リコーリース(8566)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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リコーリース(8566)の株価チャート リコーリース(8566)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

(1)リコーリースグループ

リコーリースグループは、リコーリース及び連結子会社4社により構成されております。リコーリースグループの事業内容及びリコーリースと子会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

区分

会社名

事業内容

リース&ファイナンス事業

リコーリース㈱

事務用・情報関連機器、医療機器、産業工作機械、車両・輸送用機器等のファイナンス・リース、オペレーティング・リース、割賦(賃貸取引の満了・中途解約に伴う物件売却等を含む)

法人向け融資・業界特化型融資・マンションローン等の貸付

テクノレント㈱

計測機器・情報関連機器等のレンタル

東京ビジネスレント㈱

住宅ローンの保証

サービス事業

リコーリース㈱

請求書発行・売掛金回収等の代行サービス、医療・介護報酬ファクタリングサービス、リコーグループへのファクタリングサービス、債権保証

エンプラス㈱

リロケーションマネジメント事業、サービスアパートメント企画・運営・紹介事業等

㈱Welfareすずらん

介護施設、老人ホーム運営

インベストメント事業

リコーリース㈱

太陽光発電、住宅賃貸・不動産関連等

 

(2)リコーグループ

リコーリースは、株式会社リコー及びその関係会社により構成されるリコーグループに属しております。リコーグループは、デジタルサービス、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズ及びその他において、開発、生産、販売、サービス等の活動を展開しております。

リコーリースは、リコーグループにおける国内唯一の金融事業会社です。株式会社リコー等の製品をリース物件として顧客に提供する「販売支援リース」は、リコーリースのリース&ファイナンス事業セグメントにおける主要な活動として展開しております。また、リコーグループに対しては、リース&ファイナンス事業に区分されるリコーグループ社員への貸付、サービス事業に区分される請求書発行・売掛金回収代行サービス、ファクタリング等のサービス提供を行っております。

 

(事業系統図)

以上に述べた事項を国内における事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

リコーリースグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてリコーリースグループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

リコーリースグループは、経営理念及び基本姿勢を以下のとおり定め、サステナビリティ経営を軸に持続可能な循環社会の創造を目指してまいります。

 

「経営理念」

私達らしい金融・サービスで豊かな未来への架け橋となります。

 

「基本姿勢」

1.誠実な事業活動を通じて持続可能な地球社会の発展に貢献します。

2.想定を超えるサービスでお客さまと未来・社会をつなぎます。

3.一人ひとりが尊重しあい楽しくいきいきと働ける環境をつくります。

4.企業価値の増大によりステークホルダーの期待に応えます。

 

(2)経営環境及び対処すべき課題

現在、リコーリースグループを取り巻く事業環境は、新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行したこと等に伴い、社会経済活動の正常化が進みつつも、円安等を要因とした物価上昇、日銀のマイナス金利政策解除等により、事業環境は急速に変化しております。また、人件費をはじめとしたコストの増加、地政学リスクの顕在化・深刻化によるグローバルサプライチェーンの混乱等、様々な不確定要素を抱えている環境と認識しております。

リコーリースグループは、このような事業環境下において、モノの所有から利用へのお客様のニーズの変化や、企業の働き方改革等に伴うアウトソーシングニーズの高まり、2050年のカーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギーの導入拡大等を新たな事業機会と捉えております。

 

(3)中期経営計画

リコーリースグループは2023年4月より新たに3ヵ年の中期経営計画をスタートさせております。前中期経営計画から掲げる中長期ビジョン『循環創造企業へ』を目指し、経営理念に掲げる「豊かな未来」の実現に向け、取り組んでまいります。

 

①リコーリースの目指す姿

リコーリースグループのDNAであるベンダーリースを軸としたトランザクションデータの活用を通じた企業の成長機会に対する貢献と、事業を通じた社会課題の解決を行うために特定した4つのマテリアリティへの取り組みとの掛け合わせを戦略立案の軸とし、経営理念に掲げる「豊かな未来」の実現を目指します。

 

②経営戦略

これまでリコーリースグループが取り組んできたリース&ファイナンス事業、サービス事業、インベストメント事業における既存ビジネスにおいては、更なる強化を図ります。

また、既存ビジネスから「投資の拡大とサービス多様化」、及び「新たなビジネスモデルへの挑戦」により、地続きな新規ビジネスの創出を目指します。

 

