サノヤスホールディングス(7022)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


サノヤスホールディングス(7022)の株価チャート サノヤスホールディングス(7022)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】

サノヤスホールディングスは、2011年10月3日付で現 サノヤス・ライド㈱(旧 ㈱サノヤス・ヒシノ明昌)の単独株式移転により、同社の完全親会社として設立された持株会社であります。

なお、サノヤスホールディングスは特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

サノヤスホールディングスの企業集団は、サノヤスホールディングス及び子会社11社で構成されております。

サノヤスホールディングスグループの事業におけるサノヤスホールディングス、子会社及び関連会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

製造業向けでは、サノヤス・エンジニアリング㈱がショットブラストマシンの製造及びメンテナンス、サノヤス精密工業㈱が各種産業機械部品の製造及び組立、農機及び特装自動車用部品の製造及び組立、みづほ工業㈱が乳化・攪拌装置の製造、純水設備、排水処理設備及び膜分離装置の設計及び施工、大型食品タンク等各種タンクの設計及び施工、美之賀機械(無錫)有限公司が乳化・攪拌装置の製造、純水設備、排水処理設備及び膜分離装置の設計及び施工、サノヤス・エンテック㈱が環境装置の製造及びメンテナンス、医療廃棄物処理装置の製造及びメンテナンスを行っております。建設業向けでは、サノヤス・エンジニアリング㈱が機械式駐車装置の製造及びメンテナンス、建設工事用エレベーターの製造及びレンタル、サノヤス・エンテック㈱が空調・給排水・衛生設備の設計及び施工、ハピネスデンキ㈱が大規模施設向け動力制御盤・分電盤・配電盤等の製造及び電気工事、松栄電機㈱及び松栄電気システムコントロール㈱が通信インフラ向け配電盤・分電盤等の製造を行っております。レジャーでは、サノヤス・ライド㈱及びサノヤス・ライドサービス㈱が遊園地遊戯機械設備の製造及びメンテナンス、遊園地施設の運営受託を行っております。

 なお、上記の説明は、後記の「セグメント情報」での区分と同一であります。

 

 事業の系統図は次のとおりであります。


 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、サノヤスホールディングスグループが判断したものであります。

 

経営環境及び課題への取組み

1.経営方針

(1)グループ理念

サノヤスホールディングスグループは1911年に造船業を祖業として創業しましたが、創業以来、技術力に立脚したものづくりの会社として歴史を歩んできました。サノヤスホールディングスグループでは祖業である造船事業を「コアビジネス」、非造船事業を「第二のコアビジネス」として位置付け、事業の多角化に取り組んできました。2021年2月28日付で祖業である造船事業を㈱新来島どっくに譲渡しましたが、事業譲渡後も「確かな技術にまごころこめて ~人と技術を磨き、新たな顧客価値を創出する~」というグループ理念については、グループの従業員が最も大切にする基本的な考え方として不変のものとしています。このグループ理念を従業員一人ひとりが実践することで、事業を通じて社会課題を解決し「サステナブルな社会の実現」に貢献するとともに持続的な企業価値向上を目指します。

(2)グループビジョン

サノヤスホールディングスグループは2024年3月29日に「中期経営計画<'24-'26>」を対外公表しましたが、当該計画を策定するにあたり造船事業譲渡後の新生サノヤス10周年に当たる2030年度にサノヤスホールディングスグループが目指す姿を明確化し、グループビジョンとして策定しました。

(3)行動原則

グループビジョンを実現するために組織で大切にするべき価値観や行動を5つの行動原則として定め、グループの従業員全員で共有し、日々の事業活動の指針としています。 


2.サノヤスグループの思い

サノヤスホールディングスグループは持株会社であるサノヤスホールディングス㈱の傘下に、事業活動を行う10社の事業会社と技術集団であるサノヤステクノサポート㈱で構成されており、多様な事業を営んでいます。サノヤスホールディングスグループが目指すところは、事業を通して社会課題を解決し、人々のくらしを支え、全ての人々の”喜び”と”満足”を実現する企業でありたいということです。サノヤスホールディングス㈱とサノヤステクノサポート㈱はグループ共通のプラットフォームとして事業会社をサポートし、各事業会社はそれぞれの事業に専念できる体制を構築しています。サノヤスホールディングスグループの柱である各事業会社では次の5つを基本方針としてソリューションの強化とイノベーションに挑戦し、お取引先やパートナー企業と協働し、社会に役立つ商品とサービスを生み出していきます。

 

 

① 本業のものづくりとサービスに専念し、お客様に信頼される会社を目指す

② ユニークな製品を適正価格で提供し、収益力の強化に努める

③ DXにより仕事を効率化し、常に生産性を向上させる

④ R&Dを通じて、新製品・新規事業を次々と創出する

⑤ 人財教育と互いの切磋琢磨により、強い人財を育成する


3.新生サノヤス10周年(2030年度)に向けて

(1)基本方針

サノヤスグループは多様な事業を展開しており、それぞれの事業によって解決できる又は解決したい社会課題も多種多様なものがあり、以下に図示するような社会課題を中心に解決を図っていきたいと考えています。社会インフラの老朽化に対してはサノヤス・エンテック㈱で空調や給排水等の配管の老朽化への対応としてリニューアル部隊を新設し、取り組みを進めてまいります。、水資源の確保に対しては、みづほ工業㈱が手掛ける水処理事業を強化し、用水から排水までを一気通貫でエンジニアリングし、貴重な水資源の有効活用に貢献します。少子高齢化による労働力不足に対してはみづほ工業㈱やサノヤス・エンジニアリング㈱で生産工程の自動化や省人化を実現する新製品の開発を行い、製造現場に提供してまいります。また、データ流通基盤の強化に対しては、昨今急増し、重要な社会インフラとなっているデータセンター向けに松栄電機㈱の配電盤や分電盤を供給してまいります。

