シリウスビジョン(6276)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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シリウスビジョン(6276)の株価チャート シリウスビジョン(6276)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 シリウスビジョンの企業集団は、シリウスビジョン、連結子会社5社により構成されております。

 シリウスビジョン、連結子会社5社の主な事業内容は、以下のとおりであります。

1.画像検査システムとその周辺機器の開発・販売

2.パッケージングソフトウエア及びその関連製品と関連製品の設計・製造

3.ネットワークデバイスを利用したクラウドサービス

 なお、シリウスビジョングループは、画像検査、特殊印刷関連事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。

 事業の系統図は次のとおりであります。

 

注)1.海外子会社である「納維達斯机機(蘇州)有限公司」は、2024年2月2日付で清算結了いたしました。

2.連結子会社である「Willable株式会社」は2024年4月1日を効力発生日として、シリウスビジョン株式会社が吸収合併いたしました。

 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

  シリウスビジョングループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、シリウスビジョングループが判断したものであります。

(1)経営方針

シリウスビジョンは、前連結会計年度(第44期・2022年12月期)より、画像検査関連事業を主たる業務とする企業グループとして運営しています。1966年にホットスタンピングマシン専業メーカーとして創業し、特殊印刷機関連事業会社として運営してまいりましたが、2020年3月IMR事業を譲渡、2021年12月特殊印刷機関連事業を運営するナビタスマシナリー株式会社を譲渡し、国内特殊印刷機事業からは撤退いたしました。画像検査関連事業は、2004年から開始、2011年から子会社事業としておりましたが、2018年頃より特殊印刷機製造事業を上回り、利益率の高さからグループ内での利益貢献度が、最も高い事業となっていました。この特殊印刷機関連事業と画像検査関連事業は、事業戦略・成長戦略の異なる事業であり、クライアントの重なりも少なく、シナジーが出にくい組み合わせであり、効率的に運営が難しく、双方の事業展開を遅らせる要因となっていました。ここにおいて、いわゆる選択と集中は不可避であり、特殊印刷機関連事業からの撤退が株主の利益を最大化すると判断いたしました。2021年にシリウスビジョン株式会社へ社名変更し、新ブランドとして展開を開始、2024年度は4年目となります。

シリウスビジョングループは、「オンリーワンの画像検査技術で世界の製品品質の向上に貢献し、人々の生活に豊かさと幸福をもたらす」ことをミッションとして掲げております。シリウスビジョンの主たる事業である画像検査市場は、シンクタンク等では、国内・海外共に成長が大きい分野と分析されています。この市場に向け、「世界ナンバーワンの画像検査システムを開発し、モノづくり現場の目視検査ゼロを目指す」ことをシリウスビジョンのビジョンとして定義しています。このビジョンは、持続可能な社会が到来することを意味し、結果として企業価値が増大し、株主の皆様への利益に資すると考えております。この実現に向け、グループ役職員一同、邁進して参ります。

(2)中長期的な会社の経営戦略

シリウスビジョングループのコアコンピタンスは、画像検査技術と考えております。画像検査技術を常に相対的に高いレベルに位置付けるために、ソフトウエア開発のみならず、ハードウエア開発においても研究開発投資を継続しております。また、国内のみならず海外での画像検査市場の成長率は高いことから、積極的な投資とグローバル展開を行う攻めの経営を行う所存です。

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

足元の経営環境については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」をご参照ください。

2023年8月23日「通期連結業績予想に関するお知らせ」、8月29日「中期経営計画『SIRIUS2026』策定に関するお知らせ」を開示いたしました。

2023年12月期予想と実績、2024年12月期の予想は下表のとおりです。

予想・実績

連結売上高

連結営業

利益額

連結経常

利益額

親会社株主に

帰属する当期

純利益額

2023年12月期予想

2,300百万円

20百万円

60百万円

50百万円

2023年12月期実績

2,287百万円

56百万円

120百万円

90百万円

(達成率)

99.4%

283.2%

200.2%

180.7%

2024年12月期予想

2,800百万円

200百万円

260百万円

280百万円

2023年12月期の売上高は、予想に対し僅かに未達だったものの、ほぼ同額の着地となりました。営業利益額は予想の2.8倍、経常利益額と親会社株主に帰属する当期純利益額は、予想の2倍程度となりました。中期経営計画『SIRIUS2026』では、2026年12月期の連結売上高4,000百万円、連結営業利益500百万円を設定いたしました。この目標達成のために、2024年12月期は、連結売上高2,800百万円、連結営業利益200百万円を目標としております。

シリウスビジョンは、このような経営環境について、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載したリスク要因を踏まえながら、次のような課題に取り組んでおります。

シリウスビジョンは、「オンリーワン画像検査技術で世界の製品品質向上に貢献し、人々の生活に豊かさと幸福をもたらす。」ことを経営理念とし、「スピード経営」と「グローバル展開」を実現してまいります。近年、国内のみならず消費者保護とコンプライアンス重視の観点から検査への要求水準が飛躍的に高くなっています。こうしたことから、積極的な研究開発投資、グローバル投資、迅速な意思決定と行動が最も重要と考えております。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

シリウスビジョングループの事業その他に関するリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。

また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、以下に開示しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてシリウスビジョングループが判断したものであります。

シリウスビジョングループは、これらのリスクを認識したうえで、事態の発生の回避および発生した場合の対応に努める所存であります。

(1)事業構造改革について

シリウスビジョンは、成長性の高い画像検査事業へ経営リソースをシフトするため、これまでにないM&Aや新会社の設立など外部の経営資源を積極的に活用する施策を推進しております。今後も、シリウスビジョンの成長戦略に有効と判断した場合には、こうした施策を実行することがあり得ます。しかしながら、買収等により確保した優秀な人材が、異なる文化的背景から士気を維持することができない場合や製品ポートフォリオを構築することができない場合、買収後に想定していなかった重大な問題が発見された場合には、シリウスビジョングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)市場ニーズ・価格競争について

一般に生活水準が向上することにより、製品検査ニーズは高まります。パッケージの記載に間違いがないか、成分が正しく表記されているかなどの検査が必要となります。また、医薬品市場などでは、コンプライアンスの観点からサンプリング検査ではなく全品検査が前提となる状況が発生し、その傾向は高まっています。これに対処するためには、目視では限界があり、画像検査装置が必要とされるようになっています。

社会的なニーズの変化として、誤謬に対する寛容性の拡大、意匠性の軽視等が発生する可能性は低いと考えられますが、デジタルサイネージのような通信手段にて修正が可能な技術がパッケージ表面等に採用されるなど、大きな技術的な変化が発生した場合、シリウスビジョングループの業績および財政状態に影響を及ぼす恐れがあります。

 

(3)生産体制について

シリウスビジョングループは、オリジナルのソフトウエアを開発し販売しています。ユーザの多くは、国内のハイエンド企業であり、要求水準も高いため、ハードウエアなどを限界まで稼働させるソフトウエア品質が要求され、これに応えるエンジニアにも高い開発力が必要です。

労働市場では、慢性的にソフトウエアエンジニアが不足しており、高度な技術を持つエンジニアの不足は顕著です。社内に、こうしたスキルの高いエンジニアが不足すると、外部への委託開発やコストの高いエンジニアの採用を行う必要があります。これは、コストアップ要因であり、予定する開発が困難となったとき、シリウスビジョングループの業績およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)特定の外注先・仕入先への依存について

画像検査装置は、搬送機器と撮像機器(カメラ・照明)とソフトウエアにて構成されますが、シリウスビジョングループが供給しているのはソフトウエアのみです。半導体等の不足や金属素材や部品価格の高騰により、必要とする搬送機や撮像機器が高騰した場合、画像検査装置の価格が高騰し、市場で受け入れられなくなるリスクが考えられます。

シリウスビジョングループはこうした状況に対応するため、部材の調達を長期的観点から行っておりますが、搬送機メーカーや撮像機器メーカーからの調達価格の高騰や、調達そのものが困難になった場合は、シリウスビジョングループの業績および財政状態に影響を及ぼす恐れがあります。

 

(5)製品等の品質確保について

シリウスビジョングループは、お客様に満足を提供し、安全で快適な社会の維持向上を図るため、品質保証体制においても万全を尽くしておりますが、予期せぬ製品等の不具合が発生することなどにより、シリウスビジョングループの業績に影響を与える可能性があります。また、画像検査事業ではソフトウエアや通信サービスなどITテクノロジーを駆使してサービスを提供しておりますが、IT分野に著しい技術革新が発生した場合において、当該新技術の利用が制限されるなどした場合には、シリウスビジョングループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)為替変動について

当連結会計年度におけるシリウスビジョングループの海外売上高は、連結売上高の9.3%を占めており、前連結会計年度と比較して減少しました。

シリウスビジョングループは、出来る限り円建での取引を行い、為替の変動による業績への影響を最小限にするよう努力しておりますが、為替が大きく変動した場合、シリウスビジョングループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

(7)人材の確保と育成について

シリウスビジョングループでは、優秀な人材を確保・育成することは、今後、シリウスビジョングループが事業を発展・拡大するうえで重要な項目の一つと認識しており、特に業界特有の専門知識と技術の継承は、シリウスビジョングループの事業遂行に不可欠であります。従いまして、的確な人材確保や育成ができなかった場合、もしくは重要な人材の流出が発生した場合には、今後の事業展開も含めて業績その他に影響を与える可能性があります。

 

(8)新型コロナウイルス感染症の影響について

世界的な新型コロナウイルス感染症の影響により、シリウスビジョングループにおいても、事業を取り巻く環境について先行き不透明な状況が生じております。販売においても、受注および出荷延期による販売高減少の影響を受けております。新型コロナウイルス感染拡大の対策として、従業員やお客様、そして地域の安心・安全を第一に安全衛生の徹底、在宅勤務、時差出勤の推進およびweb会議の活用等により感染予防に取り組んでおります。

なお、今後も動向を注視しながら適宜対策を講じてまいりますが、さらなる感染拡大等、想定を超えるような事態が発生する場合には、シリウスビジョングループの財政状態や業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)その他

シリウスビジョングループだけでは回避できない、経済や政治経済の変化、自然災害、戦争、テロ、感染症のパンデミック等の予期せぬ事象が発生した場合、シリウスビジョングループの業績が影響を被る可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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