新コスモス電機グループは、提出日現在、新コスモス電機、子会社12社(うち2社は非連結子会社)及び関連会社3社(うち1社は持分法非適用関連会社)により構成されています。
新コスモス電機グループが営む事業の内容は、各種ガスセンサの研究開発・製造及び販売、ガス警報器・検知器の商品開発・製造及び販売並びにメンテナンスであります。
なお、新コスモス電機グループの事業は、ガス警報器事業の単一セグメントであります。
事業内容と新コスモス電機及び関係会社各社の位置付けは、以下のとおりであります。
(1)各種ガスセンサの研究開発・製造及びガス警報器・検知器の商品開発
事業の中核となるガスセンサの研究開発・製造及び販売、ガス警報器・検知器の商品開発は新コスモス電機及びフィガロ技研株式会社が行っております。また、新コスモス電機及びフィガロ技研株式会社は生産管理、品質管理及び販売の中枢を受け持っております。
(2)ガス警報器・検知器の製造、販売及びメンテナンス
製造につきましては、組立及び検査をイスズ電機株式会社がその中枢を担い、他に中国では新考思莫施電子(上海)有限公司、新考思莫施智能装備(遼寧)有限公司及び天津費加羅電子有限公司が、欧州ではNew Cosmos-BIE B.V.が行っております。
販売につきましては、FIGARO USA,INC.、費加羅傳感科技(上海)有限公司、New Cosmos USA,Inc.、台湾新宇宙電機股份有限公司などを通じて海外展開をはかるほか、一部の国内地域を新潟コスモス株式会社へ委託しております。
商品のメンテナンスは、新コスモス電機サービス株式会社、新考思莫施電子(上海)有限公司、NEW COSMOS ELECTRIC KOREA CO.,LTD.、及びNew Cosmos-BIE B.V.がそれぞれ受け持っております。
事業概要図は、次のとおりであります。
新コスモス電機グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において新コスモス電機グループが判断したものであります。
わが国経済の先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあり緩やかな回復が期待されます。ただし、中国経済の先行きにおける懸念、紛争地域をめぐる情勢や金融資本市場の変動等の影響にも十分注意する必要があります。
新コスモス電機グループは「私たちは、センシング技術とサービスで、世界中の安全・安心・快適な環境創りに挑戦します」を使命とし、防災・安全に加え環境、ヘルスケア、省エネ関連などの分野へ活動領域を拡げ、家庭用から工業用までをカバーするガス警報器・ガスセンサの総合メーカーとして事業の発展に努めてまいります。
また、新たな価値観に基づく社会の変革が進んでおります。これまでとは異なる働き方が求められるなかで、新コスモス電機グループとしての新たな働き方を追求してまいります。
①お客さま視点に立った製品の開発
家庭や産業の現場におけるガスによる爆発・中毒事故を未然に防ぐための製品、火災の早期発見に役立つ製品、また、作業環境における危険化学物質を監視して安全確保に役立つ製品等、時代とともに変化するお客さまのニーズに対応した製品開発が求められます。そして、それぞれの市場で課題を解決するため、AI・IoT等の先進技術の導入・活用を進め、技術競争力の強化と差別化をはかり、開発のスピード化、生産性のさらなる向上、コストダウンの実現を進め、信頼される高機能・高付加価値製品の開発に努めてまいります。
②海外事業の強化
「世界中からガス事故を無くす」という新コスモス電機グループの目標を達成するため、世界中に新コスモス電機グループのガス警報器・ガスセンサをお届けするためグローバル展開の推進を行っております。
北米および中国における電池式メタン警報器の販売強化に加え、東南アジア等成長地域での販売強化や競争力のあるセンサの重点分野への拡販を行っております。その他の地域でも代理店網の充実、整備をすすめており、今後はさらにユーザー志向を徹底することと現地企業の深耕を強化し、シェアの拡大とサービス体制の整備・確立をはかりながら海外事業の強化に取り組んでまいります。
③持続的な成長の基盤となるセンサ技術の研究開発
新コスモス電機グループはセンシング技術の強化をはかり、MEMS技術を活用したガスセンサの展開と新センサの開発への取り組みを行っております。
新コスモス電機グループは独創的な発想のもとで、数々の革新的なガスセンサをこれまでに生み出し、さまざまな製品を市場に提供してきました。今後は、グループ間の協業をさらに深め、新たなステージへの挑戦と研究開発の充実をはかってまいります。
④お客さまの満足度を上げていく営業、サービス体制の充実
新コスモス電機グループは市場でお客さまがかかえる課題を解決するため、効果的に製品やノウハウをご提供できるよう、営業体制・アフターサービスの強化に努め、さらにメンテナンス事業やソリューション事業によりお客さま満足度の向上に取り組んでまいります。
⑤経営の効率化、原価の低減
企業間競争の舞台がグローバル化し、事業環境は日々変化しております。今後、より選択的な経営資源の投入やDXの活用による経営の効率化、開発のスピードアップ、生産性のさらなる向上と原価の低減により収益体制を強化し、資本効率や株価にも留意しながら、より一層の企業価値の向上に努めてまいります。
⑥コンプライアンスの徹底
新コスモス電機グループは事業活動を展開するにあたり、コンプライアンスの徹底を掲げ、法令や社会規範を遵守することで、より高い評価と信頼に繋げてまいります。
以上の課題に加えて、新コスモス電機グループは経営理念にあるように、未知の可能性への挑戦、人的資源の成長、ステークホルダーの尊重とコミュニケーションの充実に積極的に取り組みます。今後についてはさらにカーボンニュートラルへの対応やSDGsへの取り組みなどを推進し、持続可能な社会の実現に貢献するとともに、企業価値の向上を目指します。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。新コスモス電機グループは、このようなリスクを認識した上で、必要なリスク管理体制を整え、リスク発生の回避及びリスク発生時の影響の極小化に最大限努めております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において新コスモス電機グループが判断したものであります。
