株価が上昇トレンドを描いているときに、一時的な値下がりから再び元の上昇トレンドに転ずるタイミングを狙って買いをいれるトレード方法を「押し目買い」という。
株価は買いたい人と売りたい人の需給によってきまるため、一時的に買われすぎたり売られすぎたりすることがよくある。
このときに調整といって一時的に株価が下落したり上昇することがあるが、あくまで過剰に反応したぶんの調整であるため、すぐに元のトレンドに戻りやすい。
この売りがひと段落して再び株価が反転する局面を「押し目」といい、押し目で買い注文を出すことを「押し目買い」という。逆に株価の下落がはじまる局面は「戻し目」といい、このタイミングで売り注文を出すトレードを「戻し売り」といいます。
株価は押し目を作りながら緩やかに上昇する傾向が多く見られる。
押し目の見つけ方には、さまざまな方法ある。
1.下図のように、1/3押し、1/2押し、全押しの局面を押し目とする見方。
2.株価が移動平均線で反発する局面。
移動平均線がサポートライン(下値支持線)として機能するケース。株価が25日移動平均線に差し掛かる直前または差し掛かったところで反転するところで、押し目買いのシグナルとなります。
3.株価がトレンドラインで反発する局面
安値と安値を結んだ線を延長したライン(トレンドライン)に、株価が近づいて反転、または下抜けて反転した局面は押し目買いのシグナルとなります。安値が切りあがった時は、上図の様にもう一本線を引きます。