池田泉州ホールディングス(8714)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3 【事業の内容】池田泉州ホールディングスは、銀行、その他銀行法により子会社とすることのできる会社の経営管理及び付帯する業務を行っております。池田泉州ホールディングス及び池田泉州ホールディングスの関係会社は、池田泉州ホールディングス、連結子会社23社及び持分法適用関連会社2社で構成され、銀行業務を中心に証券業務、債権管理回収業務、リース業務、信用保証業務、クレジットカード業務などの金融サービスを提供しております。池田泉州ホールディングス及び池田泉州ホールディングスの関係会社の事業に係る位置づけは、次のとおりであります。以下に示す区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 〔銀行業〕株式会社池田泉州銀行の本店及び支店の136カ店、出張所3カ所において、預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、信託業務、社債受託及び登録業務等の受託等業務並びに付帯業務(代理業務、債務の保証、証券投資信託・保険商品の窓口販売業務、証券仲介業務等)を行っております。また、01銀行株式会社において、預金業務、貸出業務及び内国為替業務を行っており、子会社の池田泉州信用保証株式会社及び近畿信用保証株式会社において、池田泉州銀行の住宅ローン等の保証業務を行っております。〔リース業〕子会社の池田泉州リース株式会社及び池田泉州オートリース株式会社において、産業機械、工作機械、電子計算機・事務用機器、自動車等のリース業務を行っております。〔その他〕上記の業務のほか、子会社・関連会社において、証券業務、債権管理回収業務、オンデマンド型交通事業、M&A支援業務、クレジットカード業務、投資業務、コンピューターソフト開発・販売業務、情報サービス提供業務を行っております。また、子会社・関連会社において、株式会社池田泉州銀行の従属業務(現金精算・印刷・事務代行業務、駅のATMの企画・運営業務等)を行っております。なお、池田泉州ホールディングスは特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については、連結ベースの計数に基づいて判断することになります。 [事業系統図] 池田泉州ホールディングス及び池田泉州ホールディングスの関係会社の事業系統図は次のとおりであります。(2026年3月31日現在) (注)1 前連結会計年度において連結子会社であった池田泉州キャピタル事業承継ファンド絆3号投資事業有限責任組合は、清算が結了したため、当連結会計年度より連結の範囲から除外しております。 2 池田泉州キャピタル事業承継ファンド絆4号投資事業有限責任組合に出資し、また、池田泉州M&Aソリューション株式会社並びに池田泉州インベストメント株式会社を設立したことから、当連結会計年度より連結の範囲に含めております。
有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】池田泉州ホールディングスグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において池田泉州ホールディングスグループが判断したものであります。 (1) 経営方針池田泉州ホールディングスグループは、「幅広いご縁」と「進取の精神」を大切に、お客さまのニーズに合ったサービスを提供し、地域の皆さまに「愛される」グループを目指しております。ミッション:お客さま本位の業務運営を通じ、池田泉州ホールディングスグループの知見やアライアンスを活用することで、地域のお客さまの挑戦を支え、夢をかたちにします。 また、透明性の高い経営を実現し、ステークホルダーの信頼に応えます。ビジョン: バランスの取れた財務基盤と適切なリスクアペタイトをもとに、お客さまへ持続的に価値を提供し、皆さまから「愛される」存在となることを目指します。バリュー: 「幅広いご縁」と「進取の精神」で新しい価値を取り入れ、ポテンシャルB/Sの拡大を通じて、自ら考えまっさきに行動し付加価値を生み出す人材の成長を支援します。 また、高い倫理観を醸成し、法令遵守と環境に配慮した企業活動を通じて、社会的信頼向上に努めます。 (2) 経営環境当連結会計年度におけるわが国経済は、世界経済の不確実性が高まる中で緩やかな回復基調を維持しました。個人消費は引き続き良好な雇用環境や所得環境を背景に、緩やかな増加基調がみられたほか、設備投資についても、人手不足やDX化といった中長期的な課題の解決に向けて、引き続き積極的な投資姿勢が維持されました。一方で、先行きに関しては、米国の保護主義的な通商政策による世界経済の下押しリスクのほか、中東情勢の緊迫化によるエネルギー価格を中心とした物価上昇、並びに供給制約がサプライチェーンに影響するリスクがあることから、当面の間、不確実性が高い情勢が続くとみられます。関西地域については、経済産業省の試算で約3.6兆円の経済波及効果があった大阪・関西万博の盛況で個人消費やサービス移出が、一時的に大きく増加しました。また、2030年には万博跡地を活用した大阪IR(統合型リゾート)の開業が予定されており、地域経済への更なる波及効果が期待されております。一方で、万博効果の剥落や中国の渡航自粛の長期化によるインバウンド消費の減速が懸念されております。金融情勢に目を転じますと、日本銀行が2025年12月に政策金利を0.75%へ引き上げ、1995年9月以来、約30年ぶりの高水準となりました。今後も、実体経済や金融資本市場への影響等を注視しつつ、段階的な利上げが継続されるものとみられます。日経平均株価につきましては、2025年4月に米国関税措置に伴う景気後退懸念等を背景に一時31,000円台まで下落しましたが、その後は堅調に推移し、2025年10月には高市新政権への期待感から、初めて50,000円を上回りました。2026年2月に自民党が衆議院選挙で大勝すると、財政拡張的な政策への期待から、過去最高値となる58,850円まで上昇しましたが、その後は中東情勢の悪化による経済の下押し懸念により、下落基調で推移し、2025年度末終値は、51,063円となりました。 為替につきましては、2025年4月以降、概ね140円台での推移が続いておりましたが、2025年10月の高市新政権の発足を受けて、日本銀行の利上げ観測の後退やわが国の財政悪化懸念が意識され、150円台半ばまで円が下落しました。2026年3月には、中東情勢の悪化を受けて、資源価格の上昇や投資家によるリスク回避のドル買い圧力が強まったことを背景に、一時160円台まで円安が進行しました。 (3) 対処すべき課題2025年度は「徹底したソリューションビジネスの構築・提供」を重点戦略として掲げていた「第5次中期経営計画Plus」の最終年度でありました。結果として、目標経営指標について、以下のとおり、計画数値を達成することができ、徹底したソリューションは現場に浸透し、ソリューション件数は着実に増加しております。これからはさらに、お客さま起点・現場起点でのソリューションの深化を図り、よりお客さまのお役に立っていくことを目指してまいります。 そのような方針の下、池田泉州ホールディングスは、池田泉州ホールディングスグループのパーパスを制定し、向こう10年の「長期経営戦略」ならびに2026年度から2028年度までの3年間を計画期間とする「第6次中期経営計画」を策定いたしました。 ① パーパスの制定、長期経営戦略策定の背景・策定プロセス池田泉州ホールディングスグループを取り巻く環境は、日本全体で人口減少や人手不足が進行する中、「金利のある世界」への移行も相まって、今後一段と熾烈な競争が予測される、変化の激しい状況にあります。このような環境下において、変化への対応力を高め、地域への貢献と持続的な利益成長を実現し、ステークホルダーの皆さまからの信認を一層確かなものとしていくためには、池田泉州ホールディングスグループが社会といかに向き合うのかという基本的な価値観や方向性を、あらためてグループ全職員で共有することが不可欠です。 2024年11月より、池田泉州ホールディングスグループの若手職員からメンバーを公募し、プロジェクトチームを立ち上げ、パーパスおよび長期経営戦略の検討を開始しました。グループ全職員を巻き込みながら、プロジェクトチームからの提言を踏まえ、取締役会での議論を重ね、この度、パーパスを制定し、長期経営戦略を策定しました。 ② パーパス 池田泉州ホールディングスグループのパーパスは、池田泉州ホールディングスグループらしさを込めた「未来に掲げる志」であり、「向かう方向に進むうえでの拠りどころ」です。一方、池田泉州ホールディングスグループの経営理念は、創業のこころとしての「変わることのない価値観」を体現しており、パーパスと併存し、相互に補完し合う関係にあります。 ③ 長期経営戦略長期経営戦略は、Vision’25の次の10年を見据え、パーパスで掲げたもっとおもしろく、もっといきいきとした未来を実現するためのロードマップです。10年後の外部環境分析や、10年後もお客さまが求める提供価値は何かということを徹底的に議論し、長期ビジョン(10年後目指す姿)を定めました。池田泉州ホールディングスグループのマテリアリティに関しても、以下の6つに整理しました。 a.長期ビジョン(10年後目指す姿)お客さま本位の金融サービスと広範なアライアンスを基盤に、徹底したソリューションの深化に挑戦し続けます。大阪・関西のハブとなり、“皆さまのあしたを描くパートナーとして、まっさきに選ばれる存在”を目指し、地域と共に持続的な成長を実現します。b.マテリアリティⅰ.大阪・関西企業の持続的な成長ⅱ.おもしろく、いきいきとした暮らしへの貢献ⅲ.地域社会との共創・共生ⅳ.パーパスを基軸とした人的資本経営ⅴ.DXによる生産性向上とサービス高度化ⅵ.健全で強靭な経営基盤の確立 今回特定したマテリアリティを重点戦略に反映させ、池田泉州ホールディングスグループの持続的な成長を実現し、安定的に資本コストを上回るROE10%以上を実現します。 ④ 第6次中期経営計画 「パーパスで拓(ひら)く、新たなステージ ~速く、深く、共に~」a.概要第6次中期経営計画は、10年後目指す姿からのバックキャスト、足元の環境変化を踏まえたフォアキャスト、双方のアプローチから策定しました。持続的な成長実現に向けた土台作りの3年間として、「スピード感ある組織×シェア拡大」により、最終年度の2028年度にROE10%、HD連結当期純利益が300億円となる水準を目指してまいります。 b.計画期間2026年度~2028年度(3年間) c.重点戦略価値創造・成長戦略地域密着型ソリューション営業の追求・大阪マーケットの深堀り、バランスシート拡大とコントロール、BaaS事業(法人)大阪市内を主要ターゲットとした新規活動、マーケットに応じたメイン化推進(個人)店舗・人材を活かしたセグメント営業収益構造の多様化 ・事業承継・M&A、LBOローン・エクイティビジネス・有価証券運用サステナビリティ・地域課題解決型金融の展開・地域・社会課題の解決に資する投融資・サービスを強化(サステナブルファイナンス、事業再生、人材・DX支援、ライフプランニング等)経営基盤強化戦略人的資本経営と組織変革の推進・ER(職員との関係性)強化を通じたエンゲージメント向上デジタル戦略の推進・生産性向上・顧客接点強化・利便性向上・生成AIの活用企業価値向上に向けた取り組み・成長投資・コストコントロール・資本配当政策 d.目標経営指標 2026年度2028年度(計画最終年度)HD連結当期純利益191億円300億円ROE7.5%10%自己資本比率(バーゼルⅢ最終化ベース)9%半ば9%半ばコアOHR(池田泉州銀行単体)61.9%55%以下(政策金利の前提)(1.00%)(1.25%) e.株式会社滋賀銀行との資本業務提携の締結について2026年4月に、株式会社滋賀銀行との間で資本業務提携契約を締結いたしました。今後は、相互の経営資源や強みを活かした連携を通じて、地域金融力のさらなる向上と地域社会への貢献を図ってまいります。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。池田泉州ホールディングスグループのリスク管理体制につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおりであり、これらのリスク発生(顕在化)の可能性を認識したうえで、発生の抑制・回避に努めておりますが、池田泉州ホールディングスグループの取組の範囲を超えた事象が発生した場合には、池田泉州ホールディングスグループの信用、業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、以下の記載事項が池田泉州ホールディングスグループに係るすべてのリスクを網羅したものではありません。なお、以下の記載における将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日(2026年6月15日)現在において池田泉州ホールディングスグループが判断したものであります。 (1) 財務に関するリスク① 信用リスクa.不良債権の状況貸出先の財務状況悪化等に起因する信用リスクは池田泉州ホールディングスグループが保有する主要なリスクであり、池田泉州ホールディングスグループの不良債権及び与信関連費用は、景気動向や、貸出先の経営状況、不動産価格及び株価の変動等によっては増加する可能性があります。池田泉州ホールディングスグループでは、経営方針を踏まえつつ与信行為の具体的な考え方を明示した「クレジットポリシー」を子銀行において制定し、健全性の確保を第一に取り組んでおります。 具体的には、管理方法を明示した「信用リスク管理規定」に基づき、子銀行の信用リスク管理部署であるリスク統括部では、与信集中リスクの状況に加え、業種別・債務者区分別・信用格付区分別等さまざまな角度から与信ポートフォリオの分析・管理を行い、最適なポートフォリオの構築を図るべく、きめ細かな対応を行っております。しかしながら、現時点の想定を上回る不良債権及び与信関連費用が発生した場合、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼし、自己資本の減少につながる可能性があります。 b.貸倒引当金の状況池田泉州ホールディングスグループは、自己査定基準、償却・引当基準に基づき、貸出先の状況、差し入れられた担保の価値及び経済動向を考慮したうえで、貸倒引当金を計上しております。貸倒引当金の計上に当たっては、貸出資産及び差し入れられた担保等を適正に評価しておりますが、経済情勢の悪化、貸出先の業況の悪化、担保価値の下落等により、貸倒引当金が不十分となることもあり、その結果、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 市場リスク池田泉州ホールディングスグループの市場関連業務においては、様々な金融商品での運用を行っており、金利・為替・株式等の相場変動の影響を受けております。これらのリスクに対しては、経営陣を中心に構成する「リスク管理委員会」及び「ALM委員会」を設置し、市場環境の変化に応じた的確・迅速な対応策を協議し、諸施策を実施しております。しかしながら、施策によって必ずしもこれらのリスクを完全に回避することができるわけではありません。池田泉州ホールディングスグループの予想を超える変動が生じた場合、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 資金流動性リスク池田泉州ホールディングスグループの資金調達は、主に預金や市場からの調達により行っております。池田泉州ホールディングスグループでは、資金の運用・調達状況をきめ細かく把握することを通じて、適切な資金管理を行い、保有資産の流動性の確保や調達手段の多様化を図るなど、資金流動性リスクの管理に万全の体制で臨んでおります。しかしながら、内外の経済情勢や市場環境の変化等により、資金繰りに影響をきたしたり、通常より著しく高い金利での調達を余儀なくされたりする可能性があります。また、池田泉州ホールディングスグループの子会社である池田泉州銀行は、格付機関から格付を取得しておりますが、仮に格付が引き下げられた場合等にも、不利な条件での資金調達取引を余儀なくされる可能性があります。 ④ 繰延税金資産に関するリスク現時点の会計基準では、ある一定の状況において、実現すると見込まれる税務上の便益を繰延税金資産として計上することが認められております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。池田泉州ホールディングスグループは、一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき繰延税金資産を貸借対照表に計上しておりますが、今後も、池田泉州ホールディングスグループの将来の課税所得の予測に基づいて繰延税金資産の一部又は全額の回収ができないと判断される場合や、将来的に制度の変更により繰延税金資産の算入額が規制された場合には、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 退職給付債務に関するリスク池田泉州ホールディングスグループの退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件に基づき算出しております。これらの前提条件が変更された場合、又は実際の年金資産の時価が下落した場合、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 固定資産減損に関するリスク池田泉州ホールディングスグループは保有する固定資産について、現行の会計基準に従い減損会計を適用しておりますが、今後の経済環境の動向や不動産価格の変動等により、池田泉州ホールディングスグループが所有する固定資産に減損処理に伴う損失が発生し、池田泉州ホールディングスグループの経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 自己資本比率に関するリスク池田泉州ホールディングスグループは、連結自己資本比率を平成18年金融庁告示第20号に定められる国内基準(4%)以上に維持する必要があります。また、池田泉州ホールディングスグループの銀行子会社は、連結自己資本比率及び単体自己資本比率を平成18年金融庁告示第19号に定められる国内基準(4%)以上に維持する必要があります。池田泉州ホールディングスグループ又は銀行子会社の自己資本比率が、求められる水準を下回った場合、金融庁長官から業務の全部又は一部の停止命令等を含む様々な命令を受けることとなり、池田泉州ホールディングスグループの事業、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。池田泉州ホールディングスグループ又は銀行子会社の自己資本比率に影響を与える主な要因として以下のものがあります。・不良債権処理額の増加による与信関連費用の増加・株価の下落、市場金利の上昇・繰延税金資産の取崩し・自己資本比率の基準及び算定方法の変更・本項記載のその他の不利益な展開 ⑧ 持株会社のリスク池田泉州ホールディングスが銀行子会社及び関連事業を営む子会社・関連会社から受け取る配当については、一定の状況下で、様々な規制等により、その金額が制限される場合があります。また、これら会社が十分な利益を計上することができず、池田泉州ホールディングスに対して配当を支払えない状況が生じた場合には、池田泉州ホールディングスは池田泉州ホールディングス株主に対し配当を支払えなくなる可能性があります。 (2) 業務等に関するリスク① 事業戦略に関するリスク池田泉州ホールディングスは、池田泉州ホールディングスグループのパーパスを制定し、向こう10年の「長期経営戦略」ならびに2026年度から2028年度までの3年間を計画期間とする「第6次中期経営計画」を策定いたしましたが、企図した経営戦略が当初想定していた結果をもたらさない、また事業計画が達成できない等により、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。なお、池田泉州ホールディングスグループの「長期経営戦略」ならびに第6次中期経営計画の内容につきましては、有価証券報告書「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 対処すべき課題」に記載しております。 ② 情報資産(システム)リスク池田泉州ホールディングスグループは、子会社である池田泉州銀行における営業店、ATM及び他行とを結ぶオンラインシステムや顧客情報を蓄積している情報システムを保有しております。池田泉州ホールディングスグループでは、業務運営が様々なコンピュータシステムによって支えられていることを踏まえ、システムの信頼性や安全性に万全を期すとともに、万一の場合に備えて、バックアップ体制を構築しております。 また、データの暗号化やアクセス権限の管理強化を行うなど、情報の漏洩や不正アクセスなどの防止に向けて体制の整備に努めております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、重大なシステム障害が発生した場合には、決済業務に支障をきたす等池田泉州ホールディングスグループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。