バルコス(7790)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】バルコスグループは、バルコス及び連結子会社8社(株式会社アイ・シー・オー、株式会社ファッションニュース通信社、BARCOS HONG KONG LIMITED、广州巴可斯商貿有限公司、株式会社トリプル・オー、株式会社BFLAT、株式会社immunity、株式会社藤本コーポレーション)で構成されており、(1)ライフスタイル提案事業、(2)メディアクリエイティブ事業、(3)ディベロップメント事業を展開しております。事業区分と各バルコスグループの主なセグメントとの関係は次のとおりであります。 以下に示す事業区分はセグメントと同一の区分であります。セグメントの名称会社名主な内容(1) ライフスタイル提案事業株式会社バルコス(バルコス)・バッグ、財布等の企画・インフォマーシャル(※1)、ECサイト(※2)、店舗、新聞・雑誌等のメディアを通じた販売・服飾雑貨等の製造・販売株式会社アイ・シー・オーBARCOS HONG KONG LIMITED广州巴可斯商貿有限公司株式会社BFLAT株式会社immunity株式会社藤本コーポレーション(2) メディアクリエイティブ事業株式会社ファッションニュース通信社・ファッション関連情報メディアサイトの運営・サッカー関連情報メディアサイトの運営・映像制作等株式会社トリプル・オー(3) ディベロップメント事業株式会社バルコス(バルコス)・収益物件の賃貸・Barcos Coffee、BARCOS RYOKAN 三朝荘の賃貸 (1)ライフスタイル提案事業ライフスタイル提案事業では、「美しく豊かに暮らす」をコンセプトにバッグ、財布、服飾雑貨等の企画・製作およびインフォマーシャル(※1)、ECサイト(※2)、店舗、新聞・雑誌等のメディアを通じた販売を行っております。 1)バッグ、財布等の販売<バッグ、財布等のデザインの企画>日本のデザインチームが企画及びデザインしたサンプルを、中国広州にある連結子会社のサンプル工場で製作しております。サンプルの修正作業等も迅速に行い、通常1か月間かかるサンプル製作を、約1週間に短縮することで、製品化へのスピードを速くできる仕組みを構築しております。サンプル製作後の本生産につきましては、価格、納期、クオリティに応じて、主に中国、バングラデシュ、日本の中から最適な生産協力工場へ依頼することで、品質の維持に努めております。 <販売>海外工場で本生産された財布、バッグ等を国内に仕入れた後は、インフォマーシャル(※1)、ECサイト(※2)、店舗、新聞・雑誌等のメディアを通じて販売を行っております。また、山陰エリアを中心に直営店やショッピングセンター、百貨店等のテナントショップを出店しており、店舗販売を行っております。 ※1 「情報」という意味のインフォメーションと、「広告」という意味のコマーシャルを掛け合わせた造語であり、15秒や30秒のテレビCMとは異なり、29分の通販番組のこと。※2 公式オンラインショップ、Yahoo!ショッピング、楽天市場、ZOZOTOWN等 バルコスグループは、コロナ禍により大きく変化した小売環境に柔軟に対応するために、メディア発信を積極的に行っております。その効果により実物商品を見たい顧客に対応するため、店舗にショールームとしての役割を担わせております。2025年12月末現在の店舗の一覧は次のとおりであります。 地域店舗数開設年月日店舗名関東地区4店舗2005年2月マリンフランセーズ代官山店2009年9月マリンフランセーズたまプラーザテラス店2010年7月マリンフランセーズアトレ吉祥寺店2019年12月バルコス東京目黒本店中部地区1店舗2004年2月マリンフランセーズ新潟ビルボードプレイス店中国地区6店舗2016年1月バルコス倉吉本店2017年8月バルコス鳥取店2017年11月倉敷天満屋店2019年4月ゆめタウン出雲店2024年8月イオンモール日吉津店2024年8月イオン松江ショッピングセンター店九州地区1店舗2012年2月マリンフランセーズアミュプラザ小倉店合計12店舗 バルコスグループが取扱う主なブランド及びその特徴は、次のとおりであります。 ブランドコンセプトBARCOS(バルコス)「現代女性のさまざまなライフシーンを美しく、豊かにする」をコンセプトにした、バッグ・革小物のバルコスオリジナルブランド。タイムレスから最新トレンドまで、ユーザーニーズに合わせた幅広いアイテムをご提案いたします。Hanaa-fu(ハナアフ)美しいディティールと立体感のあるデザインが特徴のブランド。バッグの美しい立体的なフォルムは、複雑な構造とそれを可能にする高い技術によって具現化されています。東洋らしいフォルムと西洋のエレガンスが融合するスタイルが新しいジャパニーズ・モダンを表現しています。BARCOS J LINE(バルコスジェイライン)感性豊かな新しい文化と古くから受け継がれる匠の技。日本には世界が認める現代アートやアニメなどのポップカルチャーに代表される最先端のクリエーションがあります。また、日本には古来より各分野で脈々と受け継がれる世界に誇れる職人技術があります。この日本を代表する2つの文化を融合し世界基準のラグジュアリーブランド創出を目指しバルコスJライン全ての商品は皮なめしから、裁断、縫製、彫金にいたるまで最高峰の職人達が、日本の物作りに徹底的にこだわりました。Barcos Blue(バルコスブルー)流行に左右されない若い女性のためのオーセンティックで本物志向のバッグ、財布、小物類を取り揃えたバルコスの新しいブランド。フェイクレザーやキャンバスを使った商品を多数取り揃えています。 2)服飾雑貨等の販売2023年4月に全株式を取得した株式会社BFLATでは、主として女性向けのカジュアルウェアやオケージョンウェアを、楽天市場やZOZOTOWN等のECサイトを通じて販売を行っております。