コーユーレンティア(7081)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】 コーユーレンティアグループは、コーユーレンティア(コーユーレンティア株式会社)及び連結子会社7社により構成されております。 (1)レンタル関連事業 コーユーレンティアは、建設現場事務所やスポーツ・国際会議・コンサート・販促イベントなどの企業イベント会場、法人オフィスへFurniture(家具)、Fixture(什器)&Equipment(備品)(以下「FF&E」と略す)及びICT機器のレンタルサービスを中心に、それに付随するインフラ工事、室内の間仕切り作業、内装工事、事務用品の販売、レンタルで使用した物品の中古販売、企業・店舗等の移転や撤退に伴う引越や残置物の適正処分をサポートするサービス等の各種サービスを行っております。 主な品目は、事務机、椅子、書庫、会議テーブル、ロッカー、ICT機器、家電及び空調機器、インテリア家具、イベント用備品、太陽光パネル・蓄電池等であります。コーユーレンティアは、それらの商品を約2,000アイテム、100万点以上保有し、特にFF&Eは顧客のニーズと社会環境に合わせたラインナップを提供できるよう継続的に新しい商品を企画し採用しております。 コーユーレンティアにおける主要なサービスであるレンタルサービスは、契約期間の拘束力があるものと異なり、顧客が1日からでも「必要なときに、必要な量を、必要な期間だけ」使用でき、不要になればいつでも返却できるという利便性のあるサービスとなっております。サービス提供エリアについては、全国に29箇所(2025年12月末現在)の営業拠点と11箇所の物流センターを展開しており、顧客が全国で均一のサービス提供を受けることが可能な体制を整えております。 また、レンタルサービスは、環境問題の側面から見ても、「リデュース(減らす)」「リユース(繰り返しつかう)」「リサイクル(再利用する)」をキーワードに環境負荷を低減することが可能であると共に、SDGsの掲げる持続可能な消費と生産の促進、気候変動対策に寄与するビジネスモデルであると考えております。コーユーレンティアは、関連するステークホルダーとのパートナーシップの強化を通じて、これらの目標にアプローチしてまいります。 子会社であるコーユーロジックス株式会社は、コーユーレンティア物流センターに保有する商品の保管と管理や納入先への運搬配送サービスを行っております。 (2)スペースデザイン事業 子会社であるONEデザインズ株式会社は、主にマンションギャラリーに関わるすべての案件をワンストップで提供しております。主なサービスは、マンションギャラリーのデザイン・設計・施工、マンションギャラリー内の家具・事務所備品・ICT機器等のレンタル、モデルルームのインテリアコーディネート、マンション購入者向けのカーテンや照明などの調度品の販売、間取り変更等の設計変更、外国人向けマンションの間取り変更、内装工事等のリノベーションを行っております。 (3)物販事業 子会社である広友物産株式会社及び広友サービス株式会社は、主に官公庁及び日本郵政グループを始めとする民間企業に対して、オフィス家具、FF&E、防災品、ICT機器、金銭機器、セキュリティ関連商品等の販売及びオフィス、学校、公共、テレワーク、スポーツ、商業等の各施設への抗ウイルス・抗菌・VOC分解等のコーティング施工サービスを行っております。 (4)ICT事業 子会社であるコーユーイノテックス株式会社は、コーユーレンティアが納入した複合機等の保守業務や、事務所のローカルエリアネットワーク(LAN)構築作業、PC・タブレット端末などのICT機器のレンタルサービスを行っております。 子会社であるイノテックスビジネスソリューションズ株式会社は、ICT機器の販売・レンタル、ICT機器のメンテナンス、ICT機器のロジスティックサービス、ドキュメントサービスを行っております。 子会社であるイノテックスエンジニアリング株式会社は、音響・映像・制御システム・吊物システムの設計施工、各種電源盤・電源制御盤設計製作、セキュリティ設置・ネットワーク工事、保守メンテナンスサービスを行っております。 コーユーレンティアグループの事業内容及びコーユーレンティアと子会社の当該事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。 なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 区分主要サービス及び取扱商品会社レンタル関連事業事務所用備品、ICT機器、家電、イベント備品、インテリア家具等(FF&E)のレンタルレンタル商品に付随する消耗品の販売レンタル商品の中古販売(リユース品販売)レンタル商品の保管、保守、配送ICT機器のレンタルに付随する工事ICT機器の販売及び保守点検サービスコーユーレンティアコーユーロジックス株式会社スペースデザイン事業マンションギャラリーの企画、施工インテリア商品の販売インテリア商品のレンタル外国人向けのマンションリノベーションONEデザインズ株式会社物販事業オフィス家具、FF&E、防災品、ICT機器、金銭機器、セキュリティ関連商品等の販売抗ウイルス、抗菌、VOC分解等のコーティング施工サービス広友物産株式会社広友サービス株式会社ICT事業ICT機器の販売、レンタル、メンテナンス、ロジスティックサービス、ドキュメントサービス音響・映像・制御システム・吊物システムの設計施工、各種電源盤・電源制御盤設計製作、セキュリティ設置、ネットワーク工事コーユーイノテックス株式会社イノテックスビジネスソリューションズ株式会社イノテックスエンジニアリング株式会社 事業系統図は次のとおりであります。
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてコーユーレンティアグループが判断したものであります。 (1)会社の経営方針 コーユーレンティアグループは、「レンティアグループは 顧客を創造し 社業発展 進歩を図り 社会に貢献する」ことをグループ理念に掲げ、それを実現するため長期的な目標として、「人的資本の充実を通じて、自律した事業を確立し、企業価値向上を図るとともに、事業の進化によって社会・環境の持続的な発展に寄与する。」ことをグループビジョンとしております。 また、2023年にはサステナビリティ基本方針を作成し、事業運営において積極的にサステナビリティの考えを取り入れてまいりました。 (2)中期経営計画と経営戦略 コーユーレンティアグループは2024年を初年度とする3カ年の中期経営計画「Next Evolution 26」を策定いたしました。 この中期経営計画は、これまでのグループ理念体系に新たにサステナビリティ推進の考え方を加えた上で、今後3年間で理念を具現化するための戦略と施策と位置付け、「ESG経営を深化する新規事業の創出と経営基盤の強化に取り組むとともに、将来に向けた人的資本の充実を着実に推進する。」ことを基本方針としております。(重点項目)・新規事業の創出DX関連商品・サービスを拡充し、建設現場のニーズに対応得意とするFF&Eを活用し、常設オフィスに対するソリューションを拡大ICT関連のアライアンスパートナーの拡大常設オフィス向けの拡大(市場軸)と、ICT関連商品でのシェア拡大(商品・サービス軸)を重点戦略として掲げる。・経営基盤の強化物流のDXの推進AIを活用したスマートロジスティクスの最適化バックオフィス業務の簡素化、デジタル化リスクマネジメントの徹底、コンプライアンス意識の向上・人的資本の充実人事制度再構築教育体系整備誰もが働きやすい環境・風土の醸成 (3)目標とする経営指標 コーユーレンティアグループは中期経営計画の重点施策を通じて事業拡大を進めますが、拡大に伴う戦略商品の購入増により営業利益率には一定のマイナス影響が生じる見込みです。 このため、2026年を最終年度とする中期経営計画では、連結売上高・連結営業利益・売上高営業利益率・ROEの4指標を主要目標とし、連結売上高329億円、連結営業利益30億円、営業利益率9.1%、ROE12%以上を目標に、売上拡大と収益性・資本効率の向上を同時に実現していきます。 (4)経営環境 経営環境につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載しております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 2026年は中期経営計画の最終年度として、以下の対処すべき課題に取り組んでまいります。・収益性の向上 不安定な国際情勢を背景とした資源価格の高騰や円安による輸入コストの上昇により、原材料費及びエネルギー費用が増大しております。また、労働需給の逼迫や物価高騰への対応に伴う人件費の増加に金利の上昇も重なり、全社的なコスト負担が加速する状況にあります。 コーユーレンティアグループでは、こうした急激なインフレへの対応を重要な経営課題の一つと捉え、DXの推進による業務プロセスの効率化及び生産性向上を通じて、コスト上昇の抑制に努めてまいります。あわせて、提供サービスの付加価値向上により適正な価格転嫁を進め、収益性の向上を図ってまいります。