③事業成長戦略

<新たなビジネスモデルへの挑戦>

以下2分野を新たなビジネスモデルへの挑戦と位置付け、取り組んでまいります。

◆as a Service分野

従来のリース・割賦分野のようにモノ中心ではなく、サービスとして提供していくことにより、「所有」から「利用」へのニーズの変化に対応し、事業を拡大してまいります。

◆BPO分野

労働人口不足等、企業の経営課題解決に貢献するサービスの提供により、企業の成長機会に資するサービス展開を行います。

 

 

<事業&サービス付加による多様化>

以下3分野をサービス付加により事業を多様化する分野と位置付け、取り組んでまいります。

◆環境分野

2050年カーボンニュートラルに向け、再生可能エネルギーの導入に対するファイナンスや、自社発電事業を通じた貢献をはじめ、再生可能エネルギー発電事業者向けサービスや、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に資するサービスを開発・提供してまいります。

◆不動産分野

多様化する住環境へのニーズに対応・貢献するためのファイナンスや事業の展開、及びサービスの開発・提供を行ってまいります。

◆介護分野

少子高齢社会において、様々な需要が生まれるなか、リース・割賦や融資、医療・介護報酬ファクタリング、介護事業を通じて、医療・介護の事業者や、利用者双方にとってメリットのあるサービスを開発・提供してまいります。

 

<効率を伴う更なる拡大>

オフィス分野、医療・ヘルスケア分野、設備投資分野においては、リコーリースグループが強みとしてきた小口大量の業務を効率よく処理するノウハウをさらに磨き、効率性を向上させ、更なる成長を実現することで、企業をはじめとするお客様の設備投資におけるハードルを下げることに貢献してまいります。

 

④組織能力強化戦略

<事業成長につながるチャレンジの促進及び組織の活性化>

挑戦する人財の育成、風土の醸成や、多様な人財が活躍できる組織づくりを目指し、制度構築を行います。

 

<社会変化に合わせた柔軟なシステム及び業務体制の構築>

業務システムの切り替えによる自動化及び効率性の向上を目指します。同時にサイバーセキュリティ、ITガバナンスの強化を進めてまいります。

 

<関係会社を含めたガバナンス強化>

グループ各社のガバナンスを含めた連携強化により、事業拡大を目指します。また、外部とのコミュニケーションを通じ、サステナビリティ経営を継続して進化させてまいります。

 

⑤資本コストや株価を意識した経営の実現に向けて

リコーリースグループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、自社の資本コストを把握した上で、資本収益性を意識した経営が重要であると考えています。その考えの下、事業分野毎の施策推進による利益の拡大、資本コスト経営の継続・推進による収益性の改善等に取り組みながら、事業ポートフォリオの変革と経営資源の配分の最適化を進めてまいります。

 

(株主資本コスト認識におけるギャップ)

 

 

(PBR改善への取り組み)

 

また、財務レバレッジの適正化に向けて、株主還元基本方針を見直し、配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図ります。

2023~2025年度中期経営計画の最終年度(2026年3月期)は、配当性向40%以上、2030年3月期には50%を目安に還元を行います。

 

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

リコーリースグループの経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標として、財務目標及び非財務目標を設定しております。

2023~2025年度中期経営計画における目標値は、以下のとおりです。

①財務目標

 

2024年3月期
実績

2025年3月期
予想

2026年3月期

中計目標

営業利益

210億円

211億円

235億円

親会社株主に帰属する当期純利益

112億円

147億円

160億円

ROA(総資産当期純利益率)

0.91%

1.14%

1.1%以上

ROE(自己資本利益率)

5.2%

6.5%

7%以上

配当性向

41.0%

34.6%

40%以上

(注)上記2025年3月期業績予想は、現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成をリコーリースとして約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる場合があることをご承知おきください。

 

②非財務目標

マテリアリティ

項目

2024年3月期

実績

2026年3月期

目標

クリーンな

地球環境をつくる

環境分野への

累計資金投下額 ※1

3,138億円

4,000億円

豊かな暮らしをつくる

集金代行稼働サービス数

17,861サービス

20,000サービス

持続可能な

経済の好循環をつくる

重点3分野契約実行高 ※2

(建機・車両・農業)

