プレミアグループグループは、「世界中の人々に最高のファイナンスとサービスを提供し、豊かな社会を築き上げることに貢献します」「常に前向きに、一生懸命プロセスを積み上げることのできる、心豊かな人財を育成します」というミッションを掲げており、プレミアグループは、持株会社としてプレミアグループグループの経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等を行っております。
プレミアグループグループは、プレミアグループ、連結子会社18社(この他、債権流動化を目的とした信託3件)、並びに持分法適用関連会社等5社で構成されており、ファイナンス事業、故障保証事業、及びオートモビリティサービス事業を中心に、複数のサービスを提供しております。
なお、プレミアグループは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
(1) ファイナンス事業
お客様がプレミアグループグループの加盟店を通じて商品やサービスを購入する際に、分割払いができるクレジットを提供しております。
主な商品といたしましては、新車又は中古車を対象とするオートクレジットのほか、太陽光発電システムやオール電化商品を対象とするエコロジークレジットがあります。
その他、プレミアグループグループが国内で培った自動車販売に関連するファイナンスの知見やノウハウを活かして、タイ王国においてオートファイナンスを展開する持分法適用関連会社Eastern Commercial Leasing p.l.c.への経営・事業ノウハウ提供により同社の企業価値向上を図っております。
プレミアグループグループが提供するクレジットは、お客様が商品やサービスを購入しようとするごとに、クレジット会社へ申込みを行い、審査を受けるクレジットであり、割賦販売法第二条第4項に定められる「個別信用購入あっせん」のクレジットに分類され、クレジットカード(割賦販売法第二条第3項第1号に定められる「包括信用購入あっせん」)のように、発行にあたりお客様がクレジット会社へ申込みを行い、審査を受け、発行された後は設定された限度額や有効期限内であれば改めて審査を受けることなく商品やサービスを購入できるクレジットとは異なります。
(ファイナンス事業における取引の流れ)
サービスの提供方式は、プレミアグループグループが審査を行い承認したお客様に対し、加盟店へ利用代金等を立替払いし、お客様から約定の分割回数に応じ立替金の回収を行う「立替払方式」と、提携金融機関がお客様に対する資金融資を行う一方で、お客様の審査や加盟店に対する立替金の精算、お客様からの分割返済に係る事務全般及びお客様の連帯保証をプレミアグループグループが行う「提携ローン方式」があります。
プレミアグループグループでは、当連結会計年度末におけるクレジット債権残高(注)全体に対し「提携ローン方式」の取扱いが中心となっておりますが、ここでは「立替払方式」、「提携ローン方式」の順で記載させていただきます。
(注)クレジット債権残高とは、開業から各連結会計年度末等のある時点までの累計取扱高(クレジット元本及び分割払手数料の合計)のうち、当該時点において、お客様から返済されていない又は保証期間が経過していないクレジット契約金額及びリース保証契約金額の総額をいいます。
ⅰ)立替払方式
立替払方式とは、加盟店が行うお客様への商品販売等を条件として、プレミアグループグループがその代金の全部又は一部に相当する金額を加盟店へ立替払いし、お客様から分割返済を受ける方式をいいます。
なお、立替払方式においては、お客様が支払う分割払手数料の全額から、加盟店に対する販売促進費を控除した金額が営業収益に計上されております。一方、金融機関に支払う調達コストは、通常の運転資金の調達コストと同様に、営業費用に計上されております。つまり、金融機関に支払う調達コストは、営業費用として営業収益から控除され税引前利益が算出されます。従って、営業収益から営業費用を控除した金額で、提携ローン方式と立替払方式との間に差異はありません。また、保険会社へ支払う保険料(注)は、営業費用に計上されております。
(手数料の内訳)
(立替払方式の取引の流れ)
取引の流れは以下のとおりです。
① お客様が加盟店に対して商品購入等を目的としたクレジットを申込み
(その後、加盟店からプレミア㈱にWeb又はFaxで情報連携)
② プレミア㈱がお客様の信用情報等を審査、承認
③ プレミア㈱が加盟店にクレジット代金及び販売促進費を送金
④ 加盟店がお客様へ車両等、購入商品を引渡し
⑤ お客様がプレミア㈱へクレジット代金を返済(月次返済)
ⅱ)提携ローン方式
提携ローン方式とは、金融機関がお客様に対する資金融資を行う一方で、お客様の審査や加盟店に対する立替金の精算、お客様からの分割返済に係る事務全般をプレミアグループグループに委託する方式をいいます。なお、お客様の債務はプレミアグループグループが金融機関に対して連帯保証いたします。
具体的には、加盟店が行うお客様への商品販売等を条件として、その代金の全部又は一部に相当する金額を、提携金融機関がプレミアグループグループを通じて加盟店へ支払います。資金の融資にあたり、プレミアグループグループ所定の審査を実施いたしますが、当該審査につきましては、立替払方式と同等の基準で行っております。また、お客様からの月々の分割返済金もプレミアグループグループを通じて提携金融機関へ返済いたします。
なお、提携ローン方式においては、お客様が支払う分割払手数料のうち、最終的にプレミアグループの収益(税引前利益)となる信用保証料相当部分のみ営業収益に計上されております。つまり、お客様が支払う分割払手数料のうち、提携金融機関に支払う調達コストや加盟店に対する販売促進費は営業収益には含まれません。また、立替払方式と同様、保険会社へ支払う保険料(注)は営業費用に計上されております。
(手数料の内訳)
(提携ローン方式の取引の流れ)
取引の流れは以下のとおりです。
① お客様が加盟店に対して商品購入等を目的としたクレジットを申込み
(その後、加盟店からプレミア㈱にWeb又はFaxで情報連携)
② 提携金融機関がお客様の審査を実施、プレミア㈱がお客様の信用情報等の保証審査を実施、承認
③ プレミア㈱が加盟店にクレジット代金及び販売促進費を送金
④ 提携金融機関がプレミア㈱にクレジット代金を送金
⑤ 加盟店がお客様へ車両等、購入商品を引渡し
⑥ お客様がプレミア㈱へクレジット代金を返済(月次返済)
⑦ プレミア㈱が提携金融機関にクレジット代金を返済(月次返済)
(注)クレジット債権の未回収リスクを低減させるため、プレミアグループグループは、複数の損害保険会社と取引信用保険包括契約(立替払方式のクレジット債権を対象とするもの)並びに保証機関型信用保険包括契約(提携ローン方式のクレジット債権を対象とするもの)を締結しております。当該保険契約は、お客様の債務不履行によりプレミアグループグループが被る損害を回避することを目的とし、お客様が加盟店との間でオートクレジット商品(四輪車、二輪車、パーツ及び整備代金等オート関連商品を含む。)を売買するにあたり、プレミアグループグループとお客様との間で締結したクレジット契約に基づき発生したクレジット代金をその対象としております。当該保険契約は、毎月月末の保険対象債権の残高に対し保険料率を乗じ、翌月に保険料を支払うサイクルとなっており、また半期に1回、保険金請求手続のうえ、保険金支払いを受けております。なお、保険金請求の対象債権につきましては所定の要件を設けております。
(2) 故障保証事業
お客様がプレミアグループグループの提携先を通じて自動車を購入し、保証サービスの提供を希望される場合、一定の保証料をお支払いただくことで、購入された自動車に故障が発生した際、あらかじめ定めた保証の提供範囲内において、無償で修理が受けられる「故障保証」サービスを提供しております。
故障保証事業につきましても、ファイナンス事業と同様にプレミアグループグループが国内で培った故障保証、整備・鈑金といった知見やノウハウを、東南アジアを中心とした諸国へ展開しております。タイ王国におきましては、持分法適用関連会社Eastern Commercial Leasing p.l.c.との合弁会社Premium Service (Thailand) Co., Ltd.において、故障保証事業及び整備事業を展開しております。また、インドネシア共和国におきましては、住友商事株式会社(注)及び現地財閥のシナルマスグループとの合弁会社PT Premium Garansi Indonesiaにおいて、故障保証商品の開発、設計に係るコンサルティング事業を展開しており、フィリピン共和国において、三井物産株式会社及び現地財閥GTキャピタル・ホールディングスのグループ会社との合弁会社Premium Warranty Services Philippines, Inc.において、故障保証事業を展開しております。
(注)現地において事業を展開するのは、住友商事株式会社の子会社である「PT Summit Auto Group」であります。
プレミアグループグループは、提携先の営業戦略や取扱車種、お客様の利便性等を考慮し、提携先のニーズに応じた異なる商品を提供しております。以下に、プレミアグループグループが提供する代表的な故障保証商品を記載いたします。
ア.プレミアの故障保証
プレミアグループグループにおいて開発した自社ブランドの故障保証商品であり、以下に記載する「カーセンサーアフター保証」や「その他OEM」の開発の基本形となる商品であります。なお、2019年10月に商品改定を行い、「プレミアの故障保証」へ名称変更しております(旧商品名「プライムワランティ」)。
イ.カープレミア故障保証
プレミアグループグループにおいて、有料会員組織「カープレミアクラブ」向けに、新たに開発した故障保証商品であり、上記「プレミアの故障保証」と比較して、保証加入範囲の大幅拡大や保証範囲の拡大、廉価な価格設定で商品を提供しております。
カープレミア保証は最大437項目の部位を保証しており、その代表的な機構として、エンジン機構、ブレーキ機構、エアコン機構、電装装備品があります。また、自動ブレーキシステム等の先進機構も保証対象として含まれており、EV車両の加入も可能です。お客様の車両についてのお困りごとを気軽にご相談いただける「コンシェルジュサービス」も付帯しております。
ウ.カーセンサーアフター保証
プレミアグループグループにおいて開発した故障保証商品を、株式会社リクルートとの提携先に応じて一部カスタマイズしたOEM商品であります。カーセンサーアフター保証は、株式会社リクルートが展開する中古車情報媒体「カーセンサー」を利用する提携先に対し提供され、カーセンサーに掲載される車両に付保されるものであります。
エ.その他OEM
プレミアグループグループにおいて開発した故障保証商品を、月間30台程度の販売実績がある提携先のために一部カスタマイズしたOEM商品であります。提携先の販売する車種構成等に応じ、対応車種や対応保証範囲をカスタマイズすることで、当連結会計年度末においては、基本プラン3類型、約150種類のOEM商品を提供しております。
(故障保証事業における取引の流れ)
故障保証事業においては、プレミアグループグループが提携先から受領した故障保証代金は、まず「故障保証前受収益」として計上し、保証期間の経過に伴い収益に計上しております。また、プレミアグループグループが自動車整備工場等に支払う修理代金が営業費用に計上されております。
取引の流れは以下のとおりです。
① 提携先がお客様へ故障保証を販売
② お客様が提携先へ故障保証代金を支払い
③ 提携先がプレミアワランティサービス㈱に故障保証代金を支払い
④ プレミアワランティサービス㈱からお客様へ保証書を発行
⑤ 故障発生時、お客様からプレミアワランティサービス㈱へ入電
⑥ プレミアワランティサービス㈱から自動車整備工場等への車両入庫を誘導
⑦ お客様から自動車整備工場等へ車両を入庫
⑧ プレミアワランティサービス㈱が自動車整備工場等から修理見積りを取得
⑨ プレミアワランティサービス㈱と自動車整備工場等が修理見積り内容への審査及び交渉
⑩ 修理後、自動車整備工場等からお客様へ車両を納品
⑪ 自動車整備工場等からの請求に基づき、プレミアワランティサービス㈱から修理代金を支払
(3) オートモビリティサービス事業
