ニッタ(5186)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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ニッタ(5186)の株価チャート ニッタ(5186)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

ニッタ及びニッタの関係会社(ニッタ、子会社32社及び関連会社11社(当連結会計年度末日現在)により構成)においては、ベルト・ゴム製品、ホース・チューブ製品、化工品、その他産業用製品、不動産、経営指導を主たる事業としております。

各事業におけるニッタ及び主要関係会社の位置づけ等は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

事業

主要製品

地域

会社名

ベルト・ゴム製品

ベルト製品

搬送用製品

ゴム製品

通信機器、電子機器

センサ製品

感温性粘着テープ 

RFID製品

 

国内

ニッタ、㈱パワーテクノ、ニッタテクノソリューションズ㈱

海外

ニッタコーポレーションオブアメリカ、ニッタホールディングB.V.、ニッタインダストリーズヨーロッパGmbH、ニッタコーポレーションオブシンガポールPTE LTD、三友産業(香港)有限公司、ニッタ精密伝動(常州)有限公司、賛友貿易(深圳)有限公司、ニッタ(上海)企業管理有限公司、ニッタコーポレーションインディアPvtLtd、ニッタブラジルLtda、ニッタコーポレーションオブカナダ Inc.

歯付ベルト、Vベルト

オートテンショナー

プーリ等

国内

ゲイツ・ユニッタ・アジア㈱

海外

ゲイツユニッタコリアCO.,LTD.、ゲイツニッタベルトカンパニーLLC、ゲイツユニッタ(タイランド)CO.,LTD.、ゲイツユニッタ(インディア)CO.,LTD.、ゲイツユニッタアジアトレーディングカンパニーPTE LTD

ホース・チューブ製品

樹脂ホース・チューブ製品

金具及びフィッティング

メカトロ製品

国内

ニッタ、㈱パワーテクノ、ニッタテクノソリューションズ㈱

海外

韓国ニッタムアー㈱、ニッタムアー科技(常州)有限公司、ニッタムアーメキシコ S.de RL.de C.V.、ニッタムアー(広州)軟管有限公司、常州ニッタムアー伊藤金属有限公司、ニッタ机電科技(常州)有限公司、ニッタコーポレーション(タイランド)LTD

化工品
 

高機能製品

産業資材製品

建設資材製品

防水資材製品

国内

ニッタ化工品㈱

海外

霓達化工品(香港)有限公司、ニッタケミカルプロダクツ (タイランド) LTD、无锡霓达美峰橡胶制品制造有限公司、長春霓达美峰減振科技有限公司

その他産業用製品

空調製品

医療用ゴム・プラスチック製品

国内

ニッタ、ニッタエアソリューションズ㈱、浪華ゴム工業㈱

海外

台湾ニッタ股份有限公司、ニッタフィルターズインディア PVT LTD

精密研磨用パッド

精密研磨用スラリー他

国内

ニッタ・デュポン㈱

海外

デュポンエレクトロニックマテリアルズアジア,Inc.

不動産

国内

ニッタ

経営指導

国内

ニッタ

その他

国内

ニッタ、北海道ニッタ㈱、㈱新田牧場、㈱芦原自動車教習所、わくっとニッタ㈱

 

(注)コネクト・コンベア・ベルティング Inc.は、2025年1月1日付でニッタコーポレーションオブカナダ Inc.へ社名変更しております。

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 


 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、ニッタグループが判断したものであります。

(1) 経営の基本方針

現在、世界13の国と地域に展開するNITTAグループ(以下「ニッタグループ」といいます。)は、国や地域で異なるお客さまのご要望に、コツコツと応え続け、発明と改良の精神をもって、新たな顧客価値の創造に取り組んでいます。

ニッタグループは、2017年3月に新たな経営理念(以下「理念」といいます。)を制定しました。この理念においては、ニッタグループを取り巻くステークホルダーに対するニッタグループの役割として[使命]、使命達成のためにニッタグループ社員が持つべき考え方として[価値観]、使命達成のためにニッタグループ社員が取るべき行動として[行動指針]を制定しております。この理念は、ニッタグループのあらゆる事業活動やサステナビリティに関する取り組みの判断基準となっており、この理念に基づき、グループ全体が一丸となり、真のグローバル企業として更なる価値創造に取り組んでまいります。

 

 


 

 

(2) 目標とする経営指標

ニッタグループは、いたずらに規模の拡大のみを求めることなく収益性重視の経営を基本とし、中長期的な経営戦略に基づき、経営指標について目標値を設定しております。 

(3) 中長期的な会社の経営戦略

ニッタグループは、2022年3月期から2031年3月期の10年間を対象とする中長期経営計画『SHIFT2030』を策定し、全社一丸となってその達成に向けた取り組みを開始しました。

10年後のあるべき姿として、「ものづくりを核としたシフトイノベーター」と定め、それを達成するための3大SHIFTとして、①成長へのSHIFT、②企業価値向上へのSHIFT、③更なるグローバル化へのSHIFT、に取り組んでまいります。

2021年4月からスタートした『SHIFT2030』フェーズ1(2022年3月期~2025年3月期)の定量目標は、売上高900億円、営業利益率5.0%、新製品売上高比率10.0%、海外売上高は2021年3月期比+30%としています。

 

 

『SHIFT2030』の概要は以下のとおりです。

1.あるべき姿

   ものづくりを核としたシフトイノベーター

2.『SHIFT2030』の3大SHIFT

  (1)成長へのSHIFT

      ・既存事業の持続的成長

   ・新事業の探索

   ・新製品開発の加速

  (2)企業価値向上へのSHIFT

   ・品質及びトータルコスト競争力の向上

   ・コーポレートガバナンス、コンプライアンスの強化

   ・ESG推進とSDGsのGOAL達成

  (3)更なるグローバル化へのSHIFT

   ・各事業の更なるグローバル展開

   ・コーポレート部門によるグローバルサポート強化

3.業績目標(連結)と進捗

2024年3月期実績で、『SHIFT2030』フェーズ1最終年度である2025年3月期目標(計画値)を概ね達成しており、計画の進捗は順調です。

 

2024年3月期実績

2025年3月期目標

売上高

886億円

900億円

営業利益率

5.0%

5.0%

新製品売上比率

9.0%

10.0%

海外売上高成長率

2021年3月期比 +32.5%

2021年3月期比 +30%

 

 

 

(4) 会社の対処すべき課題

ニッタグループの製品は、自動車業界や半導体業界、その他多様な業界で使用されており、その売上は様々な要因により増減いたします。それぞれの需要業界において対処すべき課題は以下の通りです。

 

自動車業界

ニッタグループは、自動車業界向けには、燃料タンク周りやエアブレーキ用のホース・チューブ製品の他、製造ラインにおける作業ロボットの先端ツールを容易に交換できるメカトロ製品などを製造販売しております。自動車業界向けの売上は、自動車メーカーからの新規プログラムの受注や、その生産台数により増減しますが、一旦受注したプログラムは3~5年単位で継続します。また、受注先は自動車メーカーの他、タンクメーカーなどのTier1の会社となります。ニッタグループは、常に新しいプログラムを受注すべく自動車メーカーやTier1の会社に対する受注活動を行っております。

また、環境問題に対する意識の高まりとともに脱炭素への動きが強くなり、電動車の比率が高まる事が予想されます。これにより現在ニッタグループが製造販売している製品の需要が減少する可能性があります。ニッタでは、そのような状況に備え、自動車の軽量化や新エネルギーへの対応ニーズに応えるべく、常に新たな製品や用途の開発を進めております。

 

 

半導体業界

ニッタグループは、半導体業界向けには、半導体製造装置の部品としてホース・チューブ製品、半導体クリーンルーム向けの空調製品、電子部品製造時に使用される感温性粘着テープなどを製造販売しております。ニッタグループは、半導体業界市場の中でも半導体製造装置メーカー向け製品の売上比率が高いため、その売上は半導体需要及びそれに伴う半導体メーカーの設備投資の増減により影響を受けます。その需要変動に対応するため、適切で安定的な供給体制を整える事が重要になっています。ニッタグループでは、需要先の発注計画だけではなく、社内や代理店の在庫等も注視し、常にお客様の要望に応えられる体制構築を目指しております。

 

その他の業界

自動車業界や半導体業界が主要な需要業界ですが、両方を合わせてもニッタグループ全体の売上の3割程度であると認識しています。その他の需要業界としては物流業界や土木業界、食品業界、衛生用品業界、鉄道業界などがあり、また、繊維機械、紙工機械、建設機械、工作機械、金融機械などの様々な機械の部品としても使用されているため、業界は多岐にわたっています。

そのためニッタの業績は、一部業界の好不調による影響を受けにくく、全体としては安定したものとなっています。一方で、各業界に対する知識の不足や、対応する人的資本の分散が懸念され、ニッタグループ全体の成長が見通しにくくなることは課題でもあります。今後、事業ポートフォリオの見直しや事業別ROIC並びに製品別損益などの分析・改善を加速し、投下資本の効率的な運用を図るとともに成長分野への投資を進めてまいります。

 

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてニッタグループが判断したものであります。

 

(リスク管理体制)

ニッタグループの企業価値の持続的向上、コンプライアンス推進並びにリスク管理を統括する機関として、取締役、監査役及び事業部長等が出席する「サステナビリティ推進委員会」、「コンプライアンス推進委員会」、「リスク管理委員会」を定期的に開催し、グループ全体のサステナビリティ、コンプライアンス並びにリスク管理に係る重要な事項について審議し、取締役会に定期的に報告しております。

 

(1) ニッタグループは、中長期かつESGの観点から、地球環境の保全と社会の継続的な発展に貢献する事業活動を展開するため、「サステナビリティ推進委員会」内に「サステナビリティ推進部会」を設け、ニッタグループの企業価値の持続的向上を図る取り組みを推進しております。

(2) ニッタグループの役員及び従業員の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保する体制を整備、運用するために、「NITTAグループ行動憲章」を定めると共に、「コンプライアンス推進委員会」内に「コンプライアンス推進部会」を設け、役員及び従業員へのコンプライアンス教育・研修を推進しております。

(3) ニッタグループ全体のリスク管理業務を担当する機関として、「リスク管理委員会」内に「リスク管理部会」を設置し、ニッタグループとしてのリスクの把握及び対策を推進しております。

(4) 不祥事の未然防止や早期発見を目的に、経営陣から独立した内部通報制度を設け、運用しております。

(5) 「品質・環境・労働安全衛生方針」に基づき、事業活動における品質、環境、労働安全衛生の継続的改善に取り組んでおります。

(6) 重大な損害を及ぼす恐れのある事故その他の事象が発生した場合には、初動対応を指揮命令する機関として、「危機管理本部」をすみやかに設置し、損害の拡大あるいは事業が継続できなくなるリスクに対応します。

(7) 適正な財務報告を確保するための体制を構築し、運用しております。

(8) ニッタ内部監査部門が定期的にニッタグループの全社統制監査を実施し、ニッタ監査役に報告しております。

 

リスク管理の体制図は、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載の(会社の機関関係図)に記載の通りです。

 

 

(リスクの分類)

ニッタグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のようなものがあります。ただし、全てのリスクを網羅したものではなく、現時点で予見できない又は重要とみなされないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。ニッタグループでは、このような経営及び事業リスクを最小化するために、様々な対応及び仕組みづくりを行ってまいります。

 

リスクの種類

リスクの内容

リスク低減のための主な取り組み

原材料価格・在庫・製品価格の変動

・原油、ガス、原材料の大幅な値上げ等の変動

・市況による在庫価値、製品価値の下落

・原料価格の推移注視と影響想定

・代替品探索

災害以外の要因による資材・部材の供給途絶

・ニッタが生産上必要とする製品の生産中止

・戦争、紛争の影響による供給停止・遅延

・外注先の突然の倒産・事業停止

・代替製品の探索

・メーカーに強い調達先の探索

景気後退・悪化による事業計画、事業見通しの未達

・景気等による販売不振

・重要客先の離反、倒産

・業況報告会における各事業部の予算進捗状況の把握

・開示すべき情報が生じた場合は、適時、適切な開示を徹底

為替相場の変動によるリスク

・営業収益の増減

・為替リスク軽減のための施策

・金融機関からの情報収集等

情報システム・ネットワークへの外部からの攻撃・侵入

・サプライチェーン上でのサイバー攻撃リスク

・ランサム型のウィルス攻撃

・重要なデータの喪失

・重要なデータの社外流出

・サプライチェーンにおけるリスクも考慮したトータルでのリスク低減

・ファイアウォールの構築

・データバックアップ体制の構築

・役職員に対する情報セキュリティ教育

製造物責任(PL)を問われる事故

・製品の欠陥(設計、材料選定、製法、製造過程、製品検査、輸送、保管)

・取扱説明書の不備

・デザインレビューの徹底

・品質管理委員会での指導対応

故意または重大な過失による環境汚染事故

・水質汚濁

・土壌汚染

・大気汚染

・原材料、薬品等の運搬時のリスク対策の徹底

・安全衛生委員会での緊急事態発生報告書の事例報告及び注意喚起

不正な取引

・談合、不当な取引制限

・贈収賄、横領、背任

・ワークフローによるカルテルリスク申請

・不正防止のためのコンプライアンス教育の実施

業務運営に支障をきたす疾病

・感染症の社内蔓延

・従業員に対する予防接種補助制度の実施

・感染症の流行状況に応じた注意喚起の実施

火災・爆発事故

・火災、爆発事故、保有森林での火災

・引火、爆発性ガス流出ならびに災害に起因する事業中断リスク

・安全パトロール、環境パトロールによる危険個所の確認と改善指示

・火気使用工事事前申請システムの運用による工事単位のリスクアセスメント

・火災予防に対する注意喚起の励行

自然災害 (地震)

・地震/津波/噴火等の災害

・災害に起因する事業中断リスク

・災害対策備蓄品の更新と追加

・総合防災訓練の継続実施

・安否確認システムの応答訓練実施

自然災害(風水災)

・台風、防風、大雨、洪水、土砂崩れ、落雷等の自然災害ならびに災害に起因する事業中断リスク

・台風接近時の早期注意喚起、対策行動の実施

・大雨による冠水リスクに対する対策の推進

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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