Wボトムとは、下図のようにチャートの形がWの形となって、2つの安値が同じような水準をつけるケースいいます。Wの真ん中付近にある高値の水準をネックラインといい、株価がネックラインを越えたらWボトムが完成し、上昇トレンドへと移行するサインとなります。(チャート:NEXTFUNDSダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546))ただし下の例のように失敗するケースもちらほら散見されるので、注意が必要。
利益確定ラインは、Wボトムの高値と安値の差をネックラインに加えたポイントが目安となります。また損切りラインは、Wボトムの高値と安値の差の1/2をネックラインから引いたポイントが目安となります。
下のチャートは、Wボトムのネックラインをぎりぎりで越えずに株価が下落していったケースです。住友金属鉱山(5713)
下のチャートはWボトムのネックラインを超えたものの、買いと売りが交錯しながらもみ合いを続けた挙句、下落していったケースです。10月5日にTPP大筋合意のニュースを受けて自動車部品を手掛ける三菱マテリアルの株価は大きく反転しました。