トヨタ新型株とは、元本保証型の1年ごとに配当が0.5%づつ増配される非上場の種類株式のこと。正式名称をトヨタ自動車株式会社第一回AA型種類株式という。 主な特徴は下記の通り。
- 実質元本保証(トヨタが倒産しない限り元本が保証される。債券に近い性質の株式)
- 毎年5%ずつ増配される。
1年目の配当年率0.5% 2年目目の配当年率1.0% 3年目目の配当年率1.5% 4年目目の配当年率2.0% 5年目目の配当年率2.5% 5年目以降は2.5%で固定 - 5年間売却できない。(長期保有を前提とする株式、ただし相続やTOBは除く)
- 発行価格は普通株式の株価の約1.3倍
- 5年目以降は、普通株式に転換するか、AA型種類株式のまま継続して保有するか、発行価格で買取請求をするかの選択が可能となる。
- 非上場株式のため、普通株式と同様の取引はできない。第一回は2015年7月に野村証券より販売された。
- 複数回発行する予定。
- 売買単位は、単元単位。(2015/9/4:100株単位)
- 非上場株式なので、NISA口座は利用できない
例: 仮にトヨタの株価が、1株7000円、発行価格を株価の130%とすると9100円×100=91万円で購入できる。
1年目の配当金額は、4500円 2年目:9000円
3年目:13650円 4年目:18200 5年目: 22750
5年間で68150円の利益が得られることになる。6年目:90900 7年目:113650・・・・
最低売買単位を買い付けただけでもこれだけの利回りが得られます。個人向け国債の変動10年の利回り(年率)0.28%(2015/9/4)なので、トヨタの倒産は考えにくいことを考えると、うま味のある金融商品といえます。