WTIは、ニューヨーク市場で取引されている原油で、ガソリンや軽油などで使用されれている。
(1)WTI原油価格の推移 (1986年から2016年までロングチャート)
(2)原油価格と日経平均株価との関係 (赤:WTI原油価格 青:日経平均株価)
2000年までは1バレル20ドル前後で推移していた原油価格は、2000年代に入ってから中国をはじめとする新興国経済の拡大に伴うの需要拡大と、世界的な金融緩和の流れを受けた投機資金の流入、米同時多発テロから拡大した中東の地政学的リスクなど、さまざまな要因が重なって、原油価格は上昇を続け、2008年には1バレル133ドルまで上昇した。