アマノ(6436)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3 【事業の内容】アマノ及び子会社37社、関連会社2社(2026年3月31日現在)においては、時間情報システム及び環境関連システムの2部門に関係する事業を主として行っております。各事業におけるアマノ及び関係会社の位置付け等は、次のとおりであります。なお、次の2部門は第5[経理の状況]1[連結財務諸表等][注記事項](セグメント情報等)に掲げる区分と同一であります。 ①時間情報システム事業 当事業の主な製品は就業情報システム・給与計算システムを中心とする情報システム機器、タイムレコーダーを中心とする時間管理機器、並びにパーキングシステム機器であります。 これらの機器は、アマノが製造し、国内販売を行うとともに、輸出販売を行っております。また、アマノビジネスソリューションズ(株)及びアマノセキュアジャパン(株)が情報処理業務及び情報提供サービス業務を行っております。 米国地域においては、アマノ シンシナティ Inc.が情報システム機器、時間管理機器及びパーキングシステム機器の製造・販売を行っております。また、アマノ マクギャン Inc.がパーキングシステム機器の販売業務を、アキュタイム システムズ Inc.が情報システム機器の製造・販売業務を行っております。 欧州地域においては、アマノ ヨーロッパ N.V.が主として情報システム機器及びパーキングシステム機器の販売を行っております。また、ホロクオルツ S.A.がソフトウェア商品の開発並びに情報システム機器の販売及びコンサルティング業務を行っております。 アジア地域においては、アマノ タイム&エアー シンガポール Pte.Ltd.が主として情報システム機器及び時間管理機器の販売を行っております。また、アマノ コーリア Corp.、アマノ マレーシア Sdn.Bhd.及びアマノ パーキング サービス Ltd.が主としてパーキングシステム機器の販売及び駐車場運営管理等を行っております。 ②環境関連システム事業 当事業の主な製品は集塵機・集塵装置、粉粒体空気輸送システム、高温有害ガス除去システム、脱臭システム、清掃機器及び電解水生成装置であります。 これらの機器は、アマノが製造し、国内販売及び海外の一部地域において輸出販売を行っております。また、アマノ武蔵電機(株)が清掃機器の製造・販売を行い、(株)環境衛生研究所が作業環境測定、環境計量証明事業及びそれらに関連するコンサルティング業務をそれぞれ行っております。 米国地域においては、アマノ パイオニア エクリプス Corp.が清掃機器、フロアメンテナンス用ケミカル用品及び集塵機の製造・販売を行っております。また、アマノ タイム&エコロジー メキシコ S.A. de C.V.が集塵機・集塵装置、粉粒体空気輸送システム等の販売及び総合エンジニアリング(企画・設計・施工等)を行っております。 アジアにおいては、安満能国際貿易(上海)有限公司、アマノ タイ インターナショナル Co.,Ltd.、アマノ ベトナム Co.,Ltd.及びPT.アマノ インドネシアが集塵機・集塵装置、粉粒体空気輸送システム等の販売及び総合エンジニアリング(企画・設計・施工等)を行っております。また、アマノ タイム&エアー タイ Co.,Ltd.が集塵機・集塵装置等の製造を行っております。 アマノマネジメントサービス(株)は駐車場の運営管理・清掃業務の請負等、上記2事業に関する請負業務を主として行い、アマノメンテナンスエンジニアリング(株)は上記2事業に関する製品の販売・保守・エンジニアリング業務を行っております。 なお、アマノ USA ホールディングス Inc.(持株会社)が米国子会社(アマノ シンシナティ Inc.、アマノ パイオニア エクリプス Corp.、アマノ マクギャン Inc.、アキュタイム システムズ Inc.他1社)の株式を、アマノ ヨーロッパ ホールディングス N.V.(持株会社)が欧州子会社(アマノ ヨーロッパ N.V、ホロクオルツ S.A.他1社)の株式を、それぞれ保有しております。 事業の系統図は次のとおりであります。 なお、当系統図での事業区分別位置付けは、各関係会社の主たる事業で区分し図示しております。 各関係会社は次のとおりであります。連結子会社アマノ USA ホールディングス Inc.株式保有・子会社管理アマノ シンシナティ Inc.時間情報システム機器の製造・販売アマノ マクギャン Inc. 時間情報システム機器の販売アマノ マクギャン カナダ Inc. 時間情報システム機器の販売アキュタイム システムズ Inc. 時間情報システム機器の製造・販売アキュテック システムズ Ltd. 時間情報システム機器の販売アマノ パイオニア エクリプス Corp. 清掃機器・ケミカル用品の製造・販売ハイヤー テクニシャンズ グループ Ltd. 清掃機器・ケミカル用品の製造・販売アマノ タイム&エコロジー メキシコ S.A. de C.V. 環境関連システム機器の販売・エンジニアリング業務アマノ ヨーロッパ ホールディングス N.V. 株式保有・子会社管理アマノ ヨーロッパ N.V.時間情報システム機器の販売アマノ タイム&パーキング スペイン S.A.時間情報システム機器の販売ホロクオルツ S.A. 時間情報システム機器の販売ホロクオルツ モロッコ S.A. 時間情報システム機器の販売アマノ マレーシア Sdn.Bhd.時間情報システム機器の販売、駐車場の運営管理等の請負及び環境関連システム機器の販売アマノ タイム&エアー シンガポール Pte.Ltd.時間情報システム機器の販売及び環境関連システム機器の販売PT. アマノ インドネシア時間情報システム機器の販売及び環境関連システム機器の販売アマノ タイ インターナショナル Co.,Ltd. 環境関連システム機器の販売アマノ タイム&エアー タイ Co.,Ltd.環境関連システム機器の製造アマノ ベトナム Co.,Ltd.環境関連システム機器の販売安満能国際貿易(上海)有限公司時間情報システム機器の販売及び環境関連システム機器の販売アマノ コーリア Corp. 時間情報システム機器の販売、駐車場の運営管理等の請負及び環境関連システム機器の販売ウェイトゥーテック Inc.時間情報システム機器の開発・製造・販売アマノ レンタカーハブ Co.,Ltd.時間情報システム機器の製造・販売、駐車場の運営管理等の請負及びレンタカー事業アマノ パーキング サービス Ltd.駐車場の運営管理等の請負アマノ テクニカル サービス Ltd.時間情報システム機器の販売・設置・メンテナンス(株)環境衛生研究所作業環境測定、環境計量証明事業及びそれらに関連するコンサルティング業務アマノマネジメントサービス(株)駐車場の運営管理等の請負、清掃業務の請負及び関連機器の販売アマノメンテナンスエンジニアリング(株)時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売・保守・エンジニアリング業務アマノビジネスソリューションズ(株)情報処理業務及び情報提供サービス業務アマノセキュアジャパン(株)情報処理業務及び情報提供サービス業務アマノ武蔵電機(株)清掃機器の製造・販売(株)アマノエージェンシーアマノの福利厚生業務・損害保険代理業務 非連結子会社安満能軟件工程(上海)有限公司ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務モバイル パーキング Ltd. 時間情報システム機器の製造・販売及び駐車場の運営管理等の請負アマノ パーキング ヨーロッパ N.V.時間情報システム機器の開発アマノ インディア インターナショナル Pvt.Ltd.時間情報システム機器の販売及び環境関連システム機器の販売 持分法適用関連会社(株)クレオ 情報処理システムの開発及びこれらに関するサービスの提供 上記のほか、持分法非適用関連会社1社がアマノグループに属しております。
有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 アマノグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてアマノグループが判断したものであります。 アマノは、「人と時間」「人と空気」の分野で新しい価値を創造し、安心・快適で健全な社会の実現に貢献することを経営理念としております。 この経営理念のもと、経営環境の変化に対応した最適なガバナンス体制を機軸に、既存事業の拡大に加え、中長期・グローバルな視点での新しい事業・市場を創出して持続成長を実現することにより、企業価値の最大化を図ります。また、事業活動を通じて確保した適正な利益を継続的に還元して、「お客さま、取引先、株主、従業員、地域社会」の全てのステークホルダーに信頼され評価される企業を目指してまいります。 アマノは、2026年4月から2029年3月までの3ヵ年の「第10次中期経営計画」を策定しており、その詳細につきましては、アマノウェブサイトに掲載しております。(https://www.amano.co.jp/ir/managementpolicy/plan/) [1]基本方針 第10次中期経営計画では、「100年企業(2031年)への5th Stage -サステナブル経営を実現するコーポレート・トランスフォーメーションの加速-」を経営コンセプトとして掲げております。 ハードウェアメーカーとしてスタートしたアマノは、市場ニーズの変化や技術革新に伴い、ソフトウェア、クラウド、受託事業やデータサービスへと事業領域を拡張し、トータルソリューションを提供する企業として進化してまいりました。今後は、AI・データ技術の急速な発展、地政学的変動の加速、そしてグローバル市場の要求水準の変化を成長機会と捉え、各事業において“データとAIを核にした事業構造”への転換を更に推進するため、ソフト系資産やデータ基盤、IoT・AIプラットフォームへの戦略的投資を強化してまいります。併せて、経営インフラの強靭化・高度化を進めるとともに、人的資本経営、責任ある調達、環境負荷低減や脱炭素経営といった社会的な課題解決にも取り組み、グローバル企業の一員として持続的な企業価値向上を目指してまいります。 この方針のもと、成長ドライバー3本柱+Oneによる業績拡大を図り、本計画の最終年度である2029年3月期に売上高2,000億円、営業利益280億円、営業利益率(OPR)14%、ROE14%超の達成を目指してまいります。 第10次中期経営計画における成長ドライバー3本柱(継続実施)+Oneによる業績拡大 ①情報システム :AIを融合させたHR領域の深化・拡大 ②パーキングシステム :データセンターを核とした次世代製品の展開と運営受託事業の拡大 ③クリーンシステム :ロボット(ラインナップ拡充)×クラウドサービス +One :海外未展開事業・地域の開拓 [2]数値計画(数値計画の主な前提・ポイント) ・アマノ単体の情報システムは働き方改革関連における公共部門を中心とした需要が継続する想定であり、 2025年12月にリリースした新製品の拡販により、成長が継続する見込み。また、パーキングシステムは新紙幣対応特需の反動減が一巡し、キャッシュレス・カメラ式駐車場管理やETCGO等の市場におけるDX化ニーズへの対応により、業績伸長を見込む。 環境システムは引き続き大型システムが牽引し、今期下期以降の汎用機の需要回復を想定。クリーンシステムは新型ロボット掃除機のラインナップ追加及びロボット洗浄機の機能拡充を予定し、清掃ロボット拡販強化による業績伸長を見込む。・国内外の駐車場運営管理受託事業は成長ドライバーとしてグループ全体の業績を更に牽引。・北米及び欧州は主要市場における事業環境を踏まえ、堅調な業績推移を想定。・前期に売却を実施した政策保有株式については引き続き縮減方針であるが、現時点での計画には織り込まず。・中東情勢緊迫化による影響については現在調査を行っており、数値計画への影響が判明した場合には適宜見直しを実施する予定。 (単位:百万円) 2027年3月期2028年3月期2029年3月期 金額前年比金額前年比金額前年比売上高184,0004.3%192,0004.3%200,0004.2%営業利益24,0006.4%26,0008.3%28,0007.7%営業利益率13.0%―13.5%―14.0%―経常利益25,6005.1%27,4007.0%29,2006.6%親会社株主に帰属する当期純利益17,600△12.6%18,8006.8%20,0006.4%
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の概況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、アマノグループは、現在及び将来における事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる事項については、コンプライアンス委員会、リスクマネジメント委員会のほか各種社内委員会を設置し、可能な限りこれらを想定した中でリスク要因の排除、対応に注力し事業活動を行っております。各委員会の活動内容は随時、代表取締役に報告されるとともに、必要に応じて取締役会に報告されます。各委員会の概要については、アマノウェブサイトをご参照ください。(https://www.amano.co.jp/sustainability/governance/corp/) また、将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在においてアマノが判断したものであります。 ① 経営環境等の変化による収益への影響 アマノグループは、蓄積した独自技術とノウハウにより高品質な製品やサービス、ソリューションを顧客に提供し、各事業領域において日本をはじめ北米・欧州・アジア各地域で高い市場シェアを占め、グローバルな事業展開を行っております。 アマノグループの2026年3月期における事業部門別売上高の構成比は、時間情報システム事業が77.6%、環境関連システム事業が22.4%の割合となっております。営業利益への貢献割合につきましては、配賦不能経費控除前で時間情報システム事業が81.8%、環境関連システム事業が18.2%となっております。また、直近5ヵ年間の加重平均値を用いた場合でも、時間情報システム事業は売上高で76.1%、営業利益で80.0%を占めております。 将来のリスク要因としては、アマノグループの業績において高い割合を有する時間情報システム事業について、需要構造の激変、新市場の創出等により市場拡大が見込まれると予測された場合、異業種からの参入又は強力な競争相手の参入が予想されます。この場合、競争相手がアマノを凌駕する革新的な製品やソリューションをもって参入してきたとき、アマノグループの市場優位性が低下し、業績へ重大な影響を与えることがあります。 アマノグループはこれらのリスクに備え、競争力のある商品の継続的な開発やサポート体制の更なる強化を図っており、既存顧客との関係強化や新規顧客への取引拡大により、各事業における競争優位性を維持、向上させる事業活動を行っております。 ② 為替相場の変動 アマノグループは、グローバルな事業展開を進めており、海外に生産・販売拠点を保有しております。したがって、アマノグループの業績は、海外での取引を円換算する際に、為替相場の変動により影響を受ける状況にあります。 アマノグループはこれらのリスクに備え、必要に応じて為替予約等の実施を検討し、リスク低減に努めております。 ③ 情報セキュリティ アマノグループでは、システム・ソリューションの提案やASP・SaaSサービス、ホスティングサービス等のクラウドビジネスを展開する中で、顧客及び顧客からお預かりした個人情報等の機密情報を取扱っておりますが、サイバー攻撃等の予期せぬ事態によりそれら機密情報や個人情報の紛失、漏洩が起きた場合には、信用の低下等により、アマノグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 アマノグループはこれらのリスクに備え、情報セキュリティ管理委員会を設置のうえ「情報セキュリティ管理規程」に基づく安全管理措置の強化・徹底を図っております。具体的には、ハードディスクや外部媒体の暗号化による機密情報漏洩防止措置、定期的なeラーニングによる社員教育等を実施しております。また、アマノは2014年2月にプライバシーマークの認証を取得し、業務委託先の監督や社内規程の遵守徹底を図るなど、情報セキュリティへの取り組みについては万全を期しております。アマノの欧州子会社においては、2018年5月施行のGDPR(EU一般データ保護規則)について、現地の専門家の指導も仰ぎ、適切な対応を実施するなど、リスク低減に努めております。 ④ 自然災害及び感染症 大規模地震や世界的な気候変動に伴う風水害等が増加している状況であり、これらの自然災害発生時には、販売拠点である営業所及び製造拠点である事業所の損壊等、人的・物的被害を受ける可能性があります。また、感染症の拡大に伴う従業員の業務従事困難な状況の発生により、事業活動が一時的に継続できなくなる可能性があります。 アマノグループはこれらのリスクに備え、平時より緊急連絡網や安否確認システムの導入による従業員の安全確認・確保に加え、事業継続に向けたファイルサーバー等の外部データセンター移設やリモートワーク等を進めております。また、緊急事態発生時における災害対策本部設置体制の整備等、必要な措置を講じており、リスク低減に努めております。 ⑤ 海外展開 アマノグループは、日本をはじめ北米・欧州・アジア各地域においてグローバルな事業展開を行っております。展開先の国・地域における独自の法令諸規則適用や政治変動による社会混乱、戦争・テロ・パンデミック発生等により、業務不能な状況となることも想定され、アマノグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 アマノグループはこれらのリスクに備え、平時より展開先の国・地域の情勢について情報収集を行うとともに、海外グループ会社経営会議を四半期毎に開催し、経営層が直接状況を確認、指示することでリスク低減に努めております。各種リスクが顕在化した際には、海外グループ各社との情報共有・交換を行うことで早期の状況把握に努めるとともに、必要に応じて外部の専門家も活用しながら適時適切な対応を行います。 ⑥ 会計上の見積り前提変動 アマノグループは、連結財務諸表を作成するにあたって、固定資産の減損会計や繰延税金資産の回収可能性等に関して見積りを行っております。これらの見積りは、将来に関する一定の前提に基づいて作成しており、国内外の経済活動に多大な影響を与える可能性のある自然災害、感染症の感染拡大等予期せぬ事象の発生により、その前提と大きく異なる場合、業績に影響を与える可能性があります。 アマノグループはこれらのリスクに備え、会計上の見積り時に、入手可能な情報に基づき合理的な金額を算出するように努めております。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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