マネジメントソリューションズ(MSOL)(7033)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


マネジメントソリューションズ(MSOL)(7033)の株価チャート マネジメントソリューションズ(MSOL)(7033)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループはマネジメントソリューションズ(MSOL)と連結子会社(株式会社MSOL Digital・株式会社テトラ・コミュニケーションズ・麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司・MSOL Inc.)の5社で構成されております。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業内容は企業のプロジェクトに対し、プロジェクトマネジメント支援サービスを提供することです。マネジメントソリューションズ(MSOL)、株式会社MSOL Digital及び株式会社テトラ・コミュニケーションズは日本でその事業を展開しており、麦嵩隆管理咨洵(上海)有限公司は中華人民共和国で、MSOL Inc.は米国でその事業を展開しております。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業領域であるプロジェクトマネジメントの分野におきましては、プロジェクトマネジメントの成否が重要な経営課題として認識されており、全社的なプロジェクトマネジメントの導入、また、導入を検討する企業が増加するなど、プロジェクトマネジメント支援に対する需要は年々高まっております。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは「人とTechnologyを融合したManagementにおける社会のPlatformとなり、組織の変革・価値創造、および自律的な個人の成長を促す」をビジョンとして掲げ、東証プライム市場上場企業を中心とした顧客企業の有する様々な種類・規模のプロジェクトにおいて、中立独立の立場から、プロジェクトマネジメントを支援し、顧客企業を成功に導くための事業を展開しております。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループはコンサルティング事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませんが、主たるサービス内容の特徴を整理すると以下のとおりであります。

 

1 プロフェッショナルサービス

(1)プロジェクトマネジメント実行支援

 全社/部門/プロジェクトといった企業における全ての企業内の階層に対し、主にPMO(注1)の役割で、プロジェクトマネジメントの実行支援サービスを提供しております。例えば企業が新たなシステムを導入するプロジェクトに取り組む場合、当該企業に対してシステム要件定義工程やシステム開発工程といったプロジェクトの各工程における進捗予実や課題状況を可視化して管理するなどのプロジェクトマネジメントの実行支援をするサービスを提供しております。

 企業においては、プロジェクトの企画者や実行者は存在しても、プロジェクトをマネージングする専門者たるプロジェクトマネージャは中々育成することが困難であり、不足している状況です。このような人材不足の状況に対し、プロジェクト進捗/課題管理プロセスの導入や管理プロセスの実行支援によりプロジェクトマネージャの負担を軽減し、プロジェクト成功率を高めるサービスを提供しております。

注1 Project Management Officeの略。プロジェクトが円滑に運営されることを目的とし、プロジェクトマネージャやプロジェクトオーナの意思決定支援を行う専門組織または役割

 

(2)デジタル変革の支援(株式会社MSOL Digital)

 長年のプロジェクトマネジメント実行支援のなかで、多岐にわたるインダストリーの様々なビジネス環境において、MSOLは顧客企業の「デジタル変革」(DX - Digital Transformation)を支援して参りました。AIやIoTなどの分野で革新的な技術が次々登場してくる現在において、デジタル変革やITモダナイゼーションなど多様なビジネス課題解決を顧客企業のチャンスに転換すべく、MSOL Digitalは、専門パートナーと連携し、ソリューション提案、デジタルサービス構築を提供するDSIer(デジタルソリューションインテグレータ)としてデジタル変革の推進と社会的な課題でもあるデジタル人財育成と成長の場を提供しております。

 

(3)マネジメントコンサルティング

 プロジェクトマネジメントの支援で培った経験を通じ、企業全体の「マネジメントメカニズム」に踏み込んで、経営層による変革の価値判断とリソースの最適化プロセス、プロジェクトを正しく実行しつつ経営層が早期に気づきと判断を行うプロセス、社内外の参画メンバーのチャレンジや創造性を維持向上させる仕組みや制度などの、複合的なマネジメントフレームワークを用いて、顧客企業それぞれの現状や目指すゴールを可視化して段階的に実現できるよう支援しております。

 

(4)PROEVER

 PROEVERは、大企業を中心に多くのプロジェクトマネジメントを実行支援してきたマネジメントソリューションズの知見を結集したソフトウェアです。プロジェクトを円滑に進めるための課題やタスクの管理・ナレッジの共有・プロジェクトの可視化が、手軽にできるようになるソフトウェア「PROEVER」を提供しております。

2 その他

 マネジメントコンサルティング及びプロジェクトマネジメント実行支援で培ったノウハウを元に、プロジェクトマネジメントの理論・方法論をベースとしながらも実践に活かすことのできる研修プログラムを提供しております。

 PMP(注1)などのPMI(注2)の発行する資格の維持に必要なPDU(注3)を発行できるリスクマネジメント、ロジカルシンキング等のeラーニング、及びプロジェクトマネジメントに関する顧客の要望に応じた集合研修を提供しております。

注1 PMI本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格

注2 Project Management Institute(米国プロジェクトマネジメント協会)

注3 PMPを維持するための継続研修を行った結果を定量的に認定するための単位

 

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業系統図は下記のとおりであります。

※1 エンドユーザーのシステム開発を請負うエンドユーザーの子会社

※2 システムインテグレータの略称。顧客要望に応じてシステム企画、開発、調達、運用等を行う会社

 


有価証券報告書(2023年10月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 マネジメントソリューションズ(MSOL)は、昨今の企業が抱える重要な経営課題としてのプロジェクトマネジメントの成否に対し、プロジェクトマネジメント実行支援サービス提供により寄与し、企業ひいては社会に貢献したいと考えており、「Managementを通じ、社会のHappinessに貢献する」をミッションに、「Managementにおける社会のPlatformとなり、組織の変革及び自律的な個人の成長を促す」をビジョンとして掲げております。

 

(2)経営環境及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業領域であるプロジェクトマネジメントの分野におきましては、引き続き旺盛であるDX(デジ

タル・トランスフォーメーション)等において、組織変革も含めたより価値のある支援への必要性は高まり、プロ

ジェクトマネジメント支援に対する引き合いは中長期的にも堅調に推移するものと予測しております。

 そのような状況において、事業の成長を表す売上高の前事業年度からの成長率である売上高成長率を最も重要な経営指標と考えております。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題

 上記経営環境の下、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、2025年10月期を最終年度とする中期経営計画「MSOL VISION2025」を策定いたしました。

 プロジェクト支援に対する昨今の需要の高まりを受け、当該計画を見直し、売上高264億円、営業利益55億円を目指してまいります。目標を達成するため、以下の事項を課題として認識し対応いたします。

 

a)人材の確保と育成の強化

 継続的な業容拡大を続けていくために、顧客に提供可能なプロジェクトマネジメントサービスを実行できる人材の確保が必要であります。採用コストの低減施策を行いつつ堅実な新規採用を進めるとともに、中途退職の防止、社内研修の充実を図り人材育成に積極的に取り組みます。

 

b)新規顧客の充実と営業体制の強化

 事業領域の更なる拡大を鑑み、既存顧客からのリピートオーダーに対応するだけでなく、新規顧客の開拓を積極的に進めてまいります。そのために営業体制を強化し、これまで以上に積極的な営業活動を行ってまいります。

 

c)海外事業の推進

 マネジメントソリューションズ(MSOL)顧客のグローバルプロジェクト案件の増加に伴い、欧米などの先進諸国に限らずアジア各国においてもプロジェクトマネジメント実行支援サービスに対する需要の高まりが顕在化してきました。このような状況に対し、グローバル人材の確保・育成、海外拠点の拡充などを目的としたビジネスアライアンスの推進など、海外での積極的なビジネス展開を推進します。ただし、円安等世界の情勢を鑑みて、推進タイミングについては慎重に進めてまいります。

 

d)ダイバーシティへの対応

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、性別や国籍を問わず、豊富な知識・経験・能力を持つ人物を管理職として選任する方針であり、現在女性管理職の割合は約12%となっております。今後も様々な価値観や働き方を認め、多様性を確保することで有能な人材を確保し、企業価値の向上に努めてまいります。


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてマネジメントソリューションズ(MSOL)グループが判断したものであります。

 

(1)景気変動リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループがコンサルティングサービスを提供する主要顧客は、各業界における売上高シェア30%超、かつ国内外に事業を展開する企業が中心であります。国内外の景気動向により、これら主要顧客の経営状態や業績により事業投資やIT投資を抑制した場合には、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは特定顧客への依存度は低い状況にありますが、多様で適切な顧客ポートフォリオの構成などによりリスク低減を図っております。

 

(2)競合リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループが展開するプロジェクトマネジメント実行支援サービスについては、多くのコンサルティング企業がサービスの一つとして当該サービスを掲げております。マネジメントソリューションズ(MSOL)創業時はプロジェクトマネジメント実行支援サービスがコンサルティング企業にてそれ程多くはサービス提供されておらず、創業以来、プロジェクトマネジメント支援を専門に事業を行ってきたマネジメントソリューションズ(MSOL)では、他社に先行してプロジェクトマネジメント実行サービスを推進していると考えております。しかしながら、プロジェクトマネジメント支援を専門に事業を行うコンサルティング会社が現れた場合には、競合他社との競争激化により、価格の下落、又は価格競争以外の要因でも案件獲得を失うおそれがあり、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、顧客の幅広いニーズに対応することで差別化を図り、リスクの低減を図っております。

 

(3)品質リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、顧客のマネジメントを支援するコンサルティングサービスを展開し、顧客の価値創造、課題解決を支援するサービスを提供しております。しかしながら、顧客が期待する品質のサービスが提供できない場合には、契約の継続性に支障を来し、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、提供サービスの品質の向上・維持のため、顧客満足度調査の実施、社員については外部講師による社内研修の充実など、外部委託先については定期的な審査・改善指導などの実施により、リスク低減を図っております。

 

(4)人材の採用・確保及び育成に関するリスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループにおいて、今後の事業展開のため、専門性の高い人材を継続的に確保し、より専門性の高い人材へと育成することが必要不可欠であります。これらの人材採用・育成が計画通りに進まない場合や、人材の社外流出が生じた場合には、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、計画的な新卒及び中途採用の継続、外部委託先との緊密な関係を築くことにより、専門性の高い人材の確保に努めております。また、人材育成については、社内研修の充実、離職率については福利厚生の充実や業務環境の改善等により対策を行っております。

 

(5)財務リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループでは、銀行等の金融機関からの借入やコミットメントライン等により資金調達を行っており、コミットメントラインの契約には財務制限条項が付されております。今後、金融情勢の変化や事業環境の変化、信用格付や社会的信用の失墜により資金調達が困難、もしくは調達コストが増加した場合、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、調達手段の多様化や最適な自己資本比率を維持することなどにより、リスク低減を図っております。

 

(6)投資リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、将来の成長に向けて事業シナジーのある企業の買収やビジネスパートナーに対しての出資を行うことがあります。買収企業や出資先の業績が計画通り伸長せず、減損処理が必要となった場合、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績や財政状況に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、投資の実行に際しては、事業計画の実現性、相乗効果や投資リターン等を慎重に判断することなどにより、リスクの低減を図っております。

 

(7)訴訟リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、業務遂行にあたり、様々な法規制の適用下にあって、それらによる訴訟等のリスクにさらされており、それらが顕在化した場合、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの社会的信用に重大な影響を与え、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、各プロジェクトのリスク情報を定期的にモニタリングすることにより適切な対策を講じる他、顧問弁護士や外部専門家との連携などにより訴訟等のリスクの低減を図っております。

 

(8)コンプライアンスリスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、業務遂行にあたり、下請法、労働者派遣法をはじめとした労働関係法令などの適用を受けており、これらに違反した場合には、行政処分や罰則を受け、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、法令その他諸規則等を遵守すべく行動規範の策定、定期的な社内教育、遵守状況の定期的なモニタリングなどにより、リスクの低減を図っております。

 

(9)情報セキュリティリスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、業務遂行にあたり、顧客の機密性の高い情報や個人情報などを取り扱うことがあります。不測の事態により、これらの情報が外部に漏洩した場合には、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの社会的信用に重大な影響を与え、対応費用を含めマネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、プライバシーマークや情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)などの第三者認証の取得・更新や、情報セキュリティに関する規程の策定、役職員に対する教育・研修等を行うことなどにより、リスクの低減を図っております。

 

(10)自然災害、疫病に関するリスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業拠点において、大規模な台風や地震等の天変地異による災害、火災及び疫病の流行等が発生した場合には、その程度によってはマネジメントソリューションズ(MSOL)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、有事の際に損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧が可能となるよう事業継続計画(BCP)の策定などにより、リスク低減を図っております。

 

(11)地政学リスク

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループは、米国、中華人民共和国、台湾に子会社を設置しており、海外市場においても積極的な事業展開を推進しております。これらの海外市場において、予期しえない法律・規則、租税制度の不利益な変更、政治的または経済的なリスクの発生、テロ・戦争・自然災害・疫病などにより社会的混乱が起きた場合、マネジメントソリューションズ(MSOL)グループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 マネジメントソリューションズ(MSOL)グループとしては、現地での動向について海外拠点における情報網に加え、日本国内からの支援及び外部コンサルタントを活用した情報収集などにより、リスク低減を図っております。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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