塩水港精糖(2112)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


塩水港精糖(2112)の株価チャート 塩水港精糖(2112)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】塩水港精糖グループは、塩水港精糖、子会社2社及び関連会社4社により構成されており、砂糖事業・バイオ事業を主な事業としております。塩水港精糖グループ各社の事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 (砂糖事業) 砂糖製品……塩水港精糖(太平洋製糖株式会社、関西製糖株式会社及び株式会社ナルミヤにそれぞれ加工を委託)が製造し、主に株式会社パールエースが販売。(バイオ事業) バイオ製品……塩水港精糖(関西製糖株式会社に加工を委託)が製造し、株式会社パールエースが販売。(その他) その他……塩水港精糖所有のニューESRビル(東京都中央区日本橋堀留町二丁目9番6号)の一部を第三者へ賃貸 上記の事項を事業系統図で示すと、次のとおりであります。  (注)※1 連結子会社※2 関連会社で持分法適用会社

有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】塩水港精糖グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日(2026年6月25日)現在において塩水港精糖グループが判断したものであります。(1)経営の基本方針塩水港精糖グループでは、2026年3月期から2031年3月期を対象とした中期経営計画「NEXT 2030」を策定し、2026年5月8日に開示いたしました。塩水港精糖グループでは、Purpose(存在意義)、Vision(目指す姿)とそれらを実現するためのValue(行動指針・規範)を以下の通り定め、『おなかにやさしい』を軸として、健康社会に貢献し、未来を創る企業集団への変革を目指してまいります。 1.Purpose(存在意義)「おなかにやさしい会社」:食を通して広く社会に貢献する会社を目指す2.Vision(目指す姿)「ユーモアな食品を提供し、未来を創る会社」をテーマに、砂糖・オリゴ糖事業をはじめとする各事業を推進3.Value(行動指針・規範)「共創・創意・進歩」「周到・果敢」「誠意・公正」「奉仕・献身」 (2)中長期的な経営戦略4つの重点戦略を推進し、将来に向けた基盤構築を目指してまいります。①砂糖事業の基盤強化独立系精糖企業として安定供給責任を果たしつつ、バリューチェーン毎の効率化を進め、収益の安定化とコスト競争力向上に進めてまいります。②オリゴ糖を中心としたバイオ事業強化バイオ事業について、製品ラインナップの拡充や科学的エビデンスに裏付けられた高付加価値製品の創出などに注力し、第2の柱としての収益基盤確立を進めてまいります。③新規事業強化「食×バイオ」をターゲット領域と定め、外部パートナーとの共創プロジェクトを積極展開してまいります。EC販売強化による新規顧客獲得を進めるとともに、M&Aを含むインオーガニックな成長により、第3の収益の柱の確立を目指してまいります。④ブランド戦略・販売戦略再構築120年の信頼を礎に、『砂糖の会社からおなかの健康を支える会社』へのブランド転換を推進してまいります。パールエース印・オリゴのおかげ・ビーツのおかげの3ブランドをEC・SNSで積極展開し、『おなかにやさしい』を軸とした企業認知の向上を図ってまいります。 (3)目標とする経営指標上記4つの重点戦略を推進し、最終年度となる2031年3月期の経営目標を売上高37,500百万円、経常利益3,300百万円、当期利益2,300百万円、ROE9.0%以上としております。 (4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後のわが国経済は各種経済政策の効果もあり、実質賃金の上昇や個人消費の持ち直しが期待される一方、不安定な為替相場の推移や海外経済の不確実性、さらには原材料・エネルギー価格の動向など、依然として先行き不透明な状況が続いております。かかる環境の下、塩水港精糖及び塩水港精糖グループは、国民の生活を支える基礎的食品である砂糖や、オリゴ糖をはじめ健康付加価値のある機能性素材等を、消費者の皆様に安定してお届けすることを第一義とし、政府の食料安定供給に関する指針に沿い、非常時においても安全安心な製品を安定的に供給することが食品会社に課せられた使命であるとの認識の下、品質管理及び危機管理体制の強化、環境変化にも適応した事業体制の構築と経営基盤のさらなる強化に努めてまいります。また、中期経営計画「NEXT 2030」に基づき、砂糖事業の安定的な収益確保と、バイオ事業(オリゴ・ビー ツ)を中心とした収益基盤の多角化に向けた諸施策を着実に実行し、持続的な企業価値の向上に邁進してまいります。 砂糖事業につきましては、高甘味度甘味料の台頭や人口減少により、砂糖消費量は年々減少傾向にあります。事業の維持・成長には、身体の大事なエネルギー源である砂糖の正しい知識を普及させ消費減退に歯止めをかけるとともに、強固な収益基盤を構築することが不可欠です。前期においては国際相場の下落等を受け約7年ぶりとなる価格改定(値下げ)を実施いたしましたが、引き続きコスト管理の徹底と適正価格での販売に注力し、市場の再活性化に取り組んでまいります。バイオ事業につきましては、オリゴ糖部門は主力製品「オリゴのおかげ」シリーズにおいて、従来の健康意識層に加え、美容意識の高い層など多様な顧客層へのアプローチを強化しております。また、2024年に発売した「さとうきびオリゴ」は、ナチュラル志向のユーザー層を取り込み順調に配荷が進んでおり、今後も幅広い認知拡大と販売促進に努めてまいります。ビーツ部門につきましては、お客様のニーズを柔軟に取り入れ、塩水港精糖の「乳糖果糖オリゴ糖」を配合し、シンプルかつバランスの良い味わいに仕上げた製品「ビーツのおかげ」を2026年2月に新発売いたしました。ECサイトを主軸とした展開により本製品の拡販に注力し、国内におけるビーツの普及と売上伸張を図ってまいります。サイクロデキストリン部門につきましては、引き続き技術改善と生産効率の向上を図り、安定的な収益性の確保に努めてまいります。新商品開発につきましては、砂糖の持つ多機能性(保水、防腐、酸化防止等)に着目した新たな価値提案を継続するとともに、提携先各社とのシナジーを活かした新商品・新素材の具体化を推進してまいります。フジ日本株式会社とのアライアンスにつきましては、2025年10月に締結した契約に基づき、現在プロジェクトチームによる協議を継続しております。精糖分野における共同生産・購買・ロジスティクスの効率化によるコスト削減・CO2削減、バイオ分野における両社の強みを活かした新素材・商品の共同開発など、シナジーの最大化を目指してまいります。大東製糖株式会社との業務提携の状況につきましては、「新事業・新商品開発」「既存事業強化」「販売体制強化」「社会貢献活動」の4項目を軸に、両社の販売網を活かした協働体制の深化などを進めております。社会貢献活動におきましても、塩水港精糖役員が「クローバースマイルズアクト」の評議員に就任し、ビーチクリーンアップ活動を共同開催するなど、協業体制は着実に強化されております。

