日伝(9902)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


日伝(9902)の株価チャート 日伝(9902)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 日伝グループは、株式会社日伝(日伝)と連結子会社4社(岡崎機械株式会社、日伝国際貿易(上海)有限公司、エヌピーエーシステム株式会社、株式会社アペルザ)、非連結子会社6社(株式会社空間洗浄Lab.、株式会社プロキュバイネット、NICHIDEN TRADING (Thailand) Co.,Ltd.、NICHIDEN (Thailand) Co.,Ltd.、NICHIDEN VIET NAM CO.,LTD、NICHIDEN USA Corporation)で構成されております。

 日伝は動力伝導機器、産業機器、制御機器等の機械設備及び機械器具関連商品の販売を主な事業とし、子会社岡崎機械株式会社は木工用機械等の産業機器の販売、日伝国際貿易(上海)有限公司は動力伝導機器等の販売、エヌピーエーシステム株式会社は油圧システム等の設計・製造、株式会社アペルザはものづくり産業向けオンラインプラットフォームの提供、株式会社空間洗浄Lab.は除菌消臭装置の製造・販売、株式会社プロキュバイネットは電子購買のポータルサイト運営、NICHIDEN TRADING (Thailand) Co.,Ltd.、NICHIDEN (Thailand) Co.,Ltd.、NICHIDEN VIET NAM CO.,LTD及びNICHIDEN USA Corporationは動力伝導機器等の販売を事業の目的としております。

 なお、日伝グループにおける商品区分別の主要品目は次のとおりであります。

 

(動力伝導機器)

 減速機、変速機、チェーン伝導用品、ベルト伝導用品、歯車伝導用品、カップリング、その他伝導関連商品、ベアリング、直動機器、ベアリングユニット、その他軸受関連商品、金属材料、合成材料、セラミック、新素材

(産業機器)

 コンベヤ、運搬機器、振動機、昇降揚重機、保管関連機器、搬送システム、構造用システム機器、包装・梱包システム機器、その他荷役・運搬・搬送関連商品、モータ、環境機器、ファン、集塵・洗浄機器、ポンプ、その他機械器具・工具関連商品

(制御機器)

 油圧機器、空圧機器、真空機器、ホース、チューブ、継手、シーケンサ、表示器、アクチュエータ、センサ、スイッチ、エンコーダ、画像処理、測定機器、計測機器、盤用機器、ロボット、ナットランナ、メカトロパーツ、配管機材、通信・ネットワーク機器、無停電電源装置、その他制御機器関連商品

 

[事業系統図]

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

 

 

1.※ 連結子会社

2.持分法適用会社はありません。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 日伝グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、日伝グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

日伝グループは、社是に「誠実」を掲げ、堅実経営に徹し、お取引先をはじめとするステークホルダーと対話することにより信頼関係を築くことを基本方針としてまいりました。企業価値の向上を図るため産業界のニーズを先取りし、絶えず未来を拓く新分野に目を向け、環境問題にも配慮しながら製造業全般の高度化、合理化、省力化、安全性の向上を通して社会に貢献してまいります。

 

(2)目標とする経営指標

日伝グループは、景気に左右されない自立成長型企業を目指しており、生産性と効率性を重視しております。具体的には、中長期的に安定して営業利益率5.0%以上、1人当たりの営業利益額7百万円以上、総資産経常利益率6.5%以上を目標指標としております。

また、2025年3月期から開始する3年間の中期経営計画策定に伴い、企業価値及び株主共同の利益を確保・向上させるため、自己資本利益率8.0%以上を新たな目標指標に加えることといたします。

 

(3)経営環境

当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類感染症に移行したことを契機に経済活動が正常化し、一部では緩やかな回復の動きをみせましたが、中国をはじめとした海外景気の停滞も影響し、総じて厳しい状況で推移いたしました。

日伝グループを取り巻く機械器具関連業界におきましては、円安や原材料高、人件費の増加等に加え、年明けに発生した能登半島地震での部品調達の混乱や自動車メーカーの不正問題による生産停止などにより、底堅かった企業の設備投資意欲が慎重な姿勢となりました。

 

(4)中長期的な会社の経営戦略

 日伝グループは、2024年度(第74期)から2026年度(第76期)までの第4次中期経営計画

『New Dedication2026』~新たな貢献へ~を策定いたしました。

 

 今回策定した「第4次中期経営計画」では、『つくる人・つかう人の想いを繋ぎ、誠実にモノづくりの未来に貢献する』ことを存在意義として設定し、これまでに創り上げてきた「提供価値」と磨き上げてきた「商社機能」にサステナビリティの視点も加え、継続的な成長と持続可能な社会の実現に取り組んでまいります。

 

 

 