その結果、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ サイバー攻撃等に関するリスク池田泉州ホールディングスグループでは、信頼される金融サービスを提供するため情報システムを安定的に運用することが重要な経営課題の一つと捉え、経営陣の積極的な関与のもと、池田泉州ホールディングスグループ全体のサイバーセキュリティ体制の維持とリスク低減に努めています。昨今急激に高まっているコンピュータウイルスへの感染や巧妙化しているサイバー攻撃などのリスクに備え、サイバーセキュリティに関するリスクを適切に管理する態勢の確立、リスク影響度に応じたセキュリティ対策の向上、コンティンジェンシープランの策定等、様々な対策を実施しています。また、コンピュータセキュリティにかかる専門チーム(CSIRT)を設置し、各種セキュリティ対策の強化やサイバー攻撃演習を実施するなど、態勢強化に取り組んでいます。しかしながら、想定を超えるサイバー攻撃の発生やウイルス等への感染が発生した場合には、業務の停止、重要なデータの消失、機密情報や個人情報の盗取や漏洩等のインシデントを引き起こす可能性があります。その結果、池田泉州ホールディングスグループの業績や信頼性に対する評判、財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ マネー・ローンダリング及びテロ資金供与等金融犯罪に関するリスク池田泉州ホールディングスグループでは、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与等金融犯罪の防止を経営上の最重要課題の一つと位置付け、リスクベース・アプローチの考え方に基づき、適切な管理態勢の構築に取り組んでおります。しかしながら、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与等金融犯罪対策の不備等により、不公正・不適切な取引を未然に防止することができず、銀行がマネー・ローンダリング等に利用された場合には、内外の金融当局から制裁等を課せられる、あるいは海外の金融機関等からコルレス契約を解消される等により、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 事務リスク池田泉州ホールディングスグループでは、事務処理手続きに関する諸規定を定め、それに則った正確な事務処理を励行することを徹底し、事務事故の未然防止を図るため事務管理体制の強化に努めております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、重大な事故・不正等が発生した場合には、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 人的リスク池田泉州ホールディングスグループでは、職員の能力向上に努めるとともに、各々の職員が能力を最大限発揮できる職場環境の整備に努めております。しかしながら、他の金融機関や異業種との競合の結果として池田泉州ホールディングスグループの求める人材を確保できない場合、また、そのほかに人材の流出や士気の低下、法令等遵守の観点から問題となる行為等が発生した場合には、池田泉州ホールディングスグループの経営成績や業務遂行に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 外部委託に関するリスク池田泉州ホールディングスグループは、様々な業務に関して外部への委託を行っております。業務の外部委託に当たっては、委託先の適格性などの検証を行うとともに、委託先の管理に努めておりますが、委託先において、委託業務遂行への支障が生じた場合や、情報の漏洩、紛失、不正利用などがあった場合には、池田泉州ホールディングスグループの管理態勢に対する信頼が毀損され、また、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 情報漏洩に関するリスク池田泉州ホールディングスグループでは、膨大な顧客情報を保有しているため、情報管理に関する内部管理体制の整備により、情報資産の厳正な管理に努めております。しかしながら、顧客情報や経営情報などの漏洩、紛失、改ざん、不正利用等が発生し、池田泉州ホールディングスグループの信用低下等が生じた場合、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 訴訟等のリスク池田泉州ホールディングスグループは事業活動を行う上で、会社法、金融商品取引法、銀行法等の法令諸規制を受けるほか、各種取引上の契約を締結しております。池田泉州ホールディングスグループはこれら法令諸規制や契約内容が遵守されるよう法務リスク管理等を行い、法的リスクの顕在化の未然防止及びリスクの軽減に努めておりますが、法令解釈の相違、法令手続きの不備により法令諸規制や契約内容を遵守できなかった場合には、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ 内部統制の構築等に関するリスク池田泉州ホールディングスは、金融商品取引法に基づき、連結財務諸表に関して財務報告に係る内部統制報告書を開示しております。また、会社法上の規定に従い、内部統制システムの構築を行っております。池田泉州ホールディングスグループとして、金融商品取引法や会社法等に基づく内部統制に関する体制の構築・維持・運営に努めておりますが、予期しない問題が発生し、内部統制について開示すべき重要な不備が存在する等の場合には、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績並びに池田泉州ホールディングスの株価に悪影響を及ぼす可能性があります。 (3) 金融環境等に関するリスク① 地域経済への依存のリスク池田泉州ホールディングスグループは、関西地区を主要な営業基盤としております。池田泉州ホールディングスグループは、関西地区のうちの特定の地域又は特定の顧客へ過度に依存することがないように営業を行っておりますが、主要な営業地域の経済が悪化した場合には、取引先の業況悪化等を通じて信用リスクが増大し、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 競争に関するリスク池田泉州ホールディングスグループの主要な営業基盤は、既存のメガバンクや他の地元金融機関に加え、近隣地銀の参入等もあり、今後一層の競争激化が予想されます。池田泉州ホールディングスグループがこのような事業環境の影響を受け、計画している営業戦略が奏功しないこと等により、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ③ 有形資産リスク池田泉州ホールディングスグループでは、災害発生時においても業務を継続できるよう、有形資産の環境整備に努めております。しかしながら、災害や資産管理の瑕疵等の結果、有形資産の毀損や執務環境等の質の低下等が発生した場合には、池田泉州ホールディングスグループの業績や業務遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、南海地震・東南海地震等の大規模自然災害が発生した場合、池田泉州ホールディングスグループ自身の被災による損害のほか、取引先の被災による業績悪化が、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ④ 各種規制の変更リスク池田泉州ホールディングスは、池田泉州銀行、池田泉州TT証券、池田泉州債権回収、01銀行、池田泉州M&Aソリューション及び池田泉州エリアサポートを子会社とする持株会社として、事業運営上の様々な公的規制や金融システム秩序維持のための諸規制・政策のもとで業務を遂行しておりますが、これらの諸規制・政策は、今後の経済及び金融市況、又は金融機関への規制に関する世界的な潮流等に応じて、変更される可能性があります。このような諸規則・政策の変更については、現時点でその影響を正確に予測することは困難ですが、その変更内容及び事業運営に及ぼす影響の程度によっては、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 風説・風評の流布によるリスク池田泉州ホールディングスグループでは、風説・風評の流布によるリスクが経営に与える影響の重大性に鑑み、積極的な情報開示を通じて経営の透明性を高めることにより、当該リスクの回避に努めております。しかしながら、銀行業界及び池田泉州ホールディングスグループに対するネガティブな報道を含め、悪質な風説や風評の流布は、それが正確であるか否かにかかわらず、また、池田泉州ホールディングスグループに該当するか否かにかかわらず、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績並びに池田泉州ホールディングスの株価に悪影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 外的要因に関するリスク自然災害やテロ等外部要因によるシステムや社会インフラの大規模な障害発生等及び感染症(新型インフルエンザ、新型コロナウイルス等)の流行等により、池田泉州ホールディングスグループの業務の一部が不全となった場合、池田泉州ホールディングスグループの財政状態及び経営成績並びに業務遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。 池田泉州ホールディングスグループでは様々な顧客ニーズに応えながら収益を安定的かつ継続的に確保するためには、多様なリスクを適切に把握・評価・管理し、環境の変化に適時・適切に対応することが重要となっており、このような状況の下、リスク管理体制の充実・強化を経営の重要課題として位置づけ、健全性の維持・向上に努めております。池田泉州ホールディングスグループでは、以下に示したリスクを「特に重要な影響を及ぼすリスク」と位置づけ、事業等のリスクはこれらのリスクも踏まえて選定しております。<特に重要な影響を及ぼすリスク>・信用リスク・市場リスク・資金流動性リスク・情報資産(システム)リスク・サイバー攻撃等に関するリスク・マネー・ローンダリング及びテロ資金供与等金融犯罪に関するリスクまた、これらのリスクの発生の可能性を認識したうえで、発生を回避するための施策を講じるとともに、発生した場合には迅速かつ適切な対応に努める所存であります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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