・新リース会計への対応 2027年4月より強制適用される「新リース会計基準」は、借手の会計処理に根本的な変革を迫るものであり、コーユーレンティアの事業環境においても重大な転機になると認識しております。 原則としてすべてのレンタル資産がオンバランス化(資産・負債への計上)されることで、従来の財務指標改善というメリットは限定的となり、一部で資産購入へのシフトが生じることも予想されます。 その一方で、会計実務の負担を最小限に抑えたいという顧客ニーズに対し、免除規定の対象となる「短期・少額レンタル」は、機動的なオフィス開設を実現する極めて有力な選択肢となります。 コーユーレンティアグループは、この市場環境の変化を前向きに捉え、「所有から利用へ」という本質的な価値提案の好機と位置付けております。レンタルと購入を最適に組み合わせたFF&Eの提案に加え、オフィスデザインからICTインフラ構築までを網羅するトータルソリューションの提供により、新たな需要を創出してまいります。・中期経営計画への対応 レンタル事業における保管・配送を担うロジスティクス機能は、労働集約型で効率化が困難な領域である一方、労働人口の減少は深刻さを増しており、省人化、効率化は喫緊の課題と捉えています。 今後の成長と収益性向上を両立させるには、高付加価値商品への継続投資に加え、ロジスティクス基盤の高度化が欠かせません。2026年度より、商品管理プロセスの刷新に向けた設備投資及びシステム導入計画を本格化し、AIを活用した物流DXによる生産性向上と省人化を推進してまいります。 また、労働人口減少下において事業を持続的に発展させるには、DX人材の拡充と次代のための人的資本への投資が不可欠です。 こうした認識のもと、将来を見据えたDX人材の確保・育成を強化するとともに、社員一人ひとりの成長を促し、その能力を最大限に発揮できる、公平で納得性の高い新たな人事制度の構築を2026年度より開始いたします。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】(1)総論 コーユーレンティアグループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、コーユーレンティアグループの業績及び財政状態(株価の動向を含む)に影響を及ぼす可能性のある主要なリスクには以下の事項が含まれます。 なお、以下はすべてのリスクを網羅するものではなく、想定していないリスクや、現時点では重要性が低いと考えているその他のリスクについても、将来的に影響を受ける可能性があります。 コーユーレンティアグループは、「リスクマネジメント規程」に基づき、代表取締役を委員長とする「リスク・コンプライアンス委員会」を四半期毎に開催し、重要リスクを特定した上でリスクアセスメントを実施しております。当委員会では、各リスクの対応状況や対応策を共有し、リスクの未然防止及び最小化に努めております。 なお、文中の将来に関する記述は、当連結会計年度末現在においてコーユーレンティアグループが判断したものです。 (2)主要リスクサマリー①国内市場の変化による業績の変動②市場動向の変化による商品管理(需給・在庫)③災害等による影響(自然災害・感染症等)④システム障害リスク(通信障害・不正アクセス等)⑤重大なインシデントリスク(情報流出等)⑥事業拡大のための人材確保⑦内部管理体制⑧法的規制に関するリスク(法令改廃・新規規制)⑨訴訟、不祥事及びレピュテーション等に係るリスク (3)主要リスクマトリクス(影響×可能性)リスクマトリクス表各リスク項目のリスクマトリクス上の位置発生の可能性低中高影響大③災害等による影響⑨訴訟、不祥事及びレピュテーション等に係るリスク②市場動向の変化による商品管理④システム障害リスク⑤重大なインシデントリスク-中⑧法的規制に関するリスク(※低~中)①国内市場の変化による業績の変動⑥事業拡大のための人材確保⑦内部管理体制-小---(注)上記の配置は、コーユーレンティアグループの相対評価(目安)として整理したものであり、状況変化により見直す場合があります。 (影響・可能性の定義) 影響及び可能性は、コーユーレンティアグループのリスクマネジメントにおける評価を踏まえ、コーユーレンティアグループ内での相対的な目安として、以下のとおり区分しております。なお、当該区分は将来の不確実性を伴うため、状況変化により見直す場合があります。 ・影響:リスクが顕在化した場合に、コーユーレンティアグループの業績・財政状態、事業運営または社会的信用に与え得る影響の大きさ(相対評価)大:事業運営の継続や経営成績に重要な影響を与え得るもの中:一定の影響を与え得るもの小:影響は限定的と見込まれるもの ・可能性:今後一定期間における当該リスクの発生見込み(相対評価)高:発生が相応に想定されるもの中:発生の可能性があるもの低:発生頻度は高くないと見込まれるもの (4)主要リスクの詳細<事業環境に関するリスク>①国内市場の変化による業績の変動 コーユーレンティアグループは国内市場を主な事業基盤としており、国内人口の減少が進むなかでも建設市場やマンション市場に一定の需要は見込まれるものの、将来的な市場環境の変動やレンタルサービス事業における競争激化等により需要動向や競争環境が変化した場合には、コーユーレンティアグループの売上や利益が変動するなど、業績に影響を及ぼす可能性があります。[対策] 既存領域の深耕に加え、新規領域への展開を進めることで収益源の多様化を図ってまいります。営業力強化に向けたスキル向上施策やデータ活用の推進、デジタルマーケティングを通じた提案機会の拡大に取り組んでおります。さらに、新規事業の創出にも注力し、国内市場の変化が業績に与える影響の抑制に努めてまいります。 ②市場動向の変化による商品管理(需給・在庫) コーユーレンティアグループは100万点を超えるレンタル商品を保有し、近年はレンタル需要の増加により高い稼働率を維持しております。しかしながら、需要が想定を上回る場合には商品不足による機会損失が生じ、反対に需要が想定を下回る場合には過剰在庫の発生による保管・運用コストの増加等が生じるため、需給・在庫の変動はコーユーレンティアグループの業績や事業運営に影響を及ぼす可能性があります。 また、コーユーレンティアグループはこれまで手掛けてきたマンションのリノベーションの経験を活用し、中古マンション(区分所有マンション)の再販事業を開始いたしました。しかしながら、不動産市場の需給バランスの変動、住宅ローン金利の動向、近隣物件との競合激化等により、販売時期が当初計画より遅延した場合や販売価格が低下した場合には、当該棚卸資産について評価損が生じ、コーユーレンティアの業績に影響を及ぼす可能性があります。[対策] 過剰調達の抑制や陳腐化在庫の削減を通じて適切な在庫水準の維持に努めております。在庫情報の一元管理や指標化により商品管理の精度向上を図るとともに、バッファ倉庫(予備保管スペース)の確保や保管効率の改善に取り組んでおります。さらに、物流DX(物流業務のデジタル化)を通じて配送体制の強化と運用効率の向上を図り、需要変動が事業に及ぼす影響の抑制に努めてまいります。 また、中古マンションの再販事業においては、仕入段階において徹底した市場調査に基づき、需要が安定しているエリアの物件を厳選しております。さらに物件ごとに販売進捗を管理し、滞留の兆候が見られる場合には、早期の価格調整や販路の見直しを行うよう適切な物件管理に努めてまいります。 ③災害等による影響(自然災害・感染症等) 地震・火災・台風・洪水等の自然災害や、伝染病・感染症の世界的流行(パンデミック)が発生して想定を超える規模に至った場合には、コーユーレンティアグループの事業運営に支障をきたし、供給・サービス提供の遅延や停止等を通じて事業活動、業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。[対策] 災害等による影響の抑制と社員の安全確保及び事業継続の両立に向け、体制の整備に努めております。初動対応力の強化、BCP(事業継続計画)の定期的な見直し・改善を進めるとともに、教育・訓練の実施や防災意識向上の取り組みを継続し、事業継続性の確保に努めてまいります。 <事業運営(IT・情報セキュリティ等)に関するリスク>④システム障害リスク(通信障害・不正アクセス等) コーユーレンティアグループではネットワークシステムに各種対策を講じておりますが、外部要因による通信障害やシステム障害、または不正アクセス等によりインターネット接続やサーバー機能が停止した際には、サービス提供に支障をきたす恐れがあります。さらに、障害が大規模化した際には、事業運営の停止・遅延等を通じてコーユーレンティアグループの業績及び事業運営に重要な影響を及ぼす可能性があります。[対策] 回線不通リスク等への対応として、本社地区以外に構築したDRサイト(※)が有事の際に稼働できる体制の整備に努めております。また、システム担当者への教育訓練を通じた初動対応力の強化を図るとともに、情報管理体制の信頼性向上に向けた取り組みを継続し、システム障害リスクの抑制に努めてまいります。(※)DRサイトは、災害時等に業務継続を可能にするための代替拠点です。 ⑤重大なインシデントリスク(情報流出等) コーユーレンティアグループは多くの顧客情報を取り扱っており、サイバー攻撃や不正アクセス、情報管理の不備等により情報の流出や不正使用などの情報セキュリティインシデントが発生した場合には、対応費用の発生に加え、コーユーレンティアグループの業績及び財政状態に影響を及ぼし、さらに社会的信用の低下につながる可能性があります。[対策] 情報セキュリティ体制の強化を継続的に進め、重大インシデントの未然防止及び発生時の迅速な対応に努めております。インシデント発生時の対応手順の徹底、関係部門との連携による初動対応体制の整備、関連規程類の定期的な見直しを実施しております。また、顧客情報保護を最優先としたデータ管理の高度化・効率化を進め、計画書の策定・共有を通じて全社的な運用体制の強化を図り、情報セキュリティリスクの抑制に努めてまいります。 <人材・組織体制に関するリスク>⑥事業拡大のための人材確保 コーユーレンティアグループが事業拡大を推進するためには必要な人材の採用・定着・育成・活用による人事サイクルの確立が不可欠です。労働力人口減少下での人材獲得競争の激化や離職増等により十分な人材を確保できない場合には、事業推進に必要な体制整備に遅れが生じ、コーユーレンティアグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。[対策] 中期経営計画「Next Evolution 26」における基本施策である「人的資本の充実」を推進し、人材の採用・定着・育成・活用の強化に取り組んでおります。エンゲージメントサーベイ結果に基づく改善施策の実施や、人事制度再構築プロジェクトの進展を通じて、働きやすい環境整備と人材確保の強化を図り、事業拡大に必要な人材基盤の確保に努めてまいります。 ⑦内部管理体制 コーユーレンティアグループではリスクマネジメントやコンプライアンス推進など内部管理体制の強化を重要課題としております。しかしながら、事業拡大に伴う業務の高度化・複雑化に対し内部管理体制の整備が追いつかない場合には、適切な事業運営に支障をきたし、コーユーレンティアグループの業績及び各事業の運営に影響を及ぼす可能性があります。[対策] コンプライアンス研修の実施や内部通報制度の継続運用を通じて、従業員のコンプライアンス意識の向上に努めております。また、リスク・コンプライアンス委員会を中心として、再発防止及び未然防止の仕組みの強化に取り組んでおります。さらに、事業拡大に伴い複雑化するオペレーション業務について、バックオフィス機能の見直し・標準化等を進め、業務効率と内部統制の両立を図る体制整備に努めてまいります。 <法的規制・係争等に関するリスク>⑧法的規制に関するリスク(法令改廃・新規規制) コーユーレンティアグループは会社法、金融商品取引法、建設業法、中小受託取引適正化法、物流効率化法、個人情報保護法等の法令に基づき業務運営を行っております。しかしながら、これらの法令の改廃や新たな規制が導入された場合には、対応コストの増加や業務運営上の制約等を通じてコーユーレンティアグループの業績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。[対策] 法改正や関連規制に関する情報を適時に共有するため、毎月10日の「コンプライアンスの日」において、社内ポータルサイト等を通じた情報提供や各部門における勉強会等、教育・啓発活動を強化し、法令遵守意識の向上及び違反行為の未然防止に努めてまいります。 ⑨訴訟、不祥事及びレピュテーション等に係るリスク コーユーレンティアグループはコンプライアンスを重視して事業活動を行っております。しかしながら、業務遂行に関連してクレーム等が発生し訴訟・係争や損害賠償請求に至った場合、または不祥事の発生等により社会的信用が低下した場合には、対応費用や機会損失等を通じてコーユーレンティアグループの業績及び信用に影響を及ぼす可能性があります。[対策] 訴訟、不祥事及びレピュテーションリスクの発生を抑制し、発生時の対応力を高めるため、コーユーレンティアグループの認証取得拠点におけるISO9001の継続運用やクレーム分類基準の明確化、受注から納品までのプロセスにおける情報共有の強化を進めております。また、部門間連携の促進により業務品質の向上を図るとともに、内部・外部環境の把握による事前予測や緊急時の対応力強化に取り組み、影響抑制と迅速な対応体制の整備に努めてまいります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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