フジテック(6406)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


フジテック(6406)の株価チャート フジテック(6406)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】フジテックグループは、フジテックおよび関係会社39社(うち、連結子会社24社)により構成され、エレベータ、エスカレータならびに動く歩道の専業メーカーとして製造、販売、据付、保守、修理の一貫した事業をグローバルに展開しています。フジテックグループは世界24の国と地域に12の生産拠点と多数の販売拠点を有し、連結経営時代に即応した全体最適を追求する業務執行体制によって、グローバルな相互連携を図りながら、地域に根ざした経営を展開しています。また、グループ全体として、世界市場の多様なニーズに対応した商品の開発を進める一方、各拠点でコスト、品質面で有利な部品等を相互に供給しあうグローバル生産・調達体制を推進して、商品力の強化に努めています。日本国内ではフジテックが2つの生産拠点を有し、また、グローバル市場ではグループ法人等が米州、東アジア、南アジアに10の生産拠点を有し、エレベータ、エスカレータ等を生産しています。また、日本および海外全グループ法人等の販売拠点において、これら製品の販売、据付、保守、修理の事業活動を営んでいます。 フジテックグループの事業系統図は次のとおりです。

有価証券報告書(2025年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、フジテックグループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 フジテックは「人と技術と商品を大切にして、新しい時代にふさわしい美しい都市機能を、世界の国々で世界の人々とともに創ります。」という経営理念を掲げ、昇降機の専業トップメーカーになることを目指しています。 この基本方針の下、持続的な成長と高い収益力によって株主、顧客、ユーザー、取引先、地域住民ならびに社員等フジテックグループすべてのステークホルダーの満足を追求し、高度な研究開発力、生産・フィールド技術力を養成し、高品質な商品を納入するとともに、保守やモダニゼーションを通じて長期にわたり顧客・ユーザーとの信頼関係を構築しております。このような事業活動を通して、世界の国々の産業振興と経済発展に貢献し、また世界の人々と文明・文化を相互理解することで、全てのステークホルダーと共存共栄を図っていくことを目指しています。この経営理念を、グループ一丸となって実現することこそが企業価値の源泉であり、フジテックの企業価値および株主共同の利益を確保・向上させることにつながると考えています。 (2)目標とする経営指標 2026年3月期連結ベースで、売上高2,440億円、営業利益229億円、営業利益率9.4%を目指します。 (3)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題 フジテックは、フジテックを取り巻く事業環境の変化等に鑑み、フジテックの潜在価値を具現化するための抜本的な企業変革を伴う5ヵ年の中期経営計画「Move On 5」を2024年5月に発表しました。「日本の専業メーカーならではの美しさとおもてなしを誰でも実感できる業界トップの信頼のブランドを確立」を長期ビジョンとして掲げ、『不易流行』の精神で新生フジテックとしてエクセレントカンパニーへ進化することを目指してまいります。これにより、お客さまの信頼に応える"安全・安心"な商品を継続的に提供し、持続的成長と企業価値向上を目指します。「Move On 5」の戦略方針は次の通りです。 「不易」…これからも変えずに追求し続ける本質〇“安全・安心″の追求 :“安全・安心”を徹底する思想に沿った開発、故障・事故の徹底防止〇品質重視       :最高品質の快適な乗り心地を実現する製品開発〇人材の育成      :技術と能力を備えたグローバル人材育成と、それを支える企業文化の醸成 「流行」…新たに注力すること〇選択と集中      :全社マージン改善のための地域事業の明確なセグメント分けと             適切なリソース配分、取り組み方向性の明確化〇グループ経営の強化  :更なる成長のためのグローバルでの組織基盤の改善〇ガバナンスとコミュニケーションの充実  :最高水準のコーポレートガバナンスの確立 ○“安全・安心”の追求では、以下に取り組みます。 ・“安全・安心”を徹底する思想に沿った開発 -地震発生時のエレベータ運行データを自動収集 -復旧ニーズの見える化と迅速な技術者の派遣 -気候変動に関わるアップデートを継続実施し、豪雨等の災害に対応する ・故障/事故を徹底防止する仕組/体制 -2025年の品質ラボ竣工 -開発から調達、生産、据付に至るまで、様々なコンポーネントのE2Eでの安全試験を実施 ○品質重視では、以下の取り組みで、高級ホテルで培った乗り心地をより多くのお客さまに展開することを目指します。 -最高品質の快適な乗り心地を実現する製品開発 -部品解析、故障解析等により品質とコストの両立を追求 ○人材の育成では、以下の取り組みにより、“安全・安心”の追求と品質重視を貫きます。 -組織風土であるチャレンジを促し、個々の従業員が成長を実感できる健全な職場環境を提供する -評価報酬制度を採用し、適宜改善する -全ての従業員がおもてなしの精神を持ち、顧客満足度を高め、高い信頼を得る -多種多様な研修を通じ、専門技術者のさらなるスキルアップを図る ○選択と集中では、以下の取り組みにより、全社マージン改善を目指します。 -各地域の戦略的位置付けを明確化し、“着眼点”と“取り組み方向”を策定 -デジタル技術も活用してメンテの生産性/収益性を改善 -サプライチェーン最適化、標準機種・工法の導入によるコスト削減 -業務標準化・効率化とITインフラ刷新、経費抑制によるSG&A比率の改善 ○グループ経営の強化では、以下の取り組みにより、強靭な事業基盤を構築します。 -中計を実行するための役割分担・結果責任を明確化した実行/PMO体制の構築 -KPIを設定し事業パフォーマンスと施策の進捗をモニタリング ○ガバナンスとコミュニケーションの充実では、以下の取り組みにより、最高水準のコーポレートガバナンスを目指します。 -多様なバックグラウンドを持つメンバーによる強靭な取締役会 -経営陣の報酬を重要指標に連動させ、経営陣のコミットメントを確保 -ESG経営の更なる強化 このような状況の中、中期経営計画 「Move On 5」を確実に実行し、企業価値の向上に努めてまいります。