自動車流通事業を運営するうえで必要となる複数のサービスを提供しております。ファイナンス事業における引揚車両をプレミアグループグループ内で再活用する車両卸販売「リユース(Reuse)ビジネス」、お客様情報及びパーツ在庫の管理、整備工程の管理や見積り・請求書等の作成が可能な業務効率化が図れる業務用ソフトウェア「GATCH」の販売、プレミアグループグループの加盟店を通じたサブスク(オートリース)商品の提供、並びに、自動車の中古部品等の流通を行う(リサイクル(Recycle)パーツビジネス)も行っております。
さらに、今後の自動車マーケットの更なる発展に向け、ファイナンス事業・故障保証事業を通じて構築した自動車販売店及び自動車整備工場のネットワークを基に会員組織「カープレミアクラブ」を組成し、会員に対しては、自動車の仕入れ支援や経営サポートサービス等、プレミアグループグループが展開する各種サービスを会員限定で提供しております。
その他、プレミアグループグループで自動車整備工場を運営し、モビリティ事業者が抱える課題の抽出及び提供サービスのテスト実施を行い、モビリティ事業者の必要な商品企画を行っております。
[事業系統図]
(注)1.プレミア株式会社とEastern Commercial Leasing p.l.c.との間で業務提携契約を結び、プレミア株式会社は当該契約に基づく業務支援をPremium Asset Management (Thailand) Co., Ltd.へ委託しております。
2.プレミアシステムサービス株式会社は、2025年2月28日付で清算結了しております。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてプレミアグループグループが判断したものであります。
(1) 経営方針
プレミアグループグループは、法改正を含む外部経営環境の変化に応じたコンプライアンスの徹底を前提として、「世界中の人々に最高のファイナンスとサービスを提供し、豊かな社会を築き上げることに貢献します」「常に前向きに、一生懸命プロセスを積み上げることのできる、心豊かな人財を育成します」というミッションの具現化と、将来にわたりこれらを継承する人財育成の両立により、企業価値の中長期的な向上を図ってまいります。
(2) 経営環境
① 事業を行う市場の状況
プレミアグループグループの主力事業であるファイナンス事業及び故障保証事業の対象市場である国内中古車マーケットにおいて、中古車の自家用登録台数は横ばい傾向にあります。生活必需品としての色彩が強い自動車は、成熟市場でありながらも、今後もその需要は「底堅く」推移するものと考えております。
特にファイナンス事業は、競争環境の面において、新たに事業を開始するためには多額の資金及びシステム投資が必要であるため、新興企業が容易に参入できる事業ではないものと捉えております。一方、マーケットにおけるプレミアグループグループのシェアはまだ低い水準にあり、将来におけるファイナンス事業の成長余地を示すものと考えております。
② プレミアグループグループの強みについて
a.独立系であることについて
プレミアグループグループは、独立系(注)であることから、オートクレジットの主な取引先である自動車販売店(以下「オート取引先」という。)に対し、オートクレジット以外の複数サービスを提供することが可能です。
こうした複数サービスの提供によって、オート取引先ごとのニーズに応えうる「機会」=「取引の接点」を増やすこと、またサービス間の併用割引による「取引回数や利用頻度の向上」=「取引の深化」を進めることが、オート取引先との関係性をより強く・深く・長く・継続しやすくする重要なポイントであると考えております。
(注)プレミアグループグループでは、銀行の子会社や関連会社ではないことを「独立系」と表現しております。
b.営業活動における強みについて
プレミアグループグループは、複数のサービスを提供しておりますが、主要商品である「オートクレジット」や「故障保証」につきましては、同一の営業担当者が営業活動を行っております。一方、競合他社によっては、各サービス専属の営業担当者を配置し、自動車販売店に対して営業活動を行っております。プレミアグループグループは、「オートクレジット」や「故障保証」を並行的に販売することによって、競合他社と比較して営業コストを抑えられることとなり、結果として収益性を高めることが可能であると考えております。
c.ファイナンス事業における強みについて
プレミアグループグループにおきまして、オートクレジットの営業担当者は、オート取引先に特化した営業活動を行っており、これを「オート専業」と表現しております。なお、プレミアグループグループはオートクレジット以外のクレジットも取り扱っておりますが、オートクレジット以外の営業担当者が営業活動を行っております。
競合他社によっては、営業担当者はオートクレジット加盟店以外の加盟店(例えば呉服や宝飾品類を取り扱う小売店等)も担当しており、並行的に営業活動を行っております。
一方、プレミアグループグループは、オート取引先に対してはオート専業の営業担当者が営業活動を行っております。従って、営業担当者は、オートクレジットやオート取引先の特性のみならず、自動車販売業界及び自動車そのものに対する知識・理解を得やすい環境で日々の営業活動を行うこととなり、そうした環境により培われた自動車販売業界全般への見識のもと、オート取引先のオーナーや従業員と円滑にコミュニケーションを行えるようになります。また、オート取引先の資金繰り状況についても同様に理解・把握することで、立替金の振込だけでなく、中古自動車のオークション開催日を考慮した訪問スケジュールの組立てなど、オート取引先の立場や状況を踏まえた営業活動が可能となると考えております。
また、クレジット契約書や車検証の写し等の各種書類の回収等業務の大部分をオンラインに移行し、効率化を図る一方で、オート取引先とのコミュニケーションの質や頻度に留意し、電話やSNSを通じたフォローを行う等、きめ細やかな対応を継続しております。
このように、自動車販売業界全般への理解と、オート取引先の立場・状況を踏まえた営業活動を通じて、オート取引先との信頼を構築することが、プレミアグループグループの強みであると考えております。
d.故障保証事業における強みについて
ア.リクルートとの提携