①家庭用ガス警報器関連の事業環境について
当商品のうち、家庭用都市ガス警報器は、新コスモス電機グループの主力商品ですが、過去に有効期限を3年から現在の5年に延ばした経緯があります。この2年の延長期間が期限切れによる交換需要のない期間となり、以来このサイクルが残ったまま現在に至っております。当商品の損益が悪化した場合には、新コスモス電機業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、家庭用LPガス警報器及び住宅用火災警報器も含め、同業他社との競争が厳しく、価格競争、開発競争の帰趨が新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。さらに、主要販売先の保安に関する政策変更が、新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。
②工業用定置式ガス検知警報器関連の事業環境について
当商品の需給、価格は、景気動向の変動に伴う設備投資需要の変動サイクルによる影響が顕著です。また、当商品は主にガス、石油プラントや半導体工場等の保安目的で使用されており、一般消費者向け商品に比べるとリプレース頻度は極端に低い傾向にあります。よって、新規ユーザーの獲得の頻度は他業界と比較して低い可能性があります。さらに物件の計画変更や災害発生等が影響を与える可能性があり、同業他社との競争も厳しく、価格競争、開発競争の帰趨が新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。
③業務用携帯型ガス検知器関連の事業環境について
当商品は、同業他社との厳しい競争下にあり、さらに新商品開発競争も激しく、新商品の立ち上げが遅れたり、新技術の急速な出現により、現在の商品が陳腐化した場合には商品価格が下落し、新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。
④法的規制について
新コスモス電機グループが取り扱うガス検知警報器等にはその設置、保守点検等に関して主に以下の法律による規制を受けておりますが、新たな法規制や法律の改廃は、新コスモス電機グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
・高圧ガス保安法(経済産業省)
・液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(経済産業省)
・ガス事業法(経済産業省)
・労働安全衛生法(厚生労働省)
・消防法(総務省)
⑤品質問題について
新コスモス電機グループは、商品の特性に応じて最適な品質を確保できるよう、品質管理の国内及び国際規格に基づく製品製造並びに内部基準による保守・点検業務を行っておりますが、商品の欠陥等予期せぬ事情によりリコール、製造物賠償責任等に発展する品質問題が発生する可能性が皆無ではなく、この場合、多額の費用負担や新コスモス電機グループの評価の著しい低下などの可能性があり、業績及び財務状況に悪影響を与える可能性があります。
⑥研究開発について
新コスモス電機グループは、長年培ってきた総合的な技術力をベースにした最先端のガスセンサの研究開発及び先進的な新商品開発を最も重要な経営課題とし、全力を挙げて取り組んでおります。しかしながら、技術の進歩、代替技術・商品の出現等により、市場から支持される期間等に変動が生じる可能性があり、新コスモス電機グループの研究開発活動は必ずしも業績に寄与するとは限りません。
⑦知的財産権について
新コスモス電機グループは、事業活動を展開する上で、製品、製品のデザイン、製造方法などに関連する特許などの知的財産権を、海外を含め多数取得しておりますが、出願したものすべてが権利として登録されるわけではありません。第三者が新コスモス電機グループの特許を回避して競合製品を市場に投入する可能性もあります。また、新コスモス電機グループの製品は広範囲にわたる技術を利用しているため、第三者の知的財産権に関する訴訟の当事者となる可能性があります。
⑧経済状況・社会情勢について
新コスモス電機グループは、経済動向の変動に伴う影響を受けやすく、経済環境の変化に伴う設備投資、経費支出の動向が、新コスモス電機グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新コスモス電機グループは海外において事業の展開をしておりますが、なかでもアメリカおよび中国、台湾、韓国を中心としたアジア地域は拡大傾向にあります。これら地域の政治、経済、社会情勢の変化や各種規制の動向、さらに為替変動により新コスモス電機グループの事業活動が制約を受ける可能性があります。特に、これら地域の地政学的リスクが引き起こす原材料不足、原材料価格高騰により新コスモス電機グループの生産供給体制が制約を受け、新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。
⑨大規模災害及び感染症等の蔓延について
国内における新コスモス電機グループの営業及び生産の拠点は全国各地に所在しておりますが、これらの地域において大規模災害が発生した場合、あるいは大規模な感染症等が蔓延した場合には、事業活動に大きな支障をきたし新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。
⑩個人情報について
新コスモス電機は、事業活動に関連して多くの個人情報を有しております。これら個人情報については、その管理に万全を期しておりますが、予期せぬ事態により流出する可能性が皆無ではなく、このような事態が生じた場合、その対応のための多額の費用負担や社会的信用の低下が新コスモス電機グループの業績に影響を与える可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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