価格帯別出来高の使い方


価格帯別出来高とは、特定の期間(通常はチャートに表示されている期間)において、どの価格帯でどれくらいの量の取引(出来高)が成立したかを棒グラフで示したものです。株価チャートの右横に表示されることが多く、各価格帯の棒グラフが高いほど、その価格で売買された株数が多かったことを意味します。

価格帯別出来高からわかること

価格帯別出来高を見ることで、以下のような市場の状況や心理を読み取ることができます。

意識される価格帯の発見:

出来高が多い価格帯: 過去に多くの投資家が売買を行った価格帯を示します。株価がその価格帯に近づくと、以下のような心理が働きやすいとされます。 上昇局面の場合: 「ようやく戻ってきたから、損失が拡大しないうちに売っておこう」と考える投資家が多くなり、**売り圧力が強まる(上値抵抗帯になる)**傾向があります。

下落局面の場合: 「前回ここで買って利益が出たから、また下がったら買おう」と考える投資家が多くなり、**買い圧力が強まる(下値支持帯になる)**傾向があります。

これらの価格帯は、将来的な株価の節目や転換点となる可能性を秘めています。

出来高が少ない価格帯: その価格で取引した投資家が少ないことを意味します。このような価格帯は、反対売買が少ないため、株価が一度その価格帯に入ると値動きが軽くなり、大きく、速く動く可能性があります。出来高の多い価格帯を抜けてきた時には、大きなチャンスとなることもあります。

 


おもな使い方

  1. レジスタンスとサポートラインの把握**: 出来高の高いゾーンは売買ポイントとして重要。株価がそのゾーンを突破すれば、価格が大きく動く可能性があります。
  2. 売買心理の分析**: 市場参加者の心理が凝縮している価格帯を見極めることで、値動きの予測がしやすくなります]。
  3. トレードエントリーのタイミング: 特定の価格帯で価格が停滞することを利用して、売買ポイントを絞り込む。

当サイトには、価格帯別出来高を見ながら株取引の練習ができるページがあります、

レーザーテックの価格帯別出来高

 

価格帯別出来高の注意点と活用法

期間設定の影響: 表示される期間によって価格帯別出来高の形は大きく変わります。分析したい期間に合わせて適切に設定することが重要です。

VWAPとの関係: **VWAP(出来高加重平均価格)**は、その期間における取引量を考慮した平均約定価格であり、その日の取引実態に近い平均的な価格を示します。価格帯別出来高と合わせてVWAPを見ることで、より多角的に市場の動向を把握できます。

他のテクニカル指標との併用: 移動平均線、RSI、ストキャスティクスなどの他のテクニカル指標や、ファンダメンタルズ分析と組み合わせて使用することで、より精度の高い分析が可能になります。

価格帯別出来高は、市場参加者の心理状態や、株価が反応しやすい価格帯を視覚的に把握できる強力なツールです。ぜひ日々のトレードや投資判断に活用してみてください。



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