米政策金利は、連邦公開市場委員会(FOMC)において決定される短期金利で、フェデラル・ファンド金利(FF金利)ともいう。日本ではあいうところの無担保コール翌日物金利(短期金利)にあたるもの。
(1)アメリカ政策金利の推移
(2)アメリカ政策金利と日経平均株価との関係をあらわすチャート 青:日経平均株価 縦軸左:米金利 縦軸右:株価
(3)アメリカ政策金利と為替(ドル円相場)との関係をらわすチャート 緑:為替(ドル円) 縦軸左:米金利 縦軸右:ドル円
2008年にリーマンショックが起こるまでFF金利で貨幣供給量を調整。2008年からゼロ金利政策と量的緩和政策「QE1」を導入、2010年から量的緩和政策を「QE2」、2012年から量的緩和政策「QE3」が導入された。
米国で量的緩和政策がとられるまで、FF金利と日経平均株価はある程度連動した動きを見せている。為替のほうは、FF金利と逆の動きを見せる場面も多くみられる。
黒田総裁のもと、日本で異次元緩和がはじまった2013年4月4日以降は、株価・為替ともに米政策金利との乖離が広がっている。