2024年2月に全株式を取得した株式会社immunityでは、女性の美の在り方を追求した商品企画及びインフルエンサーマーケティングを活用した商品販売を行っております。2025年10月に全株式を取得した株式会社藤本コーポレーションは、明治39年の創業以来、100年以上にわたり靴下・手袋の製造を手掛けてきた企業です。原糸の選定から編立、加工、仕上げまでの工程を自社で一貫して行う日本製靴下メーカーとして、取引先から高い信頼を得ており、安定した受注・販売を行っております。 ブランドコンセプトOtaniryuji(オオタニリュウジ)繊細な刺繍が描く、アートバッグの世界。ミラノのランウェイに登場し話題となり、TVドラマのスタイリストからもオファーを受けたオンライン限定オーダーのEYEs Collection をはじめ、大谷リュウジの繊細なデザインエッセンスを閉じ込めたアートバッグを取り揃えています。大谷リュウジにしかできないモノクロと流麗な曲線により表現された作品が物語る世界観をお楽しみいただけます。Niana(ニアナ)特別な日にまとうドレスはリーズナブルで上質なものを。都会的な洗練されたトータルコーディネートがnianaで叶います。品質とプライスのバランスを日々追求し続けています。FASHION LETTER(ファッションレター)ベーシックからトレンドまで。「無色透明・NO COLOR」決まった色がない事がFASHION LETTERの色。ジャンルやスタイルにとらわれない自由なファッションをご提案します。aity(アイティ)AI技術とファッションを組み合わせた革新的なブランドです。アナログとデジタルのシームレスな融合により、お客様一人ひとりのスタイルを追求するお手伝いをします。etoll(エトル)系統にとらわれず、気分を高めたい日や特別な日、いつでも私の好きを身につけましょう。自分自身のためにお洒落をしたい気持ちを大切に、豊かな個性とトレンドを取り入れたアイテム、少しだけお手本になるようなスタイリングを提案します。 (2)メディアクリエイティブ事業バルコスグループでは、2021年1月にWEBメディアで情報発信する新規事業を行うため、新会社「株式会社ファッションニュース通信社」を設立し、ファッション関連情報を発信するWEBメディア「CoordiSnap」と「fashion trend news」を運営しております。また、株式会社ファッションニュース通信社は、2023年3月に株式会社コリーよりWEBメディアを事業譲受し、サッカー関連情報を発信するWEBメディア「Qoly」を運営しております。さらに、バルコスグループでは、2023年4月に全株式を取得した株式会社トリプル・オーにおいて映像、ポスター、CDジャケット、グラフィックデザイン、イベントプロデュース、番組ディレクション、ロゴデザイン、パンフレットデザイン等の企画、管理、制作を行っております。 それぞれのWEBメディアの特徴と情報発信から広告収入までの主な流れは以下のとおりです。WEBメディア特徴CoordiSnap全国のオシャレな人、オシャレなファッション業界人、日々オシャレを発信する販売の現場スタッフのコーディネートを取り上げて発信するコーディネートスナップメディア。fashion trend news「誰でも簡単に取り入れられるおしゃれライフ」をテーマに、気軽に取り入れられるファッションニュース、ファッションテクニックや日々をちょっと素敵にするコラム、耳より情報など、毎日オシャレに関するトレンド情報を発信するメディア。Qoly2009年創刊のサッカーウェブニュースの草分けのひとつ。世界各地のサッカー及びサッカーカルチャーの最新情報を配信し、Jリーグ機構及び日本サッカー協会の「公認専門媒体」にも位置付けられている。 ①CoordiSnap 、fashion trend newsはファッション関連情報を提供するデジタルメディア、Qolyはサッカー関連情報を提供するデジタルメディア。②記事の作成を担うライターは、ファッション関連やサッカー関連に高い専門性を持つ集団であり、新規性の高い記事を作成。③細やかな分析を背景にページビュー数は増加しており、CoordiSnapは月間2億ページビュー、fashion trend newsは月間700万ページビュー、Qolyは月間1,200万ページビューを超えるメディアに成長。④コンテンツの表示回数に応じて広告収益が得られるスキーム。 映像・グラフィック制作①CDジャケット・ポスターなど音楽、TV、舞台など幅広い、ジャケット・ポスターなどの制作を行っています。②映像アーティストのプロモーションビデオや企業CMプロデュースなど様々なジャンルの映像を手掛けています。③伝統芸能歌舞伎や舞台などのビジュアル化を得意としており、この分野に大きな強みを持っています。 (3)ディベロップメント事業ディベロップメント事業では、主に東京都、大阪府のオフィスビル、事務所、マンション等の収益物件の賃貸を行っており、安定的な賃貸収入を得ております。また、鳥取県では、本社にBarcos Coffeeを併設し、飲食店の運営を外部に委託することで賃貸収入を得ております。さらに、2021年12月に買収(2024年12月にバルコスが吸収合併)した株式会社バルコス旅館三朝荘において、BARCOS RYOKAN 三朝荘の運営を外部に委託することで賃貸収入を得ております。 Barcos CoffeeとBARCOS RYOKAN 三朝荘の特徴とイメージは以下のとおりです。項目特徴・イメージBarcos Coffee「美しく豊かな毎日をあなたに」をコンセプトに、鳥取県の良質な食材で作る「パイ」と「サンドイッチ」で彩り豊かな食を愉しむライフスタイルカフェです。BARCOS RYOKAN 三朝荘私たちだけの小さな隠れ家リゾート。大切な人と日常から離れ静かなひと時を過ごす場所。心身を整え、幸せな時間が流れる特別な空間。 バルコスグループの事業系統図は、次のとおりであります。 [事業系統図]
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】バルコスグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてバルコスグループが判断したものであります。 (1)経営方針「創る、造る、売る」を経営理念とし、ファッション関連商品(バッグ、アクセサリー、服飾雑貨等)を主力商材に、現代女性のさまざまなライフシーンを美しく、豊かに演出する企業を目指しています。また、バルコスが本社を置く鳥取県は日本で最も人口が少ない県であります。バルコスは倉吉市を中心とする鳥取県中部を美しく豊かな地域とするために、クリエイティブな商品づくり、情報発信を通じて、人が集まる「核」となるべく、人にやさしい、環境にやさしい新製品の開発ならびに付加価値を強化することに努めています。そのために、①バルコスの強みである商品づくり、メディア事業による情報発信により、バルコスのものづくりや理念に共感する人財/パートナーが自然と集まり、②バルコスの企業活動を通じてバルコスと「倉吉」に人が集まり栄えていくという状態を実現、そして③「倉吉」という地域に根付いたバルコスが、Barcos CoffeeやBARCOS RYOKAN 三朝荘といった食と観光を通じて地域の発展に貢献していく、ことをビジョンとしております。また、日本全国どこにいても夢が叶えられる「販売のプラットフォーム」をつくり、倉吉市という山陰の小都市からでも夢が叶えられるということを実現していくことで、やがてはあらゆる地方から新しい事業が生まれ、日本中が活気溢れる、美しく豊かな未来を創造していきます。 (2)経営環境当連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)における我が国の経済環境は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、原材料価格やエネルギー価格の高止まり、円安基調の長期化による物価上昇の影響に加え、世界的な金融引締めや地政学的リスクの高まりなどにより、先行き不透明な状況が続きました。こうした環境下においても、バルコスグループは、つねに良い品質の商品をお手頃な価格で提供することで、より強固な顧客基盤を築くことによって当連結会計年度の売上高は堅調に推移しましたが、一方で当連結会計年度においてはM&A関連の先行投資を積極的に実施したことにより利益面では一時的に影響が生じたものの、収益改善の取り組みが奏功し、2025年11月に公表した業績予想の修正値を各段階利益において上回る結果となりました。これらの投資は、2025年11月に公表しております中期経営計画の戦略に則った中期的な成長基盤の強化および事業領域の拡大を目的とした先行投資であり、今後は新たに加わった企業とのシナジー創出や事業拡大を通じて、収益力の向上および持続的な成長の実現を図ってまいります。 各セグメントが実施した具体的な施策は以下のとおりとなります。(ライフスタイル提案事業)ライフスタイル提案事業は、「美しく豊かに暮らす」をすべてのお客様へ提供する事業です。株式会社バルコスでは、バッグ・財布などのファッションアイテムをインフォマーシャル(※)、新聞、EC、顧客DMなどの既存メディアを通じて販売しております。マリンフランセーズブランドではハイエンドなアパレル商品を店舗やECで販売しております。株式会社BFLATでは、ドレスを中心としたオケージョンファッションアイテムを自社ECサイトやZOZOTOWN等のECモールで非常に高い効率で販売しております。株式会社immunityでは、フェムテック商品をインフルエンサーマーケティングで販売しております。バルコスグループでは、M&Aにより異なる機能を持った会社がグループインし、「自由につくり、自由に売れる」プラットフォームの構築を行ってまいりましたが、株式会社BFLATの売上高はグループ参加時から約1.6倍に達するほど飛躍的に事業を拡大しており、同社の持つEC販売におけるノウハウを今後はグループ全社に展開し、EC強化を実現いたします。このように中期経営計画に向けたプラットフォーム構築準備が完了し、本格的にM&Aを推進する段階へと移行しております。2月には上質なデイリーウェアを展開するアパレルブランドのマリンフランセーズがグループインしました。マリンフランセーズは商品力が低く、粗利率が低いという弱点がありますが、バルコスグループの高い商品力により高品質で低価格な商品力を手に入れ、粗利率の改善、売上高の増加が見込まれます。10月には株式会社藤本コーポレーションがグループインしました。同社は高い商品力で繊維製品の自社一貫製造を行っており、販売チャネルがBtoBであることから粗利率が低いという弱点がありますが、今後はバルコスグループの高い販促力でBtoCへと販売チャネルを広げることが可能となり、粗利率の改善、売上高の増加が見込まれます。このように、弱点を持った企業や事業をバルコスのプラットフォームに取り込むことで、その弱点を補完し、成長を加速することができる、そのようなビジネスモデルを目指してまいります。 (メディアクリエイティブ事業)株式会社ファッションニュース通信社は、自社が運営するファッションメディアの広告収入により収益を獲得する他、SNS広告のノウハウをグループ全体に供給しております。また、株式会社トリプル・オーはグループ内の広告制作に特化することにより低価格で高品質な制作物をグループに供与しております。これらのグループ間連携により、効率的かつ質の高い制作物を提供し、高い発信力でグループ全体の基盤を支える役目を果たしてまいりました。 (ディベロップメント事業)ディベロップメント事業においては、昨今の都心部における不動産価格の大幅な上昇を踏まえ、株式会社バルコスが東京および大阪に保有する収益物件につきまして、その保有目的を販売用不動産に変更いたしました。現在、当該物件の売却に向けて販売活動を進めており、その売却資金を原資に更なる投資による事業の拡大を目指しております。また、「BARCOS RYOKAN 三朝荘」の施設改修を実施いたしました。修繕費が増加いたしましたが、秋の紅葉シーズンや鳥取の蟹シーズンに合わせた宿泊プランを提供することで、高い客室稼働率と単価を維持しました。 (3)中期経営戦略バルコスグループはお客様へ「美しく豊かに暮らす」を提供することを理念に、自由につくり、自由に売れるバルコスプラットフォームの構築を推進してまいりました。バルコスプラットフォームは、BtoCビジネスを支える原動力である「商品力」「販促力」「販売力」の3つの力を柱として、それらの力が融合することで大きな付加価値を生み出します。2023年にグループインした当時から株式会社BFLATは特に大きく成長しており、売上高は約1.6倍に達し、利益も堅調に拡大しております。このように新たな事業を取り込むことでグループ機能の補完を図り、成長を加速させるビジネスモデルを目指しております。3つの力については、第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②経営成績の状況 に記載しております。 バルコスプラットフォームの特徴は、商品力は優れている(青信号)けれども販促力と販売力が足りない(赤信号)企業や、販促力は優れている(青信号)けれども商品力と販売力が足りない(赤信号)企業がバルコスグループに加わることで、商品力、販促力、販売力の全てを青信号に変える事が出来ます。さらに、様々なノウハウを持つ企業がグループインすることで、プラットフォーム自体のブラッシュアップが進み、大きな付加価値を生み出します。今後あらゆる企業がバルコスプラットフォームにグループインする事で商品力、販促力、販売力をブラッシュアップし、高い商品クオリティを保ちながら、売上と粗利が飛躍的に上昇していきます。加えて、広告投資で成り立つ持続的成長の循環サイクルである「バルコスプラットフォームエコシステム」を確立しております。こちらは以下のとおり広告と販売の循環サイクルとなっております。①広告投資:マスメディア(TV、新聞雑誌)デジタルメディア、SNS等のマーケティング手法を組み合わせた効率的な訴求。②新規顧客の獲得:コールセンター、EC、店舗で受注。③顧客基盤の構築:新規顧客の獲得による顧客情報基盤の構築。④CRM活動:顧客情報の分析、DM、メルマガ、LINEの配信。⑤顧客の活性化:既存顧客へのアプローチ、投資費用を抑え、売上獲得を目指す。⑥利益の獲得:広告原資の獲得により①~⑤を繰り返し、持続的成長の実現を図る。バルコスグループは積極的なM&Aとバルコスプラットフォームによるシナジー効果で早期に結果を出し、バルコスプラットフォームエコシステムにより持続的に成長していくことで、地方にいても夢が叶えられるという事を実現していきます。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標バルコスグループは、お客様に上質な商品をお手頃な価格でご提供するために売上総利益率を重要視しております。過去3年の売上総利益率は以下のとおりです。(単位:%)2023年12月期2024年12月期2025年12月期71.469.567.7 また、売り上げの大部分を占めるライフスタイル提案事業における広告宣伝費と売上の相関関係を表す指数として、その宣伝効果を測定するため「MR」にも注視し、広告戦略を策定しております。宣伝効果の高い広告素材の制作のために、広告素材の制作数を増加させること、MRの高い広告素材及び商品を企画、販売することを最大のミッションと考えております。過去3年のインフォマーシャルにおけるMRは以下のとおりです。 2023年12月期2024年12月期2025年12月期4.775.245.48 上記の広告戦略を成功させるため顧客基盤の構築・拡大も大きなミッションとし、新規顧客獲得によるグループの顧客数も注視しております。過去3年の顧客数は以下のとおりです。(単位:万人)2023年12月期2024年12月期2025年12月期129156188 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 商品開発力及びブランド価値の向上バルコスは、お客様の好みや流行の変化に素早く対応するため、市場動向や購買データを分析し、それを商品企画に反映する体制を強化してまいります。また、グループ内の各ブランドで得られた販売実績やマーケティングの成功事例を共有することで、ブランドの魅力を高め、売れ筋商品の継続的な創出を目指してまいります。② 顧客データ基盤の高度活用消費者の購買行動が多様化する中、顧客情報を適切に活用することは企業成長の重要な基盤となります。バルコスは、保有する顧客データの分析精度を高めるとともに、お客様一人ひとりに合わせた販売促進やサービス提供を強化し、満足度の向上と購買機会の拡大を図ります。これにより、長期的にお客様から得られる売上の総額を最大化してまいります。③ EC販売およびデジタル戦略の強化オンラインでの購買が拡大する中、自社ECサイトの機能向上やシステムの最適化、操作の分かりやすさ・使いやすさの改善を進めてまいります。また、デジタル広告や分析結果を活用した販売促進を強化し、顧客の利便性向上と販売機会の拡大を図ります。さらに、データに基づいた販促活動により、新規顧客の獲得と既存顧客の再購入促進を同時に進めてまいります。④ 「バルコスプラットフォーム」を活用したM&A戦略の推進バルコスは、中長期的な企業価値向上のため、商品開発力、顧客基盤、EC運営ノウハウ、マーケティング機能などを統合した「バルコスプラットフォーム」を成長の基盤と位置付けています。この基盤を活用し、相乗効果が期待できる企業との資本提携やM&Aを積極的に進め、事業領域の拡大、収益基盤の強化、競争力の向上を図ってまいります。⑤ 財務基盤及び経営管理体制の強化事業拡大やM&Aを推進するため、資金調達手段の多様化、資本の効率的活用、資金管理体制の強化を進め、安定した財務基盤を維持しながら成長投資を実行してまいります。また、内部管理体制及び経営監督体制をさらに充実させ、持続的な成長と企業価値向上を実現してまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてバルコスグループが判断したものであります。 (1)事業環境に関わるリスクについて① 自然災害、戦争、感染症について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)地震、津波、台風その他大規模自然災害、火災等の事故災害、戦争や国際的な紛争、ならびに感染症の世界的流行(パンデミック)が発生した場合には、バルコスグループの事業拠点、従業員、物流網及び販売活動に支障が生じる可能性があります。バルコスグループでは、災害発生時における損害の拡大を最小限に抑えるため、事業所等の安全点検、緊急時の連絡体制の整備、業務継続を意識したオペレーション体制の構築等に努めています。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、大規模な自然災害や感染症の拡大、国際情勢の急激な変化等が発生した場合には、物的・人的被害、物流停滞、消費動向の変化等を通じて、バルコスグループの事業戦略、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 輸入商品の仕入確保について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループの取扱商品は、海外において製造されているものが多く、特に中国をはじめとする海外製造拠点に依存する側面があります。他国においても製造を行っておりますが、流通経路のトラブル、需要と供給のバランスの変化、国際情勢の悪化、感染症の世界的流行(パンデミック)等により、海外からの商品仕入が制限された場合、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ トレンドについて(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループが属する業界は、消費者の嗜好や流行の変化が激しく、商品のライフサイクルが短い傾向にあります。バルコスグループでは、流行に左右されにくい商品の開発や、複数ブランドの展開等により当該リスクの低減を図っておりますが、トレンドの変化や消費者ニーズの急激な変動等により、バルコスグループの商品が十分に市場の支持を得られなかった場合には、販売機会の逸失や在庫評価損の発生などを通じて、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 出店について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:低)バルコスグループは、顧客層の動向や商圏環境、競合状況等を総合的に勘案したうえで出店計画を立案しておりますが、出店計画が想定どおりに推移しなかった場合や、競合他社の出店、商業施設の集客力低下等により売上高が見込みを下回った場合には、バルコスグループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)事業内容に関わるリスクについて① 特定商品への依存(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループは、複数ブランドによる商品展開や継続的な新商品開発に加え、M&A等を通じた事業領域の拡大により、特定の商品に依存しない事業構造の構築を進めております。その結果、当連結会計年度においては、売上構成の多様化が一定程度進展しているものと認識しております。一方で、「BARCOSブランド 男女兼用長財布」は依然としてバルコスグループの重要な主力商品の一つであり、当該商品群の需要が消費者ニーズの変化や競争環境の影響等により減少した場合には、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 特定の仕入れ先への依存について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループの取り扱う商品は、主要な仕入先の一つに対する仕入割合が相対的に高い状況にあります。当該取引先とは長期的かつ安定的な取引関係を構築しており、2025年12月期においても商品調達に重大な支障は生じておりません。しかしながら、当該取引先との間に資本関係はなく、同社の経営施策や取引方針の変更等により、将来的に取引条件の見直しや供給体制の変化が生じた場合には、バルコスグループの商品調達や販売計画に影響を及ぼし、その結果、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、本リスクへの対応として、仕入条件や需給状況の継続的なモニタリング、他の仕入先の活用検討等を進め、調達リスクの低減に努めております。 ③ 広告宣伝費に関するリスクについて(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループは、製品及びサービスの認知度向上並びに売上拡大を目的として、広告宣伝活動に継続的に投資しておりますが、広告宣伝活動の効果は、市場環境、消費者の嗜好、競合状況等の影響を受けやすく、必ずしも想定どおりの販売促進効果が得られるとは限りません。