このようにサノヤスホールディングスグループの各事業会社はBtoB企業としてお客様にソリューションを提供することで、お客様と共に社会やくらしに役立ち、支えとなることで全ての人々の“喜び”と“満足”を実現したいと考えています。

それを実現するための重点施策は、①ソリューションの強化、②イノベーションへの挑戦、③ESG経営の進化・深化の3つです。加えてこれらの重点施策を滞りなく実行できるよう事業基盤の強化を進めてまいります。


 

(2)重点施策

 ①ソリューションの強化

・サノヤスホールディングスグループ内に既に事業基盤があり、かつ将来にわたってマーケットが拡大していくことが予想される分野として産業インフラ関連分野と環境分野を注力分野に選定し、積極投資を行い基幹事業へ育成します。

・国内では新しい市場領域への進出や東南アジアを中心とする海外マーケットの拡大を図ります。

・既存事業とシナジーが見込まれる企業のみならず、サノヤスホールディングスグループの経営リソースでマネジメント可能な新しい事業領域のM&Aについても検討してまいります。 

②イノベーションへの挑戦

・技術集団であるサノヤステクノサポート㈱をハブとして産学連携や他の企業とのコラボレーションを積極的に行い、新たなビジネス創出を図ります。

・顧客ニーズや社会的要請を起点とし、事業会社とサノヤステクノサポート㈱が協働し、問題解決に資する新製品や新サービスを創出します。

・ITや先進技術を積極的に活用することにより、生産性の向上や新しいビジネスモデルの構築を図ります。

③ESG経営の進化・深化

・引き続き、地球温暖化対策への取り組みと人的資本経営の充実を柱としています。

④事業基盤の強化

・収益力の向上を図るため、サノヤスホールディングスグループで最も大切なものづくり力強化に向けて、設計のレベルアップや原価低減推進等を進めます。

・R&D機能を強化するため、各事業会社がそれぞれ行っている新製品や新サービスの開発に加え、サノヤステクノサポート㈱が一体となって開発の方向性を定め、要素技術の開発、コラボレーション先の探索などを行います。また、新たに2024年4月1日付けで全社横断的な活動として、イノベーション推進委員会を設置し、イノベーション推進活動の加速を図ってまいります。

・企業体質の強化では、DX活用による能動的営業活動の実行やマネジメント研修の充実によるマネジメントスキルの向上等、企業体力の底上げを地道に行っていきます。


 

 

4.中期経営計画<'24-'26>

(1)位置づけ

前中期経営計画「中期経営計画 2021」では造船事業譲渡後のサノヤスグループの姿をお示しし、「技術オリエンテッド」と「ハイサイクル経営」を基本方針とし、新しいサノヤスグループの立ち上げに注力してきました。当該計画をスタートした時点でコロナ禍の影響は一定程度織り込んではいたものの、想定以上の長期化やロシアのウクライナ侵攻も重なり、電子部品・部材の長納期化による生産性の低下に加えて原材料価格の高騰等もあり、戦略面でも業績面でも計画通りの進捗を実現することが出来ませんでした。2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に変更されて以降、経済活動も徐々に正常化に向かい、電子部品・部材の長納期化の影響も緩和されてきました。また部材高騰に対する製品価格への転嫁も相応に進捗していることから、「攻めの経営」に舵を切るため、前中期経営計画を1年前倒しで「中期経営計画<'24-'26>」を策定しました。本中期経営計画は、新生サノヤス10周年に向けて前半の3年間を計画期間としていますが、後半の4年間で成長トレンドを実現するための経営の基盤固めの期間と位置付けています。


(2)骨子

新生サノヤス10周年に向けた3つの重点施策に対して、5つの取り組みと合わせ事業基盤の強化を進めます。5つの取り組みでは、(1)注力分野と位置付けた産業インフラ関連・環境分野への資金投入、M&A投資、人的投資を積極化、(2)既存事業では新商品開発や差別化戦略の推進、メンテ・サービス事業の強化、(3)新マーケットの開発や海外展開等、新規事業分野への進出、(4)カーボンニュートラル実現に向けた取組みの推進、(5)人財確保に向けた体制強化や働き甲斐の向上に向けた人事制度改革等、人的資本経営の推進を行ってまいります。


 

5.経営指標

新生サノヤス10周年の2030年度の目標を、売上高500億円、営業利益25億円、営業利益率5.0%、ROE6%以上としています。また、中期経営計画の最終年度に当たる2026年度計画は売上高300億円、営業利益10億円、営業利益率3.3%、ROE10%以上とし、2030年度に迎える新生サノヤス10周年での大きな飛躍に向けての通過点として、しっかりとラップを刻むつもりです。


6.企業価値向上への取り組み

サノヤスホールディングスグループは資本コストや株価を意識した経営の実現にも積極的に取り組みます。中期経営計画の期間中にPBRを1倍以上にすることを目標とし、資本収益性向上に取組みます。株主資本コストを上回るROE6%を達成し、加えて中期経営計画の諸施策を着実に実行し、ステークホルダーの皆さまに成長性をお示ししていくことでPBR1倍以上を実現したいと考えています。


 





※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー