シャノン(3976)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】 シャノングループは、シャノン、連結子会社である株式会社Innovation X Solutions(以下、IX社)、想能信息科技(上海)有限公司、および株式会社ジクウの4社で構成されております 。2025年12月のIX社の株式取得に伴い、当連結会計年度末において同社を連結子会社としております。なお、同社については当連結会計年度末をみなし取得日としているため、貸借対照表のみを連結しており、連結損益計算書については翌連結会計年度(2026年12月期)より算入する予定であります。グループミッションとして「マーケティングの再現性で世界を変える」を掲げ、「日本を代表するマーケティングクラウドになる」ことを目指して事業を運営しております。 シャノングループの主軸は、統合型マーケティング支援サービス(※1)を提供する「マーケティングクラウド事業」および、イベントの開催・運営を支援する「イベントクラウド事業」の2つのセグメントです。「マーケティングクラウド事業」では、従来の主力製品である『SHANON MARKETING PLATFORM』に加え、IX社が提供する『List Finder(LF)』が加わったことで、B2Bマーケティングにおける製品ラインナップが大幅に拡充されました。これにより、ターゲット層や企業規模に応じた最適なソリューションの提供が可能となり、同事業はグループの中核を担っております。また、周辺領域として、コンテンツマネジメントシステム『SHANON vibit CMS cloud』によるWebサイト構築、および株式会社ジクウによるメタバースイベントプラットフォーム『ZIKU』の開発・販売を展開しております。なお、経営資源の最適化と事業成長の加速を目的に、2025年9月末に広告事業を親会社である株式会社イノベーションの子会社(株式会社Innovation&Co.)へ譲渡いたしました。現在は、MAおよびイベント・テクノロジーを核としたSaaSプロダクトの高度化と、AI活用による「マーケティング基盤の提供」に注力する体制を敷いております。 現在のマーケティング市場では、MAの導入が一般化する一方で、専門知識やリソース不足から「ツールを十分に使いこなせない」という運用の形骸化が共通の課題となっています。シャノンはこの市場の壁を打破するため、2026年2月より『シャノンMA』の大幅リニューアルを実施いたしました。これまでの強みであった高い機能性と充実したサポート体制に加え、直感的な操作を可能にする新UI(ユーザーインターフェース)の導入と、対話を通じてフォームやWebページ構築をサポートするAI支援機能の実装を開始しております。 シャノングループは、国内MA市場のパイオニアとして「ITreview Grid Award」において24期連続で最高位「Leader」を受賞し、殿堂入りを果たすなど、顧客満足度において高い信頼を得てまいりました。今後は、自社製品への積極的なAI実装を重要なテーマとして掲げ、専門知識がなくても誰もが迷わず成果を出せる「AI支援型MA」への進化を加速させてまいります。これにより、製造・金融・ITなど多岐にわたる業種の企業に対し、デジタルとアナログ、そしてメタバースを組み合わせた次世代のマーケティング基盤を提供し、顧客企業の持続的な成長とマーケティング課題の解決に貢献してまいります。 シャノングループの各セグメントの事業内容は以下のとおりであります。 (1)シャノングループのサービス内容① マーケティングクラウド事業 当事業は、『SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンMA)』、『LF』、および『SHANON vibit CMS cloud』の年間利用契約に関するストック型売上(サブスクリプション)及びそれに付随する初期導入やコンサルティングサービス等のフロー型売上(プロフェッショナル)から構成されており、主にBtoB(Business to Businessの略。企業を相手とした事業のことを意味します。)企業に対して、『シャノンMA』のクラウドでの提供を軸に顧客企業のマーケティング業務の効率化・自動化等の支援、同サービス利用顧客企業のマーケティング戦略の立案・支援、メール・Webサイト等のマーケティングコンテンツの作成、効果分析、運用代行等のコンサルティングサービスを提供するものです。当サービスの中心となる『シャノンMA』は、クラウド上で豊富な業務支援機能を搭載しており、オンライン・オフラインを問わず多岐にわたるマーケティング施策の運用効率化から、マーケティングデータの取得管理・活用、マーケティングの見える化(※2)までワンストップで実施することができることを企図したサービスです。 (マーケティングオートメーションの基本機能) <基本機能の概要>「キャンペーンマネジメント」:リード(見込客)を獲得するための各種マーケティング施策を統合的に管理する機能群「リードデータマネジメント」:各種マーケティング施策を通じて獲得したリードの情報及びリードの行動・コミュニケーション履歴管理機能群 代表的な機能内容リード情報の獲得及び一元管理キャンペーンやイベント、セミナー等、複数のルートから獲得されたリード(見込客)情報をマージ(名寄せ)して、一元管理することが可能です。オンラインだけでなく、オフラインキャンペーンで獲得した情報も統合管理することができます。複合検索リード(見込客)の個人情報・履歴情報を組み合わせた複合検索により、機動的なターゲット抽出が実施できます。複合検索により、顧客自身の行動・反応を織り込んだ有効性の高いターゲット・セグメンテーションを実現いたします。豊富なメール配信機能ターゲット抽出条件、コンテンツ、配信タイミング等の柔軟な設定が可能です。(主なメール配信機能)一斉メール配信、予約配信、オートリプライ、管理者への通知、差し込み配信、重複アドレスへの配信防止、配信条件指定、配信停止受付、開封履歴管理、クリックカウントキャンペーン・セミナー・イベント運営業務の効率化「自動化」「見える化」「定型化」により、運営事務コストを軽減することができます。「自動化」:告知ページの公開から、定員管理、受付期間終了までを自動制御「見える化」:「今の申込み状況は?」「現時点で、何人が来場している?」「キャンセルした人は誰?」といった情報をリアルタイムで管理・情報共有「定型化」:出席者へのお礼メール、欠席者のフォロー、関連コンテンツや次回開催案内等、必要なアクションを定型化することで、タイムリーかつきめ細かな顧客コミュニケーションに事務コストをかけずに実現Webページ生成機能AIを活用して、テキスト指示等に基づきWebページ(ランディングページ等)の構成・デザイン・コンテンツを自動生成することが可能です。専門的なWeb制作知識がなくても、短時間で一定の品質およびマーケティング観点を考慮したページを作成・公開できます。また、生成されたページは、リード情報(見込客情報)や行動履歴と連携することで、顧客の関心や状況に応じたマーケティング施策に活用することができます。フォーム作成・管理機能資料請求や問い合わせ、セミナー申込、アンケート等の各種フォームを作成・設置することが可能です。入力項目や必須設定、サンクスページ遷移等に対応しており、取得した情報はリード情報として登録・管理するほか、アンケートデータとしても収集できます。また、フォームごとの登録状況や入力データを把握・管理し、マーケティング活動における顧客情報の取得基盤として利用されます。Webアクセス・閲覧履歴の個人別トラッキングリード(見込客)個人のWeb閲覧履歴をモニタリングすることで、興味・関心の対象とその程度(レベル)を分析することが可能となり、次にとるべき対応や準備すべき事項を明確化することができます。提案コンテンツやフォロースキーム等の細かな計画・実施ができるため、成約までの確率をさらに高めることが期待できます。リードの本気度・重要度のスコアリング及び自動集計リード(見込客)の行動履歴や登録プロファイル(※3)の項目に任意の配点を行い、それを自動集計してスコアを算出することにより、本気度・重要度の高い顧客を抽出いたします。また、スコアが指定の値に達したとき、あるいは、顧客が特定コンテンツを閲覧したとき等、事前に決めた条件を満たしたタイミングで、自動的に次のマーケティング・アクションを実行することができます。シナリオ機能でのマーケティング業務の自動化リードの行動履歴に基づいたマーケティングシナリオを視覚的な操作で簡単に作成することが可能です。行動履歴に基づいてメールやデータ更新などのアクションを自動化し、一連のマーケティング施策を効率よく実施することができます。そして、ビジュアル化された結果に基づきマーケティングシナリオの改善をすることが可能です。名刺のデジタル化お預かりした名刺を明日(翌営業日)までにデジタル化し、自動的に『SHANON MARKETING PLATFORM』にデータ登録することができます。PCにつないだスキャナからだけではなく、スマートフォン(iOS,Android)の専用アプリからもスキャンすることができ、また、同アプリから名刺の確認も可能です。LINE・SMS配信機能メールと同様にターゲット抽出条件、文面作成、配信タイミング、シナリオによるLINEやSMS配信が可能です。メールアドレスがわからなくても携帯電話番号がわかっていたり、LINE友だち登録してもらえればアプローチすることができます。オンライン来場認証機能・イベント人数上限管理機能イベント会場に来場者がいつ入場し、いつ退場したか、リアルタイムな確認が可能です。また会場内に現在何人いるか、リアルタイムな確認を行う機能として「イベント人数上限管理機能」もあり、来場者に安全、安心なイベントを提供することが可能となります。動画管理機能動画の視聴時間をリードと紐づけることにより、動画の視聴データをシナリオなどのMA機能において有効活用することが可能です。Webパーソナライズ機能Web閲覧者の状況によってポップアップなどのコンテンツを出し分けする匿名リードの新規獲得にも、獲得済みリードの購買フェーズ引き上げにも使える機能です。DMはがきデザインを登録して、ターゲット条件を指定することでDMはがきの印刷から投函まで一貫して行うことができます。対象者の情報がわからなくても、会社名と住所がわかればアプローチをすることができます。SFAリードに紐づく商談や商談に絡むタスクを管理して商談開始から受注に至るまでの進捗状況を可視化し、その活動の管理を行います。これにより、営業担当者は有望な見込み顧客へのアプローチといったコア業務に集中できるようになります。またMAで蓄積した成果をSFAに、SFAで取得した情報をマーケティング工程に活かすことができます。 (マーケティングプロセスにおける『SHANON MARKETING PLATFORM』の利用イメージ) 当事業から得られる収入は、下表のとおりに大別されます。売上種別サービス内容概要サブスクリプション(年間契約)システム利用料(システム利用料に関するMRR(月額契約金額))『SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンMA)』、『List Finder(LF)』並びに『SHANON ⅴibit CMS cloud』の料金プランに基づく月額基本料金システム利用料(従量課金)『SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンMA)』及び『List Finder(LF)』のオプション機能の利用の有無、ユーザーが保有する見込客数や利用キャンペーン数等に応じて発生する従量課金収入有償保守サービス有償保守専任チームによって提供される工数(時間)消化型の保守作業サービスBPO(※4)サービス(年間契約)『SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンMA)』並びに『SHANON ⅴibit CMS cloud』利用顧客企業への年間契約でのBPOサービスの提供プロフェッショナル各種サービス収入『SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンMA)』並びに『SHANON ⅴibit CMS cloud』の導入時及び既存利用顧客へのコンサルティング・設計・作業費用デジタル広告の運用、コンサルティング株式会社ジクウが提供するメタバースイベントプラットフォームシステム『ZIKU』の利用料、従量課金、初期導入サービス、BPOサービス等BPOサービス『SHANON MARKETING PLATFORM』並びに『SHANON ⅴibit CMS cloud』利用顧客企業へのBPOサービスの提供 ② イベントクラウド事業 当事業は、多くの出展企業を集めた大規模なイベントや展示会、企業によるプライベートショー(※5)において、『SHANON MARKETING PLATFORM』を使った申込受付管理やバーコード・QRコード来場者認証、アフターフォローのメール運用等をワンストップで効率的に実現するクラウドサービスの提供に加えて、電子タブレットでのアンケート、イベント用モバイルアプリ等、各種デジタルデバイスを活用したイベント・展示会等の開催・運営支援を行っております。当サービスの対象顧客は、展示会主催者、中・大規模のプライベートショーを主催する企業、プライベートショー・イベント・展示会のプロデュースを行う広告代理店になります。 (イベントクラウド事業における『SHANON MARKETING PLATFORM』の利用イメージ) (イベントクラウド事業 提供イベントの種類) 当事業から得られる収入は、イベント・展示会ごとに開催・運営に必要なシステム提供、コンサルティングサービスの提供に伴うサービス売上、並びにイベント・展示会の会期当日の運営支援業務に伴うアウトソーシング売上が主であります。サービス内容概要システム導入サービス(バーチャルイベントに関するシステム構築費を含む)『SHANON MARKETING PLATFORM』の導入時に発生するコンサルティング・設計・システム導入作業費用及びイベントにおけるシステム利用料アウトソーシングサービス(機材レンタルを含む)イベント・展示会の会期当日に利用する機材レンタルサービス、事務局運営支援サービス (2)シャノン事業の特徴① ワンストップでのマーケティング支援サービスとそれに付随する周辺サービスを提供 シャノングループは、オンライン・オフラインのマーケティング活動を統合管理し、最適なコミュニケーションを自動化するマーケティングオートメーション(MA)サービスを中心に、コンサルティング、BPO、Webサイト構築(CMS)、SFA(※6)、さらにはメタバースイベント『ZIKU』までをワンストップで提供しております。近年、MA市場は大手企業から中堅・中小企業へと拡大していますが、「専門知識不足により使いこなせない」という課題が顕在化しています。シャノングループでは、2026年2月の『SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンMA)』の大幅リニューアルにより、直感的な新UIとAI支援機能を実装いたしました。これにより、Webサイト制作や施策運用における「専門知識の壁」を取り除き、誰もが迷わず成果を出せる「AI支援型MA」としての価値を提供しております。また、グループ内に加わった『List Finder(LF)』により、ターゲット層や企業規模に応じた最適なソリューションを一気通貫で提供できる体制を構築しております。 ② マルチプロダクトによるサブスクリプションビジネスの展開 シャノンは、主力製品である『SHANON MARKETING PLATFORM』ならびに『SHANON Vibit CMS cloud』をサブスクリプションサービスとして提供しております。サブスクリプションサービスは先行投資型ビジネス(初年度の収益と、顧客獲得コストを比較した際に、顧客獲得コストが上回る)です。新規顧客を獲得すると1年契約であるため、1年間の売上は確定し、また更新率を高めることで次年度以降も継続的な売上を見込むことが可能となります。また費用は初年度の顧客獲得コストの負担は大きいものの、SaaSビジネスであるためサービス維持のための費用(サーバ費用、保守費用、サポート費用等)は比較的安価に押さえることができるため、サブスクリプションビジネスを拡大していくことで、将来に向かって、大きな将来源泉になることが見込まれます。 シャノングループでは、成長性の高いマーケティングオートメーション市場のシェア(サブスクリプション事業)を獲得するために、単年度で収益を稼ぐことができるイベントクラウド事業、広告事業の事業収益を先行投資型となるサブスクリプション事業に投資することで、グループ全体での収益バランスを取りながら事業の成長を目指すことが可能であります。シャノングループは、主力製品である『シャノンMA』および『List Finder』、ならびに『SHANON vibit CMS cloud』をサブスクリプション(SaaS)形式で提供しております。これらは継続利用を前提とした先行投資型ビジネスであり、更新率を高めることで次年度以降も安定的な収益を見込むことが可能です。2026年12月期からは、IX社の連結により『List Finder』の収益が本格寄与するほか、広告事業の譲渡により経営資源を主力製品の開発・提供へ集中させることで成長スピードの加速を目指しております。 ③ 安定的かつ成長性を有する収益モデル シャノングループの主要事業であるマーケティングクラウド事業は、マーケティング業務の基幹システムとして顧客企業に長期利用される特性を持っております。これらの売上は、収益基盤の安定性に寄与すると共に、既存顧客へのその他サービス展開(クロスセル)や、今後のAI新機能等の追加利用に伴うアップセルを促進する土台となります。 IX社の合流による顧客基盤の拡大と、主力製品への積極的なAI活用などによる付加価値向上により、ストック型収益のさらなる積み上げと、中長期的な収益性の向上を追求してまいります。 なお、サブスクリプション売上の重要指標であるMRR金額の推移は以下の通りであります。 MRR金額(各期末時点)単位:百万円2021年10月期1002022年10月期1112023年10月期1192024年10月期1452025年12月期141※MRRとは、Monthly Recurring Revenueの略で、シャノンでは、期末時点の単月のサブスクリプション売上をMRRとしています。 ④ 積極的なソリューション連携 シャノングループはソリューション連携を積極的に行っており、シャノングループ内の製品連携はもちろん、『SHANON MARKETING PLATFORM』と国内外の先進的な製品ツール・サービスを接続し、お客様への新しい価値を必要な形で提供する「シャノンコネクト」を展開しております。 シャノングループは、「シャノンコネクト」にパートナーエコシステム(※7)として一体となったオープンプラットフォーム(※8)を構築しており、データ分析、CRM(※9)、SFA、モバイル、コンテンツ、広告、ソーシャルメディア(※10)等の連携サービスを積極的に追加し、他社との協業を推進しております。 (連携ラインナップ)連携分野連携サービス・企業概要企業データ連携どこどこJP(株式会社Geolocation Technology)IP(※11)を活用したWebアクセスデータに対する企業データ付与が可能になり、『SHANON MARKETING PLATFORM』のダッシュボード機能により自社のWebに対してどんな企業がアクセスしているかが可視化されます。Web解析Google Analytics(Google Inc.)『SHANON MARKETING PLATFORM』のWebトラッキングデータとGoogle Analytics連携により、『SHANON MARKETING PLATFORM』の登録リード属性情報を用いたWeb解析が可能になります。SFA・CRMSales Cloud(Salesforce.com)リードデータおよび履歴データとSFA連携することにより、マーケティングパイプラインとセールスパイプラインを結びつけ、最終商談結果でのマーケティングROI(※12)が見えるようになります。eSales Manager (ソフトブレーン株式会社)リードデータおよびキャンペーン申込み情報を連携することで、営業へのタイムリーな見込客の供給や、eSales Manager内の顧客に対するマーケティング活動などを実施することができ、シームレスなマーケティングと営業の連携を効率的に実現することが可能になります。Kintone (サイボウズ株式会社)リードデータを連携することで、営業へのタイムリーな見込客の供給や、kintone内の顧客に対するマーケティング活動などを実施することができ、シームレスなマーケティングと営業の連携を低コストで効率的に実現することが可能になります。BI(※13)・データ分析Amazon QuickSight(AmazonWebService)高速BIサービスであるAmazon QuickSightをシステムに組み込むことで、『SHANON MARKETING PLATFORM』上で、『SHANON MARKETING PLATFORM』データと外部データの組み合わせでの高度なマーケティングデータ分析が可能になります。EAI(※14)DataSpiderCloud(株式会社セゾンテクノロジー)EAIが持つ各種アダプタを用いて、データ連携が可能になります。具体的には『SHANON MARKETING PLATFORM』と基幹システムとの連携や、アマゾンAWSとの連携など複雑なシステム間連携が可能になります。クレジットカード決済株式会社DGフィナンシャルテクノロジーGMOペイメントゲートウェイ株式会社『SHANON MARKETING PLATFORM』で公開するWebフォーム上で、有料クレジット決済が可能になります。これにより、有料セミナー申込みの受付等が可能になります。ETL(※15)trocco ®(株式会社primeNumber)ETLサービスが有する他サービスとの各種コネクタ使用することで他サービスとの連携を平易に実現する事ができます。 (3)事業系統図 シャノングループの事業系統図は次のとおりであります。リセールパートナー(※16)、リファラルパートナー(※17)、導入コンサルティングパートナー(※18)、コネクトパートナー(※19) (用語解説)※1 統合型マーケティング単発のマーケティング施策だけでなく、戦略に基づいた複合的なマーケティング活動を意味します。※2 マーケティングの見える化各種マーケティング活動からそれぞれの活動の結果得られた反応などを可視化することを意味します。※3 プロファイル何らかの対象に関する属性や設定などの情報を列挙した、ひとまとまりのデータの集合のことを意味します。※4 BPOBusiness Process Outsourcingの略称であります。自社の業務プロセスを外部企業に委託することを意味します。※5 プライベートショー企業が自社商品・サービスをプロモーションするために単独で主催するイベントや展示会のことを意味します。※6 SFASales Force Automationの略称であります。営業支援を目指したシステムのことを意味します。※7 パートナーエコシステム複数のパートナー企業からなる連携により、相互の依存性から成り立つ経済的繁栄を生み出す環境を意味し、顧客にとってはより多くの新たな手法や選択肢が生まれ、顧客満足度が向上することを目的とした仕組みを意味します。※8 オープンプラットフォームハードウェアやソフトウエアなどにおいて、製品やサービスの基本を構成する技術仕様などを公開したプラットフォームを意味します。なお、プラットフォームとはコンピュータにおいて、ソフトウエアが動作するための土台(基盤)として機能する部分のことを意味します。※9 CRMCustomer Relationship Managementの略称であります。顧客との取引や関係を見直すことで、売上や利益率を向上させる仕組みのことを意味します。※10 ソーシャルメディアSNSを代表とするインターネット上で展開される個人による情報発信や個人間のコミュニケーション、人の結びつきを利用した情報流通などといった社会的な要素を含んだメディアのことを意味します。※11 IPInternet Protocolの略称であります。インターネットで最も基本となる通信手順を定めたプロトコルを意味します。なお、プロトコルとは、複数の主体が滞りなく信号やデータ、情報を相互に伝送できるよう、あらかじめ決められた約束事や手順の集合のことを意味します。※12 ROIReturn On Investmentの略称であります。マーケティング施策を投資活動と捉え、投資に対してどのようなリターンを獲得したかの指標を意味します。※13 BIBusiness Intelligenceの略称であります。データを収集・蓄積・分析し、意思決定に役立てる手法や技術のことを意味します。※14 EAIEnterprise Application Integrationの略称であります。異なるシステム同士を連携させ、より戦略的な機能や情報として提供する統合技術のことを意味します。※15 ETLExtract、Transform、Loadの略で、企業内に存在する複数のシステムからデータを抽出し、抽出したデータを変換/加工した上でデータウェアハウス等へ渡す処理、およびそれを支援するソフトウェアのことです。※16 リセールパートナーエンドユーザーに対するシャノンの商品の提案活動、代理販売をしていただく企業様とのパートナーシップを意味します。※17 リファラルパートナーエンドユーザーに対するシャノンの商品の提案活動、申込みの取次をしていただく企業様とのパートナーシップを意味します。※18 導入コンサルティングパートナーエンドユーザーに対するシャノンの商品および周辺システムに関する導入コンサルティングや運用サポートをしていただく企業様とのパートナーシップを意味します。※19 コネクトパートナーシャノンの商品と連携する製品・サービスを提供していただく企業様とのパートナーシップを意味します。
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当該有価証券報告書提出日現在において、シャノングループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 シャノングループは、「マーケティングの再現性で世界を変える」というミッション、「日本を代表するマーケティングクラウドになる」というビジョンの下、「お客様の立場に立つ」「個人と会社の成長」「チームファースト」「創造思考」「サイエンス」という5バリューを行動指針とすることで、シャノングループのミッション、ビジョンの実現に繋がると信じ、プロフェッショナルとして考え行動することに努めていき、マーケティングの再現性で付加価値が早く社会に行き届き、人々の暮らしにも貢献し、次世代に誇れる豊かな世界を実現することを目指します。 (2)目標とする経営指標 シャノングループは、国産MA(マーケティングオートメーション)市場におけるシェアNo.1の奪還を最優先事項に掲げております。ターゲット市場の再定義と拡大を通じて保有アカウント数の最大化を図り、ストック型ビジネスの基盤となるサブスクリプション売上の継続的な成長、および収益性の指標である営業利益率の向上を重点目標としてまいります。 (3)経営環境及び対処すべき課題 シャノングループが属するインターネット市場では、クラウドサービスの利用が拡大し、大企業から中小企業まで裾野が広がっております。一方で、統合型マーケティング支援市場においては国内外の競合が乱立し、シェア争いが激化しています。また、生成AI技術の急速な進展や、個人情報保護法等の法令遵守、情報セキュリティへの関心の高まりなど、企業にはより高度なテクノロジーへの対応と信頼性の確保が求められています。 このような状況の中、シャノングループは以下のような課題に継続的に取り組むことで、収益の拡大を推進したいと考えております。 ① 国内MA市場におけるシェア№1の確立とリプレイス戦略の推進 国内マーケティングオートメーション(MA)市場は成長率が鈍化傾向にあり、新規開拓のみならず他社サービスからのリプレイス(乗り換え)需要の取り込みが不可欠となっています。シャノングループは、「国産MA市場№1」を最短で実現すべく、足元ではアカウント数の拡大を最優先事項といたします。これに伴い、導入ハードルを極限まで下げた戦略的な価格施策を柔軟に展開し、競合他社からのシェア奪取を加速させてまいります。 ② ターゲット層の拡大と製品ラインナップの最適化 従来のメイン顧客層に加え、より低価格・手軽さを求める顧客層を新たなターゲットとして開拓いたします。従来からのスタンダードプランに加えて、デジタルプラン等の低価格プランの展開を本格化させるとともに、製品開発面においても、これら新層が直感的に操作できる「見やすさ」「使いやすさ」を追求したUI/UXの改善を断行いたします。市場の多様なニーズに適合する製品ポートフォリオを構築することで、顧客基盤の裾野を広げてまいります。 ③ AI実装によるプロダクト競争力の圧倒的強化 製品とAIの親和性を高めることを重点課題と位置づけます。生成AI技術が急速に進展する中、マーケティング領域においても高度な自動化や意思決定支援機能へのニーズが高まっており、継続的な機能強化が競争優位性の確立に不可欠です。シャノンは、自社でのAIエンジン開発に固執せず、常に最新の外部AI技術をスピーディーに取り込み、製品へと最適化させる「実装力」を追求します。これにより、マーケティング業務の劇的な自動化・高度化を実現し、「AIを使いこなして成果を最大化させる」次世代のプラットフォームとして、他社との明確な差別化を図ってまいります。 ④ 収益構造の改革と利益率の向上 当面は、売上高の規模拡大以上に、「利益の最大化」を最優先の経営指標といたします。新規のアカウント獲得コストや運営コストを厳格に管理し、マーケティングクラウド事業における収益性の向上に努めます。また、価格改定やプランの多様化を通じて、LTV(顧客生涯価値)の最適化を図り、持続可能な高収益体質への転換を推進いたします。 ⑤ 人材の少数精鋭化と業務効率の徹底追求 今後の成長においては、人員の単純増を前提とせず、現有戦力の底上げとテクノロジー活用による業務効率化を推進いたします。社員一人ひとりの専門性や職務遂行能力の向上を支援するとともに、社内業務へのAI導入やプロセス改善を徹底し、最小の人数で最大の付加価値を生み出す組織体制を構築してまいります。 ⑥ システムの安定性とセキュリティの確保 シャノングループは、インターネット上で顧客サービスを提供しており、システムの安定稼働の確保は必要不可欠であります。安定したサービスを提供していくため顧客の増加に合わせたサーバーの増設等のインフラ投資や運用管理体制の強化を継続的に行い、システムの安定性の確保に努めてまいります。 また、災害対策に加え、ISMS・PMS等の管理体制の強化を通じて、安定稼働と情報セキュリティリスクの低減を図ってまいります。 ⑦ 親子関係における独立性の確保とガバナンスの徹底 シャノングループは、親会社(株式会社イノベーション、持分56.71%)を有する上場会社として、経営の独立性確保と少数株主の利益保護を最重要課題と位置づけています。支配株主との取引においては、独立社外取締役が過半数を占める監査等委員会への事前意見照会を行い、その意見を尊重するとともに、利益相反のおそれがある取締役を除外した取締役会での慎重な審議を徹底しております。 今後も、外部専門家の助言活用や適時・適切な情報開示を通じて、公正かつ透明性の高い意思決定プロセスを維持し、実効性あるガバナンス体制のさらなる強化に努めてまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、事業上のリスクに該当しない事項であっても、重要であると考えられる事項については、投資者に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。 シャノングループは、これらのリスクの発生可能性を十分認識した上で発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、シャノン株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中に記載している将来に関する事項は、本書提出日現在において入手可能な情報に基づきシャノンが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 市場環境および競争について 国内マーケティングオートメーション(MA)市場は成長率が鈍化傾向にあり、既存顧客の奪い合い(リプレイス)も増加しております。シャノングループは「国産MA No.1」の奪還に向け、導入ハードルを下げた戦略的な価格施策や新プランの投入を推進しておりますが、競合他社によるさらなる価格競争の仕掛けや、資本力を背景とした大規模なプロモーションが行われた場合、想定したシェア奪取が進まず、シャノングループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 技術革新およびAI実装について シャノングループは、生成AIをはじめとする最新テクノロジーの製品実装を重点課題としております。自社開発に固執せず外部技術をスピーディーに取り込む方針ですが、技術革新のスピードがシャノンの予想を上回る場合や、実装したAI機能が顧客ニーズに適合しない場合、あるいはAI利用に関する新たな法的規制や倫理的課題が発生した場合には、プロダクトの競争力が低下し、シャノングループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 収益構造の改革および利益率の向上について シャノングループは当面「利益の最大化」を最優先とし、コスト管理の徹底とLTV(顧客生涯価値)の最適化を進めております。しかしながら、新規アカウント獲得のためのマーケティング費用が想定を超えて増大した場合、あるいは低価格プランへの移行が想定以上に進み顧客単価(ARPU)が著しく低下した場合には、収益構造の改革が遅れ、目標とする利益率を達成できない可能性があります。 (4) 人材の少数精鋭化と業務効率について シャノングループは、人員の単純増を前提とせず、テクノロジー活用による少数精鋭の組織構築を掲げております。しかし、既存戦力の育成が計画通り進まない場合や、高度な専門性を持つ中核人材が流出した場合、また社内業務のAI化・自動化が十分に成果を上げられ難かった場合には、業務運営の停滞や生産性の低下を招き、事業拡大に支障をきたす可能性があります。 (5) 親会社との関係について シャノングループは、株式会社イノベーションを親会社(持分56.71%)とする上場会社です。シャノングループは経営の独立性を維持し、公正な意思決定プロセスを構築しておりますが、親会社のグループ経営方針の変更や、独立性確保に関するガバナンスが十分に機能しなかった場合には、少数株主の利益が損なわれる可能性、またはシャノングループの独自の事業展開に制約が生じる可能性があります。 (6) 法的規制および情報管理について シャノングループは、「個人情報の保護に関する法律」や「特定電子メール法」等の法的規制を遵守し、ISMSおよびプライバシーマーク(PMS)認証を通じた厳格な情報管理体制を構築しております。しかしながら、今後のAI利用に関する法的規制の強化や、Cookie規制等のプライバシー保護に関する国際的な動向により、シャノンのサービス提供が制約を受ける可能性があります。また、万が一、情報の漏洩やサイバー攻撃等が発生した場合には、社会的信用の失墜や損害賠償責任の発生により、シャノングループの財政状態および経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (7) システム障害および外部インフラへの依存について シャノングループの事業は、Amazon Web Services, Inc.が提供しているクラウドコンピューティングサービス「AWS」を基盤として運営しております。顧客へのサービス提供が妨げられるようなシステム障害やサイバー攻撃等を回避すべく、複数の地理的リージョン(注1)とアベイラビリティゾーン(注2)の利用による冗長性の確保、定期的な脆弱性診断、各種不正アクセス対策、およびシステム稼働状況の常時監視を実施しております。しかしながら、これらの対策にもかかわらず、「AWS」における大規模な障害や予期せぬ事象によるシステムダウンが発生した場合には、サービスの提供に支障をきたし、シャノングループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 為替変動リスクについて シャノングループは、外部クラウドサーバーのAmazon Web Services社が提供するサービスをはじめとする海外事業者が提供するサービス利用料等の支払いの一部を外貨建てで行っております。しかし、想定以上に為替相場が円安傾向となった場合は、シャノングループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)1 地理的リージョン地理的に独立したサーバーの設置エリアのことを意味します。(注)2 アベイラビリティゾーンリージョンの中の個々の独立したデータセンターの名称のことを意味します。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー