三精テクノロジーズグループは、三精テクノロジーズ及び子会社27社で構成され、遊戯機械部門、舞台装置部門、昇降機部門の製造・施工・販売を主な内容とし、さらに三精テクノロジーズ納入製品の保守サービス・改修工事を行っております。また、遊園地などにおける遊戯施設営業も行っております。
三精テクノロジーズグループの事業における位置づけ及びセグメントとの関連は、次の通りであります。
(1) 三精テクノロジーズグループの事業に係わる位置づけ
(イ)遊戯機械
ジェットコースター・急流すべり・タワーなどの製造施工販売を三精テクノロジーズ及びSansei Technologies Inc.を持株会社とするS&S Worldwide, Inc.、Vekoma Rides B.V.及びその子会社が行っており、テーマパーク等向けコンセプト提案・デザイン提供をLaird Holdings Inc.を持株会社とするFORREC Ltd.とその子会社が行っております。
(ロ)舞台設備
劇場・文化ホールなどの舞台機構・吊物装置、テレビ・イベント・コンサート会場における電飾や機械装置などの舞台設備装置の製造施工販売を三精テクノロジーズ及び㈱テルミックが行っております。
(ハ)昇降機
エレベーター・エスカレーター・パーキング装置などの昇降機械装置の製造施工販売を三精テクノロジーズが行っております。
上記3部門における三精テクノロジーズ納入製品の保守及び改修工事などの業務を㈱サンセイメンテナンス及びサンセイメンテナンス㈱が行っております。なお、サンセイメンテナンス㈱が国内関東以北地域、㈱サンセイメンテナンスが国内中部以西地域をそれぞれ担当しております。
(ニ)その他
国内における遊園地で、レジャー・サービスの提供・運営管理を㈱サンエースが行っております。また、三精テクノロジーズが所有する駐車場などの管理をサンセイファシリティーズ㈱が行っております。
(2) 事業の系統図
三精テクノロジーズグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において、三精テクノロジーズグループが判断したものであります。
(1)経営の基本方針
三精テクノロジーズでは2022年度を初年度として策定した3カ年の新中期経営計画において「We Grow,New“*TEAM Sansei”!」をテーマに掲げ、グループ一丸となって一段の進化・成長に注力していきます。コロナ後のグローバルな市場回復と国内の顕在化する大型案件を確実に取り込むことによる既存各事業の一段の成長と、新たな柱となる事業分野への参入・構築の両面に取り組みます。加えて、今後の持続的な成長を支えるための経営基盤の強化を図り、併せて、社会全体で関心が高まる環境保全や社会的課題解決について、成長のための経営課題として積極的に取り組んでいきます。
*TEAM=Theater(舞台)、Elevator(昇降機)、Amusement(遊戯)、Maintenance(保守・改修)
(2)経営環境及び対処すべき課題
日本経済は、雇用や所得環境の改善が見られ、個人消費や企業の設備投資を中心に内需の拡大などにより上昇基調を辿っていくものと見られます。一方で、各国でのインフレ継続懸念、資源・原材料価格の上昇や国際情勢の不安定化などにより、世界経済は先行き不透明な状況が続いています。
三精テクノロジーズは、グループ力を結集し、国内外で活発化してきた需要を引き続き確実に取り込むこと、加えて、これらを支える経営基盤の強化やサステナビリティへの取り組みを経営課題として注力し、中長期の持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。
① グループ力を結束した各事業分野での成長戦略
お取引先とのコミュニケーションを一段と高め、顧客ニーズの変化に対応した製品開発と提案活動に、グループ力を大いに活用して注力していきます。
遊戯機械事業においては、S&S社、Vekoma社、新たに三精テクノロジーズグループに加わったFORREC社との営業連携を一段と進め、最大市場の米国に加えて、成長性の高い東南アジア、中東での営業力を強化しています。併せて、顧客ニーズに対応した各社での新製品開発を進め、海外の展示会への積極的な出展も行います。
舞台設備事業においては、常設の舞台機構では、継続的に大型案件の受注獲得を目指していきます。仮設の舞台装置では、テルミック社でコンサートやイベント向けの需要増にしっかりと対応することに加え、新たな顧客開拓を目指してスマートスタジオを設置し、映像制作関連分野への取り組みも進めています。大阪・関西万博、国内IRも見据え、新たな演出システムを活用し、従来型の劇場作りに捉われない未来型の劇場やエンターテインメント施設等の舞台機構や演出装置の開発・提案を、グループを挙げて進めます。
昇降機事業については、非エンターテインメント部門としての位置づけで、安定的な収益基盤である保守・改修事業の拡充に加えて、特殊装置等の積極受注を引き続き図ってまいります。
② 新たな柱となる事業分野への参入、構築の検討
既存事業分野の収益性を高めるとともに、経済環境の変動に左右されにくい収益基盤の構築を目的に、戦略的な事業提携やM&Aなど、インオーガニックな取り組みによる新たな事業分野への参入検討を引き続き進めます。
③ 経営基盤の強化とサステナビリティへの取り組み
経営管理に関わる主要システムの抜本的改定と周辺システムの構築を完了させ業務の生産性向上に繋げると同時に、デジタルインフラを活用した生産、品質に関わる情報の社内共有化と一段の活用により、高品質かつ効率的な「もの作り」を更に進めます。