また、広告宣伝費の増加はバルコスグループの費用構造に影響を及ぼすため、広告宣伝活動の費用対効果が想定を下回った場合には、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、広告宣伝活動の実施後に効果分析を行い、費用対効果を検証する体制を整備するとともに、市場環境やデジタル広告を含む媒体環境の変化に応じて、広告戦略の見直し及び柔軟な運用を行うことで、本リスクの低減に努めております。 ④ デリバティブ取引に関するリスクについて(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループは、主として金利・為替変動等による財務上のリスクを回避することを目的として、ヘッジ手段として限定的にデリバティブ取引を行う場合があります。当該取引は、実需に基づく合理的な範囲内に限定し、投機目的の取引は行わない方針としております。しかしながら、為替相場や金利水準の変動状況によっては、デリバティブ取引の評価損益がバルコスグループの業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、ヘッジ対象となる取引条件の変更や解約等により、当初想定したヘッジ効果が十分に得られない場合があります。さらに、デリバティブ取引の相手先である金融機関の信用状況の悪化や、取引管理体制の不備等により、予期せぬ損失が発生する可能性があります。バルコスグループは、これらのリスクを低減するため、デリバティブ取引を管理するための社内規程を整備するとともに、承認権限および職務分掌を明確化し、取引状況について定期的に取締役会へ報告するなど、適切な管理体制の構築に努めております。 ⑤ ブランド力の維持について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループは、ブランド力の維持・向上を目的として、著名な芸能人やモデル等との契約を活用したプロモーション活動を行っております。また、法令遵守体制の整備等を通じて、ブランド価値の維持に努めております。しかしながら、契約先の不祥事や、バルコスグループに対する事実と異なる情報を含む悪質な風評等が、SNS等を通じて拡散した場合には、バルコスグループのブランドイメージが毀損され、その結果、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、ブランド価値に影響を及ぼす事象の早期把握及び適切な対応を行う体制の整備等を通じて、本リスクの低減に努めております。 ⑥ 商品の品質管理について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループは、商品企画から製造、販売に至るまで、メーカーや提携工場と連携し、品質管理体制の整備に努めております。しかしながら、素材の特性や製造工程上の不備等により、万一商品の品質に欠陥が生じた場合には、消費者トラブルやクレーム対応、大量の返品、製造物責任法に基づく損害賠償の発生、さらには信用の低下等を通じて、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、品質検査や不具合情報の収集・共有等を通じて、品質管理の強化及び品質リスクの低減に努めております。 ⑦ ネット通販について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループは、公式オンラインショップを通じてネット通販事業を展開しております。EC事業の拡大に伴い、システムの安定稼働や機能向上を目的とした継続的な投資が必要となる可能性があります。また、システム障害、サーバーダウン、外部サービスの不具合等が発生し、ECサイトの運営が停止又は著しく制限された場合には、取引機会の喪失や顧客からの信用低下を通じて、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。さらに、近年の情報通信技術の高度化に伴い、不正アクセス、マルウェア感染、DDoS攻撃、情報漏えい等のサイバー攻撃のリスクが高まっております。これらのサイバー攻撃により、バルコスグループのECサイトの停止、顧客情報や取引情報の漏えい、システム復旧に要する追加的なコストの発生、社会的信用の低下等が生じた場合には、バルコスグループの事業活動、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、安定したシステム運用及び必要なセキュリティ対策を講じるとともに、事業規模に応じた投資判断を行うことで、本リスクの低減に努めております。 ⑧ 商品企画について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:低)バルコスグループは、過去の販売実績や市場動向、国内外のトレンド等を踏まえて商品企画を行っておりますが、消費者ニーズの変化や競争環境の影響により、企画した商品が期待した販売実績を上げられない場合があります。このような場合には、販売不振や在庫負担の増加等を通じて、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、販売データや顧客データの分析、企画段階での検証体制の強化等により、商品企画リスクの低減に努めております。 (3)事業運営体制に関わるリスクについて① 特定人物への依存について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスの代表取締役である山本敬は、事業運営、商品企画及びブランド戦略等において重要な役割を担っております。バルコスグループでは、組織体制の強化、人材育成及び権限移譲を進めることで、特定人物に過度に依存しない経営体制の構築に努めております。しかしながら、同氏が何らかの理由により経営執行を継続することが困難となった場合には、事業運営に支障が生じ、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。② 小規模組織であることについて(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループは、役員及び従業員数が比較的少ない組織規模で事業運営を行っております。このため、重要業務が一部の役職者や担当者に集中しやすく、業務執行体制や内部管理体制に過度な負荷が生じる可能性があります。バルコスグループでは、M&Aによる事業拡大に向けて管理部門の体制強化、人員の採用・育成、業務標準化の推進等により、組織体制の整備を進めておりますが、これらが十分に機能しない場合には、業務効率の低下や内部統制上の不備を通じて、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人材の確保・育成について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループは、事業成長のために必要な人材を確保し、育成することが重要であると認識しております。特に、各事業領域において専門性を有する人材の確保や、組織全体のスキル向上が求められております。しかしながら、採用市場の動向や競争環境の変化により、必要な人材の確保が困難となった場合、バルコスグループの事業運営に支障を来し、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)その他① 為替変動について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループは、海外からの仕入比率が高いため、為替レートの変動により仕入価格が影響を受ける可能性があります。急激な円安が進行した場合には、調達コストの上昇を通じて、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼすおそれがあります。バルコスグループでは、仕入先との価格調整、調達先の分散、販売価格への反映など、為替変動の影響を低減する取り組みを行っておりますが、為替市場の急激な変動を完全に回避することは困難であり、引き続き注視すべきリスクであります。 ② 訴訟のリスクについて(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループは、皮革商品を中心としたファッション雑貨の企画・製造・販売を行っており、商品デザインや形状等に関して、バルコスグループの過失の有無にかかわらず、第三者より損害賠償請求や訴訟等(以下「訴訟等」)を受ける可能性があります。2025年12月期において重大な訴訟等の提起はありませんでしたが、デザインに関する潜在的な係争リスクは引き続き存在しております。バルコスグループは、専門家への事前相談、意匠権の取得推進、リスクの高い商品のデザイン監査プロセスの強化等の取組みにより訴訟等の発生の未然防止を図っております。また、トラブルの兆候が認められた場合には迅速な事実確認と対応を行う体制を整備しております。しかしながら、万一訴訟等が発生した場合には、その内容や請求額によっては、バルコスグループの社会的信用の低下、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報の管理について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループでは、EC事業、直営店舗、CRM施策等を通じて利用者本人を識別できる個人情報を取り扱っており、「個人情報の保護に関する法律」に定める個人情報取扱事業者として、適切な管理体制の維持が求められています。バルコスグループは、個人情報管理規程の整備、従業員教育の実施、アクセス権限管理等を通じて、個人情報の適切な取り扱いに努めております。しかしながら、万一、バルコスグループ関係者や業務委託先の故意または過失等により個人情報が外部に流出・悪用された場合には、社会的信用の低下に加え、バルコスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 配当政策について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスは、株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しております。一方で、バルコスグループは成長段階にあり、EC事業の強化、海外展開、ブランド開発、IT基盤整備等の事業拡大に向けた投資が引き続き必要であることから、2025年12月期においても内部留保の充実を図り、財務基盤の強化および将来の成長投資に資金を充当することが、長期的な株主価値の向上につながると判断しております。このため、バルコスの配当の実施およびその時期については現時点において未定であります。将来的には、バルコスグループの財政状態、経営成績、成長投資の状況、キャッシュ・フロー等を総合的に勘案し、株主還元の方針を検討してまいりますが、現時点では具体的な配当開始時期等を確約することはできません。したがって、将来においても一定期間にわたり無配が継続する可能性があり、その場合には株主の投資判断に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 外部委託について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:中)バルコスグループでは、Barcos Coffee や BARCOS RYOKAN 三朝荘などのディベロップメント事業について、運営実績や専門性を考慮し、外部事業者に運営を委託しております。