KPPグループホールディングス(9274)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


KPPグループホールディングス(9274)の株価チャート KPPグループホールディングス(9274)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

KPPグループホールディングスグループは、KPPグループホールディングス、子会社100社(国内12社、海外88社)及び関連会社7社(国内6社、海外1社)により構成されており、王子製紙㈱、日本製紙㈱等の大手製紙会社等より仕入れた紙類を国内外に販売することを主要業務とし、ほかに不動産の賃貸業、紙製品の加工業等を営んでおります。KPPグループホールディングスは特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

KPPグループホールディングスグループの事業内容及びKPPグループホールディングスと関係会社の当該事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。

なお、次の3事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

事業区分

主な業務

主な関係会社

北東アジア

紙、板紙、パルプ・古紙、その他関連物資の販売

国際紙パルプ商事㈱、大同紙販売㈱、むさし野紙業㈱、
KPP ロジスティックス㈱、慶真紙業貿易(上海)有限公司、
DaiEi Papers Taiwan Co., Ltd.、ANTALIS (HONG KONG) LIMITED、DaiEi Papers Korea Company Limited

欧州/米州

紙、板紙、その他関連物資の販売

Antalis S.A.S.、Antalis France、Antalis Ltd、

Antalis Gmbh、Antalis Verpackungen Gmbh、

Antalis AG、Lovepac Inc.、Antalis Chile SpA

アジアパシフィック

紙、板紙、パルプ・古紙、その他関連物資の販売

Spicers Limited、Spicers Australia Pty Ltd、
Spicers(NZ)Limited、KPP ASIA-PACIFIC PTE. LTD.、
KPP-ANTALIS(SINGAPORE) PTE. LTD.、Signet Pty Ltd

不動産賃貸

不動産の賃貸

KPPグループホールディングス

 

 

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。



有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、KPPグループホールディングスグループが判断したものであります。

 

(1) 経営の基本方針

KPPグループホールディングスは、グループ社員全員が共有し、すべての活動の基本となる理念体系として「KPPグループウェイ」を定めています。「KPPグループウェイ」は「ミッション」「ビジョン」「バリュー」の3層から形成されています。

 


理念体系のうち、ビジョンである「GIFT」に基づき、KPPグループホールディングス100周年である2024年に向けて策定された長期経営ビジョンが「GIFT+1 2024」です。このビジョンの下、KPPグループホールディングスではグループ全体で環境関連商品の開発・流通、さらには循環型ビジネスの構築・提案など様々な取り組みを推進し、株主や顧客、取引先などの様々なステークホルダーへ貢献するとともに、経営情報の適時・適切な開示を進め、社会に開かれた企業としてグローバルに成長していきます。

 

(2) 経営環境及び対処すべき課題

紙パルプ産業の国内市場においては、情報媒体のデジタル化が加速しており、紙(いわゆるグラフィック用紙)の需要の減少が続いております。一方、堅調と見られていたパッケージング用紙についても物価の高騰による商品全般の買い控えが起こる中、人流の回復がインバウンド需要に結びついていない事に加え、巣籠需要(通販・宅配)も一服感がある事から需要は伸び悩んでいます。海外市場では、数次にわたる価格改定もあり需要の減少が進み、グラフィック用紙離れが見られてきています。一方で、海洋プラスチック汚染が世界規模の問題となり、石油由来のプラスチック製品に厳しい目が向けられるようになっているため、代替素材として紙の需要が高まっています。バイオマス素材由来の紙資源や、石油由来のプラスチック使用量を削減した製品へのシフトが見られるようになってきております。

このような状況下、KPPグループホールディングスグループは、「グローバル市場の対応」「DXとGXの推進」「資本コスト経営」「従業員エンゲージメントの向上」「気候変動対応」「ガバナンスの強化」を課題として取り組んでおります。

 

① グローバル市場の対応

情報メディア産業は先進国を中心に、紙媒体から電子媒体への移行が進み、特に新聞、雑誌、カタログ、帳票類などの需要減は業界の構造改革を促していると認識しています。一方で、世界の紙パルプ市場は2040年にかけて成長が見込まれ、その市場を牽引するのは段ボール原紙、紙器用板紙などパッケージ系の紙と衛生用紙であり、地域的には中国、インド、アセアンを含むアジア市場及びアフリカ諸国になると考えております。KPPグループホールディングスグループはこのような紙パルプ産業の転換期に、地域戦略とポートフォリオ戦略を着実に進めるとともに、環境商品を軸にした新事業を推進し、次の100年を目指します。

 

② DXとGXの推進

サステナビリティ経営の柱としてIT技術を活用した基幹系システム、CRMなどの業務変革に加え、消費電力の削減やバイオマス発電によるクリーンエネルギー事業の開発にも積極的に取り組んでいきます。

 

③ 資本コスト経営

KPPグループホールディングスでは、収益の拡大のみならず資本コストを意識した効率的な経営を行うことが重要であり、株価純資産倍率(PBR)の改善につながるものと考えております。資本コスト(WACC、株主資本コスト)を上回る資本利益率(ROIC、ROE)を継続的に達成し、エクイティスプレッド及びEVAスプレッドの拡大を実現するため、利益率の高い事業の拡大、資本コストを上回る事業や将来を見据えた成長事業への投資を推進していきます。また、株主資本と有利子負債の最適資本構成の構築による資本コストの低減を目指すとともに、資本コスト経営の情報開示の充実を今後も図ってまいります。

 

④ 従業員エンゲージメントの向上

KPPグループホールディングスグループは世界45か国からなる多国籍企業となり、従業員エンゲージメントの向上がグローバル経営の原点と考えています。人的資本経営による能力開発とDE&I(ダイバ シティ・エクイティ&インクルージョン)を推進し、従業員の活躍の場を広げていきます。

 

⑤ 気候変動対応

KPPグループホールディングスは2022年6月、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言への賛同を表明しました。併せて、同提言に基づき、気候変動がKPPグループホールディングスグループの事業に与えるリスク・機会の双方に関して、戦略・リスク管理・ガバナンス・指標と目標の4項目について情報開示しています。これに加えて、2023年1月には経済産業省の主導するGXリーグにも加盟し、2030年及び2050年に向けたGHG削減目標を公開しています。今後はグループ全体を含め、より精緻に、広範囲にGHG排出量を測定し、具体的な削減施策を各拠点で進めていくことを目指します。

 

⑥ ガバナンスの強化

KPPグループホールディングスの連結子会社である国際紙パルプ商事株式会社は、独立行政法人国立印刷局が発注する再生巻取用紙の入札に関し、独占禁止法違反の疑いがあるとして、2023年4月11日に公正取引委員会による立入検査を受け、以降、同委員会の調査に全面的に協力してまいりましたが、2024年3月14日に同委員会から、KPPグループホールディングスは独占禁止法に基づく課徴金納付命令を、国際紙パルプ商事株式会社は排除措置命令を受けました。KPPグループホールディングスグループとしては、この度の命令を厳粛かつ真摯に受け止め、再びこのような事態を招くことのないよう、コンプライアンス委員会を中心に、コンプライアンス体制の一層の強化と再発防止策の徹底を図り、信頼の回復に努めてまいります。

 

(3) 中期的な経営戦略及び目標とする経営指標

KPPグループホールディングスグループは、長期経営計画である「長期経営ビジョンGIFT+1 2024」の最終期における中期的な経営戦略として、第3次中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)を策定しております。

 

「第3次中期経営計画の基本方針」

(テーマ)

長期経営ビジョン「GIFT+1 2024」の達成と創立 100 周年に向けて

(メッセージ)

循環型ビジネスによる持続可能な社会への貢献と事業ポートフォリオ改革による企業価値向上

(基本戦略)

「収益基盤の確立・深化」

・各事業会社の利益最大化

・戦略的アライアンス、M&Aの推進

・グローバルシナジーの追求

・DXの推進

「グローバルグループ経営の強化」

・ESG経営の実現

・グローバルオペレーション体制構築

・グループコミュニケーション強化

・経営資源の適正配分

 

目標とする経営指標と数値は、以下のとおりです。

 

第3次中期経営計画 最終年度(2025.3期)数値目標

営業利益

営業利益率

ROE

ROA

D/Eレシオ※

145億

2.2%

12.0%以上

2.5%以上

1.0倍以下

 

※D/Eレシオ=有利子負債残高÷純資産

 

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

KPPグループホールディングスグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事業等のリスクには、以下のようなものがあります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてKPPグループホールディングスグループが判断したものです。

 

(1) KPPグループホールディングスのリスク管理体制及びリスク管理プロセス

KPPグループホールディングスは、KPPグループホールディングスグループのリスク管理体制の維持、向上を図るため、リスク管理委員会を設置し、リスク管理委員会規則に従い、サステナビリティ委員会委員長がリスク管理委員会委員長および副委員長を任命しております。

リスク管理委員会は、グループ経営上重要なリスクの抽出・評価を行い、重点対応策を決定し、重点対応策の実行状況のモニタリングを定期的に行い、その結果についてサステナビリティ委員会へ報告を行うこととしています。

※「KPPグループホールディングスのリスク管理体制」、および「KPPグループホールディングスのリスク管理プロセス」は2024年3月31日時点のものです。2024年4月22日付で、グローバルガバナンスの強化に向けて、ESGへの取り組みをより明確にするため、サステナビリティ委員会をESG委員会に改称しました。下部組織であったリスク管理委員会は個別の委員会組織として独立、継続しています。

 

■ KPPグループホールディングスのリスク管理体制(2024年3月31日現在)

 


 

■ KPPグループホールディングスのリスク管理プロセス

 


 

(2) 事業等のリスク

KPPグループホールディングスグループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事業等のリスクには、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する記載は、当連結会計年度末においてKPPグループホールディングスグループが判断したものです。

最初に、各リスク項目を影響度と発生頻度で評価したリスクマップを掲載いたします。

 


 

上記リスクのうち重要と認識しているリスクは以下の通りです。ただし、これらは、KPPグループホールディングスグループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、現時点において予見できない、あるいは重要とみなされていない他の要因の影響を将来的に受ける可能性があります。また、リスクを低減するための対応を記載しておりますが、リスクを完全に回避することは困難です。

 

① 外部要因リスク

リスク

カントリーリスク

内容

KPPグループホールディングスグループは、世界各国に事業を展開しており、当連結会計年度における海外比率は連結売上高の59.6%を占めており、投資する国・地域の政治、経済、社会情勢などの変化に影響を受けます。これらのリスクが顕在化した場合、当該国において代金回収の遅延や事業遂行上の大きな問題が発生する可能性があります。

対応

KPPグループホールディングスグループでは、海外取引に関し売掛金に係る取引信用保険の活用といったリスクヘッジ策の実行や、「信用リスク」の項目において記載する与信管理の実施、当該国における情報収集の徹底等により、これらのリスクを最小限に止めることに努めております。

 

 

② 経営リスク

リスク

競争力/業績(海外投資)

内容

KPPグループホールディングスグループはインオーガニック戦略として、事業ポートフォリオの改革と持続的な成長を目的に海外への投資を進めております。当連結会計年度は、Antalis S.A.S.によるIntegart Sp. zo.o. 及び子会社、Lovepac Inc. 及び子会社の全株式取得等により、当連結会計年度末現在、69億58百万円の「のれん」が計上されております。

海外投資に関わる「のれん」の金額につきましては、将来のシナジー効果が発揮されることによる収益力を適切に反映しているものと考えておりますが、事業環境の変化等により期待する成果が得られないと判断された場合は減損損失が発生し、KPPグループホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

対応

これらのリスクの管理については、取締役会において投資の採算性について十分な審議を行った上で、定期的に業績の推移や計画の進捗等を確認し、事業環境の調査・情報収集を徹底すると共に、取締役会等でモニタリングしております。

 

 

 

③ オペレーショナルリスク

リスク

独禁法違反

内容

KPPグループホールディングスならびにKPPグループホールディングスの連結子会社である国際紙パルプ商事株式会社(以下「国際紙パルプ商事」という)は、独立行政法人国立印刷局が発注する再生巻取用紙の入札に関し、公正取引委員会より独占禁止法に基づき、KPPグループホールディングスは課徴金納付命令を、国際紙パルプ商事株式会社は排除措置命令を受けました。

独占禁止法に限らず、法令違反を繰り返さないために以下の対応を行っております。

対応

KPPグループホールディングスでは、社長から改めて法令遵守徹底のメッセージを発信するとともに、コンプライアンスマニュアルの独占禁止法に係る事項を拡充し、「独占禁止法(不当な取引制限の禁止)遵守ガイドライン」を策定、また独占禁止法に限らずコンプライアンスに係る事項について社内研修を実施し、その実施状況については、取締役会に報告しております。

さらに、独占禁止法(不当な取引制限の禁止)遵守を徹底すべく定めた社内ルールの履行状況について、内部監査部門での監査を実施し、再発防止に努めてまいります。

本件は、グループ全体で起こり得る問題として捉え、上記のほかに、グループ共通で遵守すべき事項をまとめた「グループコンプライアンスマニュアル」を策定し、グループ全社に周知徹底を求めております。

 

 

 

リスク

サプライチェーンマネジメント(主要取引先への依存等)

内容

 KPPグループホールディングスの主要株主である王子ホールディングス株式会社及び日本製紙株式会社のグループ会社は、KPPグループホールディングスグループの主要商品である紙及び板紙を仕入れている主要仕入先であり、当連結会計年度における2社グループからの仕入金額合計は総仕入金額の29.1%になります。KPPグループホールディングスは現在、両社と代理店指定に係る基本契約書を締結しており、今後も取引の継続的な拡大を図っていく方針でありますが、天災及び何かしらの影響により、両社グループからKPPグループホールディングスへの商品供給に著しい支障が生じた場合、KPPグループホールディングスグループの事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

海外事業会社においても、少数のサプライヤーが供給を担う製紙業界の特性から、特定のサプライヤーへの依存リスクは高く、商品供給の支障の他、購買交渉力低下のリスクも認識されております。

また、KPPグループホールディングスグループでは、事業活動に必要な許認可等を取得し、予め定めた業務プロセスに則り事業を行っておりますが、業務プロセスの不全により許認可等の喪失が生じた場合、KPPグループホールディングスグループの財政状態及び経営成績ならびにサプライチェーンに影響を及ぼす可能性があります。

対応

サプライヤーへの依存については、さまざまな仕入先を国内外問わず開拓して仕入ソースを確保するとともに、事業ポートフォリオ改革により新たな事業領域を開拓し、紙及び板紙販売以外の事業比率を上げていくことで対応をしてまいります。

また、許認可等については事業活動の妨げとなるリスクを抽出・排除するとともに、業務プロセスの確実な遂行に資する監査を行っております。

 

 

リスク

情報システム(基幹システムの開発)

内容

グローバル展開および新規ビジネスの推進に対応すべく、経営管理の見える化を目的として、基幹システムの開発を進めておりますが、想定した投資効果が得られない可能性や、開発スケジュールの遅延等による想定外のコストが発生する可能性があります。

対応

経営管理の見える化を実現するため、分析粒度や多面的分析軸の向上を考慮し、各マスターの見直しや追加データ項目の検討を進めています。また、プロジェクト全体管理として、開発ベンダーやプロジェクトメンバーの代表者から成る運営組織を形成し、定期的な進捗管理やチェックポイントを設定し遅延を防止するとともに、想定した投資効果との整合性を評価しております。

 

 

 

④ 財務リスク

リスク

信用リスク(取引先与信)

内容

KPPグループホールディングスグループにおける営業取引においては、売掛金及び受取手形などの形で取引先に対して信用供与を行っており、取引先の信用悪化や経営破綻等による損失が発生する可能性があります。

対応

KPPグループホールディングスグループでは、取引先ごとに与信限度額を定め、適正な取引額を管理する他、取引先の信用状態に応じて必要な担保設定や定期的な信用調査、財務状況等の悪化による回収懸念先の早期把握や取引信用保険の活用等を行うことにより、信用リスクの低減に努めております。

 

 

リスク

市場リスク(商品市況変動の影響)

内容

① 紙・板紙等

KPPグループホールディングスグループの主要な取扱商品である紙、板紙等の製品仕入価格は、原材料であるパルプ、チップ、古紙等の世界的な需要及び原油等の燃料価格の動向の影響を受けることから、それらの価格が大きく上昇した場合には、製品の仕入価格に影響を与えます。

② 製紙原料(パルプ・古紙)等

紙、板紙等の原材料であるパルプにつきましては、KPPグループホールディングスの主要な取扱商品でもありますが、世界的な市況商品であるため販売価格及び仕入価格が市況に応じて変動いたします。よって価格変動のリスクが内包されており、短期間での大幅な価格下落の場合、完全にはリスクを回避できない可能性があります。

古紙の販売価格は、世界の主要な古紙消費国の輸入により、大きく価格が変動する為、短期間での大幅に価格が下落した場合、完全にはリスクを回避できない可能性があります。また、日本国内の古紙需要における供給量との需給バランスにより、古紙販売に影響を及ぼす可能性もあります。

③ パッケージ・ビジュアルコミュニケーション等

パッケージに使用する紙、板紙、フィルムなどの素材は、燃料価格や海上輸送費用などの影響を受けることから、それらの価格が大きく上昇した場合には、仕入価格が上昇する可能性があります。

対応

① 紙・板紙等

KPPグループホールディングスグループでは、適正な利潤を確保するため、販売先との価格交渉を継続的に行っております。

② 製紙原料(パルプ・古紙)等

パルプについては、仕入成約時の販売価格決定や、在庫の低減などを行ってまいります。

古紙については、日本国内のみならず、世界中の古紙需要先を対象として、特に今後需要の増加が見込まれるエリアを中心に販路の拡大に努め、仕入先の確保にも注力してまいります。

③ パッケージ・ビジュアルコミュニケーション等

仕入価格の変動に合わせた販売価格の形成に努めると共に、仕入ソースの多様化を進め、適正な利潤の確保に努めております。

 

 

 

リスク

市場リスク(為替変動)

内容

KPPグループホールディングスグループは、「北東アジア」「欧州/米州」「アジアパシフィック」のエリアでそれぞれ事業を展開する、国際紙パルプ商事、Antalis、Spicersの3社を中核事業会社と位置付け、世界各国に事業を展開しております。

連結財務諸表の作成に際しては、各国における現地通貨建ての売上高、費用等を円換算しておりますが、外国通貨に対して円高が進むと連結当期純利益にマイナスのインパクトを与えます。

また、KPPグループホールディングスグループでは、紙、板紙、パルプ、古紙等のクロスボーダー取引を行っており、これらの商品の価格競争力は為替レートの変動による影響を受けます。
為替レートがKPPグループホールディングスグループの想定を超えて変動した場合、KPPグループホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

対応

為替予約取引等により、為替レートの変動による影響を最小限に止めることに努めております。

 

 

リスク

市場リスク(金利変動)

内容

KPPグループホールディングスグループでは、運転資金等の調達は金融機関からの借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーの発行を中心に行っております。

KPPグループホールディングスグループの想定を超えて金利変動が生じた場合、KPPグループホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、当連結会計年度末における借入金、社債及びコマーシャル・ペーパーの残高は860億29百万円です。

対応

長期借入金(固定金利)や社債による調達、金利スワップ等を取り入れ、金利変動による影響を想定の範囲に止めることに努めております。

 

 

リスク

市場リスク(所有株式の時価変動)

内容

KPPグループホールディングスグループが保有する株式は、仕入先企業、販売先企業、取引金融機関等、業務上密接な関係にある企業の株式が大半でありますが、株式市況の動向及び当該企業の業績等によって当該株式の価格に変動が生じた場合、KPPグループホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

対応

所有株式につきましては、2024年4月24日にKPPグループホールディングスホームページにてご報告しております「コーポレート・ガバナンス報告書」の『コーポレートガバナンス・コードの各原則に基づく開示』における[原則1-4 政策保有株式]に、その所有に関する方針を記載しております。適宜適切に売却を進めることで、当該リスクの低減に努めております。

 

 

 

リスク

市場リスク(退職給付債務)

内容

KPPグループホールディングスグループでは、確定給付年金制度及び退職一時金制度を採用しており、これに伴う退職給付費用及び退職給付債務は、割引率等の数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されております。年金資産の一部には株式信託を採用しております。また、イギリスにおける確定給付年金制度については、新規の加入者を停止していることから平均残存勤務期間が短くなる可能性があり、その場合数理計算上の差異の償却期間も短くなります。従いまして、割引率の低下や運用利回りの悪化、信託した株式の時価の低下及び多額の数理計算上の差異の償却が生じた場合、KPPグループホールディングスグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

KPPグループホールディングスグループの年金資産及び退職給付債務の残高につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)」をご参照ください。

対応

年金資産の見直し等を定期的に行い、安全性の高い資産の割合を増やすなどの検討をしてまいります。
また、2023年6月に、KPPグループホールディングスグループの英国所在の年金制度の一部について、年金受給者を対象に年金バイインを実施し、年金受給者の制度資産の運用リスク、割引率の下落及び受給者の長寿化等による確定給付債務の増加リスクを軽減しております。

 

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー