ビケンテクノグループ(ビケンテクノ及びビケンテクノの関係会社)は、ビケンテクノ、連結子会社13社、非連結子会社4社及び関連会社9社からなり、事業は、競馬場・病院・ホテル・一般テナントビル等の清掃、保安警備、設備管理、食品製造設備の洗浄・殺菌、実験動物の飼育、住宅用地等の建築販売及び施設営繕リフォーム工事等多分野にわたり、広くビル等の総合管理業務を営んでおります。また、医療機関として運営される医療法人良善会と医療法人聖授会が介護事業におけるノウハウの供与等で協力関係にあります。
事業内容とビケンテクノ及び関係会社の当該事業にかかる位置付けは、次のとおりであります。
なお、次の5事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
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区分 |
主要な業務 |
主要な会社 |
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ビルメンテナンス事業 |
清掃、設備保守、警備などの建物維持管理 オーナー代行としての建物の運営 食品工場でのサニテーション 設備の更新工事や修繕工事 |
ビケンテクノ、㈱ベスト・プロパティ、 創和工業㈱、㈱マイムコミュニティー、 小倉興産㈱、ドムスレジデンシャルエステート㈱、㈱ラボテック、㈱クリーンボーイ、 SINGAPORE BIKEN PTE.LTD. AQUATIC MAINTENANCE SERVICES PTE.LTD. LEONG HUM ENGINEERING PTE.LTD. 他 |
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不動産事業 |
不動産の売買、仲介 保有不動産の賃貸 |
ビケンテクノ、㈱ベスト・プロパティ、 ㈱マイムコミュニティー、 ドムスレジデンシャルエステート㈱、 小倉興産㈱、㈲ニツカ |
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介護事業 |
介護施設の運営 介護サービスの提供 |
ビケンテクノ |
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フランチャイズ事業 |
フランチャイズ店舗の運営 |
ビケンテクノ |
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ホテル事業 |
ホテルの運営 |
ビケンテクノ |
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その他 |
病院経営コンサルティング事業 環境衛生事業 太陽光発電事業 保育事業等 |
ビケンテクノ、㈱ビーエムエス、 ㈱クリーンテック |
[事業系統図]
(注)※1.連結子会社
※2.非連結子会社(持分法非適用会社)
※3.㈱ビーエムエスは、医療法人へ出資しております。
出資名義人は梶山高志であります。
医療法人(非営利法人)は、点線で表示しております。
※4.上記のほかに、関連会社9社がビルメンテナンス事業に携わっております。
ビケンテクノグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてビケンテクノグループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
ビケンテクノグループは、快適な環境の創造と保全を社会的使命と認識し、環境管理から派生する事業に積極的に取り組むことによって社会に貢献するとともに、新規事業開発、柔軟な業態変化をもって他社との差別化を図り、各事業において先端技術を駆使し、ビケンテクノグループの経営理念であります「お客様第一主義に徹する」を実践することを基本方針としております。
各事業や各グループ会社の事業は、事業環境等を踏まえて随時検証・見直しを実施し、収益性・将来性等を見極めながら企業体質の強化を図っております。
また、「公益財団法人梶山高志・ビケンテクノ奨学財団」により、臨床検査技師を志す専門学校生に就学援助を行うことで、予防医学に欠くことのできない優秀な人材育成を図り、国民の健やかな生活の一助になることを目指す等のCSR活動へも注力しております。
(2)目標とする経営指標
中長期的な経営指標としての当面の目標数値といたしましては、ROE(自己資本利益率)10%、営業利益率10%と定め、達成に向けて邁進してまいります。株主資本の効率的運用による投資効率の高い経営を行うことが、株主の皆様やすべての利害関係者の利益にかなうものと考えております。また、自己資本比率を高め、企業体質を強化してまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
直接的、間接的にビルメンテナンス事業の発展に帰結する多角化を展開し、他社との差別化を図るとともに、徹底した収益管理体制の構築による企業体質の改善、企業の各種リスクの回避、今後の業容拡大に備えたグループ間の連携を強化いたします。
具体的には、以下の重点施策を推進しております。
① ビルメンテナンス事業について、成長産業やSDGs等社会的貢献度の高い企業への取り組みを拡充するとともに、不動産管理業務、施設営繕リフォーム業務等との連携を強化し、お客様の資産価値の向上、衛生管理等に対するニーズへの対応強化に結び付くファシリティマネジメントを展開してまいります。
② ISO認証取得や作業品質・安全管理スタッフの充実により、高品質なサービス提供による顧客満足度の向上に努めてまいります。
③ 経済環境及び事業計画等を見極めながら、既存業務の再構築を図るとともに、新規事業やM&A案件に対しても、収益性・将来性・リスク・投資回収・相乗効果等を分析しながら取り組んでまいります。
④ 連結子会社及びグループ会社の業務の強化・連携を図り、収益基盤の堅固な企業集団を形成してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
3年を超えるコロナ禍は経済活動の在り方を急速に変化させ、それはアフターコロナ・ウィズコロナの時代となっても変わらない流れとなっております。当業界における環境の変化としては、商業施設・事務所・住宅等における環境衛生が一層重視され、よりきめ細かなメンテナンス提案が必要となっております。また、産業構造の変化への対応、業務実施のロボット化や業務管理のDX化等を含む多様化した各種提案等のニーズも益々高まっております。加えて、人員不足や人件費高騰への対応も不可欠となっております。