プレミアグループグループは、株式会社リクルートホールディングスの100%子会社であり紙媒体及びWeb媒体において自動車情報を掲載するサービス「カーセンサー」を運営する株式会社リクルートと、中古車修理保証制度「カーセンサーアフター保証」の販売促進を図る目的で業務提携しております。
カーセンサーアフター保証は、プレミアグループグループにおいて開発した故障保証商品を一部カスタマイズしたOEM商品であり、株式会社リクルートが展開する中古車情報媒体「カーセンサー」に掲載している車両に付保されます。株式会社リクルートがプレミアグループグループの提携先に対し販売促進の営業活動を行う一方で、プレミアグループグループは故障保証業務(オート取引先とのカーセンサーアフター保証に係る業務提携契約の締結、お客様との保証契約の締結、保証の履行等)を受託しており、プレミアグループグループの故障保証取扱件数の増加に寄与しております。
イ.故障車両に係るデータ保有
故障保証は、お客様から代金を頂戴し、故障が発生したお客様に修理を行うスキームであるため、故障車両の走行距離、経過年数及び修理内容といった実績を蓄積し分析することで、より適切な故障保証商品の設計やプライシングが可能となります。その点、プレミアグループグループの累計故障保証契約台数は160万台(2010年4月~2024年3月の累計)を超過し、この契約台数を背景とした故障車両に係るデータを有しております。
ウ.修理対応力
プレミアグループグループは、お客様に安心してご利用いただけるよう、整備士資格を保有する従業員を故障保証の受付・審査を行うコールセンターへ配置し、故障内容や修理範囲の直接確認、FAINES(注)の閲覧等を通じて、不必要な修理を未然に防止し、正確かつ迅速な車両修理対応を行っております。また、リサイクル部品及びリビルド部品の活用、プレミアグループグループで構築した整備工場ネットワークへの優先入庫の促進及び直営の自動車整備工場の保有などにより、修理コストの削減を徹底しております。
(注)FAINESとは、一般社団法人日本自動車整備振興会連合会が整備事業者に対して提供する、整備マニュアルや故障整備事例等の情報データベースをいいます。
e.オートモビリティサービス事業における強みについて
ア.整備工場ネットワーク及び有料会員組織を構築
プレミアグループグループは、整備工場ネットワーク及び有料会員組織を構築しております。故障保証事業にて発生した修理車両をこの整備工場ネットワーク及び有料会員組織へ優先入庫することで、修理コストを削減しています。また、自動車整備工場はプレミアグループグループの整備工場ネットワーク及び有料会員組織に加入することでプレミアグループグループからお客様を獲得することができるため、双方にメリットのある関係性を構築しております。このことから、整備工場ネットワーク及び有料会員組織は順調に拡大しております。また、これらが拡大してくると、プレミアグループグループの自動車部品、車両卸及びソフトウェアの販売先が増えることにもつながり、オートモビリティサービス事業の更なる業容拡大が可能となります。
イ.グループ間での車両の有効活用
プレミアグループグループは、ファイナンス事業にて一定期間延滞となったお客様の車を引き揚げて、売却することでお客様の債権残高に充当しております。オートモビリティサービス事業では、その内、相見積りを経て購入した引揚車両について、プレミアグループグループの有料会員組織に通常の仕入れよりも安い価格で販売することで、プレミアグループグループは利益を獲得しながら、有料会員にもメリットのある関係性を構築しております。
ウ.ソフトウェア販売
プレミアグループグループは、自動車整備工場向けの業務ソフトウェアの販売を行っております。ソフトウェアの内容は競合他社と遜色ないものではありますが、より安い価格で提供することで、販売の拡大を目指しております。
エ.サブスクリプション(リース)
プレミアグループグループは、ご希望の車種、所有期間、アフターケアを選択できるオートリースの提供を行っております。多様化する自動車の所有形態に合わせ、プレミアグループサービスラインナップを拡充することで、より多くの人がプレミアグループサービスを提供できる環境を構築しております。
f.カープレミア事業モデルにおける強みについて
プレミアグループグループは、ファイナンス事業・故障保証事業で培った自動車販売店及び自動車整備工場のネットワークを組織化した会員組織「カープレミアクラブ」を組成し、自動車の仕入れや経営のサポートサービス等、プレミアグループグループが提供する様々な事業の会員限定サービスを提供しております。独立系であることにより、複数のサービスが提供できるプレミアグループグループは、会員のニーズに沿ったサービスの提供や会員向けに特化した営業組織や企画運営を行う体制を築き、会員個々の満足度向上を図っております。会員とより強固な信頼関係を構築し、プレミアグループグループが展開するサービスの稼働率の向上や各事業とのシナジーの創造に繋げております。
(3) 中長期的な会社の経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境」に記載の経営環境に加え、自動車業界はCASEやMaaSに代表されるような100年に一度の大変革期を迎えており、この新しい時代に対応するべく、将来、カーシェアやメンテナンスの拠点となり得る自動車販売店や自動車整備工場とのネットワークづくりを進めていくことが、中長期的に重要になると考えております。そのため、2023年5月2日に発表した2026年3月期までの3ヵ年の中期経営計画では、プレミアグループグループは「ONE&ONLYのオートモビリティ企業」へと変化していくことを基本方針に掲げ、主力事業であるファイナンス分野、故障保証分野、オートモビリティサービス分野を引き続き拡充していくことに加え、カープレミア事業モデルを確立し、複合的に加盟店や個人の皆様と接点を持ち、日本で唯一のファイナンス事業を含んだ中古車領域経済圏の構築を目指しております。
なお、新中期経営計画「ONE&ONLY 2026」の重視する財務指標は下表のとおりです。
|
重視する財務指標 |
2024年3月期 (計画値) |
2024年3月期 (実績) |
2026年3月期 (最終年度計画値) |
|
営業収益 |
305億円 |
315億円 |
440億円 |
|
