ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)の株価チャート ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの企業集団は、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション及び連結子会社である、株式会社ヴィレッジヴァンガード、TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司の計4社で構成されております。

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションおよび株式会社ヴィレッジヴァンガードでは、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)、食品、アパレル等を販売しております。

 比利緹卡(上海)商貿有限公司につきましては2016年3月末をもって店舗を閉鎖、TITICACA HONGKONG LIMITEDにつきましても2017年6月末をもって店舗を閉鎖しております。今後、順次、会社清算へ向けた手続きを進めてまいります。

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの事業内容及びヴィレッジヴァンガードコーポレーションと関係会社の位置付けは次のとおりであります。なお、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは単一セグメントのため、セグメント情報に関連付けた記載を行っておりません。

 

 企業集団についての主な事業系統図は次のとおりであります。

(注) 連結子会社のうち2社(TITICACA HONGKONG LIMITED、比利緹卡(上海)商貿有限公司)は、事業系統図に記載すべき事業を行なっておりませんので、掲載しておりません。

 


有価証券報告書(-0001年11月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは創業以来、「遊べる本屋」をキーワードに書籍、SPICE(雑貨類)及びニューメディア(CD・DVD類)を融合的に陳列して販売する小売業に取り組んでまいりました。

 今後も事業の拡大に努めるとともに、店長からアルバイトのひとりひとりに至るまで、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの企業理念「我々はヴィレッジヴァンガードという、いままで世の中になかった独創的な空間を顧客に提供し続ける。ワン・アンド・オンリーのこの空間が美しく、力強く進化することを我々は永遠に顧客から求められるであろう。我々が立ち止まることは許されない。我々は期待されているのだ。」という合言葉に、強い参画意識を持つよう人材育成に重きを置いた経営に取り組んでまいります。

 その経営こそが、小売業界の競争を乗り越え長期継続的に企業価値すなわち株主価値の増大につながるものと考えております。

 

(2)経営戦略等

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは、お客様の期待に応えるべく、店舗ごとで独創的な空間を創出することを目的として「商品を発掘する楽しさ」だけではなく、「ドキドキ・ワクワクする体験」を提供すべく事業活動を行ってまいりました。店舗運営においてはコンテンツやイベントと連携し、リアルでしか体験できない独創的な空間を創出してまいります。また、販売費及び一般管理費の削減、オリジナル商品の展開強化やオンライン販売の拡大等に、継続的に取り組んでまいります。

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループはROA10.0%を経営指標としております。これは、総資産に占める棚卸資産の割合が69.4%あり、資産の増加を常に注意深く管理する必要があるためであります。当連結会計年度におけるヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループのROAは△3.9%でありますが、今後においてもROA10.0%を目標としてまいります。

  ROA = 営業利益 ÷ (期首・期末の総資産の平均)

 

 また、上記の経営指標に加え、ROE15.0%及び売上高経常利益率10.0%を目標としております。なお、当連結会計年度におけるヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループのROEは△16.6%、売上高経常利益率は△3.8%の結果となりました。

 

(4)経営環境

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループを取り巻く小売業界におきましては、国際航空便の増便や円安進行による訪日外国人観光客の増加に伴い、国内消費は堅調に推移しておりますが、その一方で、食品・生活必需品等の値上げが続いており、物価上昇による実質賃金が低下している状況では、消費者の生活防衛意識が一層高まり、依然として厳しい経営環境が続いております。

 このような状況の下、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは店舗・POPUP・オンラインの3つの事業を柱として、スタッフ一人一人の個性を融合し、お客様の知的好奇心に寄り添うヴィレッジヴァンガードらしい売場や企画の展開を通じて企業価値の向上に取り組んで参りました。

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは今後もお客様の期待に応え、持続的な成長を遂げるために、以下の課題に取り組んでまいります。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

   ① 新たな来店動機の創出

   ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは店舗ごとで、独創的な空間を創出し、「商品を発掘する楽しさ」を提供してまいりました。しかしながら、近年の小売業界は業種業態の垣根を超えた競争の激化が進み、厳しい事業環境が続いております。

