メイテックグループホールディングスグループは、メイテックグループホールディングス(株式会社メイテックグループホールディングス)、連結子会社6社により構成されており、主にエンジニアリングソリューション事業及びエンジニア紹介事業を行っております。
エンジニアリングソリューション事業はエンジニア派遣事業を中心とした派遣事業を行っています。
エンジニア紹介事業はエンジニアに特化した職業紹介事業を行っております。
その他事業は、メイテックグループホールディングスのグループ運営に関する事業を行っております。
なお、この3事業は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
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2025年3月31日現在 |
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(1)エンジニアリングソリューション事業 |
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(株)メイテック |
メイテックグループのコア事業であるハイエンドのエンジニア派遣事業 |
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(株)メイテックフィルダーズ |
ミドルレンジのエンジニア派遣事業 |
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(株)メイテックキャスト |
製造業を主要顧客とした登録型人材派遣事業 |
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(株)メイテックEX |
シニアエンジニア派遣事業 |
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(株)メイテックビジネスサービス |
一般事務処理業務の受託 |
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(2)エンジニア紹介事業 |
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(株)メイテックネクスト |
エンジニア特化型の職業紹介事業 |
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(3)その他事業 |
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(株)メイテックグループホールディングス |
株式を保有する会社の事業活動に対する支配又は管理及びメイテックグループのグループ運営に関する事業 |
なお、メイテックグループホールディングスは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
事業の系統図は次のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、メイテックグループホールディングスグループが判断したものであります。
〇経営者の認識について
リーマンショックにより2010年3月期の連結営業利益が49億円の赤字となり、急激に資金が減少し、雇用調整助成金を受給した経験を踏まえ、メイテックグループホールディングスは「常に経済危機は起こる」ということを前提に、雇用を守り抜く為に、資金残高にも配慮しつつ、「自己資本の“質と量”の充実」を優先してきました。
現中期経営計画「M2CX」では、「2つのThe Coreを変革する」ということをテーマに取り組んでいます。お客さま・エンジニア2つのサービス提供先に対して、多彩なサービスバリュエーションを掛け合わせ、更なる付加価値を積極追求し、採用は品質を堅持しつつ「数の力量」を積極増強していきます。
そういった中で、自己資本の質と量を堅持し、効率的な経営を行った結果、当年度末における自己資本は470億円以上となり、「自己資本の“質と量”は概ね充実」していると認識しています。
(1)会社の経営の基本方針
<メイテックグループの経営理念>
『共生と繁栄』
<メイテックグループのコーポレート・スローガン>
『人と技術で次代を拓く』
<メイテックグループの「目指すべき姿」>
私たちメイテックグループは、全社員がつながりあい、エンジニア価値を起点として、5つの価値を持続的に向上させます
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<メイテックグループの本質を伝える呼称> |
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(2)経営環境
技術分野においては「デジタル化」が進むと共に、「AI」や「自動運転」などの技術革新が加速化し、メイテックグループホールディングスの主要な顧客である大手製造業各社では、競合する企業が多様化・複雑化し、競争優位性を保つことが非常に厳しい環境にあります。又、人材不足解消の取り組みとしてDXによる仕事の自動化・無人化が進み、今後一部の設計・開発領域においては、AIが人間に代替される事が見込まれます。
また規模の大小や実績の長短、スタートアップ企業などにかかわらず、多くのお客様で共通するマテリアリティにおける技術革新が加速している状況下で、メイテックグループホールディングスグループは、改めてお客様とエンジニアの2つの価値提供先に対するオリエンテッドを絶対的に追求し、社員、そしてお客様や社会に貢献するために、2つの「The Core」に対して「Transformation」を組み込んでいきます。
(3)経営戦略等
2023年度からの3年間の実行計画として「「MEITEC 2 Core Transformation」、「M2CX」を策定し、2023年4月1日からスタートしました。
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<中期経営計画の名称> |
<基本方針(1)> |
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<基本方針(2)> |
<2025年度のグループ連結の収益目標> |
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(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
「事実上の課題」
1)経営幹部の後継者育成
メイテックグループは「共生と繁栄」の経営理念に立脚し、全社員がつながりあい、エンジニア価値を起点として、5つの価値(エンジニア価値、社員価値、顧客価値、株主価値、社会価値)の持続的向上を図り、業容と規模の両面を拡大してきました。
外面的に、付加価値を提供する仕組みが同一の事業における規模の拡大と見られます。しかし、実際には、各傘下事業会社には固有のリスクプロファイルがあり、さまざまな利害関係が複雑に絡み合い、さらに難しくなっています。
メイテックグループが持続的に成長するためには、バリューチェーンの連携とリスクマネジメントを統合的・戦略的・機敏に実行する必要があります。したがって、経営幹部は、これらの事柄について広く深い洞察力を持つことが必要不可欠です。しかし、経営幹部の業務の中には、狭い範囲の知見に止まり、連携・統合の視点が乏しい場面を認知しています。そのため、強い危機感を持つとともに、経営幹部の後継者確保と候補者の育成が最も重要な課題と認識しています。
2)中核事業の業務変革
メイテックグループの中核事業はエンジニアリングソリューション事業です。その事業における将来の業績は、技術力の高いエンジニア社員数とその稼働率の多寡に懸かっています。そのため、受注営業、採用・増員、キャリアサポートの業務を統合的に管理して、環境変化に適応した変革を繰り返し、持続的成長を実現することが重要な課題です。
① 受注営業
エンジニアリングソリューション事業は、エンジニア社員のキャリアアップを支援する事業でもあります。受注量の確保は、稼働人員数の増加や稼働率の維持・向上だけでなく、業務領域の拡大や継続的な機会と場の提供など、エンジニア社員のキャリアアップの選択肢を拡げるためにも極めて重要です。したがって、平常時や危機的状況にかかわらず、安定的に十分な受注を確保するために、営業力の強化につながる営業システムの変革を継続することが重要な課題です。
② 採用・増員
特に「プロのエンジニア集団」のメイテックは、多くの優秀なエンジニア社員を確保することが成長力の源泉となります。そのため、業界のリーディングカンパニーとしての信頼性・安心感に基づく労働市場におけるブランドを確立することは、グループ採用力を継続的に高めていく上で極めて重要です。また、平時・危機時を問わず、市場環境の変化に応じて、グループ採用活動を遅滞なく迅速に修正することが不可欠であり、これも重要な課題です。
③ キャリアサポート
特にメイテックでは、「プロのエンジニア集団」として、品質の維持・向上を図るためには、エンジニア社員一人ひとりのキャリアアップをきめ細かにサポートすることが必要不可欠です。このサポートには、エンジニア社員自らが主体となるキャリアアップ支援の拡充と、会社主導のキャリアアップ支援の強化、の両立が重要な課題です。したがって、お客さまニーズに基づく技術進化と市場動向を正確に理解することの重要度が高まっていることを認識しています。
「財務上の課題」
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応は以下の通りです
① 現状分析
エクイティ・スプレッドの水準を、長きにわたって強く意識してきました。
分析する主要指標は2つで、株主資本コスト(投資者の期待リターン)とROE(自己資本利益率)、補完する指標はPBR(株価純資産倍率)です。中でも、株主資本コストの算出で用いるベータ値の動向を最も強く意識してきました。
そして、資本収益性と市場評価はおおむね高い水準にあり、長期間維持できている、との自己評価に沿って、これまでの誠実な取り組みを継続することが適正、と判断しています。
なお、バランスシートの現預金水準に関して意見が対立することはあります。メイテックグループホールディングスグループは、資本収益性と市場評価の水準、多様なステークホルダーの存在と特定業種の自己資本規制を参照した本質的な財務健全性の重要度、を説明しています。
② 計画策定・開示
長きにわたり中期計画で、ROEの定量目標を策定し、開示を続けています。
現在、中期経営計画〔2023~2025〕M2CXで、2025年度ROE目標は30%を掲げています。
また、財政規律の維持も考慮した利益配分の明確な方針を策定し、開示を続けています。
なお、2024年5月に、PBRを取り入れた配分方針へ改正しました。
③ 取り組みの実行
これまでの株主・投資家との対話では、ベータ値に対して非常に高い関心を示していました。
今後も、ベータ値への影響、従前と異なる変動を及ぼしかねない戦略の採択是非などを建設的に対話して、資本収益性と市場評価の維持向上に努めます。
メイテックグループホールディングスグループの営業活動その他に係るリスク要因について、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。ただし、メイテックグループホールディングスグループは広範囲に渡る事業活動を行っている為、全てのリスクを網羅したものではなく、業績に影響を与えうるリスク要因はこれらに限定されるものではありません。
なお、本項における将来に関する事項については、当連結会計年度末において入手可能な情報に基づき、合理的であるとメイテックグループホールディングスが判断したものであります。
〇経営者の認識について
特に投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項は、資源価格等の急騰、緊迫する国際情勢、円安などによる企業業績の悪化です。但し、現時点ではメイテックグループホールディングスグループの事業活動において直接影響が出るような兆候は出ておらず、今後も稼働率が堅調に推移することを見込んでおり、業績の大幅な落ち込みは無いと想定しています。
(1)社会的な信用等の確立
企業が社会的な存在である以上、その企業活動は常に公の活動であり、その活動は広く社会に評価されることとなります。
しかしながら、コーポレート・ガバナンスに関する基本方針に背く行為、コンプライアンスの軽視や社会的倫理に反する行為等により、企業の社会的な信用等を失墜させた場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
メイテックグループホールディングスグループは、自身でも常にコンプライアンスを徹底していますが、お客さまにもエンジニア派遣に関するコンプライアンスへの正しい理解を促す為の啓蒙活動を続けております。
メイテックグループホールディングスグループのメイテックキャストは、法令を遵守しているだけでなく、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービスを提供できているかどうかについて、「一定の基準を満たした」派遣事業者として、厚生労働省より「優良派遣事業者」の認定を受けております。
しかしながら、メイテックグループホールディングスグループ自身のみならず、労働者派遣事業を営む他社において、コンプライアンスを軽視した社会的倫理に反する行為等により、労働者派遣の業界全体に対する誤った認識が蔓延し、社会的な信用が失墜した場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(2)多数のエンジニアの常時雇用
メイテックグループホールディングスグループは、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」(以下「労働者派遣法」)に基づき、2026年3月末目標14,200人を掲げ、多数のエンジニアを正社員として常時雇用し、常時1,200社以上の大手製造業の技術開発部門を中心に、エンジニアを派遣しています。
メイテックグループホールディングスグループはエンジニア派遣業界のリーディングカンパニーとして、お客さまの様々なご要望にお応えする為に、優秀なエンジニアの確保と育成に取り組んでいる他、ベストマッチングシステム(個々のお客さまのニーズとエンジニアのマッチング精度を向上させるITシステム)による質的な需給バランスの迅速な最適化等にも注力しており、これらの果実としての「お客さまからの厚い信頼」と「エンジニア一人ひとりの高度な技術力」等を裏付けとして、高付加価値・高稼働率等が維持されているものと自負しています。
しかしながら、多数のエンジニアを正社員として常時雇用しているがゆえ、エンジニアの派遣者数や稼動人数割合の低下、稼働時間・稼働日数・派遣料単価の低下、等が発現した場合には原価率が上昇し、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。なお、上記の事象が発現するケースとして、国内のみならず海外も含めた経済情勢の変化等に伴い、主要な顧客である大手製造業の情勢が劇的に変化し、労働力に対する需要の減少あるいはコストプレッシャーの増大など、他律的な市場や経済環境に起因するものも挙げられます。また、社会的倫理に反する行為等による信用の失墜の他、エンジニアの育成等を怠り、要求される品質への対応が困難になる等、メイテックグループホールディングスグループの業務執行に起因するものが挙げられます。
(3)人材の確保
「人と技術」でものづくりの核心を担うエンジニア集団であるメイテックグループホールディングスグループにおいては、エンジニアを中心とした優秀な人材の量的確保が事業収益に直結する重要な要素であります。メイテックグループホールディングスグループでは、従前の新卒を中心とした人材確保から、環境変化を的確に捉えて、順次、中途採用の拡大を図ってきました。
しかしながら、他律的な採用競争の激化、あるいはメイテックグループホールディングスグループの信用の失墜等により、優秀な人材の確保が困難となった場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(4)顧客情報の管理
メイテックグループホールディングスグループは、高度な技術力を有するエンジニアを多数派遣しており、それぞれのエンジニアがお客さまの機密情報に直接触れる機会が非常に多いのが実状です。設計・開発等の機密性の高い中核的なプロセスにおける業務遂行は、相互に強い信頼関係がなければ成り立ちません。
これら機密性の高い顧客情報の漏洩等は、顧客からの信用を損ないかねない重大なリスクと認識しており、グループ各社の社員行動規範等への明記、情報セキュリティ規範の制定等により、グループ社員への周知徹底を図り、情報セキュリティの強化に取り組んでおります。
しかしながら、機密情報の漏洩等、不測の事態が発生した場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(5)個人情報の管理
メイテックグループホールディングスグループは、人材ビジネスを中心としたアウトソーシング事業に携わる企業である為、大変多くの個人情報を取り扱っています。メイテックグループホールディングスグループの事業の性格に鑑みると、運営上取り扱う個人情報等を適正に管理・保護し、適正に利用することが、社会的責任であると考えております。
グループ各社においてプライバシーマークを取得して体制を整備する等、個人情報の管理に関しては常に細心の注意を持って取り組んでおります。
しかしながら、不測にも保有する個人情報の漏洩事故等が発生した場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(6)許認可及び法的規制
事業会社であるグループ各社は、各社事業内容に応じて労働者派遣事業・有料職業紹介事業等の許可を厚生労働大臣から取得して事業を行っています。
しかしながら、不測にもメイテックグループホールディングスグループが法定要件を欠くこととなり、派遣事業等の許認可を得られなくなった場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
労働者派遣法を始めとする関係諸法令は、情勢の変化等に伴い、継続的な見直しが行われています。
その結果、関係諸法令の改定内容に拠るものの、メイテックグループホールディングスグループの事業に対して著しく不利な改定が行われた場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(7)会計制度・税制等の変更
予期せぬ会計制度や税制の新たな導入や変更などが行われた場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績や財政状態が悪影響を受ける可能性があります。
また、税務申告における税務当局との見解の相違が生じた場合には、メイテックグループホールディングスグループに予想外の税金納付義務が発生する可能性があります。
(8)経営計画
メイテックグループホールディングスグループは、短期または中長期の経営計画を策定し、持続的な成長を目指し事業を展開しています。
しかしながら、経営計画については、策定時点における市場環境の見通しに基づくものであり、市場環境や経済情勢が想定を超えて劇的に変化した場合には、経営計画が達成されない可能性があります。
(9)自然災害・事故
地震等の自然災害や予期せぬ事故等により、メイテックグループホールディングスグループあるいはお客さまの重要な設備が損壊する等の被害が発生した場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
(10)重要な訴訟等
メイテックグループホールディングスグループは、事業の性質上、顧客の内部情報に接する機会が高いことから、業務遂行の過程で機密情報に関する紛争等が発生する可能性があり、また、メイテックグループホールディングスグループは常時多数の労働者を雇用し、かつ、多数のエンジニアが顧客の構内にて業務に従事していることから、社内のみならず社外の労働者との間にも紛争等が発生する可能性があります。
また、M&A等の事業戦略の実施に伴い、各種紛争が発生する可能性もあり、これらの紛争が訴訟等に発展し、その帰趨によって風評被害や損害賠償義務等を発生した場合には、メイテックグループホールディングスグループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
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