プレミアアンチエイジング(4934)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


プレミアアンチエイジング(4934)の株価チャート プレミアアンチエイジング(4934)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 プレミアアンチエイジンググループは、プレミアアンチエイジングと連結子会社2社、非連結子会社1社で構成されており、アンチエイジング事業及びリカバリー事業を展開しております。

 アンチエイジング事業は、主にスキンケア、ヘアケア、インナーケア製品の製造・販売を行い、デュオ、カナデル、クレイエンス等のブランドを展開しております。リカバリー事業は、主に子会社の株式会社ベネクスを通じたリカバリーウェア等の製造・販売を行っています。

 

(アンチエイジング事業)

 主にスキンケア、ヘアケア、インナーケア製品の開発、販売を行い、製造については各製品に最適な製造委託会社に委託しております。また、限られた経営資源はコア業務に集中すべきであるという考えから、商品企画・開発、マーケティング並びにコールセンターの一部については自社で対応する一方で、物流業務、決済業務などについても外部の専門業者に委託しております。

 主要ブランドであるデュオ、カナデル、クレイエンスなど複数のブランドを展開しており、これらのブランドを、創業時より注力している主力の通信販売、全国のバラエティショップを皮切りに販路を拡大した卸売販売に加え、中国をはじめとする海外等の複数のチャネルで販売しております。

 アンチエイジング事業の製品は、(1)通信販売、(2)卸売販売、及び(3)その他の3つのチャネルで販売しております。

 

(1) 通信販売

 プレミアアンチエイジングが創業時から取り組んでいる主力の販売形態であり、当連結会計年度における当該販売チャネルの売上構成比は、58.8%となっております。

 プレミアアンチエイジングは、自社ECサイトにおいて自社製品の販売を行っており、その販売手法は、1回の注文ごとに購入していただく「都度販売」に加えて、一定の間隔で同様の製品を継続的にお客様にお届けする「定期販売」の2つを用意しております。この定期販売の手法は、発送や決済処理が定期化することで事務作業が効率化できることや、安定した売上を確保することができるストック型のビジネスモデルであると考えております。加えて、お客様に対しても、都度商品を購入する手間が省けることや都度購入より割安に購入できる等のメリットを提供できると考え、定期販売を行っております。プレミアアンチエイジングの定期販売は通信販売売上高の大半を占めております。

 新規のお客様の獲得手法につきましては、従来は、成功報酬型のデジタルマーケティングを活用した新規顧客獲得を積極的に実行してまいりました。しかしながら、前連結会計年度以降、新規獲得の広告効率が悪化したことから、獲得効率・転換率を重視した方針に転換し、その結果、広告宣伝費は売上高の24.3%(当連結会計年度)に減少しております。

 通信販売市場におきましては、参入企業の増加、お客様の価値観やメディアの多様化等により、広告単価が上昇傾向にあり、新規のお客様の獲得競争が厳しくなっております。プレミアアンチエイジングは、これまで積み上げてきた既存のお客様に対するCRM施策、会員コミュニティ施策を更に拡充し、顧客構造の強化に取り組んでおります。

 なお、プレミアアンチエイジング通信販売において過去、一度でも都度購入または定期購入実績のあるお客様の総アカウント数は2025年7月末時点で約390万件まで増加しております。

 

(2) 卸売販売

 2011年10月から、販売チャネルの強化として化粧品卸売業者と代理店契約を締結し、バラエティショップをはじめとした小売店への販売を開始いたしました。2018年10月には、卸売販売専用の部署を新設し、チャネル拡大を積極的に進めた結果、当連結会計年度には当該販売チャネルの売上構成比は、13.7%となっております。卸売業者経由で商品を配荷している小売店の数は、2025年7月末時点において約18,000店となっております。

 

(3) その他

 卸売販売以外にも、Amazonを筆頭とした外部のECモールにおける販売も行っております。また、日本の化粧品への消費者ニーズを捉え、中国においては「デュオ」ブランドを越境ECにより販売するとともに、販売代理店を経由して、中国、台湾、香港、東南アジア等への販売を行っております。なお、2024年7月初旬より、「デュオ ザ クレンジングバーム」7SKUを「デュオプレミア」として中国一般市場の消費者に向けて発売を開始しております。現在、Tmall旗艦店、Douyin旗艦店等で販売しております。

 

[事業系統図]

 以上に述べた事項をアンチエイジング事業系統図によって示すと次のとおりです。

 

(注)海外販売については、事業系統図への記載を省略しております。

 

アンチエイジング事業における主な取扱いブランド及び製品

(1) 「デュオ」ブランドシリーズ

 肌や身体にとって自然である優しい原料(=自然)を採用しながら、皮膚科学に基づいた先端科学(=科学)を掛け合わせることによって効果性の高い商品を開発することを方針とし、「肌を土台から養うこと」をブランドコンセプトとしたエイジングケアブランドです。

 当連結会計年度においては、主力の「ザ クレンジングバーム」シリーズ5種を、ブランド誕生から15周年を機に、処方をパワーアップし、リニューアル新発売いたしました。当連結会計年度における「デュオ」ブランドの売上構成比は約58%となっております。クレンジングに加え、洗顔料、美容液、化粧水など18SKUを展開しています。

 

(2) 「カナデル」ブランドシリーズ

 「いつまでも美しさを追求し、私らしい私を奏で、人生を謳歌する」をコンセプトに、肌の悩みが変化する大人世代に向けて2019年4月に誕生した高機能エイジングケアブランドです。忙しい毎日を前向きに生きる現代女性のライフスタイルを考えた商品を提案しています。

 主力のオールインワンに加え、チューニングローションなど7SKUを展開しています。

 

(3) 「クレイエンス」ブランドシリーズ

 クレイの力と先進のサイエンスを融合し、髪と頭皮をケアしながら白髪カラーを叶えるクレイスパ発想のヘアケアブランドです。選びぬいたクレイや美容成分だけでなく、こだわりの心安らぐ香りで、面倒なヘアケアの時間を贅沢なスパタイムに変えていくことを提案しています。

 主力のカラートリートメントに加え、スカルプシャンプーなど12SKUを展開しています。

 

(4) 「シーマニア」ブランドシリーズ

 70種類以上ある中から厳選したビタミンCと、Cを高める+αの足し算美容で、高純度×高浸透×高濃度にこだわった“攻め”のビタミンスキンケアブランドです。「マニアックにビタミンCを楽しむ」をコンセプトに、ビタミンCのもつ力を最大限に発揮すべく、即効性の高いスキンケア商品の提案を目指します。洗顔料、美容液など2SKUを展開しています。

 

(5) 「デュオメン」ブランドシリーズ

 デュオブランドのコンセプトはそのままに、Ecology Bioscience(生態生物科学)的な視点で、男性ならではの肌ダメージの実態に着目。忙しい日々を過ごす全ての男性が日々のスキンケアを楽しく続けられるよう、簡単ステップでも、しっかり効果が実感できるスキンケアを提案しています。洗顔料、化粧水、日焼け止めジェルなど5SKUを展開しています。

 

(6) 「シントー」ブランドシリーズ

 体感こそサプリメントの本質であるとの考えから、医療現場と同様のDDS技術を採用。徹底的に成分の“体感”にこだわり、“浸透”という領域から、カラダと成分の関係性を一新することを目指します。配合量(高配合)と、高吸収・高浸透型(リポソーム化)で高い体感性を追求したエイジングを楽しむ大人に向けたヘルスケアサプリメントを提供しています。リポソーム NMNとリポソーム ビタミンCの2SKUを展開しています。

 

(7) 「シトラナ」ブランドシリーズ

 “敏感肌に、シカ※1と向き合う。”をメッセージに、刺激から守ること、もっとキレイへ攻めること、そのどちらも叶えるコスメブランドです。

※1 シカ:ツボクサエキス(整肌成分)

 

(8) 「レインカ」ブランドシリーズ

 角質細胞ケアの鍵を握る成分として、「Reinca(レインカ)」は研究機関との共同研究により開発した独自成分「ENGY ステム S(歯髄幹細胞順化培養液)」※2を採用。角質細胞レベルで肌本来の美しさを叶えるエイジングケアブランドとして「リカバリービューティ※3」を提案します。クレンジング、化粧水、美容液など4SKUを展開しています。

※2 ヒト歯髄細胞順化培養液(整肌成分)

※3 うるおいやハリを与えて、肌の美しい印象を回復するお手入れのこと

 

(9) 「ララスキン」ブランドシリーズ

 「トレンド」×「先進成分」×「値ごろ感」によるファスト美容医療発想※4の新スキンケアブランド。毎日のホームケアに美容医療発想を取り入れることで肌印象が変わっていくことを日常的に体感できることを目指しています。ジェル洗顔とシャワーミストの2SKUを展開しています。

※4 皮膚科学をもとに開発した化粧品で健やかな肌を保つこと

 

(リカバリー事業)

 株式会社ベネクスを通じて、主にリカバリーウェア等の開発・製造・販売を行っております。

 プレミアアンチエイジングは2023年1月に、独自の特許技術を用いた生地を使用したリカバリーウェア、そして休養のパイオニアとしてリカバリー市場を牽引してきた株式会社ベネクス(以下、ベネクス)の全株式を取得しました。ベネクスの創業は2005年9月で、「床ずれ予防マットレス」を開発、販売する介護用品メーカーとしてスタートしました。

 創業当初から変わらず「世界中で、休養の常識を変える。」のブランドメッセージを掲げて歩み続け、現在では、トップアスリートをはじめビジネスパーソンや主婦(夫)など幅広い層で疲労回復や安眠のサポートを目的に愛用されています。

 プレミアアンチエイジンググループ参画後、プレミアアンチエイジングとの事業連携やサプライチェーンの強化も貢献し、ベネクスを通じて行っている事業が順調に進捗し、重要度が増したため、前連結会計年度より「リカバリー事業」としてセグメント情報を開示しております。当連結会計年度においては、テレビCM放映による認知獲得や上質なブランディング、VENEX STOREの継続的なオープンにより売上伸長を実現し、リカバリー事業の売上構成比は20.0%となっております。

 

リカバリー事業における主な取扱いブランド及び製品

(1) 「ベネクス」ブランドシリーズ

 ベネクスは、「人間が本来持っている自己回復力を最大限に発揮させること」をコンセプトに、休養時専用ウェアを提案しています。独自開発の特殊繊維「PHT(Platinum Harmonized Technology)」と、体を締め付けないノンコンプレッションデザインにより、身に着けるだけで上質な休養をサポートします。

 健康のための3大要素は「運動」「栄養」「休養」と言われていますが、ベネクスはそのうちの「休養」に着目しました。 休養が不足しているすべての人に、積極的休養である「リカバリー」を届けたいという一心で、休養を科学し、リカバリーウェアを作り続けています。製品シリーズはスタンダードドライ、コンフォートクール、リカバリームーヴなどを中心に展開しています。

 また2024年9月24日には、ベネクス初となる直営店「VENEX Recovery Lab日本橋」をオープンしました。店名には、「休養(Recovery)を研究(Lab)し続ける」ベネクスの姿勢を表現しております。

 

(2) 「VITALISE」ブランドシリーズ

 VITALISEシリーズは、毎日を元気に過ごすための活力向上のサポートを目的に誕生しました。リカバリーウェアに使用のナノプラチナをベースとした鉱物素材「DPV576*1(PHT 繊維含有成分)」を配合した日常のケアアイテムを展開し、特別なリカバリータイムを提案しています。

 


有価証券報告書(2024年7月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 プレミアアンチエイジンググループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてプレミアアンチエイジンググループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

 プレミアアンチエイジンググループは、経営理念に「人の時間(とき)を、解き放つ。」を掲げ、創業時からの私たちの願いである“もっと人の可能性を広げたい”という想いを持ち成長してまいりました。2023年には、「人の時間(とき)を、解き放つ。」という理念はそのままに、プレミアアンチエイジングが提供する「Uniqueな価値」によって新たな製品やサービスを生み出し、「Forever vivid」を新たなスローガンとして制定しました。

 このスローガンのもと、プレミアアンチエイジングが創業以来大切にしてきた、社会に提供したい「Uniqueな価値」を具体的に示し、プレミアアンチエイジングのパーパスをあらためて定義しました。

 

スローガン

 

 

パーパス

 

 

 

(2) 目標とする経営指標

 プレミアアンチエイジンググループは、企業価値の拡大を図るという観点に立ち、「売上高」、「営業利益」及び「親会社株主に帰属する当期純利益」並びに「売上高営業利益率」を重要な経営指標として位置付けております。

 

(3) 経営環境

 プレミアアンチエイジンググループの属する国内化粧品市場は、外出機会の増加により個人消費が回復し、円安によるインバウンド需要も回復しています。一方で、コロナ禍を機に国内化粧品市場の2極化が鮮明となっており、低価格帯市場の拡大傾向が続いています。富士経済「化粧品マーケティング要覧2024 No. 1」によると、2023年1月~12月の化粧品の国内市場規模は3兆816億円となり、前年比約5.1%の成長となりました。一方、プレミアアンチエイジンググループの主力製品である「ザ クレンジングバーム」が属するクレンジング市場については、同じく富士経済「化粧品マーケティング要覧2024 No.1」によると、前年比1.0%増となる1,390億円となっております。クレンジング市場においては、ここ数年バーム剤型が売上高を伸ばしてきましたが、足許ではオイル剤型への回帰が進んでいます。

 このような環境の中、プレミアアンチエイジングは、主力商品であるデュオ「ザ クレンジングバーム」が5年連続クレンジング売上No.1※1を獲得、デュオ「ザ クレンジングバーム」に次ぐ商品としてカナデルやクレイエンスを育成するとともに、子会社の株式会社ベネクスを通じてリカバリー事業に参入するなど、アンチエイジングカンパニーへの進化を進めています。

 

※1 TPCマーケティングリサーチ株式会社調べによるブランド別クレンジングに関する調査(調査対象期間:2019年4月~2024年3月/調査時期2024年4月)

 

(4) 中期経営計画「2024-2027 +Beyond」の取り下げ

① 中期経営計画 主要財務KPI取り下げ

 プレミアアンチエイジングは、2023年9月14日に2027年7月期を最終年度とする4カ年経営計画を公表し、これを実現すべく様々な施策に取り組んでまいりました。しかし誠に遺憾ながら、計画の初年度となる2024年7月期の連結業績は計画を大きく下回る結果となりました。当該結果を踏まえ、2027年7月期の計画達成は困難であり定量的な目標について見直しが必要と判断し、主要財務KPIを取り下げることといたしました。

② 取り下げに至る背景

 当初、中期経営計画期間においては、2024年7月期を、2023年7月期までの振り返りで定義した課題に対処し、成長戦略を実行できる基盤づくりを実施する構造改革フェーズと位置づけました。そして、2025年7月期以降は成長戦略の実行フェーズと位置づけ、ブランドとチャネル、資本を活用した共創とを組み合わせた成長戦略を通じて、2027年7月期の売上高400億円、営業利益率 10%以上の達成を目指しておりました。

 そのため昨年より、財務上の懸念を一掃することに取り組み、また通信販売・リテールともに事業構造の転換や財務規律の整備を進めた結果、初年度において黒字化を達成することができました。またアンチエイジングカンパニーへの進化の基盤となる新成長領域においても、順調な成長を果たしております。

 しかしながら、事業環境の変化や競争環境の激化を主な要因として、プレミアアンチエイジングの主力事業である通販事業の売上が当初計画を大きく下回り、またリテール事業も売上の成長を実現するに至りませんでした。加えて、成長領域として位置づけた海外事業においては、処理水問題や中国市場の減速の影響を受け、計画の大幅な修正を余儀なくされました。