税引前利益 |
60億円 |
62億円 |
102億円 |
|
親会社の所有者に帰属する当期利益 |
42億円 |
46億円 |
70億円 |
上記の方向性のもと、プレミアグループグループにおいて優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりです。
① カープレミア事業モデルの確立
「ONE&ONLYのオートモビリティ企業」を目指し、ファイナンス事業、故障保証事業、オートモビリティサービス事業の3つの領域でのNo.1を達成するため、カープレミアクラブ(モビリティ事業者向け会員組織)を中心とした中古車領域経済圏の構築が重要であると考えております。引き続き、カープレミアクラブの拡大、カープレミアブランドの認知拡大による集客力の強化、サービスのオンライン化の推進等により、会員に特化した営業組織や企画運営を行う体制を築き、会員個々の満足度向上を図ることで、より強固な信頼関係を構築し、プレミアグループグループが展開するサービスの稼働率の向上や各事業とのシナジーの創造に繋げてまいります。
② ファイナンス事業の深化
ファイナンス事業の主要サービスであるオートクレジットにおきましては、取扱高を伸長し、業界内におけるシェア向上を図ることでその基盤を更に強固にしてまいります。そのためには、カープレミアクラブの拡大による営業施策の仕組み化や営業エリアの更なる開拓、加盟店の稼働率の向上が重要と考えております。また、債権回収業務におきましても、プレミアグループのサービサー子会社のバックヤード体制の強化やプレミアグループの車両卸販売との連携を強め、グループ全社が協力して効率化を図ります。さらに、 国内で培ったノウハウを活用し、東南アジアを中心とした海外展開にも注力してまいります。既に進出しているタイ王国では、現地でファイナンス事業を営むEastern Commercial Leasing p.l.c.の業務支援を行っており、海外展開における布石としてまいります。
③ 故障保証事業の拡充
故障保証事業におきましては、その市場自体の拡大が今後の事業伸長において重要であると考えております。そのため、引き続き営業活動の強化と、加盟店・個人のお客様双方のサービス自体の認知度向上に努めてまいります。また、収益のみならず利益の向上を目指し、自社商品の取扱件数を増加させること、故障が発生した修理車両をカープレミアガレージの会員加盟店へ優先的に入庫誘導すること、及びプレミアグループグループ内で調達した中古部品を修理に利用することで、原価削減も図ってまいります。また、ファイナンス事業と同様に、海外展開にも注力してまいります。既にタイ王国、インドネシア共和国及びフィリピン共和国において事業を開始しており、既存展開先での収益化と新たなニーズの獲得に努めてまいります。
④ オートモビリティサービス事業の拡充
オートモビリティサービス事業におきましては、新たな収益の柱の構築及び安定した収益化の継続が重要であると考えております。そのため、既に収益化しているサービスの取引量の伸長に加え、既存事業とシナジー効果のある新しい事業領域への参入に取り組んでおります。展開するサービスラインナップを拡充することで自動車販売店・自動車整備工場等のモビリティ事業者への訴求力を高め、ファイナンス事業や故障保証事業、カープレミアクラブとのクロスセルの促進に努めてまいります。
⑤ 組織力の強化
今後も積極的な新卒・キャリア採用の活動を継続するとともに、ダイバーシティの推進、従業員個々の経験値の蓄積や組織としての一体感の維持、マネジメント力の更なる強化が必要であると考えております。そのため、知識・実務に係る社内研修及びOJTのみならず、プレミアグループグループの行動規範である「VALUE」という概念に基づいた研修を、執行役員を含む従業員層に対し継続的に実施することで、全従業員が各自の職務の中でその役割を体現できる、「高みを目指す」「最後まで諦めない」「既成概念の打破」といった組織風土を醸成してまいります。
⑥ グループ企業の統括
事業拡大に伴いグループ企業が増加しているプレミアグループグループにおきましては、グループシナジーを創出するために、優れた事業戦略の構築及び各子会社の経営陣との情報共有、グループ企業全体のコンプライアンス強化や適切なリスク管理が重要であると考えております。また、ファイナンスをはじめとした各事業に統括会社を設置し、グループ企業の事業進捗の把握や計数の管理を徹底してまいります。
⑦ 持続的成長へ向けた取り組み
「Environment(環境)」、「Social(社会)」、「Governance(ガバナンス)」に関する課題に適切に対応するESG経営を推進し、事業活動において策定した持続可能な開発目標(SDGs)を達成することが、企業価値の継続的な向上を図るうえで重要であると考えており、以下の課題に取り組んでまいります。
・E 気候変動への取り組み、資源循環型社会への取り組み、脱炭素社会への取り組み
・S (社会資本)顧客のプライバシー及びデータ保護を徹底、適切な取引・販売プロセスの実施
(人的資本)従業員の働き甲斐の醸成・人財育成、従業員の健康と安全の保護
・G コーポレート・ガバナンス体制の拡充、コンプライアンス強化・リスク管理
・その他競争力強化に向けた取り組み・イノベーション、サプライチェーンマネジメント
⑧ 中期経営計画における重点課題に向けた取り組み
2026年3月期までの3ヵ年の中期経営計画(2023年5月に発表)において、設定した重点課題に取り組み、定量目標を達成していくことで、プレミアグループグループにおける事業基盤をより盤石なものにしていくとともに、事業領域を拡大できる企業体力を養成し、更なる企業価値の向上を目指してまいります。
⑨ DXの推進