サステナブルな企業成長を支えるため、神戸事業所への太陽光発電の導入を皮切りに、舞台機構で使用する塗料の大幅削減や、梱包材のリユース・工場廃棄物の削減など、環境負荷軽減への取り組みを設計、製造、施工の各現場で積極的に進めてまいります。同時に、働き方改革の観点から、柔軟で働きやすい労働環境の整備と人事制度の充実に取り組むとともに、引き続き多様な視点や価値観を持つ人材の育成を推進してまいります。
(会社の支配に関する基本方針)
三精テクノロジーズは、経営環境の変化や金融商品取引法による大規模買付行為に関する規制が浸透したことに鑑み、2016年6月29日開催の第66期定時株主総会終結時に有効期間が満了した「大規模買付行為への対応方針」を継続しないこととしました。もっとも、今後大規模買付行為を行おうとする者が現れた場合には、三精テクノロジーズは、企業価値及び株主共同の利益を確保する観点から、大規模買付行為の是非を株主の皆様が適切に判断するための情報の収集や開示に努めるとともに、関係法令及び三精テクノロジーズ定款の許容する範囲内において適切な措置を講じてまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において三精テクノロジーズグループが判断したものであります。
(1)事業環境について
三精テクノロジーズグループは、舞台設備・遊戯機械・昇降機の3部門をコアに安定的かつ継続的な企業価値の向上を図っておりますが、予期せぬ景気変動や地震、台風などの自然災害、パンデミックの発生などにより、三精テクノロジーズグループの設備などが被害を被り、または、受注や生産などの事業活動が停滞した場合などに、業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。また、取引先の信用状況に関し常日頃から情報収集に努めておりますが、事業環境の急激な変化などにより、取引先の信用力低下、債務不履行などが生じた場合には、債権回収リスクが発生する可能性があります。
(2)製品の安全性について
三精テクノロジーズグループは、遊園地の遊戯機械や劇場・会館などの舞台設備、エレベーターなどを製造・販売し、製品の安全性確保を徹底しておりますが、予期せぬ製品不具合や事故の発生などにより、業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。
(3)グローバル化に潜在するリスク
三精テクノロジーズグループは、遊戯機械分野では北米とオランダに主要な連結子会社を有し、またその主要顧客も世界各地にあることから、海外各国固有の規制や税制の変更、経済状況などの変化、また政治的・社会的リスクなど多様なリスクの顕在化により、業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。
(4)資産に係る減損リスク
三精テクノロジーズグループでは、事業用有形固定資産や企業買収に伴うのれんなどの無形固定資産などを有しておりますが、予想外の急激な事業・市場環境の変化がある場合に、固定資産の減損会計処理などにより、業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。
三精テクノロジーズグループは、日本国内及び事業展開する各国において、環境、労働、安全衛生、通商・貿易・為替、知的財産、租税、独占禁止法などの経済法規、建設業法や建築基準法などの事業関連法規、その他関連する様々な法令・公的規制の適用を受けております。これら法令・公的規制の改廃や新たな立法などにより、万が一、遵守できなかった場合、課徴金や行政処分を課されるなど業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。
(6)為替変動に係るリスク
三精テクノロジーズグループの生産・販売はグローバルに広がっており、連結決算において海外子会社の業績に外国為替変動の影響が生じる可能性があります。
また外貨建ての仕入れ・販売・サービスの提供など個別の取引においても、仕入高・販売高に為替変動の影響が生じる可能性があります。
これらのリスク軽減のため、為替予約などのヘッジ手段を講じておりますが、急激な為替変動があれば、業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。
三精テクノロジーズグループは、金融機関から借入により資金調達をしております。金利水準については、経済合理性などを勘案し金利負担を最小限にとどめるよう配慮しておりますが、金利水準が上昇した場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(8)保有有価証券に係るリスク
三精テクノロジーズグループの適正な資産運用の観点から、安定的かつ成長性が認められる投資有価証券を保有しており、取引関係の維持・強化等を目的として保有している投資有価証券等については、保有に伴う便益・リスクや企業価値向上に資するか等を定期的に精査し見直しを行っています。
株式市場全体の大幅な下落が継続した場合などには、保有有価証券に減損損失が発生し、業績に影響を与えるとともに、自己資本比率の低下を招くおそれがあります。
(9)大規模買付行為に係るリスク
三精テクノロジーズは、東京証券取引所スタンダード市場に上場している公開企業であるため何らかの意図の下に三精テクノロジーズ株式が大量に取得されるリスクに常に晒されています。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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