303億円

450億円

ハピネスな会社、

そして社会をつくる ※3

エンゲージメントスコア

(年間平均)

71点

75点

女性管理職比率

21.8%

25%

一人当たり教育費

40,016円

55,000円

※1 再生可能エネルギー分野におけるリース・割賦、融資の契約実行高、及び太陽光発電事業、エクイティ投資額の累計実績

※2 リース:取得した賃貸用資産の取得金額、割賦:割賦債権から割賦未実現利益を控除した額

※3 リコーリースにおける目標及び実績


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。

なお、本項における将来情報に関する事項は、当連結会計年度末現在においてリコーリースグループが判断したものであり、以下の記載はリコーリース株式への投資に関連する全てのリスクを網羅するものではありませんので、ご留意ください。

 

(1)リスクマネジメント・コンプライアンス推進体制

リコーリースグループは、社会的責任の重さを自覚し、損失の危機管理を網羅的、統括的に行うためにリスクマネジメント委員会を設置しています。また、損失を未然に防止するためにリスクマネジメント規程を定め、万一損失が発生した場合の被害(損害)を最小化するための初期対応に関する手順等を定めています。

リスクマネジメント委員会では、地震などの自然災害や雇用管理問題、コンプライアンス、情報セキュリティなど、重大リスクの未然防止及び発生時の初期対応に関する手順を定めるとともに、体制の整備及び未然防止策の推進を図っています。

 

(2)グループ重点経営リスク

リコーリースグループでは、優先的に対策を行うべきリスクとして、「経営への影響が大きくなりうる、または比較的大きく、いつでも起こりうる事項」と、「緊急度としては今後5年以内または5年以上だが、リスクが発生した場合に経営への影響が大きくなりうる事項」に該当するリスクを特定し、グループ重点経営リスクとして管理しております。

リスク項目ごとに担当委員会を定めるとともに、各委員会において他リスクとの連携が必要と判断した場合には、リスクマネジメント委員会にて討議を行います。またリスク対応策のみならず、進捗状況の評価や必要に応じた計画の見直し等、活動をスパイラルアップさせるためのプロセスを仕組化しています。また、リコーリース連結子会社であるテクノレント、エンプラス及びWelfareすずらんのリスクマネジメント進捗報告をリスクマネジメント委員会で共有しています。

 

特定した経営リスク項目と対応を審議する委員会など

リスク項目

委員会

リスク主管区

信用リスク

審査委員会

審査本部

事業投資リスク

投資委員会(ローンチ会議)

戦略投資本部

市場リスク

(金利変動リスク及び流動性リスク)

ALM委員会

財務部

気候変動・人権リスク

サステナビリティ委員会

経営企画部

雇用管理等リスク

リスクマネジメント委員会

人事部

災害等リスク

リスクマネジメント委員会

総務部

経営企画部

情報リスク

リスクマネジメント委員会

グループIT統括本部

コンプライアンス(不正)リスク

リスクマネジメント委員会

法務部

 

 

①信用リスク

リコーリースグループの主力事業であるリース&ファイナンス事業では、信用供与(与信)が比較的長期間にわたることから、景気変動やその他の事由により延滞・倒産等が発生し、貸倒損失又は貸倒引当金繰入の負担が増加、リコーリースグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、経済環境の急激な変化や火災・水災等の災害によって、お客様の経営状況の悪化やリース物件等の破損・喪失で貸倒損失がリコーリースの予想の範囲を大幅に上回り、リコーリースグループの与信関連費用が増加する可能性があります。

また、リコーリースグループの主要な顧客である中小企業は、景気動向の影響をより強く受ける可能性があります。

 

<リスクへの対応>

リコーリースでは、約40万社の中堅・中小企業のお客様との取引履歴等、大量の審査データの蓄積により、リコーリース独自の審査(スコアリング)システムを構築することで、審査の自動化と迅速な与信判断を実現しております。また、そのための業務の標準化・効率化やスコアリングシステムの精度向上を日々行っております。

また、リース・割賦取引においては、1契約当たりの平均単価は約199万円と業界平均値よりも低く、信用リスクの分散化が図られております。一方、リース料等の不払いが生じた場合には、ベンダーと協力しリース物件等の売却や他の取引先への二次リース等の手段を講じており、これらの取り組みを通じて貸倒損失の低減を図っています。

 

②事業投資リスク

リコーリースグループでは、2020年に事業創造を目的としたESG投資枠を設定するなど、企業買収や出資を行っています。これらの投資においては、経済環境の変化等によって投資先の事業がネガティブな影響を受け、期待された成果が得られないことや、企業価値が下がることにより、減損等の損失を被る可能性があります。

 

<リスクへの対応>

リコーリースグループでは、経営陣を構成員とする「投資委員会」を設置し、入手し得る投資情報等をもとにあらゆる角度から企業買収を含む出資の審議を行っております。また、投資委員会では、出資先企業等の事業及び財務状況のモニタリング等を通じて、投資効果への悪影響や減損リスクの兆候を把握、分析し、必要な対策を迅速に検討、実行することで、事業投資リスクの低減を図っています。

 

③市場リスク(金利変動リスク及び流動性リスク)

リコーリースグループでは、リース物件や割賦物件の購入や融資などのために、金融市場や金融機関から資金調達を行っており、リース会社はその事業構造上、総資産に対する有利子負債の割合が高くなっています。リース料金等は契約時の金利水準とお客様の信用水準に基づいて定額料金で契約を実行しますが、一方で、有利子負債には変動金利による資金調達が含まれているため市場金利の変動がリコーリースグループの業績に影響を与える可能性があります(金利変動リスク)。このため、金利見通しを踏まえた有利子負債における固定金利・変動金利の調達比率は、重要な管理項目の一つであります。

また、市場金利の変動以外でも格付会社からリコーリースの格付が引き下げられた場合、もしくは金融市場の混乱や市場環境が悪化した場合には、必要な資金の確保が困難となるリスク(流動性リスク)があります。また資金調達金利が著しく上昇することにより、リコーリースグループの業績に影響を与える可能性があります。

 

格付会社名

長期格付

短期格付

株式会社日本格付研究所

AA-

J-1+

株式会社格付投資情報センター

A+

a-1

S&Pグローバル・レーティング・ジャパン株式会社

BBB

A-2

※上記は2024年6月21日現在の格付です。

 

<リスクへの対応>

リコーリースグループでは、金利変動リスク・流動性リスクを適正に管理するため、「ALM委員会」を設置し、定期的に金融市場の動向や資産・負債の状況について分析・検討を実施しています。「ALM委員会」で検討された財務戦略は機動的に執行され、最適な調達・運用を目指しています。また、企業体質の更なる強化を図り、格付の維持・向上に取り組んでいます。

※ALM(Asset Liability Management):資産負債の総合管理。資産と負債の最適な組み合わせを同時に決定し総合的に管理する手法のこと。

 

 

④気候変動・人権リスク

企業活動における気候変動及び人権尊重の責任に対する関心が高まるなか、取り組みが不十分な場合、お客様及び市場等からの信用失墜等により、リコーリースグループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

<気候変動に関するリスクへの対応>

リコーリースグループは、気候変動に対するシナリオ分析を実施し、気候変動リスクへの対応策を経営レベルで検討する等、気候変動に係るリスク管理の強化に取り組んでいます。

シナリオ分析については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動への対応」を参照ください。

 

<人権問題に関するリスクへの対応>

リコーリースグループでは、2022年度において、国連の「ビジネスと人権に関する指導原則(UNGP)」の内容に沿った「リコーリースグループ人権方針」を策定しました。また、サプライチェーン上における人権侵害の発生を防止するための「人権デュー・ディリジェンス」を実施することで、人権への負の影響を防止・軽減し、救済するための具体的な措置を行っていきます。

※国際社会の様々な動向を受け、2011年に国連によって採択された、人権尊重に関する国際基準。企業活動における人権尊重の指針として用いられている。

 

⑤雇用管理等リスク

リコーリースグループの事業において、円滑な事業運営を継続するために、人財の確保及び育成は重要な課題となります。リコーリースグループでは新卒、中途社員の採用、配置転換を行うなど、人財の確保に注力しておりますが、人財の確保が予定通り進まない場合、リコーリースグループの事業運営等に影響を及ぼす可能性があります。