事業等のリスク

3 【事業等のリスク】本項では、有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると特定した主要なリスクを記載しております。 なお、本項に記載した将来の事象や想定に関する事項は、当連結会計年度末現在においてフジテックが判断したものです。 1. フジテックグループのリスクマネジメント体制 フジテックグループのリスクマネジメントは、リスクおよび機会を踏まえた適切な意思決定を促し、ビジネスの成長を推進することを目的として取り組んでいます。 リスクマネジメント委員会は、経営理念や事業目的などに照らし、利害関係者への影響を含めて、経営に大きな影響を及ぼすリスクを網羅的に識別した上で、重要なリスクを決定し、その活動に積極的に関与しています。 重要なリスクは、その特性から「事業リスク」と「業務リスク」に分類し、さらに業務リスクは「グローバルリスク」「ローカルリスク」に分類して管理しております。 リスクマネジメント委員会は、社長を委員長とし、委員会メンバーはそれぞれの専門領域の知見・知識を活かし、十分な議論のもと、リスクの識別・評価を行っております。 リスクマネジメントのプロセスは、はじめにフジテックグループの経営理念の実現、中期計画の実行および達成を阻害しうる不確実性をリスクと捉え、フジテックの全部門および全グループ会社からリスクおよびその対応策を抽出します。次に、抽出したリスクを、影響度、発生可能性(頻度)の観点から評価し、リスクマネジメント委員会にて議論の上、重要なリスクを決定するとともに、各重要なリスクの責任者(執行役員)およびリスク対応策を決定します。このように特定された重要なリスクについては、各重要なリスクの責任者(執行役員)の指示の下、実行部門により対応策が実行されます。各重要なリスクの責任者(執行役員)は、対応策の実行状況をモニタリングし、その実効性を測定します。これら一連の取り組みは取締役会に報告され、リスクマネジメントプロセスとその対応策の実効性が確認されます。また、こうしたボトムアップ型のリスクマネジメントに加え、社内取締役へのインタビューに基づき経営陣の課題意識を浸透させるためリスクマネジメント手法の改善や活動PDCAサイクルの見直しを随時行っています。 リスクマネジメント体制図 リスクリスクカテゴリリスク概要 影響主な対策リスク評価前年比事業リスク競争激化・想定を超える競争激化および市場変化により事業影響が生じるリスク・低廉な事業展開による収益の悪化・競争による事業機会の減少・部門間連携プロジェクトによる優位性推進策の実行・計画との乖離に対する定期的な補正・フジテックメンテナンスの優位性を維持向上させる取り組みの実施大→サステナビリティ・脱炭素社会移行への対応遅れによるリスク・人的資本開示対応遅れによるリスク・脱炭素社会移行への対応コストの増加・顧客志向に適合せず、受注資格漏れ・失注など、機会利益を喪失・ステークホルダーからの信頼低下・サステナビリティ委員会における、サステナビリティ方針と経営計画の整合性の確認と、サステナビリティ推進施策、活動の進捗管理・監督の確実な実施・開示計画の立案と実行大→業務リスクコンプライアンス・事業活動における法令規則・社会的倫理規範を逸脱した行動による信頼の低下、企業価値の毀損・社会的制裁・紛議、信用の失墜、労働環境の悪化および生産性の低下、停滞・行動規範等の周知、教育・研修活動の実施、コミュニケーションの活性化・確実なチェック体制の維持管理重大→情報セキュリティ・サイバー攻撃やウイルス感染によるITシステム停止・不具合により、事業停止や情報漏洩、および信頼低下が発生するリスク・データ暗号化によるシステム停止に伴う事業停止および遅延による損害・データ窃取による情報漏洩・顧客等からの損害賠償請求、およびフジテックグループに対する信頼の低下・ITシステムの耐障害性、可用性の向上施策の実行・ウイルス感染による情報漏洩防止のため、新セキュリティ対策ソフト導入、社員向けセキュリティ教育を実施・リスク顕在時を想定したIT-BCP訓練の実施・VPNやクラウドの多要素認証を義務化し定期的な監査を実施・グローバル法人への情報セキュリティ監査、安全なバックアップやクラウドストレージへのデータ移行を指導重大→ リスクリスクカテゴリリスク概要 影響主な対策リスク評価前年比業務リスク大規模自然災害・地震、台風、大雨など大規模な自然災害によりフジテック施設が被災し、生産から販売・保守メンテナンスに係わるフジテック事業活動への影響が生じるリスク・サプライチェーンの寸断等による事業活動の停滞、顧客に対する納期遅延・保守対象機器の被災に対する復旧の遅れ・事業継続計画(BCP)の策定およびシミュレーショントレーニングによる事業中断リスクへの対応力強化・様々な状況に柔軟な対応ができるサプライチェーンの構築・被災に対する適正な保険の付保・機器障害によるシステム停止を防止するため、社内データセンターのクラウド移行、災害対策機の設置、運用切り替え訓練を実施重大→品質と安全・予期せぬ商品・サービスの品質低下や欠陥などに起因した事故発生のリスク・商品および保守等サービスの品質低下や欠陥などの発生によるフジテックへの信頼の低下・損害賠償請求および訴訟・製造、販売、据付、保守に至るフジテック事業活動における、社員の品質・安全管理に対する意識の醸成および安全対策の実施・仕入先への品質監査、品質認証の取得の推進・品質・安全問題への迅速かつ効率的な対応を可能とする原因特定および対応策策定プロセスの強化・適切な情報共有と対応方法の検討重大→ リスクリスクカテゴリリスク概要 影響主な対策リスク評価前年比業務リスク人材確保・フジテック事業の成長を支える優秀な人材を確保できないリスク・魅力ある新商品を開発できない、また業界や市場の変化に対する技術開発の遅れによる競争力の低下・社会インフラである昇降機を安定的に維持する力の低下、災害時の復旧スピードの低下・各業務プロセスにおける業務品質、生産性の停滞・画期的な商品開発を可能とする人員、グローバルやデジタルトランスフォーメーションをけん引する人材など優秀な人材の採用・フィールドエンジニアにとってより魅力のある処遇、労働環境の整備・各職種、階層での社内研修制度の充実・リファラル採用の強化大→調達・原材料・資材の価格変動および調達・物流に関するリスク・原材料・資材・物流費の高騰による財務影響・調達先起因による資材の供給停止・複数社購買による価格交渉力の維持ならびに良好な関係構築・公的な原材料の市況価格に基づく値決めによる仕入れ価格の適正化・代替品の選定および戦略的備蓄重大→グローバルな事業活動・不安定な政情、戦争やテロといった国際政治に関わるリスク・関税引上げや輸出入制限といった国内政治・経済に起因するリスク・文化や慣習の違いから生ずる労務問題や疾病といった社会的なリスク・事業停止/休止/撤退の可能性・サプライチェーンへの影響・不買運動、賠償等の発生・グローバルな政治・経済情勢、各国固有事情などの定常的な把握と事業に及ぼす影響の分析・グローバル拠点全体での相互補完的な機能分担、有事の際の複数拠点での事業インパクト吸収・適切な訓練の実施大→為替変動・予想を超える急激かつ大幅な為替相場の変動・外貨建取引により発生する業績への悪影響・海外法人の円換算額への悪影響・為替予約の実施・複数調達先の確保重大→ リスクリスクカテゴリリスク概要 影響主な対策リスク評価前年比業務リスクM&A、合弁事業・期待する効果が実現できないリスク・合弁相手先の方針変更による合弁事業継続リスク・投資回収ができない、のれん減損など財務的な悪影響・合弁事業の見直し、組み換え、解消による業績への悪影響・フジテックグループの目指すべき姿や成長戦略との整合性およびシナジー発揮の検証・M&A実施後のPMI(Post Merger Integration)の実施およびガバナンス体制の構築・合弁相手先(中華人民共和国)との緊密な関係構築大→資金調達・金融制度の不安定化、金融機関の貸出方針変更による資金調達リスクおよび金利の大幅な上昇に伴うコスト増・財政状態の悪化・必要資金の調達難による事業計画遂行への悪影響・調達コストの大幅増・グループ各社による資産負債管理(ALM)の実施・多様な資金調達の実施 大→ (注)リスク評価は、フジテックにおける多種のリスクを独自に評価したものです。



※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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