ブロードメディア(4347)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】 ブロードメディアグループにおける主要な事業の内容等は、以下のとおりです。(2026年3月31日現在)セグメントの名称事業内容主な業務の内容主な連結子会社教育通信制高校・イーラーニングシステムを利用した広域通信制高校 「ルネサンス高等学校グループ」(「ルネサンス高等学校」 「ルネサンス豊田高等学校」「ルネサンス大阪高等学校」)の運営―日本語教育・日本語教師(登録日本語教員)養成講座・外国人向け日本語研修を提供 する「ルネサンス日本語学院」の運営―AI・プログラミング教育・プログラミングスクール「テックキャンプ」「テックキャンプ高等 学院」等の運営㈱div・IT業界特化型転職支援サービス「divエージェント」等の運営㈱divキャリアスタジオ・プロダクション制作事業・日本語字幕・吹替、聴覚障がい者向け字幕、視覚障がい者向け音声 解説、番組宣伝等の制作―放送(注)1釣り専門チャンネル・衛星基幹放送事業「BS釣りビジョン」の番組制作、放送及び、ケーブル テレビ局等への番組供給・映像の受託制作㈱釣りビジョン釣りビジョンVOD・「釣りビジョン倶楽部」の運営・動画コンテンツ提供事業者向けの釣りコンテンツの提供技術アカマイサービス・「WAFサービス」等のサイバーセキュリティサービスの提供・コンテンツを最適な形で配信する「CDNサービス」の提供―クラウドソリューション・通信事業者・IPTV事業者・CG制作会社等へのクラウドゲーム配信技術の 提供・3DCG配信サービス「G-cluster XR」の提供Oy Gamecluster Ltd.デジタルシネマサービス・配給会社へブロードメディア®CDN for theater(DCP配信サービス)の提供・映画館へ上映システムの設計、販売、レンタル及びメンテナンスサービスの提供―ホスピタリティ・ネットワーク・ホテルの客室・会議室へのインターネットサービスの提供、機器の監視 及び保守サービスの提供―DX・システム開発・設計からソフトウェア開発、保守運用までワンストップのシステム開発 の提供システムデザイン開発㈱・AI技術を活用したソフトウェア開発及びソリューションの提供㈱divxその他ソリューションサービス・グローバルに展開されたプライベートネットワーク「Aryaka」等の提供・画像解析技術を駆使した小売業向け次世代型AIソリューション 「Vue.ai」の提供・CM素材をオンラインで搬入する「CMオンラインサービス」の提供―その他eスポーツ推進事業・プロeスポーツチーム「CAG OSAKA」の運営・eスポーツ関連イベントの企画・運営ブロードメディアeスポーツ㈱ゲームパブリッシング事業・Nintendo Switch向けのゲームソフトやVR専用ソフト等の企画・開発・ 販売及び配信㈱ポケット持分法適用関連会社(注)2・全テレビ番組録画機の企画・製造・販売、及びテレビ番組ソーシャル サービスの運営ガラポン㈱(注)1 2026年3月31日付で(株)釣りビジョンの全株式を譲渡したことに伴い、「放送」セグメントは当連結会計年度末をもって終了しております。 2 「持分法適用関連会社」に含まれる事業は、報告セグメントには含まれておりません。なお、2026年3月31日付でガラポン(株)の自己株式取得に応募し、同社の全株式を譲渡したことに伴い、同社を持分法適用関連会社から除外しております。
有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 ブロードメディアグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてブロードメディアグループが判断したものであります。 (1)経営方針 ブロードメディアグループの企業理念は、「創造力が生み出す優れた作品やサービスを、広く社会に普及させ、より豊かなコミュニティーの形成・発展に貢献する」というものです。 ブロードメディアとは、broadband mediaの略語であり、既存メディア領域をより広げるbroader mediaという意味を持っています。それが私たちの志です。いずれの日にか、ブロードメディアという社名が、broadband media、あるいはbroader mediaの代名詞として世界に通用するように、引き続き努力してまいります。 (2)経営戦略等 ブロードメディアグループは、技術プラットフォームを持つコンテンツ事業者として、独自性の高いサービスの提供を通じ成長を目指すことを経営戦略の基本としております。 ブロードメディアグループは「持続可能で、かつ倫理的なビジネスで成長する」ことを中期的な取り組みとして掲げ、連結営業利益率10%及びROE(自己資本利益率)30%を実現することを2024年度からの当面の目標としております。目標達成に向けては、現在ブロードメディアグループの業績をけん引している「教育」「技術」を更に成長させることに加え、「独自の複合的な教育事業(教育×技術×AI)」を推進してまいります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき課題 ブロードメディアグループは、提出日現在、ブロードメディア及び連結子会社8社で構成されており、「教育」「スタジオ・プロダクション」「技術」「その他」の4つのセグメントで事業を展開しております。 「教育」に関連する市場においては、政府による教育の情報化・GIGAスクール構想の推進により、学校教育現場でのICT環境が整備から活用フェーズへ移行が進んでおり、教育データの利活用や個別最適化された学習の実現等の重要性が高まっております。また、小中高等学校を通じたプログラミング教育の普及に加え、AIリテラシー教育への関心が高まっております。さらに、DX推進、生成AIの活用拡大、少子高齢化による人材不足、労働市場の流動化といった社会的背景を受け、リスキリング・リカレント教育の重要性は一層高まっており、社会人向け教育市場は引き続き拡大傾向にあります。 「技術」に関連する市場においては、クラウドサービスの利用拡大やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展を背景に、ネットワークインフラの重要性が一層高まっております。これに伴い、コンテンツ配信の最適化や通信の高速化・安定化に加え、サイバー攻撃の高度化に対応するためのセキュリティ対策への需要が拡大しております。さらに、AI及び生成AI技術の急速な進展により、AIを効果的に活用できる高度なデジタル人材の確保・育成が重要な経営課題となっているほか、生成AI等の新技術を取り入れた開発体制の構築や、開発効率の向上、サービスの付加価値向上が求められております。また、データ利活用の高度化やシステム構成の複雑化が進む中で、サイバーセキュリティや個人情報保護の重要性は引き続き高まっており、信頼性の高いサービス提供が不可欠となっております。 「スタジオ・プロダクション」や「その他」に関連するコンテンツ市場においては、動画配信サービス(OTT)の普及および競争の激化、視聴スタイルの多様化、グローバル展開の進展等により、市場構造の変化が続いております。また、制作工程においてはデジタル技術やAIの活用が進み、制作効率の向上やコンテンツの品質向上、新たな制作体制の構築が求められております。 これらの事業環境の変化を踏まえ、ブロードメディアグループは各事業の強みを活かしつつ、技術革新への対応と新たな成長機会の取り込みに努めてまいります。 また、このような状況の下、経営戦略に基づき業績向上を図ることがブロードメディアグループの大きな課題です。現在取り組んでいる具体的な課題は、下記のとおりです。 ① 通信制高校事業の継続的成長の実現 現在、ブロードメディアグループの業績をけん引している通信制高校事業が今後も継続的に成長するためには、生徒定員数の拡大と多くの優秀な教員の確保が必要となります。そのため、適合物件の確保・認可行政機関への申請等の定員数拡大に必要な対応を適時適切に進めてまいります。同時に、通学スタンダード、eスポーツ、プログラミング等の独自のオプションコースを含む教育内容を充実させ、オンラインで生徒一人一人に寄り添える強みを生かして成長をめざしてまいります。また、優秀な教員を十分に確保するために、これまで以上に人材の採用に注力するとともに、高いモチベーションを持って働ける環境や仕組みの整備・運用も含めて、定着率の向上を実現してまいります。 ② 次世代事業への投資と育成 ブロードメディアは、時代の変化に対応しながら事業規模・業績を向上させるために、次世代事業への投資と育成に取り組んでおります。既に開発・投資を行った事業については事業規模を拡大させるとともに業績を改善・向上させ、早期にブロードメディアグループ業績への貢献を実現するべく取り組んでまいります。また、「独自の複合的な教育事業(教育×技術×AI)」に資する事業については、今後も投資機会を逃さずに新たな事業への投資・育成に積極的に取り組んでまいります。 ③ 経営効率の向上 ブロードメディアグループは事業の選択と集中を進めていますが、グループ内の人材配置の最適化や管理体制の一元化を進め、またAIを積極的に業務改善に活用することで経営効率と生産性の更なる向上を実現してまいります。 環境の変化等により業績が低迷する事業に関しては、新たな付加価値の創造による業績向上を図ることと並行して、引き続き、戦略的な選択肢の検討を含めた抜本的な対策を講じて、ブロードメディアグループ全体の業績と資本効率の改善を図ってまいります。 ④ 人的資本への投資 ブロードメディアグループが継続的に企業価値を拡大していくためには、より独自性の高いサービスを構築できる専門的知識を有した人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しております。特にAI時代が到来する中で、多くの社員をAIが活用できる「AI人材」に育成する投資を継続してまいります。また、様々な人材の個性を活かして、多様な人材が活躍できる環境を整えることが重要と考えております。そのため、採用の強化に加え、国籍・性別などにとらわれない能力・成果に応じた人事評価など、従業員が高いモチベーションを持って働ける環境や仕組みの整備・運用を進めてまいります。 ⑤ IR活動の充実 ブロードメディアは情報の適時開示を行い、利害関係者の皆様に対する正確な情報の提供に努めております。現在、ブロードメディアホームページのIR情報の充実や四半期毎の決算説明ストリーミング配信を実施していることに加え、機関投資家等との個別面談やIRスモールミーティング等を適時実施しております。今後もブロードメディアグループについての理解をさらに多くの方に深めていただくために、様々な機会をとらえて積極的にIR活動を実施してまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】 ブロードメディアグループの事業その他に関するリスクについて、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載してあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。ブロードメディアグループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であります。なお、ブロードメディアは、2026年3月31日付で、放送事業を営んでいたブロードメディア連結子会社である(株)釣りビジョンの株式全てを譲渡しており、本株式譲渡に伴い、同社はブロードメディア連結子会社の範囲から除外したため、当該事業に係るリスクは記載しておりません。また、ブロードメディアは、2026年4月1日を効力発生日として、ブロードメディアの「スタジオ・プロダクション」部門で行っていた、日本語字幕・吹替、聴覚障がい者向け字幕、視覚障がい者向け音声解説、番組宣伝等の制作事業に関する権利義務を、新設分割により、新たに設立したブロードメディア連結子会社であるブロードメディア・スタジオ(株)に承継しております。 以下の記載はブロードメディア株式への投資に関連するリスク全てを網羅するものではありません。 また、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は提出日現在において判断したものであります。 (1)ブロードメディアグループの事業に関するリスクについて①「教育」部門(ⅰ)通信制高校 通信制高校事業では、イーラーニングシステムを利用した広域通信制高校「ルネサンス高等学校」、「ルネサンス豊田高等学校」、「ルネサンス大阪高等学校」を運営しております。少子化や通信制高校の増加等による新規入学希望者数の鈍化、生徒募集の不振による新規入学者、転・編入学者の入学数の減少だけでなく、教職員・在校生及び関係者の不祥事等での信用失墜による在校生徒数の減少等、収益の基盤である生徒数の確保について問題が生じる可能性があります。また生徒数増加に応じた適正な学校設備や教員数の増強等ができず、収容定員増加の認可が適時に取得できない場合や新たな学校の設置認可が得られず、新設計画が想定通りに進まなかった場合、生徒募集が滞るなどの機会損失を生じる可能性があります。これら以外にも、行政による学習指導要領、就学支援金制度、構造改革特区制度等の変更や廃止、何らかの事情による法令変更や行政指導等により事業運営自体が影響を受ける場合やこのような制度変更に対して適切な対応ができなかった場合は、ビジネスチャンスの逸失、事業運営費用の増大、ブロードメディア事業の信用低下などにより、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また万が一、学校教育法等に違反があった場合、行政指導・処分を受け、対外的評判の低下による生徒数の確保に問題が生じる可能性があります。何らかの事由により学校設置認可の取り消しを受けた場合、事業継続が困難となり、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 2020年10月より主に中学生を対象としたeスポーツやプログラミングの指導を行う「ルネ中等部」を開設しました。そのため、従来の生徒に対する管理責任に加え、「ルネ中等部」の生徒に対する日常の生徒指導や授業における管理監督責任が生じ、その責任を果たせない場合には、信頼性や評判の低下により、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)日本語教育 日本語教育事業では、「ルネサンス日本語学院」を運営し、(1)個人向けに「登録日本語教員養成・実践研修コース」及び「日本語教員国家試験対策コース」の提供サービス、(2)事業者向けに外国人の日本語研修受託サービスを運営しております。これらのサービスにおいて、特定技能制度等の外国人材受け入れ政策による日本語教育市場の成長が想定を下回る場合や、ブロードメディアの「登録日本語教員養成・実践研修コース」が、万が一、何らかの事由により登録日本語教員養成機関・登録実践研修機関としての登録の取り消しを受けた場合、「国家資格である登録日本語教員を取得できる研修」として認められず信頼性や評判の低下により、期待通りに事業が成長せずブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 「登録日本語教員養成・実践研修コース」は、国よりリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業として採択及び教育訓練給付制度の対象講座として指定を受けております。今後も継続的に採択及び指定を受けるために申請してまいりますが、当該制度の終了や採択及び指定基準の変更等により採択及び指定の継続ができなかった場合には、競合環境における競争力の低下を招き、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、生徒募集や営業活動の不振によって講座受講者を想定通り集められない場合や、企業からの日本語研修の受託が得られない場合には、期待通りの収益が得られずブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅲ)AI・プログラミング教育 ブロードメディア連結子会社である(株)divでは、AI活用やプログラミングを学ぶスクールである「テックキャンプ」等を運営し、(1)個人向けのスクール、(2)事業者向けの研修受託サービスを運営しております。これらのサービスにおいて、期待通りに生徒が集まらなかった場合や、期待通りに研修受託が得られなかった場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 「テックキャンプ」の一部は、国より教育訓練給付制度の対象講座として指定を受けております。今後も継続的に指定を受けるために申請してまいりますが、当該制度の終了や指定基準の変更等により指定の継続ができなかった場合には、競合環境における競争力の低下を招き、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 個人向けサービスである「テックキャンプ就労移行スクール」及び「テックキャンプ就労継続センター」は、障害者総合支援法に基づくサービスを提供しており、事業所の所在地を管轄する自治体から就労移行支援事業者及び就労継続支援B型事業者の指定を受けておりますが、障害者総合支援法の改正や制度変更があった場合や、万が一、これらの指定取消や業務停止となった場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅳ)人材紹介事業 ブロードメディア及びブロードメディア連結子会社である(株)divキャリアでは、人材紹介サービス事業を行っております。同事業は、職業安定法に基づき、有料職業紹介事業として厚生労働大臣の許可を受けておりますが、万が一、職業安定法等に違反があった場合や、許可取消しや業務停止となった場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②「スタジオ・プロダクション」部門ブロードメディア連結子会社であるブロードメディア・スタジオ(株)では海外の映画及びテレビ作品への日本語字幕・吹替、番組宣伝番組、聴覚障がい者向け字幕、視覚障がい者向け音声解説等の制作事業、及び映画劇場用DCP(デジタルシネマパッケージ)ファイルの複製事業を展開しております。制作事業では、発注元の方針変更・番組改編等や、全米脚本家組合等による集団的なストライキ等により、発注元の発注量が縮小したり、発注単価が下落した場合、期待された収益を得られない可能性があります。また、予測困難な事象により、スタジオ設備等を確保できないことによる失注や受注量が減少した場合にも、期待された収益を得られず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。声優等の出演者や翻訳者等の報酬の値上げや制作機材価格の上昇により、制作原価が高騰した場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、制作物の瑕疵による損害や国内及び海外での未発表作品の素材漏洩による賠償責任が生じた場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。映画劇場用DCPファイル複製事業では、発注元の上映方針変更や全米脚本家組合等による集団的なストライキ等の影響で撮影等に支障をきたし、発注元の配給本数の縮小、上映映画館数の減少、上映バージョンの減少等により、取引量が縮小したり、取引単価が下落した場合、期待された収益を得られない可能性があります。 ③「技術」部門(ⅰ)アカマイサービス アカマイサービスでは、アカマイ・テクノロジーズ合同会社の(1)コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)を利用したWebパフォーマンスサービス、(2)クラウドセキュリティサービス、また働き方改革や新型コロナ対策により需要が高まっているリモートワーク向けエンタープライズサービス、(3) CDN、セキュリティに続き第三の柱と位置付けるIaaS(インフラ・アズ・ア・サービス)であるアカマイ・クラウド・コンピューティング(ACC)のリセラー事業を展開しておりますが、同社との契約が何らかの理由により円滑に継続されなかった場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)クラウドソリューションクラウドソリューションでは、事業者向けに、クラウドゲーム配信技術のライセンス提供、クラウド配信技術を活用したプラットフォームの提供を行っております。技術ライセンスやプラットフォーム提供先のサービス展開が順調に推移しない場合や提供コスト増大等により期待された収益が得られない場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。クラウド配信技術としてはブロードメディア及びブロードメディアの海外子会社が保有するGクラスタ技術を利用しておりますが、類似・競合技術の開発・実用化等によるライセンス契約終了やライセンスロイヤリティ下落により想定する収入が確保できず、またGクラスタ技術の維持改良や第三者からの知的財産権侵害主張への対策により想定外の費用が発生する場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、プラットフォーム提供においてサービス提供システムへの過負荷等によるシステムトラブル等により、継続的提供に大きな支障が生じた場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅲ)デジタルシネマサービス デジタルシネマサービスでは、(1)映画配給会社に対するデジタルコンテンツの配信サービス(ブロードメディア®CDN for Theater)、(2)映画興行会社に対する映画館に設置するシステムのメンテナンスサービスを提供しております。配信サービスが期待どおりに普及しない場合や、何らかの事由により映画館に設置したシステムを遠隔監視し、集中管理によるメンテナンスサービスが継続的に提供できない場合には、本事業の収益性が確保できず、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 さらに、大容量コンテンツを安全に高速に配送するサービス(ブロードメディア®CDN ストーク)を、制作会社、ポストプロダクション、放送局等向けに提供しております。本サービスにおいて、期待通りの収益が得られない場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅳ)ホスピタリティ・ネットワークサービス ホスピタリティ・ネットワークサービスでは、ホテル向けインターネットサービスの提供、ユーザーサポート、保守サービス及びレンタルオフィスや企業向けのWi-Fiネットワークの保守サポートを行っております。 本サービスでは、ホテルの客室、宴会場、パブリックスペース及び企業向けに展開しているインターネットサービスの通信機器やサーバの運用状況を常時監視し、障害が発生した場合に即時に対応できる体制を継続しておりますが、万が一、自然災害その他なんらかの理由により、技術的なトラブルが発生し、サービスが中断、停止した場合には、信用の低下を招く等の理由により、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅴ)DX・システム開発 ブロードメディア、ブロードメディア連結子会社であるシステムデザイン開発(株)及び(株)divxでは、顧客の要求事項に基づき受託ソフトウェアの設計、開発、保守運用サポート等のシステム開発やAI技術を活用したソフトウェア開発及びソリューションの提供を行っております。DX・システム開発事業においては、顧客企業における景気悪化に伴う設備投資抑制や投資戦略の変更、競合他社との競争の激化等により、期待通りの開発案件の受託や開発業務(SES・準委任)の受注ができない場合は、ブロードメディアグループの業績に影響を与える可能性があります。 また、開発案件の作業工程に基づき工数やコストを算出し見積を行っておりますが、開発段階において、想定外の開発範囲の拡大及び、作業工数の増加等の理由により受注損失の計上や納期遅延等によるコストの増大が発生し、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす場合があります。加えて、開発したシステムの納入、運用サポートにおいて、品質向上のため開発段階から十分なテスト、検査等を行っておりますが、品質上のトラブルが発生する可能性があり、トラブル対応によるコストの増加や損害賠償請求によりブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅵ)CMオンラインサービス CMオンラインサービスでは、広告会社、制作会社、ポストプロダクションが制作したCM素材を、放送局各社に対して、ブロードメディアが提供するシステムを活用し、オンラインで搬入する「CMオンラインサービス」を提供しております。また、オンラインでの搬入に対応していない放送局等に対しては、物理メディアにCM素材をプリントして配送をする「XDCAMプリント配送サービス」を提供しております。 ブロードメディアが提供するCMオンラインサービスに何らかの不具合が生じた場合、もしくは、広告会社が他社の類似サービスを利用する場合、CMオンラインサービスやXDCAMプリント配送サービスの市場が予想通りに成長しない場合、ブロードメディアの本事業の収益性が確保できず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅶ)その他ソリューションサービス当部門では、Aryaka Networks, Inc.のSD-WANサービス、(株)カテノイドの動画配信サービス及び(株)ブロードバンドセキュリティのMSS(マネージド・セキュリティ・サービス)、Mobius Knowledge Services Pvt LtdのVue.ai(小売業向けAIサービス)のリセラー事業を展開しております。これらのサービスにおいて、期待通りの収益が得られない場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、万が一、自然災害その他なんらかの理由により、技術的なトラブルが発生し、ネットワークが中断、停止した場合には、信用の低下を招く等の理由により、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。ブロードメディア連結子会社であるシステムデザイン開発(株)では、クラウドを利用したサービスとして、企業向けのストレスチェックサービスや、農業関連のクラウドサービスを提供しております。これらのサービスでは、企業に属する従業員情報や生産者情報を取得し、サービスを提供しております。これらの情報が流出した場合、損害賠償請求や、信用低下の可能性があり、また、他業者のシェア拡大や安価なサービスの台頭による価格競争が激化し、サービス提供の単価・収益性の低下や当該サービスの解約が発生した場合は、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④「その他」部門(ⅰ)eスポーツ推進事業ブロードメディア連結子会社であるブロードメディアeスポーツ(株)では、プロeスポーツチームである「CAG OSAKA」の運営及び動画コンテンツの企画・制作・配信等を行っており、チームや選手に対するスポンサー企業からの協賛金並びに、チームや選手が獲得する賞金、配信料、出演料を得ております。選手との専属契約が更新に至らなかった場合や、有力選手が他チームから引き抜かれ離脱した場合、チームや選手が極度の成績不振に陥った場合、選手のけがや不祥事等による引退・活動休止等が発生した場合、チームや選手のブランドや知名度が低下した場合等には、期待通りの活動収益を得ることができず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。取引先との契約違反等によるトラブルが発生した場合、スポンサー企業の広告宣伝予算が削減された場合、配信プラットフォームがサービスの縮小や撤退を行った場合等、事業の拡大を阻害する要因が発生した場合には、スポンサーからの協賛金や大会賞金、配信料、出演料等が計画通りに得られず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。大会やイベントは広く国内外を問わず開催されていますが、海外において地域紛争等の問題が発生した場合には、大会・イベントの中止や、渡航規制による出場機会の逸失等により、大会賞金や出演料等が計画通りに得られず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。所属する選手が競技において、所謂チート行為などの不正を行った場合には、競技シーンから追放され、またチーム全体の評判も毀損されることになり、ブロードメディアグループの業績及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 また、所属する選手は、ファンとの交流やコミュニケーション等の一環として、公私にわたってSNSを利活用しております。ブロードメディアでは所属する選手に対して外部有識者による研修を行う等、徹底してコンプライアンスに関わる指導及び教育に努めておりますが、所属選手が公序良俗違反や著作権侵害等の法令違反、信用失墜行為、取引先との契約違反となるようなトラブルを起こした場合や、発信した情報が真意にかかわらずネガティブな情報として拡散した場合には、ブロードメディアグループの業績及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 さらに、eスポーツに関するイベント等を企画・実施する業務を行っております。当該業務の評価が期待に沿う結果とならなかった場合には、信用低下や評判毀損が生じ、ブロードメディアグループの業績及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (ⅱ)ゲームパブリッシング事業(1)ゲームソフトの企画・開発・販売 ブロードメディア連結子会社である(株)ポケットでは、家庭用ゲーム機向けにオリジナルゲームの企画・開発・販売を行うとともに、ゲームソフトの企画・開発の受託を行っております。 企画・開発・販売事業では、自社のオリジナルゲームの販売数が想定を下回った場合、又は発売時期や発売価格等が変更になった場合、期待通りの販売収益を得ることができず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 企画・開発受託事業では、想定していた案件の受注時期や受託金額が変更になった場合や失注した場合、又は受託案件の作業工数の増大等により実績が見積りを超えた場合、低採算又は採算割れとなった場合は、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、顧客企業へ納品する成果物について、高い品質を保つため、不具合検査等を実施しておりますが、契約不適合等が発生し、成果物の修繕及び損害賠償請求を受ける等の事象が発生した場合、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 これらゲームソフトの開発について、開発の一部を外注している協業パートナーの業務に遅延等が発生した場合、ゲームソフトを計画通りに開発・発売することができず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(2)ゲームソフトのライセンス販売 (株)ポケットでは、国内外のゲームソフトパブリッシャーや開発会社、インディーゲーム開発者とのコネクションを通じ、良質なゲームソフトのライセンス販売を行っております。良質なゲームソフトの発掘や、ライセンス交渉が不調に終わった場合、期待通りの販売収益を得ることができず、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)そのほか事業全般に関するリスクについて① 事業内容の多角化と新規事業への取組みに伴うリスクの増大について ブロードメディアグループは、事業基盤をより強固にするため、今後も事業内容の多角化や新規事業への取組みを進めていく可能性があり、これらを実現するために、事業開始前から、システム開発やマーケティング等の投資を行う可能性がありますが、当該事業が予定通りに開始できなかった場合や想定よりも成長しなかった場合には、投資の回収が不可能になることがあります。 また、人材の採用やハードウェア及びソフトウェアの取得、販売促進費の増大や研究開発活動等により追加的な支出や、仕入・販売を伴う事業については、見込発注等による過剰な在庫が発生する可能性があります。 さらに、新規事業が安定して収益を生み出すまでには一定の時間がかかることが予想されるため、ブロードメディアグループ全体の利益率が一時的に低下する可能性があります。 同様に、これらの事業が、将来の事業環境等の変化により、ブロードメディアグループの目論見どおりに推移せず、追加的な支出分に対して十分な回収を行うことができなかった場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 戦略的選択肢の検討について ブロードメディアグループは「持続可能で、かつ倫理的なビジネスで成長する」ことを中期的な取り組みとして掲げ、連結営業利益率 10%及び ROE(自己資本利益率)30%を実現することを2024年度からの当面の目標としております。この目標達成に向けて、現在ブロードメディアグループの業績をけん引している「教育」「技術」を更に成長させることに加え、一部の既存事業に関しては、戦略的な選択肢の検討を含めた抜本的な対策を講じて、ブロードメディアグループ全体の業績と資本効率の改善を図ることを目指しております。 戦略的な選択の結果、事業の譲渡等を行う場合において、想定通りの対価を得られない場合や、その実行に想定以上の時間がかかる場合にはブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 設備投資について ブロードメディアグループは、映像機器・システム・設備等の導入を行っております。技術革新がブロードメディアグループの予想を超えて進行し、保有する機器・設備等が陳腐化して新たな設備投資が必要となる場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後の業績計画との乖離や経済情勢及び市況の変化等の影響から、期待されるキャッシュ・フローが生み出せない場合、又は保有資産の価値が著しく低下した場合は、減損会計の適用によりそれらの固定資産の減損損失を計上することにより、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ コンテンツ調達について ブロードメディアグループは、コンテンツに関する権利を獲得しておりますが、調達価格の高騰等により権利の獲得に何らかの支障をきたす場合、権利保有期間中に価値の低下がある場合、取得したコンテンツの調達元が何らかの理由により不測の事態に陥りコンテンツの継続的供給に支障をきたす場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 業務のアウトソーシングについて ブロードメディアグループは、主要業務の一部をアウトソーシングしております。ブロードメディアグループがアウトソーシングする業務は、他の事業者によっても代替可能なものでありますが、何らかの理由により、当該業務の運営に支障が生じた場合や、代替先への引継ぎが遅延した等の場合には、ブロードメディアグループの業務遂行に支障をきたす可能性があります。 ⑥ 情報セキュリティについて ブロードメディアグループでは、主要なサービスをコンピュータシステムやネットワークを通じて提供しており、安定的なサービス提供と十分な情報セキュリティ維持のために、サーバ設備やネットワーク、システムセキュリティ強化等必要な安全体制構築に努めております。また、ブロードメディアグループの情報システム委員会において、情報セキュリティについて情報資産のリスク評価を行い、重要な資産には外部の専門機関を起用した監査・診断を定期的に行い、結果の評価及び対策を実施しております。さらに、社内ネットワークセキュリティ監視ソリューションやWebセキュリティソリューション(WAF)を導入し、情報セキュリティ維持の強化を図っております。しかしながら、第三者からの不正アクセス等に起因するシステムトラブル、コンピュータプログラムやシステムのバグ、地震、火災等の自然災害に起因するシステム障害や情報漏洩事故等が発生した場合には、サービス継続に支障をきたすと共に、ブロードメディアグループの社会的信用低下等により、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 機密性の高い素材の取扱いについて ブロードメディアグループは、複数の事業部門において、国内及び海外のコンテンツ素材や、CM素材をはじめとした、機密性の高い素材を取り扱っております。当該素材の取扱いについては、役職員や業務委託先を含め、各関係者がその責任において、かかる機密性を保持するように努めております。しかしながら、ブロードメディアグループのセキュリティレベルが、契約に定められた水準又は権利元により変更された水準を満たさないと権利元に判断され、契約の解除又は素材等の使用差止めが生じた場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 個人情報保護について ブロードメディアグループでは、事業上の重要データ、会員情報や契約者情報をはじめとした個人情報の保護に関する総合的な対策を講じており、ブロードメディアと連結子会社であるシステムデザイン開発(株)、(株)div及び(株)divxでは、プライバシーマークを取得しております。しかしながら、役職員、パートナー事業者や業務委託先による不正行為や過失等により個人情報の漏洩や消失等が生じた場合には、社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)の導入に伴い、より厳格な情報管理体制が求められていることもあり、個人情報保護法や契約に基づく法的責任を問われることや、訴訟を提起されること及び信用の低下等により、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 譲渡制限付株式の交付等について ブロードメディアでは、ブロードメディア取締役(社外取締役を除く)及びブロードメディア子会社取締役(社外取締役を除く)、並びにブロードメディア従業員及びブロードメディア子会社従業員向けに譲渡制限付株式報酬制度を採用しており、今後、当該制度に基づき新たな株式の発行が行われた場合には、ブロードメディア株式の価値の希薄化や需給への影響をもたらし、株価形成へ大きく影響する可能性があります。 また、ブロードメディアでは、役職員等の企業価値向上に対する意欲を高めることを目的として、過去にストックオプション(新株予約権)を発行しております。また、今後も役職員等に適宜ストックオプション等を付与する可能性があります。これら付与された権利が将来行使されることにより発行される新株が、ブロードメディア株式の価値の希薄化や需給への影響をもたらし、株価形成へ大きく影響する可能性があります。 ⑩ 知的財産権について ブロードメディアグループが行う事業は、特許権、著作権等のさまざまな知的財産権が関係しております。ブロードメディアグループの知的財産権の保護が不十分な場合や、第三者が有する知的財産権の適切な利用許諾を得られない場合には、技術開発やサービスの提供が困難となる可能性があります。また、ブロードメディアグループの事業活動に関連して第三者から知的財産権の侵害を主張され、更に訴訟を提起される可能性があります。 また、何らかの理由により、知的財産権、特に著作権等に係る追加的な費用が発生した場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 自然災害等について ブロードメディアグループの事業拠点や業務遂行機能は、大規模災害が予想される首都圏を含む地域に存在しております。当該地域において、地震、洪水、火災等の大規模災害や停電、破壊工作等の予測できない事象が発生した場合、ブロードメディアグループにおいて、人的被害、オフィスや設備の破損、通信網切断やデータ消失等の損害が発生する可能性があります。これにより、業務遂行機能を喪失して事業継続が困難な状態に陥ったり、サービス提供や事業活動の停滞が生じて期待した収益が得られない、あるいはサービスや設備の復旧改修に相当な費用を要する等の事態が生じた場合、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 為替リスクについて ブロードメディアグループは、複数の事業部門において海外との取引を行っております。提携先を含む海外取引の大半が外貨建て決済となっているため、為替相場の変動により、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ 海外取引に関するリスクについて ブロードメディアグループでは、提携先を含む海外の事業者との取引を行うにあたっては、取引相手方の経営・財務状況のみならず当該相手方の国情や主として知的財産権に関する法制度等の把握に努めております。しかしながら、政治・経済情勢、対日感情、法規制の変更等の要因により海外取引が期待どおりに進められない場合、また海外取引先について情報不足や商慣習の相違などから債権回収や知的財産権等に関する問題が生じた場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑭ 特定の幹部の継続勤務について ブロードメディアグループは、特定の幹部の継続的な勤務に依存している部分が大きいと考えられます。それら幹部が何らかの理由によりブロードメディアグループの業務を遂行することが不可能又は困難となり、適切な人材が適時にそれを代替できない場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑮ 人材確保に関するリスクについて ブロードメディアグループにおける各事業には、全般的に高い創造性、交渉力ノウハウ及び高度な技術を持った専門的な人材が要求され、その人材がブロードメディアグループの業務遂行や成長を支える重要な要素となります。そのためにブロードメディアグループでは、優秀な人材の確保及び育成を継続的に行っておりますが、必要な人材の確保ができない場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、ブロードメディアグループは、複数の事業を展開しており、今後の事業拡大のための人員増強や体制強化も必要となります。このような事業の拡大に対して適切かつ十分な人的・組織的な対応ができない場合には、ブロードメディアグループの競争力の低下や業務効率の低下等が生じる可能性があります。 人員の増強については採算性等を勘案し注意深く行っておりますが、これに伴い固定費が増加し、利益率の低下を招く可能性があります。 さらに、ブロードメディアグループは、職場環境の充実や改善、適正な労働時間の管理や時間外労働の抑制等に継続的に取り組んでおりますが、万一、過重労働や不適切な労務管理による法令違反や働き方改革関連法令等の新たな法令の制定・改正等で対応が遅れて事業活動に制約を受けた場合、監督官庁から警告・指導や罰則等を受ける可能性があるほか、ブロードメディアグループの信頼性や企業イメージが低下し、必要な人材を確保できなくなる可能性があります。その結果、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑯ 債権回収等のリスクについて ブロードメディアグループにおいては、業務提携先を含めた様々な取引先に対して、社内規程等に基づいた与信管理を行い、債権の保全に努めております。しかしながら、それら取引先の予期せぬ経営破綻等により債権回収が困難になる場合や、売上高の減少が生じた場合には、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、ブロードメディアグループは、不特定多数の個人顧客との取引を行っている為、管理体制の強化やシステムの導入、また業務の効率化等の施策を講じております。しかしながら、これらの施策にもかかわらず、未回収債権が増加する可能性があります。またこれに伴い、債権回収コストが増加する場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑰ 子会社及び関連会社の管理について ブロードメディアは、国内外の子会社及び関連会社に対し、業容の拡大に応じて適宜必要な人員の確保や組織体制の強化を図っていく方針です。ブロードメディアは、ブロードメディアグループ全体としての目標が達成できるように、子会社に対して経営管理面でのサポートを横断的に行ってまいります。また、関連会社に対しても、出資比率等に応じて適宜サポートを行ってまいります。しかしながら、何らかの理由で子会社及び関連会社における管理機能が十分働かない場合や、体制整備が遅延した場合、海外子会社及び関連会社の進出国における市場動向、競合会社の存在、政治、経済、法律、文化、宗教、習慣や為替、その他様々なカントリーリスクが顕在化した場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑱ コンプライアンス及び内部統制システムについて ブロードメディアグループは、コンプライアンスを徹底し、現時点の各種法令及び規制等に従って業務を遂行しておりますが、将来においてそれら法令及び規制等が変更された場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、ブロードメディアグループは、現在コンプライアンスのみならずリスク管理の充実等を目的として、管理体制の強化を図っており、特に、財務報告に係る内部統制を含め、内部統制システムの充実強化に注力しております。しかしながら、ブロードメディアグループが構築した内部統制システムが十分でなかった場合や、内部統制システムの限界により、ディスクロージャーの信頼性等を確保できない事態が生じ、ブロードメディアグループの財政状態や業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 さらに、役員・従業員等による不正や、ハラスメント、外部の者による詐欺等の不正、法令違反等を原因とする監督官庁の行政処分等の事業運営に関する問題が発生した場合には、ブロードメディアグループの信用低下等により、業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、ブロードメディアグループは、販売価格や割引条件等について社内ルール等に基づく内部統制を行っておりますが、役員・従業員等による無断値引き等の逸脱行為が発生した場合には、想定した売上高や収益性を確保できないことにより、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑲ 投融資について ブロードメディアグループは、事業提携を目的として、また、将来的な提携やキャピタルゲインを視野に入れて国内外において投資を実行しておりますが、これらの投資による出資金等の回収が困難になる可能性があります。また、投資を行う資金が予定どおりに調達できない場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 今後もブロードメディアグループは、相乗効果の追求や業容の拡大を目的として、国内外の企業への資本参加や新会社設立等の新規投資を行う可能性があります。また、子会社及び関連会社の資金ニーズに適切に対応するためのブロードメディアによる融資を実行する可能性があります。投融資の実行にあたっては、十分な事前審査と社内手続きを行いますが、これらの新規の投融資により当初計画していた利益を得ることができなかった場合や、その回収が滞る場合には、ブロードメディアグループの財務状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。 ⑳ 特定の取引先への依存について ブロードメディアグループの事業において、特定の取引先への依存度が高いものが生じる可能性があります。そのような商材、サービスについて、商材の種類、数量、価格、支払条件等の不利な変更や特定の取引先に予期せぬ経営破綻等が生じた場合には、ブロードメディアグループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ㉑ 会計処理上のリスク(ⅰ)会計上の見積り ブロードメディアグループは、財務諸表の作成にあたり会計上の見積りが必要な事項については、将来に関する一定の前提に基づき見積りを行っておりますが、見積り特有の不確実性があるため、金額の見直しや実際の結果と異なる場合があり、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(1)棚卸資産 ブロードメディアグループは、保有する棚卸資産について、主として原価法によって算定しております。今後、事業環境の悪化等により、将来の販売可能性が低下し、簿価切り下げ処理が必要になった場合、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(2)貸倒引当金 ブロードメディアグループは、売掛金や貸付金等の債権に対して、与信付与先の財務状況や入金状況等に基づいて必要と判断した貸倒引当金を計上しております。今後、信用状況の変化、その他予期せざる理由により、貸倒引当金の追加計上が必要になった場合、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(3)有形固定資産・無形固定資産 ブロードメディアグループは、保有する有形固定資産や無形固定資産について、減損会計の基準に基づき必要に応じて減損処理を行っております。今後、各事業の収益性が悪化すること等により、減損処理が必要になった場合、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(4)投資有価証券・出資金 ブロードメディアグループは、将来的な提携やキャピタルゲインを視野に入れて投資を行い投資有価証券や出資金を保有しております。今後、これら投資先の業績が悪化すること等により、評価損の計上が必要になった場合、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(5)繰延税金資産 ブロードメディアグループは、課税所得の将来の見積額や一時差異のスケジューリング等に基づき繰延税金資産を計上しております。今後、経営環境の悪化により課税所得の見積りの減額がなされた場合等には、繰延税金資産を取り崩す必要が生じ、ブロードメディアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。(ⅱ)内部統制システム ブロードメディアグループは、財務報告に係る有効な内部統制システムを整備し、その適正な運用に努めております。しかし、基幹システムやITシステムに異常が発生した場合、コンプライアンス違反により内部統制行為を無効化するような手続きがなされた場合等、ディスクロージャーの信頼性を確保できない事態が生じた場合には、適切な会計処理がなされず、ブロードメディアグループの業績へ影響を及ぼす可能性があります。内部統制行為が無効化される潜在的なリスクが存在する具体的な例として、無形の資産の販売があります。無形の資産の販売では、納品物が物理的に存在しないため、納品物が実在していることの確認は一般的に容易ではありません。そのため、納品物が実在しないにも関わらず納品物が実在するという内部統制を無効化する手続きにより、納品物が実在しない収益を認識するという潜在的なリスクが存在します。(ⅲ)会計基準の変更ブロードメディアグループは、一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて決算を行っており、会計基準の変更へも適時対応しております。しかしながら、将来において、新たな会計基準の適用や会計基準に大きな変更があった場合には、ブロードメディアグループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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