また、人財の多様化を確保するための社内環境整備への対応が遅れることにより、ハラスメント等、労務管理における諸問題に適切に対応できない、もしくは顕在化させることができない場合、社員の流出や社会的信用の失墜を招き、事業活動に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

<リスクへの対応>

リコーリースグループでは、人財の確保、及び人財マネジメントの強化として以下の取り組みを行っております。

新卒採用においては、年間を通した採用計画に基づき、様々な媒体の活用及びインターンシップを通じて、学生との対話を重視した採用活動を行い、また中途採用においては、専門性の高い人財に対しスキルに見合った処遇を設定することで、優秀な人財の確保に努めております。

ハラスメント等、労務管理面においては、内部通報制度の整備をはじめ、社員が相談できる窓口を設置し、問題点を顕在化させ、窓口での相談を通じて適切な対応を取ること、及びエンゲージメント調査を定期的に実施し、組織の状況のモニタリングを行うことにより、人財の確保、流出に関するリスクの低減に努めております。

 

⑥災害等リスク

リコーリースグループは、大規模地震、気候変動に伴う大型台風や洪水等による自然災害、感染症等の予測不能な事象により、従業員、事業所、取引先等の被害が発生し、想定外の経済的損失を被った場合には、リコーリースグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

<リスクへの対応>

リコーリースグループでは、自然災害を想定した災害備蓄品の準備と定期訓練を行い、緊急事態に備えています。また、安否確認システムや非常時の無線機、防災バック等を整備することで従業員の安全管理に努め、リコーリースグループ全体で訓練を実施しています。

情報関連設備においては、震災等に対する耐久性に優れた施設に集約することや通信手段等の冗長化を図っています。また、テレワーク環境の整備によりオフィスの被災や従業員の出社困難時への対応も行っています。

緊急事態においては、代表取締役社長執行役員を本部長とする災害対策本部を立ち上げ、事業継続計画(BCP)が迅速に実行できるよう、対応の強化を進めています。

 

 

⑦情報リスク

リコーリースグループでは、個人情報を含む情報の取り扱いにおける改ざん・漏えい等の発生、及びコンピュータシステムの障害、誤作動、不備、又は不正使用により、損失を被る可能性があります。なお、情報の取り扱いにおけるリスクは、コンピュータシステムの障害等に起因するものを含みます。

 

<リスクへの対応>

リコーリースグループでは、情報セキュリティ基本方針及び個人情報保護方針を定め、情報セキュリティと個人情報保護のマネジメントシステムを一体的に運用し、個人情報を含む情報の保護、漏えい防止に努めています。

また、コンピュータシステムの安定稼働に向けた取り組みを重点課題と位置付け、取り組みを進めており、そのためのITガバナンスの強化、サイバーセキュリティ強化、システム更改等を重点的に推進しています。

 

⑧コンプライアンスリスク

リコーリースグループでは、一般的な法令(会社法、金融商品取引法、税法等)のほか、各種取引に係る適用法令(貸金業法、割賦販売法等)、官公庁等による監督指針、ガイドライン、業界における自主的な取組などに適切に対応する態勢が求められています。これらが遵守されないことによる影響として、法的な制裁、経済的損失、社会的信用の失墜につながる可能性があります。

 

<リスクへの対応>

リコーリースグループでは、各業務における適用法令等について認識を高め、かつ法改正等の動向を把握するため、各部門において法令点検等を毎年実施しています。

また、法令違反及び不正な取引・行為から生じる損失リスクを低減するための取組として、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策(AML/CFT)、腐敗/贈収賄防止、反社会的勢力との取引排除、その他重大なインシデントへの対応、輸出管理について、「コンプライアンスリスク」として、リスクマネジメント規程の管理項目の一つと位置づけ、規程の整備や態勢の維持、社員の啓発など取組の強化を図っています。

内部通報制度においては、社内外に相談窓口を設け、法令違反や不正な取引・行為に係る情報を、通報者保護等の必要な措置を講じた上で、リスクマネジメント委員会に連携することにより、潜在的なリスクを把握し、再発防止やリスクの回避、低減に向けた改善活動につなげる取組を推進しています。




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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