北越メタル及び北越メタルの関係会社(子会社4社、その他の関係会社1社により構成)は鉄鋼製品の製造加工並びに販売等を主な事業としている。
北越メタル及び関係会社の位置付け等は次のとおりである。
なお、下記の位置付け等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一である。
(鉄鋼)
当部門においては、棒鋼、線材、形鋼、UHYフープ、ファブデッキ、メッシュ、ロックボルト、ターンバックル、THピース、UNボルト、異形ボルト、UND自穿孔ボルト、スプリングチェーン等を製造・販売している。
[主な関係会社等]
(運送等)
㈱メタルトランスポート
(製造・販売)
㈱コーテックス、㈱コーテックス工業
(販売・仕入)
㈱イノヴァス、トピー工業㈱、トピー実業㈱
事業の系統図は次のとおりである。
◎ 連結子会社
北越メタルグループは、鉄鋼素材から土木・建築向け加工製品までの一貫体制のなかで、より高付加価値製品の開発・拡充を指向し、他社との差別化、優位性を図り経営基盤の安定・強化を目指している。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において北越メタルグループが判断したものである。
今後の見通しについては、引き続き建設需要の大幅な回復を期待することは難しい状況であることに加え、物流2024年問題による物流コストの上昇等により、厳しい経営環境となることが予想される。
このような環境下、北越メタルグループとしては、引き続き各種コスト上昇分に対する販売価格への着実な転嫁に努めていくとともに、重要課題である省エネルギー、CO₂削減に貢献する電気炉更新に向けた検討や2030年長期ビジョンの達成に向けた取り組みを精力的に推進していく。
中期経営計画の重点課題など
① 加工品事業の強化
建設業界の人手不足などの課題解決に貢献する製品や工法を提供する取り組みを進めるとともに、収益性の向上を見据えたなかで加工品事業の強化に努めてきた。引き続き、顧客ニーズを的確に捉えていくとともに、新規顧客の開拓と新製品・新用途の開発に注力する。
また、加工工場の生産性向上のための多能工化の推進に加え、需要が増加しているプレキャスト工法建築向け製品に対応するため精密切断機を増強したほか、その他コスト削減に貢献する工法に対しても対応を強化していく。
② グループ経営構造改革を完成形へ
北越メタルグループの営業力の強化を図るため、子会社である株式会社コーテックスと北越メタルの組織的統合を行い、加工品の拡販に注力した。
また、業務提携を行っている共和コンクリート工業株式会社とは、共同出資して設立した株式会社イノヴァスとコンクリート製品用の鉄筋加工品を提供しているが、新たな連携施策として、北越メタルによる加工技術指導を行うことで、全国の大型プロジェクトに参加するなど、グループ経営強化に向けた施策を進めている。
③ 持続的な成長を可能とする抜本的な設備投資計画の策案と実行を推進
電気炉更新を見据えた電気炉用電気設備の更新及び労働環境・安全などの改善に資する設備投資を行ったことに加え、三条工場のCO₂削減効果が期待できる燃料転換を実施する。
④ 新たな社会的な要請に応えていくため、全社を挙げたSDGs経営の取り組み
人材は北越メタルグループの事業を支える貴重な経営資源であるという認識のもと、人的資本経営の一環として、各種教育・自己啓発制度の拡充などを行い、社員のエンゲージメント向上に資する施策を継続している。
さらに、社員の生産性向上と、経験豊富な人材のモチベーションの維持・向上を目的として、2024年3月に大幅な賃上げの実施及び65歳までの選択定年制度を導入した。
また、アルビレックス新潟レディースをスポンサーとしてサポートし、近隣の小学校でサッカー教室を共同開催するなど、地域貢献の取り組みを進めてきた。今後も引き続き地域の皆さまと共に活気あふれるまちづくりに貢献していく。
今後とも、北越メタルの株主価値・企業価値の向上を目指し、株主・投資家の皆さまとの対話の機会を重視し、関係性を強化していく。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において北越メタルグループが判断したものである。
(1)市場環境等の変化によるリスク
北越メタルグループは、鉄鋼資源のリサイクル企業として、鉄スクラップを主原料とし特色ある高品質・高付加価値製品を市場に供給することで経営の安定、発展を図っているが、北越メタルの属する普通鋼電炉業界は、市況産業であり業績が景気変動の影響を受けやすい産業である。特に公共投資、民間設備投資及び住宅建築等の鋼材需要の変動や製品の市場価格によって、北越メタルグループの業績及び財務状況に大きく影響する。
北越メタルグループが消費する主原料である鉄スクラップ、合金鉄、エネルギー等の価格は国際的な経済状況の動きを反映して、大幅に変動する可能性がある。
従って、このような原料等の値上がり分を考慮して、製品価格の改善並びにコスト低減をすべく努力するものの、製品価格の改善が図れなかった場合は、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(2)新型ウイルス等の感染症によるリスク
北越メタルグループは、地域社会やお客様、ビジネスパートナー、株主様との絆を大切にし、会社に集う経営・社員など全ての構成員の絆を強め、社員全員が成長と挑戦する気持ちを忘れず、全員の行動力、叡智、勇気を結集し、環境に優しい地域循環型社会の実現、災害に強い国土強靭化の実現、労働人口減少へのソリューションの提供などによる社会貢献を通して、全てのステークホルダーにとっての存在価値を創造・強化し、予測不能な不連続・不透明な未来に向けて、持続的な成長を目指している。
北越メタルグループでは、新型ウイルス感染症に対する安全衛生の徹底等により社員等への感染予防に努めるものの、新型ウイルス等の感染症により社会・経済・市場等が混乱し、ステークホルダーに重大な影響が及んだ場合には事業活動に制約を受ける可能性があり、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(3)電力供給及び電力料金の変動によるリスク
北越メタルグループは、地域を中心に鉄スクラップを主原料として、電気炉を活用し鉄鋼製品を生産する「鉄リサイクル」を基幹事業としている。
北越メタルグループでは、大量の電力を消費するため、設備の改造や補助燃料等の活用など電気炉エネルギー効率の高度化を図っているが、電力需要が逼迫した場合は電力供給の制約を受ける可能性がある。また、電力料金についても石油、液化天然ガス、為替等の動向によって大幅に変動する可能性があり、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(4)法的規制によるリスク
北越メタルグループの事業活動は、様々な規制や法令の適用を受けている。
北越メタルグループは、グループ行動規範を定め法令順守の強化に努めているものの、法規制の変更・強化等によって事業活動に制約を受ける可能性があり、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(5)災害、事故によるリスク
北越メタルグループは、災害の未然防止対策や設備の事前点検を実施し、災害防止に努めているが、大規模な地震、台風等の自然災害に見舞われ、重大な設備事故や人的被害が発生した場合には、工場の操業停止等により、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(6)人材育成・確保難によるリスク
北越メタルグループは、人材を最大の財産と考え、「人財」の力を高めることこそが北越メタルグループの価値創造の源泉であると認識している。
北越メタルグループでは、社員の働きがいの向上を図るため、働く人々の多様性を尊重し、全ての構成員がそれぞれの能力を充分に発揮でき、活き活きと働ける環境の実現を目指し、人材の育成、自己啓発の支援、省力化への投資、人材確保に向けた取り組みなどを行っている。
今後の国内は、少子化、労働人口の減少という現実があり、北越メタルグループにおいて人材確保が計画未達となった場合には、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
(7)その他
北越メタルグループは、事業等に関するリスクの発生の可能性を認識した上で発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針である。
しかし、現時点では予測できない上記以外のリスクの発生によって、北越メタルグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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