2025年12月期において、外部委託先の経営不振や重大な運営上の支障は発生しておりませんが、委託先の運営状況に依存する潜在的なリスクが存在しております。外部委託先の経営環境の変動、人材不足、サービス品質のばらつき等が生じた場合には、バルコスグループのディベロップメント事業に影響を及ぼし、ひいてはバルコスグループの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。 ⑥ M&Aに関するリスク(発生可能性:小、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループは、事業の多角化や成長加速を目的として企業の買収を行う場合があります。2025年12月期において重大な統合トラブルは発生していないものの、買収企業の事業特性や市場環境の変化、ブランド戦略の再構築などに伴い、シナジー効果の創出や業績改善が当初計画どおりに進まない局面が見られるなど、統合プロセスには一定の不確実性が存在しております。買収企業における事業運営が計画を下回った場合や、統合作業に時間を要する場合には、バルコスグループが期待するシナジー効果が十分に発現せず、投資回収が遅延または困難となる可能性があります。また、市場環境の悪化や競争の激化、組織文化の違い等により買収企業の業績が想定を下回った場合には、バルコスグループの連結業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ のれんおよび無形資産の減損リスク(発生可能性:小、発生する時期:特定時期なし、影響度:大)バルコスグループでは、企業買収等に伴い計上されたのれんおよび無形資産について、毎期の減損テストを通じて回収可能性を検証しております。2025年12月期において減損損失の計上はありませんでしたが、市場環境の変化、事業計画の見直し、買収企業の業績回復の遅れなどにより、将来の回収可能価額が低下する可能性があります。これらの要因により、のれんまたは無形資産について減損が必要と判断される場合には、バルコスグループの財政状態および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 減損損失について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:低)バルコスグループでは、店舗運営に係る固定資産、インフォマーシャル制作費(長期前払費用)およびディベロップメント事業における不動産等を保有しております。これらの資産については、外部環境の変化や収益性の低下により、当該資産から将来得られると見込まれるキャッシュ・フローが減少した場合、減損損失を計上し、バルコスグループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 店舗運営の収益改善について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:低)バルコスグループの店舗運営においては、販売拠点としての役割に加え、各種メディア施策によってバルコス商品に関心を持った消費者が実際に商品を手に取ることができるショールームとしての役割を担っております。また、実店舗の存在はバルコスブランドの信頼性向上にも寄与し、ECやメディア販売との相乗効果を生む重要な顧客接点となっております。バルコスグループでは、店舗の役割に応じた運営方針の見直し、ECとの連動強化、販促活動の最適化等を通じて収益改善に取り組んでおりますが、今後においても当事業の収益性が計画どおりに改善しない場合には、バルコスグループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 有利子負債への依存度について(発生可能性:低、発生する時期:特定時期なし、影響度:低)バルコスグループは、M&Aのための資金、新規出店に係る設備資金および差入保証金などを主として金融機関からの借入金により調達しております。2025年12月期においても有利子負債は一定水準で推移しており、総資産に対する有利子負債の比率は高い水準にあります。今後の金利動向によっては、借入金利負担の増加によりバルコスグループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、金融環境やバルコスグループの財政状態の変化により、必要な資金調達が円滑に行えない場合には、M&Aの実行や新規出店の計画に遅延が生じるなど、事業運営に影響が生じる可能性があります。さらに、バルコスグループが締結している借入金の一部には、純資産、経常損益を基準とした財務制限条項が付されております。将来においてこれらの条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、一括返済を求められる等により、バルコスグループの財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。バルコスグループでは、財務健全性を維持するとともに、金融機関との良好な関係構築および適切な資金管理に努めております。 ⑪ 物流・在庫管理について(発生可能性:中、発生する時期:特定時期なし、影響度:低)バルコスは自社で商品管理を行っており、以下の事象が発生した場合、販売機会の損失や追加費用が生じる可能性があります。・倉庫での誤出荷、在庫差異、棚卸不備・繁忙期の出荷量増大に伴うオペレーション負荷の増加
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー