囲で行うため、GMOペイメントゲートウェイグループが加盟店に代金支払いを完了した後に、加盟店の不正な売上請求や倒産等の契約解除に相当する状態となったことが判明した場合には、その回収が困難になるチャージバックリスクが生じます。

また、対面決済領域においては、前払い式の継続的サービス提供を行っている加盟店が倒産した場合に、当該加盟店の顧客が継続的サービス提供の対価として当該加盟店に対して前払いした金額のうち、加盟店が倒産した時点において、顧客が未だ提供を受けていないサービスに対する対価の金額の相当分をGMOペイメントゲートウェイグループが負担するリスクがあります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、加盟店の契約時にクレジットカード会社の審査に加え、GMOペイメントゲートウェイグループにおいても開設サイトの存在確認、及び特定商取引に関するサイト上の表記確認や契約後の途上与信審査を行い、さらに月毎に滞留債権管理を実施しております。

c.マルチペイメントサービスに関する契約

原則として、上記の「a.業務代行に関する契約」及び「b.代表加盟に関する契約」に記載のリスクが考えられ、同様の対応策をとっております。

 

④知的財産権について

GMOペイメントゲートウェイグループは、第三者の知的財産権を侵害することのないように、啓蒙及び社内管理体制を強化しておりますが、GMOペイメントゲートウェイグループの事業分野における知的財産権の現況を完全に把握することは困難であり、GMOペイメントゲートウェイグループが把握できないところで第三者が既に特許・著作権・その他知的財産を保有している可能性は否めません。また、今後GMOペイメントゲートウェイグループの事業分野において第三者がGMOペイメントゲートウェイグループより早く特許・著作権・その他知的財産を保護し、損害賠償又は使用差止等の請求を受けた場合は、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に何らかの影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、引き続き啓蒙及び社内管理体制を強化すると共に、上記のような事実が判明したときは直ちに、事例に応じて弁護士・弁理士等と連携し解決に努める体制を整えております。

 

⑤事業投資について

GMOペイメントゲートウェイグループは、事業シナジーのある事業への投資、子会社化や子会社設立、並びに投資事業組合の運営管理を行っております。今後の投資先・子会社・投資事業組合が計画どおりに進捗せず経営状態が悪化した場合、GMOペイメントゲートウェイグループの経営成績、財政状態、並びに事業計画等に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、投資先選定にあたっては当該企業の財務内容等、詳細なデューデリジェンスを行い、また投資後については経営陣が定期的にモニタリングを行うこと等により可能な限りリスクを回避するように努めております。

 

⑥子会社の管理体制について

GMOペイメントゲートウェイは、関係会社として連結子会社13社、持分法適用関連会社3社を有しております。各社の損益状況は、連結子会社であればGMOペイメントゲートウェイグループの連結財務諸表に結合され、持分法適用関連会社であれば持分法損益としてGMOペイメントゲートウェイグループの連結財務諸表に取り込まれ、GMOペイメントゲートウェイグループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。また、連結子会社についてその運営にあたり、適切な管理及び支援を行っておりますが、当該連結子会社の業績の悪化、不祥事等の発生、外部環境の急速な悪化や経営状況が一定期間以上改善しない場合には、リスク管理の観点や連結全体の収益性、成長性を総合的に考慮し、売却する等の対応を行いGMOペイメントゲートウェイの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイは、子会社の管理体制については関係会社規程を整備すると共に、GMOペイメントゲートウェイより取締役を派遣し経営指導する等、実際の運用についても適切に行っております。また、引き続き連結子会社についてその運営にあたり、月次、四半期等での業績、外部環境の変化及び財政状況のモニタリングを強化し、適切な管理及び支援を行ってまいります。

 

⑦信用リスクについて

GMOペイメントゲートウェイグループは、事業活動を行う中で、加盟店や消費者、海外の出資先や事業パートナー等への信用供与を行っております。GMOペイメントゲートウェイグループとして加盟店及び消費者への与信情報は一定の規定に従って審査しておりますが、予想を超えた未回収が発生した場合、GMOペイメントゲートウェイグループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、引き続き加盟店及び消費者、海外の出資先や事業パートナー等への与信情報を一定の規定に従って慎重に審査すると共に、信用供与先の分散化を図り信用リスクの軽減を図ってまいります。

 

 

⑧海外事業について

GMOペイメントゲートウェイグループは、海外への事業展開を加速させており、決済代行事業のほか、金融関連事業としてのレンディングサービスを行っております。海外の事業展開においては予期しない法律・規制の変更や経済環境の変化等のリスクが存在するほか、戦争、テロリズム、紛争又はその他の要因による社会的又は政治的混乱等の発生や、同事象からも起因するレンディングサービスにおける貸倒リスク、為替リスク等の顕在化によりGMOペイメントゲートウェイグループ業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、海外の事業展開に関し、現地拠点でのモニタリングを強化すると共に、特に投資及び融資の分散化により、貸倒リスク、為替リスクの軽減を図ってまいります。

 

⑨災害リスクについて

GMOペイメントゲートウェイグループは、地震・台風・洪水・津波・竜巻・豪雨・大雪・火山活動等の自然災害、火災や停電・電力不足、感染症の拡大、テロ行為等が発生した場合、営業活動への影響、物的、人的な損害が発生する可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループでは、上記のような自然災害やテロ行為等への備えとして、システム構成の冗長化等の対応を適宜図っており、平常時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法や手段を取り決めております。

 

⑩人材について

GMOペイメントゲートウェイグループは、人材は最も重要な財産と考え、優秀な人材採用と人材育成を行っております。しかしながら、事業規模の拡大に応じた人材育成や外部からの人材採用等が計画どおりに進まない場合や、在職する人材の社外流出が生じた場合には、GMOペイメントゲートウェイグループの業績及び今後の事業発展に影響を与える可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、引き続き人事部門を中心に安定的な新卒採用及び中途採用においては専門的な知識を有する人材の獲得を継続すると共に、社内研修等の充実により、優秀な人材の確保・育成を行ってまいります。また成果主義に基づく評価制度や福利厚生の充実等により定着率の向上を図ってまいります。詳細は「第2 事業の状況 2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (5)人的資本に関する戦略並びに指標及び目標」をご参照ください。

 

⑪事務・オペレーションリスクについて

GMOペイメントゲートウェイグループの急速な事業拡大に伴う事務量の増加、加盟店契約の複雑化、取次店の料率変更による事務量の増加等により、事務手続きのミスが起こる可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループでは、社内規範や事務手続きの標準化及び文書化、事務・オペレーションのシステム化によりリスクの軽減に取り組んでまいります。

 

⑫決済端末の調達・販売について

GMOペイメントゲートウェイグループは、対面決済ビジネスの起点である決済端末について、国内及び海外双方のメーカーから仕入れております。経済安全保障、地政学的リスク、自然災害、感染症等の要因によりメーカーにおいて決済端末の生産体制に支障を生じるような事態が発生した場合のほか、当該メーカーの事業撤退、又は他社に買収され、これまでの事業戦略が見直しされる等、予期せぬ事象の発生によって決済端末の調達が困難になり、GMOペイメントゲートウェイグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、国内及び海外双方のメーカーに対して、品質・セキュリティの観点で精査・管理を行ったうえで端末を仕入れており、複数のメーカーと調達契約を締結することで、購買ルートの分散を図っております。

 

(3)情報セキュリティについて

GMOペイメントゲートウェイは、日本の決済プロセスのインフラを目指し、消費者と事業者にとって安全で便利な決済の実現に貢献することを使命としております。この使命に則った企業活動を営むにあたり、GMOペイメントゲートウェイ固有の情報資産を活用する一方、情報資産を外部の脅威から保護することは、経営の最重要課題であるとの認識に立ち、情報セキュリティ対策に取り組んでおります。

具体的には、年度ごとに教育・啓蒙活動をスケジュール化し、しっかりと対策が組織内に根付くよう運用管理しております。情報セキュリティ対策徹底への啓蒙動画や情報セキュリティマネジメントシステム(ISO27001)として規定するGMOペイメントゲートウェイのセキュリティルールを中心に、基本方針やルールの目的及び手順について理解を深め確実に遵守するための研修を、入社時また定期的に実施する等教育を徹底しております。また、専門的知識を有する人員を内部監査室へ配置、リスク管理委員会には外部専門家が参加し、リスクアセスメントの実効性を高めております。

①システムダウン及び情報セキュリティについて

GMOペイメントゲートウェイグループのサービスは、通信事業者が提供する公衆回線、専用回線及びインターネット網を利用することを前提としたものであるため、自然災害又は事故・外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入・コンピュータウイルス・サイバー攻撃等により、通信ネットワークの切断やアプリケーションの動作不良が予測されます。また、予期せぬクレジットカード会社決済事業者のシステムダウンやGMOペイメントゲートウェイグループのシステムの欠陥により、当サービスが停止する可能性もあります。

このような事象が発生した場合は、GMOペイメントゲートウェイグループに損害賠償請求や障害事後対応により営業活動に支障をきたし機会損失が発生し、さらに当サービスへの信用が失墜する可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループでは、情報セキュリティの基本方針を定め、全社レベルの情報セキュリティの状況を正確に把握し、必要な対策を迅速に実施できるようにするため、情報セキュリティ委員会を設置しております。また、外部・内部からの不正侵入に対するセキュリティ対策、24時間のシステム監視態勢、システム構成の冗長化、保険への加入並びに社内規程の整備運用等によりシステムダウン及び情報セキュリティのリスクに対処してまいります。

 

②個人情報の流出の可能性及び影響について

GMOペイメントゲートウェイグループサービスを利用する場合、クレジットカード番号をGMOペイメントゲートウェイグループのコンピュータシステムに送信する必要があります。また、一部のサービスにおいてはクレジットカード番号のほかに氏名・住所・電話番号・メールアドレス等の個人情報の登録を求める場合があり、登録された情報はGMOペイメントゲートウェイグループの管理下にあるデータベースにて保管しております。

昨今、企業から個人情報漏洩が相次ぐ中、個人情報の扱いに対する社会的関心が高まっております。2017年5月には改正個人情報保護法が全面施行され、今後個人情報管理の更なる徹底が必要となります。

このような中、GMOペイメントゲートウェイグループでは社団法人日本クレジット協会へ加入し、同協会で義務化されている個人情報保護指針に基づく個人情報管理の運用を実施しているほか、プライバシーマークを取得する万全な体制を整備しておりますが、このような状況下において万が一クレジットカード情報等の重要な情報が外部に流出した場合には、GMOペイメントゲートウェイグループへの社会的信用の失墜がGMOペイメントゲートウェイの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、情報セキュリティの基本方針を定め、全社レベルの情報セキュリティの状況を正確に把握し、必要な対策を迅速に実施できるようにするため、情報セキュリティ委員会を設置しております。また、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)優先的に対処すべき課題 ①情報セキュリティの強化」に記載のとおり、リスク管理体制強化の一環として情報セキュリティにかかる各種認証を取得しております。

 

 

③加盟店等からのカード情報の流出について

万が一、GMOペイメントゲートウェイグループの加盟店等からクレジットカード情報が漏洩した際は、原則、加盟店等が賠償負担を行うためGMOペイメントゲートウェイグループに影響はございません。しかしながら、加盟店等に賠償負担する支払い能力がない場合、GMOペイメントゲートウェイグループが連帯責任として、クレジットカード再発行手数料等の賠償を負担する可能性があります。

(対応策)

GMOペイメントゲートウェイグループは、当該リスクを軽減するため、クレジットカード情報を加盟店等ではなくGMOペイメントゲートウェイグループが保持するサービスの促進、及び情報を保持する加盟店等の管理強化等を行っております。

 

(4)親会社グループとの関係について

GMOペイメントゲートウェイグループの親会社であるGMOインターネットグループ株式会社は、2024年9月30日においてGMOペイメントゲートウェイの議決権の40.73%を保有する筆頭株主であります。同社は、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、GMOインターネットグループにおいてインターネットインフラ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業、インキュベーション事業を行っております。

①GMOインターネットグループにおけるGMOペイメントゲートウェイグループの位置づけについて

GMOペイメントゲートウェイグループは、GMOインターネットグループのインターネットインフラ事業に区分される総合的な決済関連サービス及び金融関連サービスを担う会社として位置づけられております。

 

②GMOインターネットグループとの取引について

GMOペイメントゲートウェイグループとGMOインターネットグループとの重要な取引は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 39.関連当事者取引」に記載しております。

 

③親会社等との役員の兼務関係について

有価証券報告書提出日現在におけるGMOペイメントゲートウェイの役員15名のうち、GMOインターネットグループの役員又は従業員を兼ねる者は8名であり、うち1名はGMOペイメントゲートウェイの代表取締役及び同社の取締役を兼任しております。GMOペイメントゲートウェイにおける役職、氏名及びGMOインターネットグループにおける役職は以下のとおりです。

氏名

GMOペイメントゲートウェイにおける役職

親会社等又はそのグループ企業での役職

相浦  一成

代表取締役社長

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

取締役グループ副社長執行役員グループ決済部門統括(非常勤)

熊谷  正寿

取締役会長(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

代表取締役グループ代表 会長兼社長執行役員・CEO

 

■親会社の関係会社

GMOリサーチ&AI株式会社 取締役会長

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 取締役会長

GMOペパボ株式会社 取締役会長

GMOメディア株式会社 取締役会長

GMO TECH株式会社 取締役会長

GMOアドパートナーズ株式会社 取締役会長

安田  昌史

取締役(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

取締役グループ副社長執行役員・CFO グループ代表補佐

グループ管理部門統括

 

■親会社の関係会社

GMOメディア株式会社 取締役

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 取締役

GMOリサーチ&AI株式会社 取締役

GMOアドパートナーズ株式会社 取締役

GMO TECH株式会社 取締役

GMOフィナンシャルホールディングス株式会社 取締役

GMOあおぞらネット銀行株式会社 社外取締役

山下  浩史

取締役(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

グループ副社長執行役員グループシステム部門統括

システム統括本部長

新井  輝洋

取締役(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

グループ専務執行役員 海外投資・仲間づくり担当

海外管理・ガバナンス担当

稲垣  法子

取締役(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

グループ執行役員グループ財務部長

川﨑  友紀

取締役(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

グループ執行役員グループ法務部長

島原  隆

取締役(非常勤)

■親会社

GMOインターネットグループ株式会社

グループリスク管理本部長兼グループ金融事業連携・グループ内部監査室長

 

■親会社の関係会社

GMOあおぞらネット銀行株式会社 社外監査役

 

 

④親会社等からの独立性の確保について

GMOペイメントゲートウェイが事業活動を行う上で、「重要な決議事項」に限り親会社であるGMOインターネットグループ株式会社に事前通知することとなっておりますが、GMOペイメントゲートウェイは各事業における営業活動等、すべての業務を独自に意思決定し事業展開しております。また、GMOインターネットグループからの役員の兼務状況はGMOペイメントゲートウェイ独自の経営判断を妨げるものではなく、経営の独立性は確保されていると認識しております。

GMOペイメントゲートウェイグループがGMOインターネットグループと取引を行う場合には、少数株主の保護の観点から新規取引開始時及び既存取引の継続時も含め、取引条件等の内容の適正性を、その他第三者との取引条件との比較等から慎重に検討して実施しております。具体的には、定期的に第三者との取引条件と総合的に比較検討し、適正な条件であることを親会社等から独立した立場の社外取締役も参加する取締役会に報告することとしております。

なお、支配株主と少数株主との利益が相反する重要な取引・行為については、独立社外取締役を含む独立性を有する者で構成された特別委員会にて審議・検討を行ったうえで、取締役会に答申され、決定されます。




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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