シルバーエッグ・テクノロジー(3961)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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シルバーエッグ・テクノロジー(3961)の株価チャート シルバーエッグ・テクノロジー(3961)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 シルバーエッグ・テクノロジーは、AIを活用したレコメンド技術(※1)及びそれをベースとしたAIマーケティングサービス事業を行っております。

 

シルバーエッグ・テクノロジーが所属するデジタルマーケティング領域におけるECサイト(※2)運営者の課題は、顧客満足度向上、リピート率向上、売上増加です。変化の激しい顧客ニーズに対応し、売上に繋げるため、個別顧客の好みに応じてパーソナライズなコンテンツを提供するレコメンドサービスが活用されています。

レコメンドサービスはパーソナライゼーション(※3)の一環であり、顧客のウェブサイト上やPOSなどのチャネルから閲覧や購買といった顧客行動データとして取り込み、AI技術を用いて、自動的に個別顧客の次の行動を予測し提示することで、その顧客が欲している商品や情報をリアルタイムに取得し、顧客満足を提供します。

シルバーエッグ・テクノロジーは、顧客企業が自らの顧客を知り、顧客に対して最大の価値をすべてのタッチポイント(※4)においてリアルタイムで提供できるように、AI技術をベースに企業のマーケティングを支援します。

 

シルバーエッグ・テクノロジーのサービスの特徴は、レコメンドエンジン「アイジェント」の活用によるリアルタイム解析とパーソナライズ・ターゲティングです。

 

シルバーエッグ・テクノロジーが提供する主なサービスは以下のとおりです。

 

「アイジェント・レコメンダー」

 シルバーエッグ・テクノロジー独自のリアルタイム・レコメンドサービスです。サイトに訪れるユーザーの行動データをリアルタイムに取得・解析して、その時点における各ユーザーの嗜好に合わせたおすすめ商品やコンテンツを顧客のサイトやアプリ内といった様々なタッチポイントで表示することができるサービスです。また、独自のリアルタイム・ユーザー動線分析技術により、単純な商品軸のレコメンデーションに比べ、より一人一人の嗜好に合わせたレコメンデーションが可能で、サービス・ドミナント・ロジックを強力に支援します。

 シルバーエッグ・テクノロジーが提供する管理画面とリリース後のレポーティングサービスにより、費用対効果を明確にすることができます。

 シルバーエッグ・テクノロジーは、顧客企業の投資対効果を最大化するため、成果報酬型料金体系を主軸としております。この料金体系では、提供するサービスによる成果に対してのみ料金が発生するため、顧客企業はリスクを最小限に抑えつつ、費用対効果の高いマーケティング活動を展開できます。さらに、顧客企業の多様なニーズに対応するため、ページの表示回数に基づくPVベース型料金体系も提供しております。この柔軟な料金体系により、顧客企業は自社のマーケティング戦略や予算に応じて最適なプランを選択できます。

 

「レコガゾウ」

 配信するHTMLメール(※5)内にタグ(※6)を設置することで、ユーザーがメールを開封した時点で、そのユーザーの嗜好にマッチしたレコメンド結果をリアルタイムで抽出して表示することができる、リアルタイム・レコメンドメールサービスです。従来のレコメンドメールでは、レコメンドエンジンで生成されたレコメンド結果をメール配信システムに連携させる必要があり、システム構築の複雑さや導入コストの高さが課題となっておりました。また、リアルタイム配信が困難であるため、メール開封時に商品が在庫切れとなる等のタイムラグによる顧客体験の悪化も課題として存在しておりました。レコガゾウはこれらの課題を解消し、より簡易かつリアルタイム性の高いレコメンドメール配信を実現します。本サービスの基本的な課金体系は、配信リクエスト数に応じた従量課金制を採用しております。

 

「ホットビュー」

 シルバーエッグ・テクノロジーの「アイジェント・レコメンダー」のレコメンドエンジンを基盤とするレコメンド広告サービスであり、ユーザーの嗜好に合致する商品を動的に表示します。これにより、サイト運営者は自社サイトへの関心が高いユーザーを効果的に誘導し、購入、問い合わせ、資料請求といったコンバージョンを促進することが可能となります。

 本サービスは、他社DSP(※7)と連携して利用することが可能です。個々のエンドユーザーの嗜好に合わせてパーソナライズされたレコメンド広告バナーの生成機能と、DSPが提供する高度なターゲティング機能を組み合わせることで、インターネット広告の効果を最大化します。課金体系は、成果報酬型と広告リクエスト数に応じた従量課金制の二種類があり、顧客のニーズに合わせて最適なプランを選択いただけます。

 

「プロスペクター」

 購買履歴等のユーザー行動データを取得・解析し、特定の商品の購買意欲が高いと予測される顧客層を抽出するサービスです。従来の不特定多数に向けた広告配信は、費用対効果の低下に加え、顧客の嗜好にあわない広告が表示されることでブランドからの離反が生じるリスクがありました。本サービスは、「アイジェント・レコメンダー」の機械学習技術とノウハウを応用し、年齢・性別等の属性情報に加えて、個々のユーザーの嗜好に基づく精密な分析を可能にすることで、アウトバウンド広告においても高精度なパーソナライゼーションを実現いたしました。キャンペーン配信機能とレポート機能を標準装備しており、ユーザー分析からプロモーション実行、効果測定までをワンストップで提供いたします。

 課金体系は、顧客企業のニーズに合わせて複数のプランを用意した固定料金制を採用しております。

 

[事業系統図]

用 語 解 説

 

※1 レコメンド技術

 オンラインショップなどで、利用者の好みにあった物品やサービスを推薦するための技術・手法。ショップの利用者の購入履歴や行動履歴等の情報を分析し、適切な物品やサービスを絞り込んで推薦し、顧客と消費者間のサービス・ドミナント・ロジックを強力に支援。

 

※2 ECサイト

 インターネット上で商品等を販売するウェブサイト。

 

※3 パーソナライゼーション

 顧客のウェブ閲覧行動、購買行動などの情報を基に、その顧客に最適な情報を提供すること。又はその技術。

 

※4 タッチポイント

 企業やブランドと顧客とのすべての接点のこと。企業やブランドについて顧客に何らかの印象が残るあらゆる接点が当てはまる。従業員のみでなくウェブサイト、スマートフォン、コールセンター、タブレット、広告など顧客がブランドに接するメディアも含まれる。

 

※5 HTMLメール

 HTML(HyperText Markup Language)は、ウェブページの記述やレイアウトに用いられるマークアップ言語をいい、HTMLメールとは、電子メールの本文をHTMLで記述したものを指す。マークアップ言語とは、文書の一部を「タグ」と呼ばれる特別な文字列で囲うことにより、文章の構造や、修飾情報を、文章中に記述していく記述言語をいう。

 

※6 タグ

 コンピュータで扱う文書(テキストデータ)中に埋め込む特殊な記号や文字列のこと。デザイン、レイアウト、論理構造、意味を記述する。主にHTMLやXMLといったマークアップ言語で用いられる。

 

※7 DSP

 デマンドサイドプラットフォーム(Demand-Side Platform)の略。オンライン広告において、広告主(購入者)側の広告効果の最大化を支援するツールのこと。広告枠の買い付けや配信、クリエイティブ分析(広告の認知・表現要素等の分析)までを自動で行い、最適化を行う。

 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 シルバーエッグ・テクノロジーの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてシルバーエッグ・テクノロジーが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 シルバーエッグ・テクノロジーは、「未来から、今を選ぼう。」という企業目的のもとに、ビッグデータ解析をリアルタイムに行うAI(人工知能)によるレコメンデーション技術を用いて、デジタルマーケティングにおけるパーソナライゼーションを追求することを経営の基本方針としております。シルバーエッグ・テクノロジーの技術的優位性であるAI技術を活用したリアルタイム分析により、独自のリアルタイム・ユーザー動線分析技術を開発してまいりました。今後も様々な最先端技術を組み合わせることで、予測精度の向上を図っていきます。また、顧客にとって有意義な技術、サービスの開発及びコンサルティングサービスを提供することによって、共存共栄を図っていきます。

 

(2)目標とする経営指標

 シルバーエッグ・テクノロジーが重視している経営指標は、営業収益、営業利益であります。シルバーエッグ・テクノロジーは、AI(人工知能)を用いた日本初のレコメンデーション専門企業としてのノウハウを活かし、更なるレコメンドサービス及び技術における専門性を高め、競争力をつけることにより、営業収益の更なる成長を目指すとともに、企業価値の向上、株主価値の向上を図ってまいります。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

 シルバーエッグ・テクノロジーは、レコメンデーション市場でNo.1の企業になるという目標を達成するため、以下の戦略を重点的に行ってまいります。

① EC市場における成長業種へのサービス提供

② サービス提供する業種における専門性の追求

③ 既存顧客への更なる価値提案による売上増加

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

シルバーエッグ・テクノロジーは、以下の4点を主な経営の課題として認識しております。

 

① 経営環境の変化への機動的な対応と、それによる収益力拡大

 将来にわたる持続的な成長を実現するため、シルバーエッグ・テクノロジーは市場及び消費者のニーズを的確に捉え、社会・時代の変化に機動的に対応し、グローバル展開も視野に入れつつ、シルバーエッグ・テクノロジーのAI技術を基盤とした既存事業の強化と新規の事業機会の創出を絶えず行うことで、収益性拡大と企業成長を図ってまいります。

 

② 企業運営の進化

 前述のとおりの非連続な成長を遂げるには、成長を支える企業運営を同時に進化させる必要があります。GTM(Go To Market)実現のため、要であるアジャイル開発の進化や営業戦略の見直し、間接部門の強化を進化させてまいります。

 また当事業年度はコーポレート・ガバナンスの強化に取組んでまいりましたが、引き続き内部管理体制の強化を図り、経営の透明性と効率性を高め、企業価値の最大化に努めてまいります。

 

③ 安定かつセキュアなシステム構築

 シルバーエッグ・テクノロジーのサービス提供において、システムの安定的な稼働とセキュアなシステム構築を重要視しております。

 システムの安定的な稼働のため、データセンターにおけるサーバの稼働の常時監視を行うとともに、より安定性の高いクラウド型サービスへの切り替え等を推進し、更なるシステム管理やシステム基盤の強化に努めてまいります。

 セキュアなシステム構築につきましては、主力サービスでの世界水準の個人データ保護規則に則ったセキュリティを実現しております。グローバルで急速に進むセキュリティ対応に適応し得る技術力と体制を整えてまいります。

④ 人材育成と環境の整備

 事業構造上、シルバーエッグ・テクノロジーは「人材」への投資が最重要項目であると考えております。創業以来、「多様性をベースに、フェアなチャンスを与え続ける(Give fair opportunities with diversity)」を人材育成の基本方針とし、ダイバーシティ&インクルージョン経営を行ってまいりました。

 当事業年度は人材採用戦略を刷新し、組織環境の整備、キャリアアップをバックアップする仕組みの構築、社員エンゲージメントの把握と向上に向けて活動を行いました。引き続き基本方針のもと、価値獲得のイノベーションをできる組織に進化できるように施策を行ってまいります。

 





※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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