(5)会社の対処すべき課題

 日伝グループが事業を展開するモノづくりのマーケットでは、多様で複雑な課題への対応が求められております。将来にわたり「なくてはならない企業・日伝」であり続けるために、第74期は第4次中期経営計画『New Dedication2026』~新たな貢献へ~の初年度として、策定した以下の重点施策を着実に推進し取り組んでまいります。

 

重点施策

 ◆市場戦略

・パートナーシップ戦略

・成長市場でのビジネス拡大

・社会・環境課題ビジネスの取り組み

 

 ◆コーポレート戦略

・サステナビリティ経営

・人財戦略

・投資・財務戦略

・業務改革・DX

・BCP

 

 これらの取り組みによって、将来にわたり「なくてはならない企業・日伝」を目指してまいります。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 日伝グループの経営成績や財政状態等に影響を及ぼす可能性のある様々なリスクの中で、投資家が判断する上で重要と考えられる事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において日伝グループが合理的であると判断したものであります。

 

(1)景気変動リスクについて

 日伝グループは多様な生産財を取扱っており、我が国の様々な業種にわたって取引をしております。しかしながら、鉱工業生産指数や稼働率指数(製造工業)等の統計数値と関連性が高く、製造業の需給の不均衡や景気変動、在庫調整のいかんによっては、日伝グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)カントリーリスクについて

 日伝グループの業績は、予期しない法規の変更やテロ・戦争などによる社会的混乱などがあった場合には、間接的に影響を受ける可能性があります。また、日伝グループは中国、タイ、ベトナム、アメリカに現地法人を設けており、政治、経済状況の変化等により将来の事業の遂行に問題が生じる可能性があります。

 日伝は現地法人の管理体制を強化するために日伝から役員又は担当者を派遣し、海外情勢の把握及び法規の変更等に対応しております。

 

(3)為替変動リスクについて

 日伝グループは、海外に現地法人を有しており、外貨建ての財務諸表を作成しております。また、日伝及び海外の現地法人は外貨建ての取引を行っており、これらを円換算する際、為替レートの変動による影響を受けます。日伝は、為替変動リスクに対して、重要な外貨建て取引が発生した場合には、為替の変動リスクに対するヘッジ取引を目的とした為替予約取引を行うことで、為替リスクに対応する方針としております。

 

(4)信用リスクについて

 日伝グループの販売先は、小口分散化されております。日伝グループの主な取扱商品は動力伝導機器、産業機器、制御機器といった生産財であり、主に国内外の景気の動向によっては、今後貸倒引当金の積増しを要する事態が生じる可能性があります。債権管理においては、取引先ごとに与信限度額を定め、信用状態を継続的に把握するなど、不良債権の発生が極力少なくなるよう努めております。

 

(5)コンプライアンスリスクについて

 日伝グループは、事業活動に関する法規制など様々な公的規制の適用を受けて事業を行っております。これらの公的規制などを遵守するため、「コンプライアンス・リスク管理委員会」を設置し、法令遵守のみならず、役員及び従業員が遵守すべき行動憲章等を定めた「コンプライアンス行動ガイドブック」を作成し、法令違反等の予防に努めております。しかしながら、このような取り組みによっても、事業活動におけるコンプライアンスリスクを完全に排除することはできるものではなく、関係する法規制等の大幅な変更、予期しない想定外の適用・解釈の違い等により、日伝グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)情報システム及び情報セキュリティに関するリスクについて

 日伝グループは、情報システムの稼働の安全性を確保するため「情報管理規程」等を定め、情報セキュリティを強化、バックアップ体制の構築等に取り組んでおりますが、外部からの予期せぬ不正アクセスやコンピュータウイルス侵入による個人情報・企業機密情報漏洩、また、自然災害、事故等による情報システム設備の損壊や通信回線のトラブルにより情報システムが不稼働となる可能性があります。このような場合には業務の停止による機会損失や社会的信用失墜につながり日伝グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)気候変動及び自然災害等に関するリスクについて

 日伝グループは、支店・営業所、物流センターを全国に分散して設けておりますが、気候変動による異常気象及び地震等の災害の発生により、当該施設等に影響を受けた場合や、仕入先が被害を受け納期等で商品供給に影響を受けた場合には、日伝グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、日伝グループでは、重大な災害が発生した場合においても被害を最小限にとどめ、事業継続が可能となるように対策を講じております。

 

(8)新たな感染症等に関するリスクについて

 新たな感染症等に関するリスクへの対応について、日伝グループは各拠点を分散させることで物理的リスクの軽減を図っております。また、各地域の実情に応じてテレワークの推進、時差出勤を実施することで当該リスクへの対応を行い、感染症の拡大による売上高等への影響が軽減できるよう努めております。今後、新たに重大な影響を及ぼす感染症が蔓延した場合には、事業活動に制限がかかることも想定され、日伝グループが販売する生産財の仕入先等の事業継続が不可能となることや、日伝グループの物流拠点にて大規模な感染が発生することにより、商品供給が滞り、売上高等に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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