取引工程や業務のオンライン化を推進して安全かつ効率性の高い手法に移行していくとともに各事業のバックオフィス業務の効率化を図ることが重要であると考えております。また、DXの推進により、利益向上の促進かつ新たなビジネスモデルの確立による競争力の強化を行うことも重要であると考えております。2021年5月に策定した「DX戦略」のとおり、DX推進のため、経営陣を責任者とした専門組織による、事業を横断した取り組みを継続し、競争力強化や更なる企業価値の向上を目指してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者がプレミアグループグループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下のものがあります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてプレミアグループグループが判断したものであり、将来において発生する可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。
(1)経済環境の変化について
プレミアグループグループの主力事業であるファイナンス事業、故障保証事業及びオートモビリティサービス事業は、経済環境の変化や税制改正、雇用情勢の悪化等が発生すると、個人消費が減退し、ファイナンス事業においては取扱高の減少や債権回収状況への悪影響の発生、故障保証事業においては取扱高の減少、オートモビリティサービス事業においては各種商品の売上減少が発生する可能性があります。また、物価高による消費抑制や能登半島地震、自動車認証不正問題の影響については、プレミアグループグループの事業、経営成績及び財政状態に与える影響は限定的と見込んでおります。
(2)大規模災害等について
プレミアグループグループは、大規模災害や感染症の拡大等が発生した場合に、重要な事業を継続し顧客及び社会に対する責務を最大限円滑に遂行するため、事業継続体制に関連する規程及び事業継続計画(BCP)を制定し、教育・訓練を実施しております。但し、予想を超えた事態が発生した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)システムリスクについて
プレミアグループグループは、クレジット基幹システムやWeb受付システム、自動審査システム、債権管理システム、故障保証管理システム、モビリティプラットフォーム等のコンピューターシステムや通信ネットワーク、クラウドサービスを使用し、クレジットや故障保証の申込み時に徴収する個人属性情報やクレジット審査に必要な個人信用情報等、重要かつ大量の情報を処理しております。このため、日頃からサーバやネットワーク等のシステムセキュリティの強化及びシステムの安定稼動の維持に努めるとともに、不測の事態に備え、システムの冗長化、データセンターの二重化や通信ネットワークの複数キャリアの利用等の対策を講じておりますが、自然災害や事故、サイバー攻撃等によるコンピューターシステムの停止や通信ネットワークの切断、不備による誤動作、不正使用、不正アクセス、コンピューターウイルス等に起因してプレミアグループグループの業務に支障が生じた場合、また、システム開発計画を大幅に見直した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(4)法的規制等について
プレミアグループグループの事業は、「割賦販売法」、「古物営業法」、「道路運送車両法」及び関連する各種法令による規制を受けております。クレジット事業は、「割賦販売法」により「個別信用購入あっせん業者」の事業登録を必要とする事業とされており、同法に基づき業者登録を行い、3年ごとに当該登録の更新を行っております。また、整備事業、オートリース事業並びにオートモビリティサービス分野の一部事業において、「古物営業法」により古物商許可が必要とされるため、同法に基づき許可を受けております。さらに、整備事業における自動車の分解整備について「道路運送車両法」により自動車分解整備事業の認証が必要とされており、同法に基づき認証を受け、認証工場を営んでおります。
プレミアグループグループは「割賦販売法」、「古物営業法」、「道路運送車両法」、また当然ながら「個人情報保護法」や「景品表示法」「債権管理回収業に関する特別措置法」等の法令等を遵守して業務を遂行しており、現時点において当該許認可等が取消となる事由に抵触する事象は発生しておりませんが、将来、何らかの理由により当該許認可等が取消され又は更新が認められない場合、将来における法律、規則、政策、実務慣行等の変更が発生した場合、遵法コストが増加した場合、上記法令の他「消費者契約法」、「特定商取引法」等に定める契約の取消、無効事由に該当した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
また、新たな会計基準や税制の導入・変更が、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
なお、当連結会計年度末現在におけるプレミアグループグループの主な許認可等取得状況は、以下のとおりです。
|
取得・登録者名 |
プレミア株式会社 |
|
|
許認可等の名称 |
個別信用購入あっせん業者 |
古物商許可 |
|
所轄官庁等 |
関東経済産業局 |
東京都公安委員会 |
|
登録年月日 及び登録番号等 |
2010年4月20日 関東(個)第11号 |
2008年10月24日 第301110808929号 |
|
更新年月日 及び登録番号等 |
2013年4月20日 関東(個)第11号-1 2016年4月20日 関東(個)第11号-2 2019年4月20日 関東(個)第11号-3 2022年4月20日 関東(個)第11号-4 |
なし |
|
有効期限 |
2025年4月19日 |
有効期限の定めなし |
|
法令違反の要件 及び主な許認可 取消事由 |
過剰与信防止等の各種行為規則に関する業務改善命令に違反した場合、法定純資産(50百万円)を下回った場合 等 |
盗品等の売買等の防止若しくは速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認められる場合 等 |
|
取得・登録者名 |
プレミアモビリティサービス株式会社 |
PLS株式会社 |
|
許認可等の名称 |
古物商許可 |
古物商許可 |
|
所轄官庁等 |
東京都公安委員会 |
東京都公安委員会 |
|
登録年月日及び 登録番号等 |
2021年3月2日 第301122115943号 |
2018年10月26日 第301111806570号 |
|
更新年月日及び 登録番号等 |
なし |
なし |
|
有効期限 |
有効期限の定めなし |
有効期限の定めなし |
|
法令違反の要件 及び主な許認可 取消事由 |
盗品等の売買等の防止若しくは速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認められる場合 等 |
盗品等の売買等の防止若しくは速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認められる場合 等 |
|
取得・登録者名 |
PAS株式会社 |
プレミアオートパーツ株式会社 |
|
許認可等の名称 |
古物商許可 |
古物商許可 |
|
所轄官庁等 |
東京都公安委員会 |
東京都公安委員会 |
|
登録年月日及び 登録番号等 |
2016年12月28日 第301111607310号 |
2021年3月2日 第301122115941号 |
|
更新年月日及び 登録番号等 |
なし |
なし |
|
有効期限 |
有効期限の定めなし |
有効期限の定めなし |
|
法令違反の要件 及び主な許認可 取消事由 |
盗品等の売買等の防止若しくは速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認められる場合 等 |
盗品等の売買等の防止若しくは速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認められる場合 等 |
|
取得・登録者名 |
カープレミア株式会社 |
|
許認可等の名称 |
古物商許可 |
|
所轄官庁等 |
東京都公安委員会 |
|
登録年月日及び 登録番号等 |
2022年7月8日 第301122218530号 |
|
更新年月日及び 登録番号等 |
なし |
|
有効期限 |
有効期限の定めなし |
|
法令違反の要件 及び主な許認可 取消事由 |
盗品等の売買等の防止若しくは速やかな発見が著しく阻害されるおそれがあると認められる場合 等 |
|
取得・登録者名 |
PAS株式会社 カープレミア札幌 |
|
|
許認可等の名称 |
自動車分解整備事業(認証) |
自動車特定整備事業(認証) |
|
所轄官庁等 |
国土交通省 |
国土交通省 |
|
認証年月日 及び認証番号等 |
2016年4月14日 第1-2933号 |
2016年4月14日 第1-2933号 |
|
更新年月日 及び登録番号等 |
なし |
認証取得日付 2020年12月25日 |
|
有効期限 |
有効期限の定めなし |
有効期限の定めなし |
|
法令違反の要件 及び主な許認可 取消事由 |
道路運送車両法等の違反、認証条件違反又は役員等の欠格条項違反の場合 等 |
道路運送車両法等の違反、認証条件違反又は役員等の欠格条項違反の場合 等 |
(5)資金調達リスクについて
プレミアグループグループの主な資金調達方法は、銀行借入、提携ローン、金融債権の流動化等です。銀行借入では、コミットメントライン等による流動性の確保を通じて資金調達リスクを低減しておりますが、財務制限条項を含むものがあり、プレミアグループグループの業績低迷により、資金調達が継続できなくなるリスクがあります。また、コーポレート・ガバナンスの不徹底等に起因する信用力の低下や、金融市場の混乱等により資金調達環境が悪化した場合、新規の資金調達が制限されるリスクがあります。これらの改善がなされない場合には、プレミアグループグループの事業の継続に影響を及ぼす可能性があります。
(6)金利の変動について
プレミアグループグループでは資金調達の一部は変動金利による借入となっているため、金融情勢の変化によっては想定外の調達コストの変動が生じ、その場合にはプレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
なお、すでに契約済みのオートローンの調達金利については、固定金利のため金利変動による影響はありません。今後生じる新規のオートローンについては、金利変動の影響を受ける可能性があります。
(7)コンプライアンスについて
プレミアグループグループはコンプライアンスを重要な経営課題の一つと位置づけ、コンプライアンス規程を制定し、コンプライアンス推進体制を構築するとともに、行動規範に基づいた自発的な行動を促すため各種研修を実施し、企業倫理の向上及び法令遵守の強化に努めております。しかしながら、コンプライアンス違反による重大な不祥事等、コンプライアンス上の問題が発生した場合、監督官庁等からの処分や社会的信用の失墜等により、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(8)個人情報について
プレミアグループグループでは、事業の性格上、個人信用情報を中心とした大量の個人情報を取得し、かつ保有、利用しております。このためプレミアグループの主要な子会社であるプレミア株式会社及びプレミアワランティサービス株式会社は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会によりプライバシーマークの認定(プレミア株式会社、登録番号10670054(06)(更新日2023年9月4日)、及びプレミアワランティサービス株式会社、登録番号17001612(06)(更新日2023年7月30日))を受けております。また、プレミアグループグループは、「個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」等を定め、各社・各部門で取り扱う個人情報を特定し、取得や利用、保管する時のリスクを明らかにした上で、そのリスクを軽減する策を決定し、漏えい等の事故を防ぐ体制を構築しております。その他にもネットワークセキュリティの強化、個人情報を取り扱う委託先の確認及び評価、従業員教育、プライバシーマーク内部監査員として認定されたプレミアグループ社員による監査の実施等により、実効性の確保に努めております。但し、プレミアグループグループ又は業務委託先等から、個人情報の漏えいや紛失又は不正利用等が発生した場合、プレミアグループグループの信用毀損、損害賠償責任を招き、業績に影響を与える可能性があるほか、個人情報取扱事業者として法令に違反した場合、勧告、命令等の行政処分を受ける可能性があります。その場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(9)人財について
プレミアグループグループは、人財育成をミッションの一つとして掲げているように、人財こそが競争力の源泉であり、プレミアグループグループの最大の強みであるという認識を持っております。そのため、有能な人財の採用、教育研修、人事考課に至るまで情熱を注ぎ、強い組織力を維持することに尽力しております。但し、プレミアグループグループが有能な人財の採用及び雇用の維持、人財の教育ができなくなった場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(10)市場の競争激化について
プレミアグループを取り巻く中古車販売市場の売上動向は、中古車の在庫不足に伴う車両価格高騰の鎮静化や自動車業界の不正発覚及び出荷停止等の影響の収束により、2024年3月期通期では回復傾向が見られます。今後、中古車販売台数の低迷により、ファイナンス事業及び故障保証事業のマーケットにおける競争が今後激しくなり、収益率の低下やシェアの低下等が発生した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(11)風評について
プレミアグループグループの風評は、お客様、投資者及び監督官庁等のステークホルダーとの良好な信頼関係の構築・維持に重要であります。法令違反、従業員の不正行為、システム障害等、様々な原因により損なわれる可能性があります。これらを回避することができず、又は適切な対処が行えなかった場合、プレミアグループグループは、お客様、投資者及び監督官庁等のステークホルダーとの信頼関係を失うこととなり、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(12)のれん及び無形資産について
プレミアグループは、2015年6月19日にプレミア株式会社のすべての株式を取得した時点でのれん及び無形資産を計上しており、当該資産がプレミアグループの同項目のうち大きな部分を占めております。当該資産については、将来の収益力を適切に反映しているものと判断しておりますが、将来の収益性が低下した場合には減損損失を計上する可能性があります。なお、プレミアグループグループの連結財務諸表はIFRSを採用しており、当該のれん及び無形資産の一部は非償却資産であるため、毎期の定期的な償却は発生しません。参考情報として、当連結会計年度末で3,958百万円ののれん及び4,581百万円の非償却の無形資産を計上しており、取得日以降の償却をしておりません。当該資産について減損損失を計上した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(13)信用リスクについて
プレミアグループグループでは割賦売掛金や未収金の貸倒損失に備えるため、(14)に記載の取引信用保険等を締結することで貸倒リスクをヘッジしております。なお、2019年3月期からIFRS第9号「金融商品」が適用されたことにより、償却原価で測定する金融資産等に係る減損については、当該金融資産に係る予想信用損失に対して貸倒引当金を認識しております。但し、景気の動向、個人破産申立の増加、その他の予期せぬ理由等により、保険料の増加及び貸倒引当金の増加の可能性があります。その場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(14)信用保険契約について
プレミアグループグループは、クレジット事業及びオートリース事業における貸倒リスクをヘッジするため、複数の損害保険会社と取引信用保険及び保証機関型信用保険を締結しております。当該信用保険契約に定められている保険金の支払限度額を超過する貸倒損失が発生した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、貸倒損失の増加による保険料の増加、保険業法の改正及び損害保険会社のスタンス変化等により信用保険契約が継続できない場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(15)修理原価について
プレミアグループグループが営む故障保証事業においては、保証サービスの提供をご希望されるお客様に一定のお支払いをいただくことで、購入された自動車に故障が発生した際、あらかじめ定めた保証の提供範囲内において、無償で修理対応をしております。このため、高価格帯の車両故障の増加や車両部品の高騰等を原因として、修理原価が事前の想定より著しく増加した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(16)新規事業について
プレミアグループグループは、既存の主要事業であるファイナンス事業、故障保証事業に次ぐ新しい収益の柱としてオートモビリティサービス事業の拡大・伸長を積極的に推進しております。同事業が当初予定していた事業計画を達成できず、十分な収益を将来において計上できない場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(17)海外事業について
プレミアグループグループは、タイ王国におけるオートファイナンス事業、故障保証事業及び自動車整備事業やインドネシア共和国及びフィリピン共和国における故障保証事業及び故障保証に関連するコンサルティング事業等を展開しております。今後その他の国・地域に事業を展開する可能性がありますが、海外市場への事業進出には以下のようなリスクが内在しております。これらの事象が発生した場合には、プレミアグループグループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
①予期しえない租税制度の変更や外国資本に対する規制等の法律・規制の設定又は改廃
②予期しえない経済的又は政治的事件の発生
③予期しえないテロ・紛争・伝染病等による社会的混乱等
④予期しえない労働環境の急激な変化
⑤社会的共通資本(インフラ)が未整備なことによるプレミアグループグループの活動への悪影響
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー