白銅グループは、白銅(白銅株式会社)と連結子会社の株式会社AQR、上海白銅精密材料有限公司、Hakudo(Thailand)Co., Ltd.、Hakudo USA Inc.、West Coast Aluminum & Stainless, LLCにより構成されており、金属製品およびプラスチック製品の加工ならびに販売を主たる業務としております。
白銅のセグメントは、所在地別に日本、北米、中国およびその他の地域の4つに分類しております。
日本では、材料メーカーや同業他社から約5,500品目サイズの製品を仕入れ、それを標準在庫品として常時白銅工場に在庫しております。その標準在庫品をご注文に応じて切断やフライス加工し、短納期でお客様にお届けしております。また、白銅は標準在庫品の販売とは別に白銅工場に在庫していない製品を材料メーカーや同業他社から直接お客様にお届けする特注品の販売を行っております。
米国では、West Coast Alminum & Stainless,LLCが新規顧客開拓や新規事業の準備など、新たな海外事業の拡大に積極的に取り組んでおります。
中国では、連結子会社の上海白銅精密材料有限公司が製品を白銅および材料メーカー等から仕入れて上海の工場に在庫し、ご注文に応じて切断やフライス加工し、短納期で中国のお客様にお届けしております。また、同社の工場に在庫していない製品についても、白銅および材料メーカー等から仕入れて直接お客様にお届けしております。
その他の地域のタイでは、連結子会社のHakudo(Thailand)Co., Ltd.が中国同様に製品を白銅および材料メーカー等から仕入れてバンコクの外部倉庫に在庫し、現地企業に販売を行っております。
白銅グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において白銅グループが判断したものであります。
(1)経営方針
白銅グループは、経営理念として『私たちは、関係する全ての人に信頼されるとともに、モノづくりに関わる人々へ商品・便利・安心の提供を通じて、社会に貢献します』を掲げております。その実現のために、あらゆるステークホルダーとの信頼関係を築き、従業員一人一人のチャレンジ精神を原動力として、持続可能な社会の発展に今後も貢献し続けてまいります。
また、ブランドスローガンとして「あたらしい、を、素材から。」を定めております。あたらしいテクノロジーも、高いクオリティの「素材」があってこそ、と認識しております。優れた生産材が世界に今までになかった発想やイノベーションを生むと考え、産業の持続的発展に貢献してまいります。
(2)経営戦略等
白銅グループは、以下の「(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載の経営課題に取り組むことにより、売上高および経常利益の中長期的な成長を目指してまいります。
(3)経営環境
原材料市況は、電気銅建値がトン当たり2023年3月末の123万円から2024年3月末には137万円に上昇、また、アルミニウム地金(日本経済新聞月別平均値)はトン当たり2023年3月末の36万9千円から2024年3月末には40万円に上昇しました。一方でステンレス鋼板(鉄鋼新聞月別中心値)はトン当たり2023年3月末の68万円から2024年3月末には60万円に下落しました。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
白銅は、次に掲げる事項を経営課題と認識し、2022年5月に公表した2022年度を初年度とする中期経営計画(前進「期待を上回る」)においても、その解決に取り組むこととしております。
◆ ビジネスの進化による事業成長
◆ 経営基盤の強化
① 重点戦略方針
「ダントツ」の価値提供を実現することで、顧客満足度の向上と、コア事業の深化・事業領域の拡大を目指してまいります。
ダントツ戦略をベースに、2025年3月期までにビジネス進化と経営基盤の強化を図ってまいります。
② 中期経営計画施策の振り返りと重点戦略の実施状況
イ.中期経営計画2年目(2024年3月期)施策の振り返り
・白銅ネットサービスの機能強化や商品アイテム数の増加により利便性を向上させました。
・太陽光パネル設置や環境に配慮したEco商品導入などサステナビリティ経営を推進しております。
ロ.重点戦略の実施状況
(a) 白銅ネットサービスの進化による顧客基盤の強化・拡大と利益率の向上
・他社在庫品を中心に取扱アイテムを拡充しております。白銅標準在庫品と他社在庫品を合わせ、3月末時点で約84,900アイテムがご利用可能になりました。
・白銅ネットサービス登録件数は3月末時点で累計約11,800社、ご登録ユーザー様数が約24,100名様に増加しました。また、流通業者のその先のお客様がご利用可能なCSネットサービスも展開しております。
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(b) 成長領域の拡大・営業強化
◆ 半導体領域
専門部署による業界の集約
・半導体関連の販売先を専門部署に集約し、業界ナレッジを蓄積する仕組みを構築いたしました。
◆ 自動車領域
新規顧客獲得
・金属3Dプリンターを契機に自動車関連の新規顧客を獲得し、他商材の拡販も展開しております。
◆ 航空・宇宙領域
伊賀倉庫(三重県伊賀市)新設
・ウォータージェット切断機・マシニング加工機・ワイヤーカット機などの加工設備を集約しました。
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(c) 海外事業の拡大
・2023年3月に白銅の100%子会社であるHakudo USA Inc.が米国カリフォルニア州「West Coast Aluminum & Stainless, LLC」の51%持分取得を行い子会社化し、100日間のPMI(事業統合)のフェーズが終了し、事業拡大のフェーズに入りました。
・海外売上高比率では、中期経営計画3年目(2025年3月期)の目標値である白銅グループ海外売上高比率12%を前倒しで達成しました。
活動状況
◆各拠点の事業拡大
タイを中心に海外子会社でのEコマース事業の拡大を実施しております。
東南アジアでは、ベトナムを中心に販売代理店パートナー経由の売上高拡大を目指します。
米国子会社での非鉄金属の輸入卸売・加工事業は開始済みであり、またEコマース事業を第2四半期に
開始予定です。
◆出資・提携先の検討
米国・韓国・台湾を中心に、更なる投資先の検討および訪問、協議を実施しており、台湾では、一部試
験的な取引も開始しております。
(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標などがある場合
白銅グループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標は、売上高および経常利益であります。
(1)白銅のリスクマネジメント体制
白銅は、白銅グループの事業活動に関する諸種のリスク管理を所管するリスク管理委員会を設置しています。リスク管理委員会の構成は、ESG・SDGs推進室長を委員長とし、各部門を代表する管理者が委員を務めております。
リスク管理委員会は「リスク管理規程」に基づき、リスク管理体制の構築と運用にあたっており、より具体的には以下のサイクルを廻すことで、リスク管理体制の運用を行っております。
① リスクカタログの作成
リスクの把握と対応の優先順位の決定
リスク評価判定基準に基づくリスク値の算出
② リスクカタログの見直し
定期見直し:毎年5月に定期的な見直しの実施
随時見直し:内外の環境が大きく変化した場合の適宜見直し
見直し方法:内外の環境を鑑みリスク評価判定基準に基づくリスク値の見直しおよび新たなリスクの認識
③ リスクカタログの運用
作成時または見直し時にリスク値が一定の値を超えたリスクについては、リスク管理委員会で討議し対策を実行する。
なお、白銅は、リスクを「組織に物理的、経済的もしくは信用上の損失又は不利益を生じさせる全ての可能性」と捉えたうえで、リスクマネジメントを「リスクの影響を抑えつつ、リターンの最大化を追求する活動」と位置付けております。
また、取締役および従業員は、白銅グループの存続を危うくする重大な危機発生の可能性を常に意識し、危機の回避、軽減および予防策、その他必要な措置を事前に講ずることとしております。
(2)事業等のリスク
白銅グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況等に重要な影響を与える可能性があるリスクについて以下に記載しておりますが、これらのリスクは必ずしも全てのリスクを網羅したものではなく、想定していないリスクや重要度が低いと考えられるリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。
なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において入手可能な情報等に基づいて、白銅グループが判断したものであります。
ア.重要なリスクおよびその発生可能性・影響度の評価
白銅グループは、「経営成績等に重大な影響を及ぼす可能性があるリスク」を「重要なリスク」と定義しております。重要なリスクおよびその発生可能性・影響度の評価は、以下のとおりです。
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区分 |
重要なリスク |
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事業横断的な |
① |
非鉄金属市況による影響 |
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② |
特定業界への売上高依存 |
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③ |
原材料の供給に関する影響 |
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④ |
人材の確保および育成 |
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⑤ |
固定資産の減損の影響 |
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⑥ |
設備の老朽化・劣化等による影響 |
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⑦ |
事業再編・事業撤退等に伴う影響 |
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⑧ |
企業買収・合併等に伴い発生する影響 |
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⑨ |
海外事業活動 |
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オペレーショナル |
⑩ |
災害・事故・感染症等に関する影響 |
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⑪ |
情報セキュリティに関する影響 |
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⑫ |
訴訟その他法的手続きに関する影響 |
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⑬ |
繰延税金資産の回収可能性 |
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⑭ |
気候関連リスク |
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⑮ |
人権に関するリスク |
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(リスクマップ)
イ.主要なリスク
重要なリスクのうち、発生可能性「高」または影響度「大」と評価した重要なリスクを主要なリスクとして、以下に記載しております。なお、⑭気候関連リスクについては、(3)気候変動への対応(TCFD提言にもとづく情報開示)をご参照ください。
① 非鉄金属市況による影響
白銅グループの主要販売品目であるアルミニウム、伸銅等の非鉄金属の価格は、原材料市況によって変動しております。このため原材料市況が大きく変動した場合には、白銅グループの業績に重要なプラスまたはマイナスの影響を及ぼす可能性があります。連結営業利益に与えた原材料市況の変動による棚卸資産影響額は、前連結会計年度は差益5億5百万円でしたが、当連結会計年度は差益1億5百万円へ減少しました。
また、白銅グループの商品及び製品は、期末評価において期末付近の仕入実績に基づく品目別の再調達原価を使用して評価を行っております。このため原材料市況が大きく変動した場合には、会計上の見積りにおける期末評価差額または将来における実際の販売価格と会計上の見積りとの乖離により、業績に重要な影響を与える可能性があります。
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
中 |
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対応策 |
a.非鉄金属市況の変動に伴う取扱い品目の価格変動は、品種品目により四半期毎または都度、販売価格へ転嫁させております。 b.白銅在庫商品は、品目アイテム単位で過去の販売実績および販売予測を勘案して発注量を調整することで、在庫量の最適化を図っております。 c.期末の再調達原価に基づく評価以外に、在庫販売回転月数に応じ、長期滞留評価を行うことで業績に与える影響を低減しております。 |
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② 特定業界への売上高依存
白銅グループは、アルミニウムやステンレスの厚板を多方面の業界に販売しております。なかでも半導体製造装置業界およびFPD製造装置業界向けの売上高比率が高く、同業界は、いわゆる「シリコンサイクル」や「クリスタルサイクル」に大きく影響されるため、その周期によって白銅グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
当連結会計年度末時点では、中長期的にはIoTやDX、生成AI市場の拡大、電気自動車の推進などによる半導体需要の拡大が予想されているものの、短期的には調整局面が続くと考えております。
その他、工作機械業界は、輸出向けを中心に需要は依然として低迷しておりますが、航空機業界については、民間機需要が回復するとともに、防衛関連を中心に官需向けも好調に推移しております。
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
中 |
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対応策 |
白銅グループでは、次の事業展開により特定業界への売上高依存の回避を図っております。 a.環境汚染規制対応商品群であるECOシリーズの品揃えを拡充します。CO₂排出削減など環境に配慮したアイテム数の拡大、カドミレス・鉛レス真中等の需要に対応します。 b.航空宇宙規格材料の品揃えを拡充します。長期的な需要拡大が期待される産業であり、白銅の特徴を活かして、伸長させる分野であると捉えております。 c.技術革新と成長の期待がある自動車領域に対して、組織を整え、必要な設備投資を行い、加工技術を習得したうえで、伸長させる分野であると捉えております。 d.お取寄せ品の品揃えを拡充します。従来取り扱いの少なかった金属材料以外の副資材等についてもメーカーや同業他社の扱い商品を白銅ネットサービスからお取り寄せできるようにすることで、これら資材等の需要に対応します。また、白銅ネットサービスの利用窓口を法人のみならず個人ユーザーにも拡大し、個人ユーザーの需要取り込みを行っております。 e.WEBサイトから金属3Dプリンター造形品および図面加工品の即時見積り・注文を可能にしたほか、3DCADファイルのアップロードにより即時に自動で材料の大きさを計算する材料取りアシスト機能を追加するなど、白銅ネットサービスの機能性向上に努めております。 f.加工方法の多様化を進めます。自動化設備の導入・拡大により需要増加に対応します。また、新設したウォータージェット切断機により難削の需要に対応します。 |
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⑦ 事業再編・事業撤退等に伴う影響
白銅グループは、事業再編の実施側または被実施側として事業の整理や資源の集中を行うことがありますが、人事制度の統合に伴う労働条件の変更による従業員のモチベーションの低下、不利益変更による訴訟、人件費の増大や、人事評価や労務管理の習慣等が異なることにより、制度運用の失敗等により従業員の不安を招く可能性があります。または、事業再編が当初期待した効果や収益を上げることができず事業撤退等が発生した結果、白銅グループの事業および業績ならびに財政状況に影響を及ぼす可能性があります
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
低 |
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対応策 |
a.事業再編を通して重複機能を削減し、配置人員の戦略分野・業務への再配置による人員・人件費の非効率の解消に取り組みます。 b.多様な能力・ノウハウ・経験を持つ人材交流、異なる組織風土や思考特性を持った組織を統合することで、強固かつ新たな競争優位要因の構築に努めます。 c.事業再編の実施後は、その効果を定量的・定性的に測定しております。また、撤退条件を設定しております。 d.定期的に法律事務所や会計事務所その他の専門家とコミュニケーションを取ることで、検討すべき法的リスク・経済社会環境の変化についての情報を得るとともに、必要な支援を受けております。 |
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⑧ 企業買収・合併等に伴い発生する影響
白銅グループは、企業買収および資本参加を含む投資または合併による事業の拡大(以降、投資等)に取り組んでおりますが、投資等の実行後にグループ全体に内在するリスクおよび機会を適時・的確に識別することができず当初想定した財務上の目標やシナジー効果を実現できない、偶発債務の発生や未認識の債務等が判明する、これらに伴いのれんの減損が発生する可能性があります。さらに、投資後のPMI(※)が計画通り進まないことや、対象事業の戦略が白銅グループの経営理念や経営戦略と将来に亘って整合しないことにより、白銅グループの事業および業績ならびに財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
※ ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI):合併・買収後の統合プロセス
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
中 |
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対応策 |
a.投資等により事業の拡大を企画する場合は、その投資等の可否に対し、法令順守等の基本事項および経済的基準・技術的基準・その他定性的基準を設けており、それらを単一もしくは複合的に検討して、機関決定を行うプロセスとしております。 b.投資等の実施後はPMI(※)強化の一環として、その効果を定量的・定性的に測定しております。また、案件別に撤退条件を設定しております。 c.投資等の検討段階において法律事務所や会計事務所その他の専門家への相談や規制等の調査等に努めております。また投資等の実施後は定期的に各専門家とコミュニケーションを取ることで、検討すべき規制・環境変化についての情報を得るとともに、必要な支援を受けております。 d.投資等に係るリスク軽減のために保険の提供を受けることも検討してまいります。 |
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⑨ 海外事業活動
白銅グループは、これまで展開していたアジア市場に加え北米市場に進出いたしました。今後も、その他海外への進出、拡大や現地の有力パートナーとの連携等に積極的に取り組んでまいります。
しかしながら、現地の税制・規制の制定や変更、政治・経済情勢・為替等の変動や提携先パートナーの財務状況の悪化・提携の解消や提携の維持が困難となる事由が発生し、期待された収益を上げることができない可能性があり、白銅グループの事業および業績ならびに財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
