ユニバーサルエンターテインメントの企業集団は、ユニバーサルエンターテインメント、子会社19社及び関連会社3社により構成されており、パチスロ・パチンコ機等の遊技機及び周辺機器の研究・開発・製造・販売、統合型リゾート(IR)事業、メディアコンテンツ事業等を行っております。
ユニバーサルエンターテインメントの企業集団が営む事業内容と、ユニバーサルエンターテインメントと各社の当該事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関係は、以下のとおりであります。(2025年12月31日現在)
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セグメントの名称 |
主要な事業内容 |
会社名 |
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遊技機事業 |
パチスロ・パチンコ機及び周辺機器等の研究・開発・製造・販売、部材ユニット調達 |
ユニバーサルエンターテインメント |
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パチスロ・パチンコ機の製造 |
㈱メーシー、㈱エレコ、㈱ミズホ、 ㈱アクロス、㈱ユニバーサルブロス |
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統合型リゾート(IR)事業 |
ゲーミング、ホテル、飲食、リテイル&リーシング、エンターテインメント及び不動産開発等の事業 |
TIGER RESORT, LEISURE AND ENTERTAINMENT, INC. |
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その他 |
メディアコンテンツ事業 |
ユニバーサルエンターテインメント |
※上記のほかに連結子会社が5社、非連結子会社で持分法非適用会社が8社、関連会社で持分法適用会社が2社、関連会社で持分法非適用会社が1社あります。
以上の状況についての事業系統図は次のとおりであります。(2025年12月31日現在)
ユニバーサルエンターテインメントグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてユニバーサルエンターテインメントグループが判断したものであります。
(1) 経営方針
ユニバーサルエンターテインメントグループは、グローバルエンターテインメント企業として「楽しさ」を創造し、「夢のある社会」創りに貢献することを経営の基本方針としております。
具体的には、パチスロ・パチンコ機及び周辺機器等の研究・開発・製造・販売を行うメーカーとして、ユーザーの皆さまに「楽しい!」を提供してまいります。また、フィリピン・マニラにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開していくことで、多くのお客様へ魅力あふれる総合的な「エンターテインメント」を体験していただくことを通じて、世界中の皆さまを魅了してまいります。
(2) 経営戦略等
遊技機業界は、少子化やレジャーの多様化、遊技人口の減少、新型コロナウイルス感染症の影響による集客や稼働の低下を要因とした店舗数の減少等を背景に、緩やかな縮小傾向にあります。しかしながら、パチスロ機においては6.5号機やスマートパチスロが好調に推移しており、特に遊技性の幅が広がったスマートパチスロは、今後さらなるシェアの拡大が期待される状況にあります。ユニバーサルエンターテインメントグループには、過去の規制強化の時期においても、一時的な落ち込みはあったものの画期的なシステムや魅力的な製品開発に成功し、業界を牽引してきた実績があります。今後も、コンテンツの強みや高い技術力を活かし、ユーザーの皆さまに「楽しい!」を提供する魅力あふれる製品の開発とともに、エンジニアリング面におけるコストダウン強化等に注力し、業績の維持拡大に努めてまいります。
またフィリピン、マニラ・ベイ地区にて展開している統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」では、カジノリゾート事業の拡大を推進しております。非カジノ部門のホテルにおいては、独創的な客室、最高級のホテルサービス、ミシュランで星を獲得したシェフが運営するレストランや改装オープンしたビュッフェ等の傑出したフードサービスを提供いたします。さらにフィリピン国内のお客様に人気の高いレストランやリテイルを強化し、マスマーケットにおいて営業規模を拡大しており、世界でも有数の最高級エンターテインメント・リゾート施設を目指してまいります。
(3) 経営環境
遊技機事業では、ゲーム性の向上に加え、不正対策や依存症対策にも寄与するスマート遊技機の普及が本格的に進んでおります。パチスロ機においては、スマートパチスロの好調な稼働を背景に、遊技機メーカー各社がスマートパチスロの販売を積極的に行う状況となりました。またパチンコ機においては、スマートパチンコの導入が徐々に進んでおり、シェアを拡大しています。このような市場環境の変化は、画期的なシステム、コンテンツやソフトの充実、技術力を活かすことで新たな販売機会となり、販売シェアの向上に繋がります。ユニバーサルエンターテインメントは、市場環境・開発環境の変化に柔軟かつ迅速に対応し、パチンコホール経営への貢献度の高い魅力ある遊技機の開発・販売に努め、ユニバーサルエンターテインメントグループの遊技機の優位性を示してまいります。またその魅力ある遊技機を通して、遊技機業界全体の活性化に貢献してまいります。
統合型リゾート(IR)事業においては、フィリピンのカジノ市場の低いカジノ税率、法人税免除等のタックスメリット、安価な人件費等、他国に比べて優れた事業環境に加え、国内市場の堅調な成長によって統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は高い成長率を維持しております。新型コロナウイルス感染症の影響は徐々に低下しつつありますが、2023年より非輸出カテゴリーのPEZA(Philippine Economic Zone Authority:フィリピン経済区庁)企業に対する一部税金減免措置が撤廃され、付加価値税等の負担額が増加しました。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
①遊技機事業
遊技機業界では、6.5号機やスマートパチスロの好調な稼働状況により景況の改善が進んでおりますが、長引くコロナ禍の影響やレジャーの多様化に伴う遊技人口の減少から、パチンコホールの集客や稼働の低下を招いており、経営環境は依然として厳しい状況です。ユニバーサルエンターテインメントは、独自性のある魅力的な遊技機創出と生産体制の活用をもって、引き続きパチンコホール経営への貢献度が高い遊技機を提供することで、販売シェアの向上を図り、市場の活性化に努めてまいります。
②特許戦略
かねてからユニバーサルエンターテインメントグループは、知的財産の創出と保護の重要性を認識し、特許申請書類の標準化などによって、より多くの優れた発明の権利化のための仕組み作りを進めてまいりました。また、それぞれの発明を技術分野ごとに取りまとめて出願する体制を確立することにより、申請書類の内容を充実させ、出願数に対する登録数の割合の向上を図ってまいりました。ユニバーサルエンターテインメントが取得した特許及び特許出願中の技術は、他社と比較しても極めて有効で実利的な内容であり、これらを最大限自社製品の開発に活かし、製品付加価値を向上させることで、他社製品と技術面での差別化を図り、ユニバーサルエンターテインメントグループの事業における優位性を確保してまいります。さらに、特許ライセンス収入の確保を目的とした、特許活用戦略及び権利侵害に対する権利行使を強力に推進してまいります。
③統合型リゾート(IR)事業
ユニバーサルエンターテインメントグループが運営する統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」は、最高級のホテル、世界各国の料理を提供するファインダイニング、高級商業施設、世界最大級のマルチカラーの演出による噴水「ザ・ファウンテン」、ビーチクラブやナイトクラブを有する全天候ドーム型施設「コーブ・マニラ」等の施設を完備しており、国内外からのすべてのお客様にご満足いただける最高級の“非日常”を提供し続けることを目指しております。また、顧客層に合わせたゲーミングフロアの拡充とレストランやリテイルの整備により、来場者数、宿泊者数の増大を図ってまいります。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
遊技機事業においては、市場調査と営業体制のさらなる強化を図るとともに、多様化する市場ニーズにマッチしたパチスロ・パチンコ機を提供することで販売台数を確保し、市場シェアNo.1の地位を獲得します。また、業務効率の向上による筋肉質な経営体制を築き、安定的な黒字体質の構築を図ってまいります。
フィリピンにおける統合型リゾート(IR)事業においては、調整後EBITDAを指標としてまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のようなものがあります。ユニバーサルエンターテインメントグループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の適切な対応に努めてまいります。また、以下に記載の主要なリスクが顕在化する可能性の程度や時期、業績に与える影響については、合理的に予測することは困難であるため記載しておりません。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてユニバーサルエンターテインメントグループが判断したものであります。
(1)遊技機事業
遊技機事業においては、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」に基づき、国家公安委員会規則(遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則)で定められた「技術上の規格」に適合することが必要であり、機械ごとに指定試験機関(一般財団法人保安通信協会・一般社団法人GLI Japan)による型式試験及び各都道府県の公安委員会の型式検定を受けております。これらの法律・規格の改廃が行われた場合、ユニバーサルエンターテインメントは業界の動向及び他社申請状況の分析に基づき、計画的、戦略的に申請を実行いたしますが、行政当局の指導や業界による自主規制などにより大きな変更を余儀なくされた場合には、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績は影響を受ける可能性があります。また、業界における嗜好性等の変化、所得状況を含む国内の景気動向により、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績は影響を受ける可能性があります。さらに、半導体を中心とした遊技機製造のための部材の供給不足により、製造計画や販売計画が変更される可能性があります。
(2)統合型リゾート(IR)事業
ユニバーサルエンターテインメントグループでは、フィリピンにおいて統合型リゾート施設「オカダ・マニラ」を展開しており、以下に列挙するリスクに起因する事業環境等の変動要因により、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績は影響を受ける可能性があります。
①競争に関するリスク
オカダ・マニラは、フィリピン国内やアジア地域で国際的に競争している上、フィリピン政府によるゲーミング事業を行うライセンスが追加発行された場合、さらに競争が激化、または市場シェアを獲得・維持できないリスクがあります。また、競争により質の良いゲーミングプロモーターとの関係の維持継続や、各国政府の方針により収益貢献の高いVIPプレーヤーの確保が難しくなるリスクがあります。
②情報セキュリティに関するリスク
ホテル宿泊客、カジノプレーヤー、特典サークル会員、従業員等の個人情報データの保護のセキュリティ違反、漏洩などに対して罰金、罰則など行政処罰が課され、顧客からの評判・信頼を失うリスクがあります。また、IT及びセキュリティシステムにおける不備・機能不全、攻撃や不正アクセスによる情報の漏洩などの結果として、事業、経営成績、評判への悪影響が出て、ライセンスへの影響を受けるリスクがあります。
③フィリピンのゲーミング事業に関するリスク
PAGCOR(Philippine Amusement and Gaming Corporation:フィリピンカジノ運営公社)発行のライセンスの下で行われており、ライセンス維持の条項及び要件が厳しく変更・修正された場合、PEZA(Philippine Economic Zone Authority:フィリピン経済区庁)の租税優遇措置を受けるためには、その登録契約を継続的に順守し、将来の法制を順守する必要がありますが、順守されない場合、リスクが生じる可能性があります。また、PAGCORとそのライセンシーが享受している税務上の特権がフィリピン連邦議会で改正された場合、別途法人所得税を課されるリスクもあります。
④その他のリスク
国内経済の減速、信用格付の低下といった経済的要因、フィリピン国内の政情不安、テロの発生、南シナ海における領有権争いが激化するといった政治的要因、台風や火山活動などの自然災害・疫病などが発生するといった外的要因にさらされる可能性があります。
(3)その他のリスク
①訴訟関係
ユニバーサルエンターテインメントグループでは係争中の案件が複数あり、これら訴訟の判決結果によっては、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績は影響を受ける可能性があります。引き続き、訴訟リスクの回避に努力してまいりますが、第三者から新たに提訴された場合、その判決結果によっては、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績は影響を受ける可能性があります。
②感染症の流行によるリスク
新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大等、大規模な感染症の流行や収束までの期間が長期化した場合には、一時的な操業停止や開発・製造・販売等の事業活動に支障をきたし、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。なおユニバーサルエンターテインメントグループでは、お客様・取引先・従業員の「安全・安心」を第一に考え、各国行政の指針に基づいて、時差出勤、リモートワークの活用、WEB会議の推奨等の感染防止対策に取り組んでまいります。
③本社及び主要な事業会社(拠点)の事業運営に重大な影響を与える自然災害等のリスク
地震、津波、竜巻、台風等の自然災害、戦争、テロ、その他の要因による社会的混乱により、本社及び主要な事業会社(拠点)が被災し、経営体制の本社機能、管理機能が麻痺することにより、主要な事業会社のオペレーション上の事業継続リスクがあります。
災害等で被害を受けた場合、重要な機能を可能な限り中断せず、また中断した場合にもできるだけ早急に復旧できるように、ユニバーサルエンターテインメントでは災害対策本部を立ち上げ対応いたします。しかしながら、災害等が発生した場合には、ユニバーサルエンターテインメントグループの業績及び財務状況に影響を与える可能性があります。
④固定資産の減損
収益性の低下、使用目的の変更により、将来キャッシュ・フローが悪化し、固定資産の減損処理が必要になる可能性があります。
⑤繰延税金資産の取崩し
繰延税金資産の計上は将来の課税所得に関する見積りに依存しており、税務上の繰越欠損金、将来減算一時差異の回収見込みが減少し、法人税等調整額の計上が必要になる可能性があります。
⑥投資有価証券の減損
実質価値低下により、投資有価証券の減損処理が必要になる可能性があります。
⑦為替リスク
ユニバーサルエンターテインメントグループの連結財務諸表の作成にあたっては、ユニバーサルエンターテインメントで保有する外貨建債権債務や関連会社の現地通貨の為替変動により、為替換算調整勘定を通じて純資産に影響する可能性があります。また、ユニバーサルエンターテインメントで保有する外貨建社債の社債利息や関連会社の事業活動により、為替差損益を通じて段階損益に影響を与える可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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