 このような課題に対処すべく、ヴィレッジヴァンガードだからこそ可能とする、コンテンツとの連携やイベントの実施により、リアルでしか体験できない「ドキドキ・ワクワクする」新しい来店動機を創出できるよう取り組んでまいります。

 

   ② 新規事業による企業価値の向上

   近年、WEBビジネス企業の台頭は、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションを含む店舗型の小売業界にとって、業績を左右するほど脅威の存在となりつつあります。ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループといたしましては、従来の既存店舗での「驚き」や「おもしろさ」の創出・提供を、オンライン事業を含む新規事業において進化させ事業を拡大することにより、企業価値の向上に取り組んでまいります。

 

   ③ 事業基盤の強化

   ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループでは、商品原価や在庫の管理、人員配置の最適化及び店舗運営においての生産性向上に取り組み、事業基盤を強化してまいります。

 

   ④ 人材育成

   ヴィレッジヴァンガードの思想を体現及び伝播できる人材を育成してまいります。そのために、管理系のシステム整備、及び業務標準化を進めたコンパクトな本部を構築し、効率的なトレーニングによって、業務経験及び知識の蓄積が行える環境を整えてまいります。これにより、専門性及び多様性のある人材の活躍を促し、持続的な成長を実現いたします。

 

   ⑤ ステークホルダーの期待に応えるコーポレート・ガバナンスの実現

   各方面のステークホルダーの期待に応えるコーポレート・ガバナンスを実現してまいります。そのために、理念及びビジョンの趣旨及び精神を踏まえ、自らのガバナンス上の課題の有無を十分に把握した上で、適切に対応してまいります。これにより、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現いたします。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末(2024年5月31日)現在においてヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループが判断したものであり、事業等のリスクはこれらに限られるものではありません。

 

(1)経済状況、消費動向について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは、書籍、SPICE(雑貨類)、ニューメディア(CD・DVD類)、アパレル商品の販売事業を営んでおり、国内の景気後退における消費動向の縮小は、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)出店戦略について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは直営店・FC店を全国の都心部及び郊外に出店しております。形態といたしましては、ショッピングモールやファッションビル、商業施設に出店しているインショップ店と単独出店している路面店があり、当連結会計年度末における店舗数は308店であります。

 出店の条件としては、立地・施設全体の集客力・売場面積、商圏などがあげられますが、もっとも重視しているのは投資回収基準に見合った家賃条件であります。

 既存ショッピングモールのリニューアルによるテナント入替え等で、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションが希望する出店可能条件で出店できない場合、店舗数が大きく減少することがあります。

 

※出退店について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーションは当連結会計年度において直営店10店舗を新規出店し、直営店9店舗を退店しております。その退店の要因としては、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの出退店を決定する重要な基準である投資回収率を考慮したものが数多く占めております。また、施設の老朽化による集客力の低下などの環境変化も総合的に鑑み、退店を決定しております。

 

(3)業績の季節変動について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績は、下半期実績が上半期実績を上回る傾向となっております。これは、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの主軸事業である「ヴィレッジヴァンガード」において、12月、1月のクリスマス商戦・年末年始商戦、3月の春休み商戦、5月の大型連休商戦といった直営店売上高が増加する要因が下半期に集中することが主な要因であります。よって、様々な要因により下半期業績が対前年を大きく下回る事象が発生した場合、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

(単位:百万円)

 

第34期(2022年5月期)

第35期(2023年5月期)

第36期(2024年5月期)

上半期

下半期

通期

上半期

下半期

通期

上半期

下半期

通期

売上高

(構成比)

12,022

(44.9%)

14,736

(55.1%)

26,758

(100.0%)

11,694

(46.3%)

13,587

(53.7%)

25,282

(100.0%)

11,073

(44.7%)

13,726

(55.3%)

24,799

(100.0%)

売上総利益

(構成比)

4,862

(44.5%)

6,066

(55.5%)

10,928

(100.0%)

4,822

(46.2%)

5,625

(53.8%)

10,447

(100.0%)

4,399

(45.5%)

5,280

(54.5%)

9,680

(100.0%)

営業利益又は営業損失(△)

(構成比)

△247

(-%)

598

(-%)

351

(100.0%)

△168

(-%)

314

(-%)

146

(100.0%)

△741

(81.0%)

△173

(19.0%)

△915

(100.0%)

経常利益又は経常損失(△)

(構成比)

△227

(-%)

647

(-%)

420

(100.0%)

△172

(-%)

323

(-%)

151

(100.0%)

△762

(81.5%)

△172

(18.5%)

△934

(100.0%)

(注) 下半期の金額は通期から上半期を差し引いて算定しております。

 

(4)再販売価格維持制度について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの取扱商品である書籍及び販売用音楽CD等(レコード、テープを含む)はメーカーの再販売価格維持契約による定価販売(以下再販制度)が義務付けられています。しかしながら、再販制度については「時限再販」や「部分再販」といった弾力的運用がすでに一部で導入され、公正取引委員会は将来的に再販制度の廃止を推進する姿勢を表明しております。したがって、今後さらなる規制緩和、再販制度が廃止された場合、定価販売から自由価格競争へと販売形態が大きく変化する可能性があり、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)商品仕入について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループで販売する商品の多くは、国内商社等を経由して中国をはじめとするアジア各国からの輸入によるものです。このため、これらの地域において、予期しない法規制の変更、政情不安、労働問題、大規模な自然災害の発生、テロ等の社会的混乱や、為替レートの著しい変動が発生した場合、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループへの商品供給体制に影響を及ぼし、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの経営成績、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)財政状態に係るリスク

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは、事業拡大のための事業資金の多くを金融機関からの借入により調達しております。借入金総額は自己資本に対して高い比率にあり、急激で大幅な金利変動が生じた場合には、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、ヴィレッジヴァンガードコーポレーションの借入金の一部には財務制限条項が付されており、当該条項に抵触した場合には、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態、ならびに継続企業の前提に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)差入保証金について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは、当連結会計年度末時点において、差入保証金1,309百万円を計上しておりますが、これは主に出店先商業施設等に対して差し入れたものであります。これら商業施設等において経営破綻などの不測の事態が生じ、差入保証金の回収が困難となった場合、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)固定資産の減損について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスである店舗及び移転・閉鎖が決定した店舗の内、資産グループの固定資産簿価を回収できないと判断した資産グループについて減損損失を認識しております。今後、営業活動から生ずる損益が継続してマイナスである店舗が増加した場合、多額の減損損失を計上することも予想され、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)店舗移転・閉鎖に伴う損失について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループは、新規出店を進める一方で、テナント契約期間満了により、別区画への移転及び閉鎖を行うことがあります。このような場合、原状回復に伴う固定資産撤去、移転区画への新規投資を行うため、固定資産の除却、移転期間中の在庫管理コスト等が発生いたします。今後、移転・閉鎖店舗が増加した場合、多額の固定資産除却損、販売費及び一般管理費を計上することも予想され、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)災害等について

 店舗施設等の周辺地域において、大規模な地震や台風の災害あるいは予期せぬ事故等が発生し、同施設等に物理的に損害が生じ、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの販売活動や流通・仕入活動が阻害された場合、更に人的被害があった場合、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの事業、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)感染症及びパンデミックについて

 新規感染症の発生や感染症の世界的流行が発生した場合、店舗の休業や営業時間の短縮、経済規制の強化による来店者数の減少等により、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)競合について

 ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループでは、店舗事業のほか、期間を限定した催事を行うPOPUP事業や、店舗を持たないオンライン事業を展開しております。店舗事業においては店舗ごとに独創的な空間を創出する一方で、POPUP事業においてはコンテンツごとにオリジナル企画商品を交えた品揃えで、全国各地で期間限定の催事を開催しております。更にはオンライン事業においても、オリジナル企画によるクリエイター様や他企業様とのコラボ商品のWEB販売を行うなど、各事業において他社との差別化に努めておりますが、同業他社との競争が激化した場合には、ヴィレッジヴァンガードコーポレーショングループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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