株価チャートは、過去の株価の動きを見るためのもので、株式投資ではこれなくしては始まらない必須のツールです。
3分でわかる株価チャートの動画
当サイトでは、株価チャートとテクニカル指標を使って株の練習ができるページを用意しています。株価チャートの見方がわかったら、日足を使った株の練習を試してみてください。当ページは無料で利用できますので、お気軽にご活用ください。
図1
株価チャートの横軸は時間を、縦軸は株価を表しています。株価チャートの種類にはいろいろあり、一日の終値を折れ線で結んだ簡単なものもありますが、一般的には上図のようなローソク足チャート(罫線)を用います。
白や黒で塗りつぶされた四角形ひとつひとつをローソク足と言います。
ローソク足は、一定時間または一定期間の株価の動きを、簡単にあらわしたもので、始値、高値、安値、終値の4つの株価(4本値)で構成されています。
上図は日足チャートと呼ばれるもので、一日の株価の動きをローソク足一本で表しています。
一日の取引開始時の株価が始値、一日のうち最も高かった株価が高値、一日のうち最も安かった株価が安値、一日の取引終了時の株価が終値になります。
日足チャートを見れば、日ごとの株価の動きだけでなく、取引時間内にどのように株価が動いたのかまで、おおよそ把握することができます。
上図のように胴体部分が白く塗りつぶされたローソク足を陽線といいます。上下に伸びた線をヒゲといいます。上に伸びた線を上ヒゲ、下に伸びた線を下ヒゲといいます。陽線は始値よりも終値が高かったときに出現するローソク足です。
胴体が黒く塗りつぶされたローソク足を陰線といいます。陽線とは逆に始値よりも終値が低かったときは陰線が出現します。
ローソク足の種類にはティック、1分足、5分足、10分足、15分足、1時間足、日足、週足、月足、四半期足、年足などがあります。1分足は1分間の株価の動きをローソク足で表したもので、5分足は5分間の株価の動きをローソク足で表したものです。日足は一日の株価の動きをあらわしたもので、もっともよくつかうローソク足です。日足では、取引開始時の株価が始値、取引時間中最も高かった株価が高値、最も安かった株価が安値、取引終了時の株価が終値となります。
約定ごとにローソク足を書き足していく株価チャートをティックといい、超短期売買(スキャルピング)などで使われています。
2・出来高
図1の緑で塗りつぶされたヒストグラムを出来高といいます。日足チャートであれば、一日に成立した売買の取引数量(発行済株式数)を表しています。人気の高い銘柄は出来高が高く、人気の低い銘柄は出来高が低くなります。また好材料(良いニュース)や悪材料(悪いニュース)が飛び込んできたときも出来高が高くなることがあります。株価が大きく動き出す手前で出来高が先行して跳ねることもあり、これを売買のサインとして活用している投資家もいます。
3・ローソク足で見分ける買いシグナルと売りシグナル
チャートの形やローソク足の形状、連続する2つ以上のローソク足の組み合わせを見て、次の株価の動きを予想することもできます。あくまでも投資家心理を推しはかるものなので、必ず当たるものではないことあらかじめご承知おきください。売買のシグナルになりうるパターンにはいろいろありますが、もっともポピュラーでわかりやすいものをひとつ紹介します。
株価が下落しながら安値圏にはいったところで長い下ヒゲが出現したときは、反転のサインとなることがあります。この銘柄はもっと下がると思って売っていた投資家が減り、そろそろ反発するだろうと考える投資家が増えて買いに転じたことをローソク足の形から推測できます。
上図のように株価が上昇しながら高値圏に入ったところで長い上ヒゲが出現したときは、反落のサインとなることがあります。この銘柄はもっと上がると思って売っていた投資家が減り、そろそろ反落するだろうと考える投資家が増えて売りに転じたことをローソク足の形から推測できます。