そのような事業環境においてビケンテクノグループでは、コロナ禍の中で大きな影響を受けたホテル事業、フランチャイズ事業の飲食部門、一部のビルメンテナンス事業等の業容・収益について、急速な回復を図りながら、コロナ禍の環境の中でも業績を伸ばした食品工場の製造ラインの衛生管理を担うサニテーション業務や、物流施設のメンテナンス業務において、業績を更に拡大させるべく取り組んでまいります。
ビルメンテナンス事業においては、徹底した衛生管理、省エネなどエコチューニング提案、業務のロボット化等を強化しながらお客様のニーズに的確に対応し、また、物流施設のメンテナンス業務やサニテーション業務を更に拡大しながら業績向上を図ります。不動産事業においては、不動産市場の動向に注視しながらも、予定されている案件への着実な取り組みを図ります。介護事業においては、入居者様の健康面に最大限の注意を払い、感染対策を講じながら各介護施設の入居者増加への取り組みを強化します。フランチャイズ事業においては、イートイン・テイクアウト・デリバリー等を併用した多面的な運営を強化しながら、状況に応じて店舗のスクラップ&ビルドも進めてまいります。ホテル事業においては、利用者サービスおよび衛生管理を徹底した快適な宿泊施設としての強みをアピールし、収益拡大を図ります。その他事業においては、除菌・消臭剤のプロトクリン・アクアの販路拡大による業容拡充を進めます。
グループ会社間の連携も更に強化し、お客様に多面的な提案営業を展開しながら、業容・収益を拡大してまいります。
同時に、昨年11月に発覚しましたビケンテクノ元社員によるマンション管理組合財産の着服事案という重大な不祥事を起こしたことを深く反省し、現在取り組んでおります再発防止管理体制・運営体制の強化を更に推し進め、管理・営業の両面にわたる堅固な経営体制の構築に尽力してまいります。
(5)経営者の問題認識と今後の方針について
ビケンテクノグループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めており、人件費・原材料価格の高騰、人手不足、デジタル社会への変遷等、経営上のリスクや変化をあらゆる方法で克服し、安定的な利益を確保するため、ビルメンテナンス事業及び同業務との相乗効果の高い業務を積極的に展開することにより、一層の体質強化を図るべきと認識しております。
また、ビケンテクノグループは企業理念である「お客様第一主義」に基づき、今後ともお客様の大切な資産価値の向上を図りつつ、環境管理を通じて豊かな社会の実現に貢献する企業を目指してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある項目には、以下のようなものがあります。
ビケンテクノグループは、これらのリスク発生の可能性を充分認識しており、リスクの回避並びに不測の事態の発生に対応できる体制の整備に最大限の努力をしております。
また、万が一このようなリスクが顕在化した場合でも、その影響を最小限にとどめるべく、企業体力の充実、財務体質の向上に努めております。
なお、当該事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 法的規制について
ビケンテクノグループの行っている事業は多岐にわたっており、様々な法的規制に従って業務を実施しております。主なものとして、ビルメンテナンス事業に関しましてはビル衛生管理法等、不動産事業に関しましては国土利用計画法や宅地建物取引業法等、介護事業に関しましては介護保険法や医療法等、フランチャイズ事業に関しましては食品衛生法等、ホテル事業に関しましては旅館業法等により、法的規制を受けております。今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制が設けられる場合には、ビケンテクノグループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。
② 関係会社の収益性におけるリスクについて
ビケンテクノグループは、関係会社を通じて事業の多角化、多様化を推進しております。その中には海外で展開している現地法人もあり、カントリーリスクや為替リスク等もあります。国内関係会社も含めて、各関係会社の事業計画の進捗管理や計画乖離時の改善策の策定及び実施を徹底しておりますが、ビケンテクノグループの意図する事業計画どおりに各社の業績が推移しなかった場合、ビケンテクノグループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
③ 疫病流行による経済活動への影響リスクについて
3年を超えるコロナ禍は経済環境へ甚大な影響を与えましたが、5類への変更を機に経済活動との共存時代となっており、この状況においてはビケンテクノグループの業績及び財政状態への影響は限定的と考えております。しかしながら、新たな感染拡大や変異種等の疫病流行が発生しないとは限らないため、十分なリスク管理は継続してまいります。
④ コミットメントラインの財務制限条項について
ビケンテクノは、銀行団とコミットメントラインを設定しており、その契約において担保制限条項や財務制限条項が取り決められております。当連結会計年度の決算状況から判断するとそれらの条項に抵触する可能性は極めて低いものと思われますが、これに抵触した場合、借入金返済の請求を受ける場合があり、ビケンテクノグループの財政状態が影響を受ける可能性があります。
⑤ 販売用不動産の価格下落リスクについて
ビケンテクノグループは、販売用不動産を所有しており、現在販売活動を促進しております。しかし、経済環境の変化等により、販売が順調に推移しない場合は、ビケンテクノグループの業績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。
⑥ 減損会計の適用によるリスクについて
ビケンテクノグループは、本社、営業拠点、賃貸用不動産等の事業用資産を保有しております。不動産の価格動向、ビケンテクノグループの収益状況等によっては、資産の一部が減損の対象となる可能性があり、ビケンテクノグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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