中国工業(5974)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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中国工業(5974)の株価チャート 中国工業(5974)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

中国工業グループは、中国工業、連結子会社2社及び非連結子会社4社で構成され、高圧ガス容器、LPガス貯槽・設備、鉄構機器製品、施設機器製品等の製造販売を主な内容とし、事業活動を展開しています。

中国工業と各関係会社の事業に係わる位置づけは次のとおりです。

なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

高圧機器………高圧ガスプラント工事の一部については、連結子会社高圧プラント検査㈱に下請させております。

また、高圧ガス容器の一部の部品加工及び作業については、非連結子会社豊栄プレス㈲及び第一興産㈲に下請させております。

鉄構機器………中国工業が製造するトランスケースの一部の部品加工については、非連結子会社豊栄プレス㈲に下請させております。

施設機器………施設機器製品の一部の部品加工については、非連結子会社㈲エヌシーケーに下請させております。

運送……………中国工業の製品等の輸送・保管については、連結子会社中鋼運輸㈱が主として行っております。

(注) この他非連結子会社三慶商事㈲に工場内保守営繕作業等を委託しております。

 

事業の系統図は次のとおりです。


 

 

(注) 非連結子会社4社はいずれも小規模であり、重要性がないため持分法適用から除外しております。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において中国工業グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

中国工業をはじめとするグループ各社は、常に顧客満足度を高める製品とサービスの提供に努めることにより経営の安定化を図り、株主をはじめ顧客、取引先、地域・社会に貢献するとともに従業員に希望を与える企業を目指します。そのため、変化する市場の動向を迅速、正確に捉え、経営資源を効率的に運用し、かつ、新技術・新製品の開発に力を注ぎます。また、コーポレート・ガバナンスの充実を図るとともに、コンプライアンスを最優先して企業活動を進めます。
 近時は、わが社を取り巻く事業分野におきましては、競争激化や設備投資抑制傾向が続き、また原材料価格の高騰もあり収益環境は厳しい状況にありますが、かかる経営環境にあっても一定の売上と利益を確保する経営を進めてまいる所存であります。

 

(2)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

中国工業グループの主要事業である高圧機器事業は、バルク供給方式に用いられるLPガスバルク貯槽の更新需要とバルク貯槽から容器による供給方式への転換によりLPガス容器の需要増加が見込まれるものの、人口減と世帯数減、更にエネルギー供給源の多様化による従来の垣根を越えた競争激化の影響を受けて、今後の需要等について予測が難しい状況が続き、中国工業グループを取り巻く経営環境は、依然として予断を許さない状況となっております。

こうした業界独自の経営環境に加えて、鋼材等の購入諸資材価格やエネルギー価格の近年例のない高騰等を踏まえ、中国工業グループは、将来にわたる持続的な成長と企業価値の最大化に向けて、これまで同様に「売上の拡大」、「生産性の向上」と「新製品の開発」により業績向上に継続して取組んでまいります。

また、外部環境の変化に対し将来も俯瞰した前向きな取組みを通じ、社会から必要とされる会社、株主の皆様をはじめ、お客様や関係者の皆様と共に成長できる会社を目指してまいります。

かかる状況に対処するため、中国工業グループは、以下の経営課題に引き続き取組んでまいります。

 

① 容器・バルク貯槽の売上拡大

イ.LPガス容器を主とする高圧ガス容器については、半世紀以上にわたって蓄積した技術と、この間の数千社に及ぶ顧客の業界に於ける優位性を活かし、今後も新しい分野に向け売上の拡大を図ります。

ロ.LPガスバルク貯槽については、20年を経過したことに伴う更新が続いており、引き続き需要の増加に対応した生産体制の拡充及び営業活動の推進により顧客の深耕開拓に努め売上拡大につなげるとともに、LPガス容器への転換需要も確保します。

ハ.蓄積した技術力を活かし、IT産業等で使用される工業用ガスに対応した特殊ガス用容器の受注により一層注力し、LPガス業界以外の新規顧客の獲得によって売上拡大を目指します。

② 販売価格の是正

ここ2、3年、鋼材を中心とした購入諸資材価格及びエネルギー費用・人件費等の上昇基調が続いており、2024年度も上昇が想定されます。コスト削減などの企業努力に引き続き注力するとともに、適正な販売価格の是正に努め、利益率・収益の改善を図ります。

③ 生産性の向上

従業員の能力向上を図りながら効率的な生産・在庫管理の実行や省力化を含めた生産設備リニューアル等、全部門において生産性の一層の向上を図ります。

生産設備の自動化並びに省力化を順次実行し、労働生産性向上の成果を上げております。引き続き当改革に取組みます。

④ 新製品の開発

鋼製容器に加え複合容器の開発を推進し、より高い付加価値の製品構成となるよう改善に努めます。

イ.新たな機能を有した液化石油ガス用オールプラスチック製複合容器(コンポジット容器)充填量20㎏型容器(プラコンポ20㎏容器)の販売推進とともに、今後機種を追加し従来製品との相乗効果を見込みつつ近い将来においてコア製品の一つとするべく売上拡大に努めます。

ロ.これまでに蓄積した複合容器に係る技術や研究の成果を活用し、LPガス以外の高圧ガス用複合容器の開発、製品化を一層推進します。

⑤ サステナブルな経営への取り組み

地球温暖化等さまざまな社会問題が顕在化し価値観が変化していくなかで、中国工業グループが事業を通してそれらの課題解決に寄与することが責務であると自覚し、身近な環境問題に継続して取組みます。

また、変化が著しい外部環境を踏まえ、中国工業グループを構成する社員一人ひとりが持つ可能性を引き出し最大限活かすべく人的資本経営の進化に努めます。

⑥ コンプライアンス・リスク管理の徹底

今後とも、役員及び社員一人ひとりが法令・社内規程の遵守を徹底し誠実な経営活動・事業活動を行います。また、中国工業グループを取巻くさまざまな変化に対するリスクアセスメントを徹底することにより、リスク顕在化による影響を最小限とするよう適切なマネジメントに努めます。

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標

中国工業グループを取り巻く厳しい経営環境が続くなかにおいても、一定の売上と利益を確保する方針から、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を指標としております。経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は業績予想と同額としておりました。具体的には、売上高133億円、営業利益1億45百万円、経常利益2億15百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1億75百万円としました。

次期(2025年3月期)の各指標につきましては、2024年5月13日に公表しました連結業績予想である売上高135億円、営業利益2億50百万円、経常利益3億20百万円、親会社株主に帰属する当期純利益2億10百万円としております。

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、中国工業グループが判断したものであります。

(1) 製品の売上動向

中国工業グループの主力製品であるLPガス容器の販売価格及び販売数量は、LPガス業界の需要動向や競合他社との競争等の影響を受けます。また、他の製品についても同様にそれぞれの業界の需要動向、競合他社の動きに影響されます。
 販売価格の下落、数量の減少は、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

このため、継続的な生産性の向上、経費の削減等によるコスト削減に取り組み採算性悪化の回避に努めております。

(2)法的規制

中国工業の主力部門である高圧機器事業は、事業に関連する法令・諸規則等の法的規制を受けております。将来的に関連法令等に大幅な変更があった場合、中国工業の業務に変化が生じ、これらの関連法令等に対応できなかった場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

また、運送事業は、貨物自動車事業法等に基づく許認可事業を営んでおります。安全運転教育などを適宜実施しておりますが、法令違反により行政処分等をうけて営業活動に支障をきたす事態となった場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

このため、社内には内部管理体制を堅持するためのシステムを設け、関連法令等の遵守を徹底しております。

(3)購入諸資材価格の動向

中国工業グループが生産する製品に使用する鋼材、部品及び運送用燃料等の価格の大幅な変動は材料費、燃料費の変動要因となるため、継続的な生産性の向上、経費の削減等によるコスト削減に努めておりますが、製造原価変動分が販売価格へ適切に転嫁できない場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

(4)退職給付債務

中国工業グループ従業員の退職給付費用及び債務額計算に使用する基礎率等の前提条件は、期初に設定しますが、前提条件が異なった場合には、当期の費用及び負債に計上されます。基礎率の変動や運用利回りの変動は、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

(5)海外生産

高圧機器事業における製品の一部は、製品の製造コスト削減及び生産量確保のため、中国の現地法人での委託生産を継続しておりますが、政治又は法環境の変化、経済状況の変化により、事業の遂行に問題が生じる可能性があります。国内生産の増加、委託生産依存度の低減等に努めておりますが、変化が想定を超えて急速な場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

(6)自然災害

想定を超える地震、台風等自然災害に伴い本社工場の操業停止等が発生した場合、原材料等の仕入先が被災し調達が困難となった場合、また製品の販売先が被災し受注が困難となった場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

防災意識の徹底、情報収集等により被害、損害を最小限にするための体制整備に努めております。

(7)環境規制

中国工業グループは事業活動に伴い発生する廃棄物、有害物質等について、国内の法規制を遵守し対応しておりますが、将来的に排出規制やその他の規制が強化され、これらの規制を遵守できなかった場合、中国工業グループの事業活動が制約を受け、経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

(8)保有有価証券の時価下落

中国工業グループは主として、安定的な取引関係の維持・強化のため取引関係先等の株式を保有しております。保有株式は、個別銘柄毎に取引状況等を検証し、資本コストに見合っているか等を勘案し、継続保有等の判断をしておりますが、急激に株式市場が悪化した場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

(9)新型感染症等の感染拡大

新型コロナウイルス感染症については、現状いったんは収束に向かいつつある状況と言えます。但し、再び同感染症の感染が拡大することや、新たな感染症が発生した場合には、操業停止、製品の在庫不足あるいは運送事業における取扱物量の減少等が、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼすことが想定されます。

従いまして、中国工業グループは、先の感染症による経験を踏まえ、新たな感染症等発生の場合には速やかに適切な措置を講ずることができるよう、継続的な状況の把握に努めてまいります。

(10)ドライバー不足

中国工業グループの運送事業においては、長距離ドライバーの採用強化等に取り組んでおりますが、想定を超えてドライバーが不足する事態となり輸送能力が低下した場合、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼします。

 

なお、現時点で上記以外の予測できない事象の発生により、中国工業グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす場合があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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