ジャンク債とハイイールド債の違い


ジャンク債とは、高金利で格付けの低い社債(ハイイールド債)のうち、投資適格とされるトリプルBに満たないダブルBやシングルB、トリプルCなどの社債をいう。

2015年12月米ジャンク債ファンド「サード・アベニュー・フォーカスト・クレジット・ファンド」破たんをきっかけに、同年12月14日債券型のETFが窓を開けて大きく下落。株式市場は全般的に大荒れの展開となった。天然ガスや鉄鉱石、石炭など商品市場からの資金流出に伴いこれらの商品を扱う関連企業の社債が下落していたことが破たんのきっかけに繋がったとされている。

一般的なハイイールド債の組み込み比率は、トリプルCや無格付けなど格付けの低い社債は15%以下におさめられているが、今回破たんをしたジャンク債ファンドは、トリプルCや無格付け社債が8割以上となっていた。

下図は、米国ハイイールド債券ETF(緑のローソク足)と日経平均株価(赤線)を比較したチャートです。

ハイイールド債のETFと日経平均株価の比較チャート



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