量子コンピューターとは?関連銘柄・日本企業・事例


量子力学における量子ビットという単位を用いて演算を行う次世代コンピューターのことを量子コンピューターといいます。従来のコンピューターの演算で用いられていたビット単位では、1ビットを「0」または「1」でしか表すことができませんでしたが、量子コンピューターでは、量子という原子以下の小さな粒子がもつ「量子の重ね合わせ」という性質を利用することにより、1量子ビットで複数の数を表すことができるようになります。これにより演算処理速度が飛躍的に上がり、膨大なデータを瞬時に計算することができるようになります。

量子コンピューターの仕組み

IoTやAI、クラウドなどが基本インフラとなれば、処理するデータ量も膨大になるため、これに対応できる量子コンピューターの研究開発が進められています。量子コンピューターが実用化すれば、データ量に比例して精度が増すAIが、さらに発展していくと指摘されています。

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上場企業リスト

表の見方:株価は他社と比較できるよう値上がり率(%)で表示しています。2日に対応する欄は、2営業日前の終値と比べて何%上がったか、1年前に対応する欄は、1年前の終値と比べて何%上がったかを示しています。


YKT(2693) 市場:東証スタンダード(旧市場:JQスタンダード) 

売上高128億8,200万(-41.6%) 経常利益4億5,500万(-63.1%) 利益率3.5% (2023年12月通期)

予想売上高130億(+0.9%) 予想経常利益6億(+31.8%) 利益率4.7% (2024年12月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-0.70-1.4-3.9-5.5+0.7+1.9-4.5-5.9+1.1-16+82

PER7.88 PBR0.39 配当利回り1.84% 
RSI36.6% 5日乖離率-1.23 25日乖離率-1.88 75日乖離率+0.46
売買価格27,300円 時価総額32億5,057万8,240円

子会社のサンインスツルメントが、量子コンピューター関連機器を扱っている。事業内容は、電子機器・工作機械・測定機器・溶接機械・産業機械の輸出入販売を行っている。

TIS(3626) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高4,047億4,400万(+9.2%) 経常利益497億5,200万(+9.4%) 利益率12.3% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高5,360億(+5.4%) 予想経常利益645億(+2%) 利益率15.9% (2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-1.9-1-3.6-0.6-1.9-6.2-5.5+1.9-12.3+16.1+90+506.3

PER17.94 PBR2.37 配当利回り1.65% 
RSI46.1% 5日乖離率-1.45 25日乖離率-1.55 75日乖離率-3.24
売買価格321,100円 時価総額7,585億4,548万2,721円

量子コンピュータのソフトウェアを手掛けるシンガポールのスタートアップ企業と資本・業務提携

ブレインパッド(3655) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高51億4,400万(+8.7%) 経常利益6億5,600万(+38.6%) 利益率12.8% (2023年 10-12月期 第2四半期)

予想売上高110億(+12.2%) 予想経常利益14億(+86.1%) 利益率27.2% (2024年6月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-3.7-3.7-3.5-5.5-6.9-18.2+9+47.9+65.8-2.3-36.9+137.6

PER29.04 PBR4.99 配当利回り0.66% 
RSI29.4% 5日乖離率-3.29 25日乖離率-9.29 75日乖離率-8.19
売買価格121,000円 時価総額269億8,372万1,160円

ビッグデータ活用領域のリーディングカンパニーで企業マーケティングのデータの分析と活用を得意とする。量子のコンピューターがビッグデータの高速処理に貢献。

フィックスターズ(3687) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高18億5,400万(+8%) 経常利益5億2,400万(+8.2%) 利益率28.3% (2023年 10-12月期 第1四半期)

予想売上高80億(+13.6%) 予想経常利益23億(+10.7%) 利益率124.1% (2024年9月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年2014/4/24
株価(%)-2.8-3.5-4.8-7.1-9.4-13+32+95.7+35.2+127.9+46.9+366.6

PER40.92 PBR11.5 配当利回り0.71% 
RSI30.9% 5日乖離率-3.71 25日乖離率-10.51 75日乖離率+4.64
売買価格196,700円 時価総額661億6,004万5,000円

量子コンピュータを手掛けるカナダのD-Wave Systems社と協業を開始。フィックスターズは、ハードウエアの性能を最大限引き出す高速化ソリューション(並列化による高速化とストレージの高速化)を日本の大手メーカーに提供している。

ユビキタスAI(3858) 市場:東証スタンダード(旧市場:JQスタンダード) 

売上高21億(+71.4%) 経常利益-7,200万(-) 利益率-3.4% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高34億4,300万(+77.6%) 予想経常利益1億4,800万(-) 利益率7% (2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-3.7-3.2-5.8-6.1-5.2-33.9+43.3+28.3+24.1+8.9-40.8-48.1

PER52.86 PBR2.29 配当利回り-% 
RSI18.3% 5日乖離率-3.81 25日乖離率-16.42 75日乖離率-4.23
売買価格49,000円 時価総額51億2,491万円

ネットワークと接続するさまざまな機器に搭載される組込みソフトウェアの開発及び販売が主力。米企業と量子コンピューター向け公開鍵暗号技術(NTRU)の国内販売総代理店契約を締結。

テラスカイ(3915) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高191億3,700万(+23.9%) 経常利益6億5,500万(+7.3%) 利益率3.4% (2024年2月通期)

予想売上高240億2,400万(+25.5%) 予想経常利益10億(+52.6%) 利益率5.2% (2025年2月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年2015/5/1
株価(%)-6.9+0.7-0.6+21+47.5+33.4+32.2+28.6-22.9+38.1+11.8+76.7

PER46.03 PBR2.34 配当利回り-% 
RSI74.3% 5日乖離率+2.07 25日乖離率+30.57 75日乖離率+29.4
売買価格202,100円 時価総額260億295万3,980円

東証一部への市場替えに伴い新たな事業(量子コンピューター)に参入する。他社より先駆けて始めることで、先駆者としての地位確立を目指す。

日立製作所(6501) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高7兆2,181億5,400万(-10.9%) 経常利益6,421億700万(+40.5%) 利益率8.9% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高9兆4,500億(-13.1%) 予想経常利益7,500億(-8.5%) 利益率10.4% (2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-3.1-4-5.1-8.9-8.7+2+19+50.9+74.2+127+265.7+251.3

PER23.34 PBR2.34 配当利回り-% 
RSI48.9% 5日乖離率-4.3 25日乖離率-3.18 75日乖離率+6.79
売買価格1,333,000円 時価総額12兆3,591億4,780万410円

大手電機メーカー。量子コンピュータの大規模集積化を可能にするシリコン半導体を用いた量子ビット1アレイの基本構造の試作に成功。

東芝(6502)上場廃止 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高1兆4,976億5,600万(-6.1%) 経常利益-394億3,100万(-) 利益率-2.6% (2023年 7-9月期 第2四半期)

世界最速で為替の取引ができるコンピューターを開発(2019)。長年研究を続けてきた量子理論にもとづく回路が埋め込まれている。あらゆる組み合わせの中から最も最適な経路を瞬時に見つけ出して利ザヤを稼ぎだす。金融以外でも、災害時に最適な電力経路を選択したり、物流の最適化、ロボットの制御など様々な産業分野での応用が可能。

HPCシステムズ(6597) 市場:東証グロース(旧市場:東証マザーズ) 

売上高31億6,700万(+51%) 経常利益1億2,500万(-) 利益率3.9% (2023年 10-12月期 第2四半期)

予想売上高75億1,000万(-15.1%) 予想経常利益7億500万(+156.3%) 利益率22.3% (2024年6月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年2019/9/26
株価(%)-3.2+0.6+0.2-1-3.7-8.2+12+32.2+4.3+7.2+10.9

PER20.95 PBR4.2 配当利回り1.12% 
RSI33.9% 5日乖離率-0.69 25日乖離率-5.47 75日乖離率+0.56
売買価格223,000円 時価総額97億1,945万5,000円

科学技術計算用高性能コンピューターとシミュレーションソフトウエアを大学や研究機関に販売している会社。QunaSys社と共同で、量子コンピュータを応用した量子化学計算領域の技術開発で業務提携

