日本金銭機械グループ(日本金銭機械及び日本金銭機械の関係会社)は日本金銭機械株式会社(日本金銭機械)及び連結子会社14社により構成されており、日本金銭機械グループが営んでいる主な事業は金銭関連機器の製造・販売であります。
日本金銭機械グループの事業内容及び日本金銭機械と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
なお、次の各製品群は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントに区分されます。
製品細目及びその用途等は以下のとおりであります。なお、該当するセグメントは、「グローバルゲーミング」、「海外コマーシャル」、「国内コマーシャル」、「遊技場向機器」であります。
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製品細目 |
用途等 |
該当セグメント |
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グローバル ゲーミング |
海外 コマーシャル |
国内 コマーシャル |
遊技場向 機器 |
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紙幣識別機ユニット |
ゲーミングマシン、精算機等の紙幣受取部として使用されます。 |
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紙幣還流ユニット |
紙幣の受取りと払出しを行い、受取った紙幣を一時保管した後、釣銭等として払い出す(還流)ことが可能な装置であり、精算機等で使用されます。 |
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プリンターユニット |
主にゲーミングマシンに搭載するチケットプリンターとして使用されます。 |
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硬貨還流ユニット |
硬貨の受取り及び払出しを行い、受取った硬貨を一時保管した後、釣銭等として払い出す(還流)ことが可能な装置であり、精算機等で使用されます。 |
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入出金機・釣銭機 |
スーパーマーケット等、来店客との金銭授受の頻度が高く、また、金銭管理の正確性・効率化を必要とする場所で使用されます。 |
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自動精算機 |
クリニックにおける診療費等の精算を自動化し、非対面での精算や会計業務の効率化を実現する製品であります。 |
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現金回収業務自動化システム |
ゲーミング施設における紙幣回収業務及び現金資産の管理を自動化し、回収・集計作業の効率化及び管理精度の向上を図るためのシステムであります。 |
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OEM端末機 |
他社に対してOEM供給する製品であります。 |
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スマート遊技機専用ユニット |
パチンコ店にて遊技客がスマートパチスロ機及びスマートパチンコ機で遊技を実施する際に、玉及び電子メダルの貸出しを管理する装置であります。 |
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メダル自動補給システム |
パチンコ店のパチスロ機等に不足するメダルを補給し、また、オーバーフローしたメダルを自動的に回収、洗浄する装置であります。 |
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紙幣搬送システム |
パチンコ店にて遊技客が玉及びメダル貸機に挿入した紙幣をパチンコホール島端に設置した金庫に搬送するシステムであります。 |
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以上の事項を事業系統図によって示すと以下のとおりとなります。
※ ・は連結子会社であります。
日本金銭機械グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において日本金銭機械グループが判断したものであります。
(1)経営方針
日本金銭機械グループ(JCM)は、これまで金銭に関わる事業を通じて、日本及び世界の貨幣の法的秩序を保つこと(治安維持貢献)を存在意義と位置付け、真に顧客やユーザーの視点に立ったモノづくりやサービスの提供により、貨幣流通において市場と価値を創造し続ける真のグローバル企業を目指しておりました。この度、「JCM Global Vision 2032」の策定において、外部環境・内部環境が大きく変化し複雑化するなかで、JCMの存在意義を見つめ直し、議論を進めてまいりました。
その結果、創業者の想い「仕事のはじめに、人間ありき」を元にこれを再定義し、JCMに根付く企業文化・理念を「JCM Spirit」(JCMスピリット)、社会の中の役割・存在意義を「Purpose」(パーパス)、Purposeを実現するための使命を「Mission」(ミッション)で構成したうえで、Missionを成し遂げた先の目指す社会・ありたい姿を「Vision」(ビジョン)として、「JCM Global Vision 2032」を策定することにいたしました。
「幸せを世界に弘める」JCMは、モノづくりやサービスを通じて、豊かで持続性のある社会を実現し、グローバルに貢献する企業を目指します。
JCM Spirit
社是
行動指針
Purpose
「幸せを世界に弘める」
Mission
「変わりゆく世界のニーズに応え、社会に貢献し続ける」
「コアテクノロジーを革新させ、新たな価値を創造し続ける」
Vision
「JCM Global Vision 2032」(豊かで持続性のある社会の実現)
(2)経営戦略等
日本金銭機械グループは、2023年5月に2025年度(2026年3月期)を最終年度とする「中期経営計画 JCM Global Vision 2032」を下記のとおり策定いたしました。
基本方針
①多様化するマネートランザクション(代金決済)分野において、お客様へ信頼を提供し続ける企業であり続け
る。
⇒これまでの日本金銭機械の強みである「貨幣処理機器市場というニッチな市場で、高いシェアを獲得する」
②新たな事業領域においてもブランドカンパニーたる地位の確立を目指す。
⇒昨今の大きな流れである「キャッシュレス」時代に向け、新たなニッチ市場の獲得に挑戦する
重点施策
①新たな事業領域を構築するための礎(先行投資)を確立
②既存技術・製品の他市場への積極展開
③海外コマーシャル市場の更なる拡大
④多様化するマネートランザクションへの対応
⑤既存事業領域の収益性の改善
⑥最適な経営資源の傾注
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
本年5月に公表した次期(2025年3月期)の連結業績予想数値が、現在進行中である中期経営計画「JCM Global Vision 2032」の最終年度(2026年3月期)の数値目標を既に上回る状況にあることから、現在、当該中期経営計画の見直し、あるいはローリングによる更新の検討を進めており、新たな目標数値を策定次第、速やかに公表いたします。
(4)経営環境
次期(2025年3月期)における日本金銭機械グループを取り巻く事業環境については、雇用や所得環境の改善など世界各地域での景気回復への期待が高まる一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東地域をめぐる情勢の悪化、資源・原材料価格の高止まり、円安の継続など依然として先行き不透明な状況が続くものと予想されます。一方で、日本金銭機械グループの関連業界においては、前期当初まで継続した半導体を中心とした部材の調達難はほぼ解消しており、各市場での顧客における景況感はおおむね良好であり、設備投資意欲も引き続き旺盛であることから、日本金銭機械の事業活動は堅調に推移するものと思われます。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
日本金銭機械グループでは地政学的リスクの影響による原材料・エネルギーコストの高騰、円安の継続など、未だ不確定要素の多い事業環境である中、雇用や所得環境の改善による世界各地域での景気回復にあわせた速やかな業績回復のための施策を実施してまいります。
販売面では、ゲーミング市場向けに、カジノホールの省力化や運営の自動化に資するシステム製品など、取扱製品の多様化を図ることで、売り上げ規模及び市場シェアの拡大に努めるとともに、今後も需要の拡大が想定されるコマーシャル市場向けの販売について、日本金銭機械の主力事業であるゲーミング市場向けと並び立つ事業とすべく、欧州及び新たに北米地域と中南米地域を販売エリアとして新たに設立した各販売子会社を通じて、日本金銭機械グループがこれまで市場開拓に時間を要していた地域においても迅速かつ効率的な営業活動を実施することで、早期に本市場における事業拡大を推し進めてまいります。また、遊技場向機器市場においては、スマート遊技機の普及拡大は次期も継続することが予想されることから、スマート遊技機専用ユニットの拡販に努めてまいります。
その他、主力のゲーミング事業をはじめ、各事業における今後の事業環境の変化に合わせた新製品の開発やマーケティング活動の実施により、日本金銭機械製品のさらなる市場シェアの拡大を図ることに加え、将来的なキャッシュレス社会の到来に備えた新たな事業領域への展開のための先行投資を進めるなど、日本金銭機械グループのさらなる成長を目指します。
また、今後の製品需要を精査し、地政学的リスクにも配慮したグローバルな視点での生産、販売、在庫の各工程の管理精度を高めることで業務効率の向上を図りつつ、キャッシュ・フローの改善にも取り組んでまいります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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