事業等のリスク

3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が塩水港精糖グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に塩水港精糖グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。塩水港精糖は、グループ全体のリスク管理として、内部統制委員会及び危機管理委員会等を規程に基づき設置し、関連委員会の統括並びに内部監査室との連携を通じ、リスク管理体制の維持強化に努め、リスクの未然防止を図っております。 ① 糖業政策が及ぼす影響について 砂糖業界は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」に基づく糖業政策及び制度の制約を受けています。 塩水港精糖グループは砂糖事業を基幹事業としておりますので、国の農業政策や糖業政策・砂糖制度の見直しや、我が国における経済連携協定の進捗等により、塩水港精糖グループの事業展開並びに業績および財政状態に影響を及ぼす可能性があります。② 原材料コスト等の変動について 海外粗糖の仕入価格は、為替相場の変動、主要生産国の天候やサトウキビの育成状況、地政学リスクの高まりなど、様々な要因の影響を受け変動する場合がございます。海外粗糖およびほかの原材料の調達コストやエネルギーコストを含めた製造コストの急激な変動について、それを自助努力で吸収出来ない場合や価格競争等の事情により適正に販売価格へ反映出来ない場合、塩水港精糖グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。③ 食品の安全性及び製造物責任について 塩水港精糖グループは、高品質で安全・安心な製品の安定的供給を基本方針として、「品質安全管理規程」を設け、トレーサビリティの仕組み構築など品質保証体制の強化並びに原材料の安全性及び製造各工場での品質管理体制の強化に努めております。また、万が一の事態に備え製造物責任賠償保険に加入しております。 しかしながら、食品の安全性について予想を超える異常な事態が発生した場合、または塩水港精糖グループ製品に直接関係がなくても風評等により塩水港精糖グループ製品のイメージ低下などの事態が発生した場合、もしくは製造物責任上の事故が発生し賠償額や製品回収費用が当該保険で補償される範囲を超える事態が発生した場合、塩水港精糖グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。④ 市場性のある有価証券における時価の変動について 塩水港精糖は市場性のある有価証券を保有しています。従いまして、株式市場及び金利等の変動によっては、有価証券の時価に影響を与え、塩水港精糖グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。⑤ 「固定資産の減損に係る会計基準」の適用について 塩水港精糖グループは、2006年3月期より「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。当該基準適用に伴い、資産価値の下落及び各事業の収益悪化によって減損損失が発生した場合、塩水港精糖グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。⑥ 災害等に関する事項について 塩水港精糖グループは国内各拠点にて事業活動を行っておりますが、地震や気候変動の影響も含む大規模自然災害や感染症疾病等の予想を超える事態が発生し、長期間にわたり販売・債権回収・生産・物流機能等に支障をきたした場合、塩水港精糖グループの事業展開並びに業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。



※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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