日本電気(NEC)(6701) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高2兆3,932億7,600万(+5.4%) 経常利益681億5,400万(+18.3%) 利益率2.8% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高3兆3,800億(+2%) 予想純利益1,400億(+22.2%)(2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-1.6-2.4-2.1-6.1-6.9-0.5+18.1+38.5+110.1+113+189+267.9

PER20.55 PBR1.69 配当利回り1.11% 
RSI53.1% 5日乖離率-2.49 25日乖離率-2.74 75日乖離率+7.34
売買価格1,078,000円 時価総額2兆9,413億2,152万3,140円

量子コンピュータのトップランナー。「全結合型量子アニーリングマシン」を2023年までに実用化することを目指している

富士通(6702) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高2兆6,427億2,200万(+0.2%) 経常利益609億7,100万(-70.2%) 利益率2.3% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高3兆8,100億(+2.5%) 予想純利益2,080億(-3.3%)(2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-0.9-1.8-1.7-3.2-2.8-3.4+21.8+42.7+36.2+31.2+206.9+295.5

PER21.63 PBR2.81 配当利回り1.06% 
RSI47.9% 5日乖離率-1.53 25日乖離率-1.45 75日乖離率+5.75
売買価格244,800円 時価総額5兆700億7,348万5,600円

富士通は、量子コンピューター技術の開発強化に向けて、カナダのソフトウエア会社と資本提携。量子コンピュータと汎用コンピュータ双方のメリットを取り入れた、新アーキテクチャの未来型コンピュータ「デジタルアニーラ」を開発。シンプルで、演算速度が速く、製造・流通・金融など様々な分野で応用が可能。
理化学研究所と共同で量子コンピューターの実用化に向け、2023年度に企業への提供を開始する

エヌエフホールディングス(6864) 市場:東証スタンダード(旧市場:JQスタンダード) 

売上高68億6,000万(+3.6%) 経常利益3億9,300万(-1.2%) 利益率5.7% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高105億(+8.8%) 予想経常利益6億9,000万(+10.9%) 利益率10.1% (2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-3-2.6-3.3-6.3-7.5-13.1-28.9-0.7+17.8-13.8-38.8+70.5

PER16.73 PBR0.65 配当利回り2.79% 
RSI21.6% 5日乖離率-3.06 25日乖離率-8.21 75日乖離率-17.2
売買価格114,600円 時価総額81億222万円

量子コンピュータ向け超電導デバイスの信号増幅器を開発。事業内容は、電子計測器、電源機器、電子部品、カスタム応用製品の4つの領域で製品を展開している。

豊田通商(8015) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高7兆7,101億8,200万(+4.6%) 経常利益3,840億3,900万(+8.5%) 利益率5% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高-(-) 予想純利益3,200億(+12.6%)(2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-2.4-3.4-5-7.9-9.8-6.9-3+15.6+62.7+96.1+151.9+253.2

PER10.26 PBR1.44 配当利回り2.68% 
RSI37.6% 5日乖離率-3.8 25日乖離率-7.43 75日乖離率-3.31
売買価格930,600円 時価総額3兆2,948億4,993万7,896円

デンソーと、豊田通商は、世界初となる交通系商用アプリケーションを使った量子コンピュータの実証実験を開始。タイ国内のタクシーやトラックに取り付けた車載機器から大量に送られてくる車両の位置情報や走行データをリアルタイムで処理する。

スパークス・グループ(8739) 市場:東証プライム(旧市場:東証1部) 

売上高117億5,200万(+17.7%) 経常利益51億9,800万(+11.8%) 利益率44.2% (2023年 10-12月期 第3四半期)

予想売上高-(-) 予想純利益-(-)(2024年3月通期)

-4/192日3日4日5日1か月3か月半年1年2年5年10年
株価(%)-2+0.1-1.7-3.3-4.3-11.7-3.3+19.1+17+32.8+47.1+69.8

PER- PBR2.31 配当利回り3.87% 
RSI29.9% 5日乖離率-1.41 25日乖離率-6.6 75日乖離率-5.77
売買価格170,600円 時価総額715億780万8,880円

スパークスグループと東北大などは、共同で量子コンピューターをビジネスに活用する新会社を設立


株価更新:2024/4/19

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