③ 中期経営計画の再公表および今後の開示方針について

 新しい中期的な財務KPIにつきましては、プレミアアンチエイジングを取り巻く経営環境を総合的に分析、検討した後に改めて設定し、準備ができ次第速やかに公表いたします。

 従いまして、当面の間は経営方針や財務状況等を株主及び投資家の皆様に正しくご理解頂くための情報開示のあり方として、単年度ごとの業績見通しを公表することとし、その目標を着実に達成すべく専念してまいります。また、「事業計画及び成長可能性に関する事項」に関しましては、毎年10月末日の開示を予定しております。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 中期経営計画にて指針とした「Uniqueな価値にこだわりぬく」こと及び長期的に目指す「アンチエイジングカンパニーへの進化」といった数値目標以外の経営方針については、引き続き実現を目指してまいります。

 2025年7月期に優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は下記の通りです。

 アンチエイジング事業では、ブランドマネジメントと各チャネルの協働により、ブランド、商品、チャネルの最適化を図り、事業の成長を目指してまいります。

 ブランドマネジメントにおいては、お客様へ届ける価値を再定義した上で、新商品・新ブランドを投入し、ブランド価値を訴求する新たなコミュニケーション、プロモーションを実行してまいります。

 チャネル戦略では、通信販売のみならず、リテール等のチャネルごとに最適なマーケティング・商品戦略を推進してまいります。

 まず通販チャネルにおいて、前期より取り組んでおります獲得効率の徹底を継続するとともに、顧客基盤を強化するCRM施策の更なる拡充を推進してまいります。

 リテールチャネルでは、ブランドにおける新プロモーションとのタイアップ施策を推進し、店頭での訴求を強化するとともに、卸売先企業との連携を深化し、成長につなげてまいります。

 海外では市場動向を注視しつつ、中国本土における越境ECと一般貿易を強化、それ以外のアジアパシフィック市場の開拓も進めます。更に国内において、新たな販路の開拓にも取り組んでまいります。

 また、着実に利益を創出できる筋肉質な企業体質の確立を目指し、2025年7月期も引き続き、変動費のコントロールや事業規模に合わせた固定費の適正化などに努めてまいります。

 リカバリー事業については、成長市場における事業拡大に注力いたします。また、プレミアアンチエイジンググループとしての連携をさらに強化し、ブランディング、デジタルマーケティング、CRM、新製品開発等により一層取り組み、売上の伸長を目指してまいります。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、プレミアアンチエイジンググループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあります。

 プレミアアンチエイジングでは、このようなリスクを把握し、管理するための体制・枠組みとして、プレミアアンチエイジング行動規範、リスクマネジメント規程、コンプライアンス規程ほか社内規程に基づき、役職員がリスク・コンプライアンス意識をもって適切に職務執行を行うことができる体制を確保しております。加えて、リスク管理については、コーポレート本部管掌取締役を委員長としたリスク・コンプライアンス委員会を設置し、リスクマネジメント及びコンプライアンスにおける基本方針、計画及び体制を策定するとともに、各部門に設置したリスクマネジメント担当者を起点として、リスクの分析や管理状況のモニタリングその他必要に応じた指導監督体制を構築しております。

 

(1) 特定のブランドへの依存及び競争の激化

(発生可能性:高/発生可能性のある時期:長期的/影響度:大)

 プレミアアンチエイジンググループは、「Uniqueな感性と思考で生み出した製品やサービスで、すべての人を年齢から解き放ち、新たな価値観で輝かせる。」をパーパスに掲げ、スキンケア事業・ヘアケア事業・インナーケア事業・リカバリー事業など多角的に事業を展開しています。しかしながら、その売上高の大部分は、主力ブランドであるクレンジングバームを中心としたデュオブランドに依存しております。デュオブランドが、競合他社の新製品投入、消費者の嗜好変化、風評被害等により顧客からの支持を失った場合、プレミアアンチエイジンググループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは新規ブランドの開発と育成による事業ポートフォリオの分散を進めています。同時に、既存ブランドの継続的な製品改良と新製品開発にも注力し、顧客ニーズの変化を捉えるためのマーケティング活動を強化しています。さらに、ブランド価値向上のための戦略的な広告宣伝活動を展開し、競争力の維持・向上に努めています。

 

(2) 原材料調達に関するリスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:長期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループの製品には、植物由来成分や機能性成分等、多様な原材料を使用しております。これらの原材料の調達が困難になった場合や価格が高騰した場合、プレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、複数の調達先の確保によるリスク分散を図るとともに、主要原材料については長期供給契約の締結による安定調達に努めています。また、代替原料の研究開発を推進し、原材料の使用効率向上による原価低減にも取り組んでいます。これらの施策により、原材料調達リスクの軽減と安定的な製品供給の維持を目指しています。

 

(3) 品質管理リスク

(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:大)

 プレミアアンチエイジンググループは、製品の品質管理を徹底しておりますが、製品に重大な品質問題が発生した場合、ブランドイメージの毀損や多額の費用負担が生じ、プレミアアンチエイジンググループの業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、品質管理体制の継続的な強化と改善に取り組んでおり、製造委託先への定期的な品質監査を実施するとともに、トレーサビリティシステムの導入による製品管理の徹底を図っています。また、品質問題発生時の迅速な対応体制を整備し、影響の最小化に努めています。これらの取り組みにより、製品の安全性と品質の確保に万全を期しています。

 

(4) 新製品開発リスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中長期的/影響度:大)

 プレミアアンチエイジンググループは、常に新たな製品やサービスの開発に取り組んでおりますが、新製品の開発が予定通りに進捗しない場合や、開発した製品が市場で受け入れられない場合、プレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、市場ニーズの綿密な分析と予測に基づく製品開発を行っています。研究開発体制の強化と外部研究機関との連携を推進し、革新的な製品の創出に努めています。また、新製品の小規模テスト販売による市場反応の確認や、製品開発プロセスの継続的な改善と効率化にも取り組んでいます。これらの施策により、市場ニーズに合致した製品の開発と、開発リスクの低減を図っています。

 

(5) 法的規制リスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中長期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループの事業は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(薬機法)、「食品衛生法」、「不当景品類及び不当表示防止法」(景品表示法)等を代表に、様々な法令を遵守した上で運営する必要があります。これらの法令の改正や新たな法規制の制定、または法令の解釈変更等により、プレミアアンチエイジンググループの事業活動が制限される可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、法務部門の強化と外部専門家との連携により、法規制動向の把握に努めています。全社的なコンプライアンス教育を徹底し、製品表示や広告内容の厳格な審査体制を構築しています。また、業界団体との情報交換を通じて規制動向の早期把握に努め、迅速かつ適切な対応を図っています。これらの取り組みにより、法令遵守の徹底と法的リスクの最小化を目指しています。

 

(6) 為替変動リスク

(発生可能性:高/発生可能性のある時期:中長期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループは、海外展開を進めており、2024年7月からアジア最大のドラッグストアチェーンWATSONSにてデュオの「ザ クレンジングバーム」7製品の店舗販売を開始する等、今後さらなる海外売上高の拡大を目指しております。これらの海外展開においては、外国通貨によりプレミアアンチエイジング製品の販売等を行います。そのため、為替レートの変動がプレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、為替変動を考慮した柔軟な価格設定や、為替変動の影響を最小化する調達・販売戦略の策定を検討し、為替変動が業績に与える影響の抑制に努めています。

 

(7) 自然災害・感染症等のリスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:大)

 予期せぬ大規模な自然災害や感染症の流行により、プレミアアンチエイジンググループの事業活動が停滞するリスクがあります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、事業継続計画(BCP)の策定と定期的な見直しを行い、緊急時の対応体制を整備しています。在宅勤務体制の整備とデジタル化の推進により、柔軟な働き方を可能にしています。また、サプライチェーンの多様化と在庫管理の最適化に取り組み、製品供給の安定化を図っています。さらに、オンライン販売チャネルの強化により、販売機会の確保に努めています。これらの対策により、自然災害や感染症の影響を最小限に抑える体制の構築を目指しています。

 

(8) 宣伝広告及びマーケティングリスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:短期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループでは、当連結会計年度は売上の31.2%投資するなど、広告宣伝活動を積極的に行っておりますが、広告宣伝活動が期待する効果を上げられない場合、顧客獲得が進まず、プレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、多様な広告媒体の効果測定と最適な媒体ミックスの実現に努めています。ターゲット顧客の詳細な分析に基づくマーケティング戦略の立案を行い、効果的な広告宣伝活動を展開しています。また、SNS運用ガイドラインの策定と徹底により、リスク管理を強化しています。さらに、クチコミマーケティングの強化による自然な認知度向上にも取り組んでいます。これらの施策により、効果的かつリスクの少ない広告宣伝活動の実現を目指しています。

 

(9) 顧客情報漏えいリスク

(発生可能性:低/発生可能性のある時期:特定時期無し/影響度:大)

 プレミアアンチエイジンググループでは、2020年にプライバシーマークを取得するなど、個人情報を適切に保護するための社内体制及び外部機関の認証を受けておりますが、顧客の個人情報が外部に漏えいした場合、信用失墜によりプレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、情報セキュリティ管理体制の継続的な強化に取り組んでいます。従業員に対する情報セキュリティ教育を徹底し、情報管理の重要性について意識向上を図っています。また、外部専門家によるセキュリティ監査を定期的に実施し、脆弱性の早期発見と対策に努めています。さらに、個人情報の暗号化と最小限の取得・保管を原則とし、情報漏えいリスクの低減を図っています。これらの対策により、顧客情報の適切な管理と保護に努めています。

 

(10) 知的財産権に関するリスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中長期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループの知的財産権が侵害された場合や、逆にプレミアアンチエイジンググループが他社の知的財産権を侵害した場合、プレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、知的財産権の積極的な取得と管理体制の強化に取り組んでいます。他社の知的財産権に関する調査を徹底し、侵害リスクの低減に努めています。また、社内での知的財産教育を実施し、従業員の意識向上を図っています。さらに、外部専門家との連携により、権利侵害の早期発見と対応を可能にしています。これらの取り組みにより、知的財産に関するリスクの最小化と、自社の知的財産の保護・活用の両立を目指しています。

 

(11) 在庫リスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:短期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループでは、適切な在庫水準の規律を定め、その規律に沿って需要予測を行っております。しかしながら、需給予測を誤り、過剰在庫を抱えた場合、棚卸資産の評価損の計上によりプレミアアンチエイジンググループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、需要予測精度の向上と柔軟な生産体制の構築に取り組んでいます。在庫管理システムの高度化により、適正在庫の維持に努めています。また、販売チャネルの多様化による在庫リスクの分散や、季節商品の事前予約販売の強化にも取り組んでいます。これらの施策により、在庫リスクの軽減と効率的な在庫管理の実現を目指しています。

 

(12) 人材確保に関するリスク

(発生可能性:中/発生可能性のある時期:中長期的/影響度:中)

 プレミアアンチエイジンググループでは、新卒・中途共に積極的な採用を行い、競争力の源泉でもある優秀な人材の獲得とリテンションに注力しております。しかしながら、必要な人材を確保・育成できない場合、プレミアアンチエイジンググループの成長戦略の遂行に影響を及ぼす可能性があります。

 これらのリスクに対し、プレミアアンチエイジンググループでは、魅力的な報酬制度と職場環境の整備に努め、優秀な人材の確保と定着を図っています。社内教育プログラムの充実により、人材育成の強化にも取り組んでいます。また、産学連携による専門人材の育成と確保にも注力しています。さらに、多様な働き方を支援する制度の導入により、幅広い人材の活用を目指しています。これらの取り組みにより、プレミアアンチエイジンググループの成長を支える人材の確保と育成に努めています。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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