低 |
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対応策 |
a.海外事業活動により事業展開をする場合は検討段階において現地の法律事務所や会計事務所その他の専門家への相談や規制等の調査等に努めております。また投資等の実施後は定期的に各専門家とコミュニケーションを取ることで、検討すべき現地規制・環境変化についての情報を得るとともに、必要な支援を受けております。 b.投資等の対象先が販売先を兼ねる場合には、与信調査を定期的に行うことで損失等の防止を図っております。 |
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⑩ 災害・事故・感染症等に関する影響
白銅グループの各事業拠点、特に白銅の各工場が、自然災害や大規模な事故または治療方法や対策が確立されていない新たな感染症の流行等により重大な被害を受けた場合、長期にわたる操業停止や大規模な修繕・設備改修等が発生することが想定されます。また、主要な販売先または仕入先がこれらの被害を受けた場合、白銅の販売活動または製造活動に重要な影響を及ぼすことが想定されます。このためこれら災害・事故・感染症等が発生した場合、白銅グループの事業および業績ならびに財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
中 |
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対応策 |
a.国内においては、事業や財務への影響の予防・軽減を目的として、工場の分散、耐震工事の実施、損失をカバーする包括的な損害保険の加入等により、自然災害等の発生時のリスク分散体制を構築し、事業の早期復旧に対応するためBCP計画の作成および定期的な計画見直しにより影響を最小限に抑える体制を構築しております。 b.海外拠点においては、種々の保険の加入等および、不慮の事象が発生した場合の、報告・行動等を定め、迅速な対応ができる体制を構築しております。 c.災害発生時の従業員の行動・対策については従業員に周知徹底を図るとともに、有事に備えた、安否確認訓練を定期的に実施しております。 d.感染症に対しては、政府等の発表を参考に外部の専門家と相談のうえ、感染源対策・感染経路対策・標準予防策等を取れる体制を構築しております。 |
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⑪ 情報セキュリティに関する影響
白銅グループの事業活動は、コンピュータシステムおよびコンピュータシステムを結ぶ通信ネットワークを利用して行っております。通信ネットワークに生じる障害や、ネットワークまたはコンピュータシステム上のハードウェアもしくはソフトウェアの不具合・欠陥、データセンターの機能停止等により事業活動に支障が出る可能性があります。また、情報システムが適切に導入・更新されていないことによるシステム上の不具合、業務の非効率、生産性低下を招き、事業活動に支障が出る可能性があります。さらに、白銅グループでは業務を遂行上、厳格な情報管理が求められておりますが、不測の事態により情報の遺漏が発生した場合には、社会的信頼の失墜を招くとともに、売上高が減少あるいは販管費が増加し、白銅グループの経営成績および財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
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影響度 |
大 |
発生可能性 |
中 |
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対応策 |
a.リスク管理委員会の分科会として情報セキュリティ推進プロジェクトを発足させ、その中で情報セキュリティ管理を向上させ、情報漏洩の防止強化、内部統制レベルの向上、ISO27001に準拠した社内ルールの整備・運用により、情報セキュリティ事故の発生を抑えております。 b.リスク管理委員会において、情報セキュリティに関する社内規程等の整備、不正アクセスを未然に防止するための対策、従業員に対する教育等を実施し、更にこれらの取組みを定期的に評価・見直すことにより、情報セキュリティマネジメントの継続的な改善に取り組んでおります。特に、効率的で安定した事業活動の遂行を担保するため、老朽化したシステムの更新を行っており、また、サイバー攻撃全体への対応として「情報セキュリティ対策チーム」を設置し、外部からの不正アクセスを常時監視するとともに、有事の際に適切な対応を実現する体制を構築しました。 c.在宅勤務の制度化により、PC等の情報機器の持ち出しの機会が増えたことに伴い、情報機器の紛失や盗難の事故対策として、暗号化製品の導入やリモートロック・リモートワイプ機能の設定を行っております。 d.情報漏洩防止に関するルールの周知・徹底、理解度向上等の教育を継続的に行うことで、情報漏洩に対する従業員の意識の強化に努めております。 |
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